back 地上ルート 宇宙ルート     index     next


ラース・エイレム ~ 第10話 ~

フー=ルー「ふふっ、案外素直に グランティードを出しましたわね」
(グランティードを指す)
フー=ルー「囮か餌のつもりで、ガードを固めて 前に出さない気でしょうけど……無駄ですわよ。 ソ=デスに連絡なさい」
諜士「はっ」
(ジェアン・シュヴァリアーを指す)
フー=ルー「あら、奇遇ですわね。 ヴァウーラを封じた『鍵』もいるなんて」
ジョッシュ(……シュンパティアで試してみるか)
(サイトロン・コントロール・システムとの共鳴)
フー=ルー「この反応…… なるほど、常時稼働しているわけでは ありませんのね」
ジョッシュ(反応がある……ゾヴォーク機じゃない奴に サイトロン・コントロール・システムが……?)
フー=ルー「紛い物とはいえ、 手に入れて調べたい所ですけど……」
リオ「あれ、宇宙で遭遇したソーンね」
リュウセイ「ああ、間違いねえ」
アヤ「彼らがこの海域から出なかったのは 私達を……グランティードを待っていたから?」
ライ「おそらく、そうでしょう」
カルヴィナ(あのソーンを捕まえて、 あいつらの正体を聞き出してやる)
カルヴィナ(そして……アシュアリー・クロイツェルを 襲った奴のこともね)
カイ「トーヤ、お前はヒリュウから離れるな。 情況次第では帰艦を命ずる」
トーヤ「……わかりました」
メルア「鋼龍戦隊の皆さんがいれば、安心ですよね」
トーヤ「そうだといいんだが……」
フー=ルー「後衛はソ=デスの転移座標を確保、 前衛は上手く敵を分散させなさい」
カイ「エレーブ1より各機! 攻撃を開始せよ!」
(作戦目的表示)

〈2EP or 敵機を13機以上撃墜 or ラフトクランズ・ファウネアのHP90%以下〉

(ヒリュウ改にアラート)
ユン「敵陣中央に重力震反応、数は1!  何者かが転移出現する模様!」
レフィーナ「敵の増援ですか……!」
(北側の4機のドナ・リュンピーの間にラフトクランズが転移出現)
コウタ「何でえ、あれだけかよ?」
ヒューゴ「あれもソーンか……!」
タスク「いや、1機だけだからこそ、ヤな予感がするぜ」
ソ=デス「フー=ルー様、 上手く玉座機を誘き出せたようですねぇ」
フー=ルー「そちらの手はずは?」
ソ=デス「抜かりなく」
フー=ルー「なら、始めなさい。 ただし、色気を出してはいけませんわよ」
フー=ルー「機体だけでなく、あなたにも負担が掛かりますし…… 時間は限られているのですから」
ソ=デス「わかってますよ。連中の足止めをよろしく」
(ラフトクランズが内側から光る)
ソ=デス「最大出力! ラァァァスエイレム!」
(ラフトクランズが内側から光り、閃光。 視界が戻るとラフトクランズとグランティードがいなくなっている)
ショウコ「えっ!? 何、今の光は!?」
カイ「誰か被弾したか!?」
ラトゥーニ「いえ、エネルギー兵器の類いでは……」
アキミ「何だ、虚仮威しかよ」
ジョッシュ「いや、グランティードの反応が消えている!」
アキミ「ええっ!?」
エクセレン「どこへ行ったの!?」
(グランティードがいた位置を指す)
アリエイル「目視可能範囲では確認できません!」
カルヴィナ「どういうこと!? テニア!」
テニア「わ、わかんないよ、あたしにも!」
レフィーナ「ユン、情況は!?」
ユン「IFFに反応なし、光学観測でも確認できず!」
レフィーナ「どういうことです!?」
ユン「IFFのログでは いきなり消えたとしか……!」
アヤ「グランティードだけじゃない、 さっき現れた敵機も消えているわ!」
(ラフトクランズが出現した位置を指す)
カチーナ「また転移したってのか!?」
ヨン「しかし、重力震の形跡がありません……!」
アクア「空間転移をせず、 一瞬で2機が同時に消えるなんて!」
ラミアASRSのような光学迷彩を使ったのか?」
ラッセル「そうだとしたら、消え方が いきなり過ぎるのでは……」
キョウスケ「どんなサマを使ったか知らんが、 今、おれ達がやることは一つだ」
カイ「そう、戦闘は継続中だ!  全機、目の前の敵に集中しろ!」
レフィーナサテライト・リンクを用い、消えた2機を捜索。 S-AWACSにも追跡依頼を」
ユン「了解!」
フー=ルー「やはり、玉座機のラースエイレムは 壊れていましたわね」
フー=ルー「さて……もうしばらくの間、時間を稼ぎますわよ」
(作戦目的表示)

〈vs フー=ルー〉

[リュウセイ]

リュウセイ「何をやられたのかわからねえが、 確かなのはグランティードが 連れ去られたってことだ!」
リュウセイ「くそっ! 俺達がついていながら、情けねえ!」

[イルム]

イルム「奴の目的が時間稼ぎだとしたら、 今頃グランティードは……!」
フー=ルー「こちらの目的を果たすまで、 付き合ってもらいますわよ」

[キョウスケ]

キョウスケ「あれこれ考えた所で、推測の域は超えん。 お前達が使ったサマ、その仕込みを 直接聞かせてもらう……!」

[エクセレン]

エクセレン「さっきの手品の種明かしをしてもらうわよ!」
フー=ルー「あなた達には何が起きたか、わからないでしょうね」

[カチーナ]

カチーナ「あいつをとっ捕まえて、 何をやったか吐かせるのが手っ取り早いぜ!」

[コウタ]

コウタ「てめえら、どうやってグランティードを 持っていきやがったんでえ!?」
フー=ルー「ラースエイレムの存在を知った所で、 防ぎようはありませんわよ」

[アイビス(ハイペリオン搭乗時)]

アイビス「ソーンがどれだけ速かろうと、 あたし達には追いつけない!」
フー=ルー「見るからに速そうな機体ですが…… ラースエイレムからは逃げられませんわよ」

[ギリアム]

ギリアム「瞬間移動…… いや、時間を止めたとでも言うのか……!?」
フー=ルー(仮にラースエイレムを理解できたとしても、 事実として受け入れ難いでしょうね)

[ジョッシュ]

フー=ルー「ヴァウーラを封じた『鍵』…… その力、直に確かめさせてもらいますわよ」
ジョッシュ(シンクロはしないか……!)

[ヨン]

ヨン「空間転移以外の手段…… いったい、どうやって……!?」
フー=ルー「ラースエイレムの正体を知らない以上、 何が起きたかわからないでしょうね」

[アケミ]

アキミ「くそっ、ジンプウさんに あんなことを言っておきながら、 トーヤ達を護れなかったなんて!」
アケミ「無事だと信じて、ここを切り抜けるしかないわ!」

[カルヴィナ]

フー=ルー「その紛い物では、私に勝てませんわよ」
カルヴィナ「あいつを捕まえて、 灰色のソーンの居場所を聞き出す!」

〈ラフトクランズ・ファウネア以外の敵機全滅 or 5PP or ラフトクランズ・ファウネアのHP50%以下〉

フー=ルー「……もう充分ですわね。 退きますわよ」
(ラフトクランズ・ファウネアが撤退。他の敵機が残っていると撤退)
ユン「敵機、現戦域から離脱!」
カルヴィナ「逃がすものか!」
ショーン「艦長、追撃しますか?」
レフィーナ「いえ、本艦は現在位置でTD滞空。 各機は全周警戒を厳となせ」
ユン「了解。 ドラゴン2より各機。全周警戒を厳となせ」
カルヴィナ「!?」
アキミ「警戒って、トーヤ達を捜さないんですか!?」
アクア「そういうわけじゃないわ。 グランティードの捜索依頼は、 然るべき所に出しているはずよ」
ヒューゴ「この情況で、分散して捜し回るのは危険だ。 敵の別働隊がいるのは明白…… 伊豆が襲撃される可能性もある」
アキミ「う……」
アケミ「トーヤ……メルア…… 無事だといいけど……」
テニア「………」

<小島の中心にオルゴ転移基があり、島の端で グランティードがラフトクランズに剣を突きつけられている>

メルア「うう……」
トーヤ「気絶……していたのか……?」
メルア「い、いったい、何が……」
トーヤ「! ここはどこだ!? 鋼龍戦隊のみんなは!?」
(ラフトクランズを見る)
ソ=デス「……ようやくお目覚めかい?」
トーヤ「!!」
ソ=デス「おっと、動くなよ。 抵抗する素振りを見せたら、 コックピットを撃ち抜く」
トーヤ「こ、この声……!  あの時の……父さんを追ってきた……!」
ソ=デス「ふふん、覚えていたか」
トーヤ「どうして俺達だけがこんな所に!?  いったい、何をやったんだ!?」
ソ=デス「その答えを知る必要はないね。 お前は、黙って僕と共に来ればいいんだ。 さっきも言ったけど、逆らうなら殺す」
ソ=デス「もっとも、僕にとっちゃ、 そっちの方がいいんだけどね。 クッ、ハハッ!」
トーヤ(こ、こいつ……!)

〔戦域:群島周辺〕

(オルゴ転移基の周りにドナ・リュンピーが5機いる)
諜士「ソ=デス様、空間転移の準備が整いました」
ソ=デス「じゃ、引き揚げようか」
(ラフトクランズとオルゴ転移基に爆煙。オルゴ転移基は爆発)
ソ=デス「な、何ぃっ!?」
(北東端にランドグリーズ・レイブン、ラーズアングリフ・レイブン、 エクサランス・レスキューが出現)
カーラ「ナイス・スナイピング! さっすが、ユウ!」
ユウキ「ターゲットが静止していたからな」
ラウル「そこの機体、聞こえるか!?」
トーヤ「!」
ラウル「IFFで、君が鋼龍戦隊だってことはわかってる!  今の内に下がるんだ!」
トーヤ「は、はい!」
(グランティードが東側の島の西端まで移動)
メルア「あ、あなた達は……」
フィオナ「私達はL&Eコーポレーションよ。 前の戦争で鋼龍戦隊に協力していたわ」
カーラ「こっちは……まあ、同じような感じかな」
ラージ「……水鳥島方面に出現した巨大な半球体は どうやら消えてしまったようですね」
ミズホ「何だったんでしょうか、あれ……?」
フィオナ「2人共!  今はその話より、目の前のアンノウンよ!」
ソ=デス「あ、あいつら、よくも!」
諜士「……ソ=デス様、 オルゴ転移基は完全に破壊されました」
ソ=デス「く、くそっ! 僕の機体は、戦えるようになるまで 時間が掛かる! お前達で邪魔者を殺せ!  何としても玉座機を取り返すんだ!」
諜士「はっ」
ソ=デス(ラースエイレムを使ったにも関わらず、 奪還に失敗するなんて……そんなこと、許されない!)
ユウキ「……退く気はないようだな。 カーラ、ラウル、クロガネが来るまで あの機体を援護するぞ」
カーラ「オッケー!」
ラウル「了解! みんな、行くぞ!」
デスピニス「はい!」
ラージ「ミズホ、敵機のデータを取りますよ」
ミズホ「わかりました!」
(作戦目的表示)

〈vs ソ=デス〉

[トーヤ]

トーヤ「さっきの手を使ってこない……!  そう何度も出来ることじゃないのか!?」
ソ=デス「くっ、悪運が強い奴だな!」

状況選択

ラフトクランズのHPを40000以下にした
4PPになった


back 地上ルート 宇宙ルート     index     next