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ガディソード 宇宙ルート ~ 第9話 ~

[ヒリュウ改 内部(廊下)]

アイビス「昨日も今日も転移航路を外れた通常航行だね。 惑星間転移試験はどうなったの?」
ラッセル「二度も敵襲がありましたし、 プランや行程を見直しているんじゃないでしょうか」
アイビス「二日間も慣性飛行しながら?  転移先の観測をしてるなら、時間が掛かり過ぎだよ」
ラッセル「確かに……」
イング「それに、転移航路から外れた時点で 試験航海の意味がないですね」
アイビス「そうそう」
タスク「今更の話だけどさ、 今回の航海にちゃんとした目的地ってあんのかな」
リオ「言われてみれば、ブリーフィングでも きちんと説明されてなかったような……」
イング「その必要がないのか、 説明できない理由があるのか……」
クスハ「それに、ブリーフィングは出港前じゃなくて、 衛星軌道へ上がった後だったし……。 急いでいたせいなのかしら」
リオ「そうね、ちょっとの時間でも惜しいって感じだった」
アイビス「でも、今は結構のんびりと慣性飛行してる。 行き先の件も含めて、おかしいと思わない?」
タスク「う~ん……言われてみれば、だけどさ。 そういう任務なんだなって、納得しちゃってるな」
ラッセル「自分もです」
アイビス「あたしは軍人じゃないから、それじゃ済まないよ。 自分が今回の任務に呼ばれた本当の理由が何なのか、 知っておきたい」
(通信)
タスク「おっ、Dコンが……招集命令だ」
リオ「今からブリーフィング……?」
クスハ「もしかしたら、私達の疑問の答えが出るかも……」
アイビス「だといいんだけど」

[ヒリュウ改 ブリーフィング・ルーム]

マイルズ「本艦は3時間ほどの通常航行で 目標宙域に到達する予定である」
(ざわめき)
マイルズ「ああ、諸君らの疑問はわかっている。 これまで、今回の航海の目的地について 言明していなかったからな」
マイルズ「本艦は空間転移装置の試験を目的として 火星軌道外まで航海を続けてきたが、 それは偽りではない」
マイルズ「しかし、この航海にはもう一つの目的がある。 それは……和平交渉の特使を護衛するという 栄誉ある任務だ」

アヤ「和平交渉……?」
リュウセイ「こんな所で誰と?」
ツグミ「まさか……」

マイルズ「特使閣下が交渉する相手は地球人ではない。 そして、バルマーゾヴォークでもなく、 それらとは無関係の、新たに太陽系へ来た異星人だ」
マイルズ「彼らは自らを『ガディソード』と名乗っている」
(ざわめき)

イルム「……やっぱり、裏があったな」
アイビス「新たな異星人とコンタクトするなんて……」
ライ「交渉ということは、 言語による意思疎通が可能な相手か」
リオ「私達と同じような 人間タイプの知的生命体なのかしら……」
レオナ「もし、向こうから交渉を持ちかけてきたのなら、 私達の言語を解析している可能性があるわね」
ブリット「なら、ゾヴォークと似たようなパターンなのか?」
クスハ「だけど、司令は和平交渉と言っていたわ」
エクセレン「それがホントなら、レアなケースの ファースト・コンタクトねん」

マイルズ「ガディソード絡みの案件は最上級の機密であるため、 本日この時まで諸君らには秘匿せざるを得なかった」
マイルズ「この後、本艦は彼らの本拠と思われる 人工天体『ラブルパイラ』と接触する」
マイルズ「目的が和平への予備交渉であるため、 戦闘になる確率は高くないが、不測の事態には 備える義務があることを忘れぬように」
マイルズ「また、ガディソードとの間に 無用な軋轢を発生させない慎重さも 諸君らに期待したい」

ブリット「……戦闘になる可能性は高くない、か。 微妙な言い方だな」
アイビス「もしかして、あたし達が呼ばれた理由って……」
スレイ「万が一に備え、宙間戦闘を得意とする高性能機が 必要だったのだろうな」
ツグミ「……アルテリオンに 武装が取り付けられた理由と同じね」
アイビス(外宇宙で敵性知的生命体と遭遇した時に 備えて、か……)
アイビス(はたして、ガディソードとも戦争になるの……?)


第9話
ガディソード

<宇宙空間で停止しているヒリュウ改>

レフィーナ「両舷停止。ガディソードと交信します。 総員、第一種戦闘配置のまま待機」
マイルズ「艦長、機動部隊を出し、本艦に随行させろ」
ブライアン「マイルズ司令、それは困る。 交渉相手に威圧感を与えてしまうからね」
マイルズ「特使閣下のご指示でも受け入れられません。 万一の事態が発生した場合、迅速な対応が 取れませんので」
ブライアン「それでも何とかしてくれるのがヒリュウ改の 面々だと思っている。DC戦争時、人質になっていた 僕を助けてくれたようにね」
マイルズ「……承服しかねますな」
ブライアン「じゃあ、こう言おうか。 抜き身の剣を持っての入場は、畏怖の表れと 思われる場合もあるよ。特に指揮官のね」
マイルズ「む……」
ブライアン「交渉を上手く運ぶためだ。頼むよ」
マイルズ「そこまで仰るのであれば、いいでしょう。 艦長、先程の命令は取り消す」
レフィーナ「了解です」
マイルズ「メイン・スクリーンに最大望遠で ラブルパイラの映像を出せ」
ユン「了解。 ラブルパイラの映像、最大望遠で出します」
(ラブルパイラのの最大望遠映像)
ブライアン「ふむ……随分と物々しい外観だね」
ショーン「宇宙船というより、要塞ですな。 上部の建造物を見る限りでは、我々と似たような 科学技術を持っているようで」
マイルズ「問題は、どちらのレベルが上かということだ」
ブライアン「外交術の話だといいのだがね」
レフィーナ「ラブルパイラの下部にあるのは、何かの射出器…… マスドライバーの類いでしょうか」
(ラブルパイラの下部の射出口を見る)
ショーン「あの口径……兵器だとしたら、 相当な威力を持っていそうですな」
マイルズ「射線軸上に入らぬよう留意しろ。 ガディソードは機動兵器らしき物を 展開しているか?」
ユン「現時点で反応はありません」
ブライアン「礼儀は弁えてくれているようだね」
(ヒリュウ改を見る)
マイルズ「では、先方へ呼びかけろ」
ユン「了解。 ……ラブルパイラ管制に告げる。こちらは、 地球連邦軍汎用戦闘母艦ヒリュウ改」
ユン「提供された翻訳プロトコルに基づいて、 メッセージを送信中。受信状態を報告されたし」
ユン「繰り返す。 こちらは地球連邦軍汎用戦闘母艦ヒリュウ改。 受信状態を報告されたし」
(雑音。ラブルパイラを上から見る)
???「……こちら、ラブルパイラ管制。 ヒリュウ改、よく聞こえる」
ユン「本艦は現在、地球連邦政府特使を乗せ、慣性飛行中。 交渉形式、場所の指示を請う」
オペレーター「交渉場所はラブルパイラ内の会談室。 ガディソードの元首、マルム・クイスード頭領長が 接見する」
ブライアン「……ご招待というわけか」
マイルズ「現時点では先方の情報が少な過ぎます。 本艦で交渉を行うよう、掛け合いましょう」
ブライアン「いや、その必要はない。 自分の目でラブルパイラの中を見たい」
ブライアン「ガディソード人がどのような文化を持っているか 知りたいんだ。交渉を進める上でね」
マイルズ「ですが、まだ彼らを信用するわけにはいきません。 それに、我々の任務には、特使閣下の安全を 確保することも含まれております」
ブライアン「僕の身に何かあったら、事は別のステージに進む。 その方が政府や軍にとってはかえって都合がいいかも 知れない。後腐れがなくなるからね」
マイルズ「そんなことは……」
ブライアン「いや。そういう意味じゃ、僕は捨て駒みたいなものさ。 だから今、やれるだけのことをやっておきたい。 最悪のシナリオを回避するためにね」
マイルズ「……了解しました。 特使閣下には随員として、私とヨン・ジェバナ少尉、 陸戦隊一個分隊が同行します」
ブライアン「ヨン・ジェバナ……? ああ、なるほど。 彼女は異星人との接触に長けているからか」
マイルズ「その通りです」
ブライアン「では、よろしく頼むよ」
マイルズ「はっ。 艦長、艦載艇を用意してくれ」
レフィーナ「了解です」

[ラブルパイラ 内部(作戦会議室)]

マルム「……そうか、彼らは応えてくれたか」
ヘルルーガ「とは言え、母艦を外に待機させたまま、 小型艇で入港するようだ。さすがに我々を 完全に信用しているわけではないらしい」
マルム「それはそうだろう。 仮にも異星文明とのファースト・コンタクトだ」
ヘルルーガ「本当にいいのか?  異星人をこのラブルパイラへ招き入れるなど、 責任者の私としては少なからず抵抗感がある」
マルム「彼らは数十億の人口を持つ一大勢力だ。 こちらから信用を得られるよう努めねばならん」
ヘルルーガ(所詮は環境開発閣臣の発想だな。 圧倒的な差がある相手と対等な和平が成立するものか。 ましてや、異星人なのだぞ)
マルム「ところで、フェアリ・クリビアの行方は まだわからないのかね?」
レジアーネ「地球に墜落したのは確実…… それ以後のことは依然不明ですわ」
マルム「やはり、 地球人に引き渡しを願い出るしかないか……」
ヘルルーガ「その必要はない。彼らに余計な情報を与えるだけだ」
マルム「だが、私はまだ信じられんのだ。 あのフェアリが、私の護衛を務めていた彼女が 反乱を目論むなど……」
ヘルルーガ「現在の情況下では、許されざる大罪…… 発見次第、その場で処分すべきだ」
マルム「いやいや、それはいかん。 私は彼女から直接理由を聞きたい」
ヘルルーガ「……話はここまでだ。 地球の使節団を出迎えよう、頭領長閣下」
マルム「う、うむ」

[ラブルパイラ 内部(会談室)]

ブライアン「……ここが交渉の場か。 ガディソードの調度品や美術品が見られると 思ったんだけどね」
マイルズ「やはり、ラブルパイラは宇宙要塞の類いでしょう。 兵装や機動兵器を運用するための施設らしき物が 見受けられましたので」
ブライアン「軍事施設だから、殺風景というわけか。 ヨン少尉、君の見解は?」
ヨン「ラブルパイラの内部構造、ここへ入るまでに 見かけた人間や機械類から判断し、 様々な面で我々にかなり近い種族だと思います」
ブライアン「男と女という性別も同じようだしね。 これは偶然なのか、必然なのか……」
(扉が開く)
マルム「ようこそ、ラブルパイラへ。 私がガディソード頭領長のマルム・クイスードです」
ヘルルーガ「ラブルパイラの責任者、ヘルルーガ・イズベルガだ」
ブライアン「丁重なお出迎え、痛み入ります。 僕は地球連邦政府特使、ブライアン・ミッドクリッド。 こちらは随員代表の……」
マイルズ「地球連邦軍統合参謀本部直属、第1独立特殊戦隊司令、 マイルズ・ブースロイド准将です」
ヨン「ヨン・ジェバナ少尉です。 星間共和連合ゾヴォークから地球へ派遣されています」
ヘルルーガ「ほう……」
マルム「せ、星間共和連合……?  な、なら、あなた方は既に異星文明と接触を……?」
ブライアン「その通りです」
マルム「あなた方と同じ空気を吸い、会話が成立するという 事実だけでも大いに驚嘆しておりますが…… 星々を跨ぐ国家が実在しているとは……」
マルム「いやはや、何と……ただただ、驚くばかりです」
ブライアン「そちらも……翻訳機越しとは言え、 我々の言語をよく理解していらっしゃる」
マルム「私達は少し前からあなた方の通信を 傍受しておりまして……そこから得たデータを基にし、 ヘルルーガ頭官が翻訳機を作ってくれたのです」
ブライアン「ふむ……なるほど」
ヨン「かなりの短時間で地球の言語を 解析されたようですね」
ヘルルーガ「何を根拠にそのようなことを言う?」
マルム「ああ、その……ヘルルーガ頭官は優秀な人物でしてな。 今の私達があるのも、彼のおかげなのです」
ブライアン「それでは、 あなた達がどうして僕達の太陽系へ来られたのか、 事情をお伺いしましょうか…………」

[ヒリュウ改 ブリッジ]

ショーン「艦長、ヨン少尉からレポートが送られてきました。 ラブルパイラが太陽系へ到来した経緯の詳細が 判明したとのことです」
レフィーナ「概要を教えて下さい」
ショーン「わかりました。 では、レポートにざっと目を通しつつ……」
ショーン「ガディソード人はいくつかの勢力に分かれ、 長らく内戦状態にあったそうですが……ラブルパイラが 戦いを終結させるきっかけの一つになったようです」
レフィーナ「なら、あれはかなりの戦力を有すると?」
ショーン「それだけではなく、 空間転移装置も備えているそうです。もっとも、 装置は非常に大掛かりな物で、量産は不可能だとか」
レフィーナ「ならば、ゾヴォークの技術レベルには 至っていないようですね」
ショーン「おそらく」
レフィーナ「話を続けて下さい」
ショーン「内戦が終結した後、ガディソード星は 正体不明の機動兵器群に突如襲撃されたそうです」
レフィーナ「……!」
ショーン「ラブルパイラの人々は、 別勢力によって開発され、事故で暴走した新型兵器や 異星人の侵略兵器などと推測しているようですが……」
ショーン「彼らはガディソード星全体を混乱させ、 その結果、多くの人々の命や都市が失われました」
ショーン「そんな中、マルム・クイスード氏が搭乗していた 宇宙船は敵集団に襲われ、臨戦態勢のラブルパイラへ 避難せざるを得なかったそうです。そして……」

[ラブルパイラ 内部(会談室)]

マルム「ラブルパイラは首都を防衛すべく、 空間転移を敢行したのですが……装置の暴走で あなた方の星系内へ来てしまったのです」
ブライアン「……なるほど」
ヨン(ゾヴォークでも認知されていない、 どこにあるかわからないほど遠くの星系から、 たった1回の転移で太陽系へ来るなんて……)
ヨン(彼らの空間転移装置が特殊なのか、 あるいは何らかの力が作用したのか……。 ともかく、普通じゃあり得ないことだわ)
ブライアン「お話はよくわかりました。 あなた達は、望んで太陽系へ 来られたわけではないのですね」
マルム「ええ。 そして、あなた方と争うつもりはありません。 なので、和平交渉を持ちかけたのです」
ブライアン「地球とガディソードにとって、 最も賢明なご判断だったと考えます」
マイルズ「一つ伺いたい。 そちらには太陽系から退去する選択肢も あったはずでは?」
ヘルルーガ「ラブルパイラの推進装置と空間転移装置は 著しく破損しており、備蓄してあった物資だけで 修理することは不可能なのだ」
ブライアン「なるほど、それで現在のラブルパイラは 太陽への落下軌道にあるわけですね」
マルム「ええ……推進装置を修復し、軌道を変更しなければ ラブルパイラは恒星に呑み込まれてしまいます」
ブライアン「では、確認させていただきますが…… あなた達の要求は三つ」
ブライアン「太陽系内の滞在許可、地球連邦政府への難民申請、 そしてラブルパイラの推進装置や空間転移装置の 修理に必要な物資ですね」
マルム「はい。何卒、お力添えをいただきたい」
マイルズ(難民申請か…… 要は物資を無償提供しろということだろう)
マイルズ(もっとも、一個要塞と地球圏全体…… これだけの戦力差があって、何か出来るとも思えんが)

〔戦域:ラブルパイラ周辺宙域〕

(南西端にヒリュウ改がいる)
レフィーナ「……地球連邦政府は、ガディソードの要求を 受け入れるのでしょうか」
ショーン「ラブルパイラごとゾヴォークに押し付けるという 選択肢もありますな。異星人の扱いについては、 彼らの方が遥かに上ですから」
レフィーナ「では、司令がヨン少尉を連れて行ったのは……」
ショーン「そういう命令が上からあったのかも知れませんな」
(ヒリュウ改にアラート)
ユン「重力震反応を多数感知! 3時方向、俯角10!  何者かが転移出現する模様です!」
レフィーナ「!!」
(南東端にライグ=ゲイオスとゾヴォーク機が転移出現)
レフィーナゾヴォーク……!」
ショーン「我々がつけられたのか、それとも……」
レフィーナ「迎撃します! 機動部隊各機は直ちに出撃!」
ショーン「司令の指示を仰がなくてよろしいので?」
レフィーナ「報告はしますが、指示を待っている時間は ありません。我々の対応次第では、こちらが ゾヴォークと結託していると思われかねないので」
ショーン「了解です」
イラドーヤ「さぁてさて、引っ掻き回すわよぉ。 みんな、行ってみよっかぁ」
(ヒリュウ改とラブルパイラの下部に爆煙)
ユン「ゾヴォーク機が本艦とラブルパイラを砲撃!」
レフィーナ「彼らにとって、ガディソードも敵……!?  直ちに応戦を!」

[ラブルパイラ内部(会談室)]

(爆音・ゆれ)
マルム「な、何だ……!?」
マイルズ「この振動は……!」
ヨン(爆発……!?)
マルム「じょ、状況の報告を!」
(モニターオン)
ヴォート「周辺宙域に所属不明の機動兵器が多数出現。 ラブルパイラと地球軍の艦を攻撃しました」
マルム「しょ、所属不明!?」
ヴォート「はっ、地球軍の物ではないと思われます」
ヘルルーガ「……!」
ブライアン「………」
マイルズ「……今し方、自分の艦から報告がありました。 敵はゾヴォークの機動兵器です」
ヘルルーガ「これはどういうことだ? 説明してもらおう」
ヨン「……申し訳ありません。 ゾヴォークには中央の意向に従わぬ者が 少数存在しているのです」
マルム「し、しかし、何故、その者達が ラブルパイラに攻撃を……!?」
ヘルルーガ「地球軍の艦が我らと接触していたからだ。 とんだ巻き添え……いや、そうとも限らんか」
マイルズ「む……。 敵の迎撃は我らにお任せ下さい。 彼らと結託などしていない証を立てます」
ヘルルーガ「では、我が方からも迎撃機を。 ただ、逼迫した状況故、さほどの数は出せぬが」
ブライアン「よろしいのですか?」
ヘルルーガ「ああ、こちらも証を立ててみせよう」

〔戦域:ラブルパイラ周辺宙域〕

(出撃準備)
ブリット「ゾヴォークがここに現れるとは……!」
リオ「あいつらもゴライクンルなのかしら」
タスク「多分、そうだろうな」
レオナ「でも、彼らにとってガディソードが 未知の存在かどうかは、怪しくてよ」
リュウセイ「ゾヴォークは連中のことを 知らねえんじゃなかったっけ」
レオナ「ゴライクンルもそうだとは限らないわ。 現に彼らはここに現れたのだから」
アヤ「! ラブルパイラから何か出てくるわ」
(クビットが3機と、レオニシス・ハーガ、レオニシス・ヴァーガが出現)
ジーク「ふん、タイミングが良過ぎるぜ。 あのアンノウン、裏で地球軍と 組んでるんじゃねえのか」
サリー「彼らは地球の艦にも攻撃したでしょう。 今の所は共通の敵よ」
イング「あれがガディソードの機動兵器……」
リョウト「フォルムとサイズは パーソナルトルーパーに似ているね」
リュウセイ「結構カッコいいじゃねえか。気に入ったぜ」
スレイ「もう一種は、アーマードモジュールに近いな」
ツグミ「ええ……ガディソードの兵器は、地球の物と 似たような発展を遂げてきたのかも知れないわね」
ユン「ドラゴン2より各機。 ガディソード側から共闘の申し出あり。 IFFを友軍に設定されたし」
エクセレン「ふ~ん、お手並み拝見って感じ?」
サリー「……ねえ、兄さん」
ジーク「任務中にそう呼ぶなと言ったろう」
サリー「ごめん、ジーク…… こちらから地球軍に一言掛けておいた方が いいんじゃない?」
ジーク「馴れ合いはしない。連中が信用できると まだ決まったわけじゃねえからな」
サリー「……利用できるものは何でも利用しないと、 生き残れないわよ。今の私達は……」
ジーク「言われなくてもわかってる。 だが、迎合するつもりはないぜ」
イラドーヤ「あらあら、あっちも出て来ちゃったかぁ。 だけど、その方が好都合♥」
ヴィレッタ「スピリア0より各機。 散開し、ゾヴォーク機を撃破せよ」
ジーク「行くぞ、サリー!  地球人に後れを取るんじゃねえぞ!」
サリー「わかったわ!」
(作戦目的表示)

〈vs イラドーヤ〉

[リュウセイ]

リュウセイ「あいつら、俺達だけじゃなく、 ガディソードとも戦争するつもりなのかよ!」
イラドーヤ「ホントはやらなくていい仕事なんだけどねぇ、これ」

[イルム]

イルム「もしかして、俺達がラブルパイラと接触した タイミングを狙って仕掛けてきたのか……!?」
イラドーヤ「こうなっちゃったのは キナハちゃんの引きの強さのせいねぇ…… 悪い意味で」

[キョウスケ]

キョウスケ「おれ達がガディソードと接触していると知って 仕掛けてきたか」
イラドーヤ「ふふっ、緊張感が漲ってる感じねぇ」

[エクセレン]

エクセレン「偉い人達が大事な話をしてるってのに、 邪魔して欲しくないのよね」
イラドーヤ「程々にして、深読みされないようにしなきゃねぇ」

[アイビス(ハイペリオン搭乗時)]

ツグミ「ライグ=ゲイオス……ヨン少尉のデータによれば、 人間用の高性能機動兵器だけど」
アイビス「あれにはバイオロイドじゃなく、 人間が乗ってるの……!?」
イラドーヤ「ああいうマシンが量産されたら厄介よねぇ。 もっとも、商品としては魅力的だけど」

状況選択

ライグ=ゲイオス以外の敵機を全滅した
ライグ=ゲイオスのHPを35000以下にした


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