(扉が開く)
サイカ「少佐、只今戻りました」
ギリアム「ご苦労」
トーヤ「あの、シャナ=ミア皇女は……?」
サイカ「すぐに眠ってしまったわ。余程疲れていたみたいね」
トーヤ「そうですか……」
ジョッシュ「トーヤ、お前も無理することはない」
トーヤ「いえ、大丈夫です。
何か頭が冴えてしまって……」
アケミ「……テニアとメルアは?」
トーヤ「真実を知ってショックを受けてたけど……
今は落ち着いて、休んでる」
リシュウ「お主とカティアも含めて、気丈じゃの」
トーヤ「それは……鋼龍戦隊にいるからだと思います。
俺達が地球人とフューリーのハーフだとわかっても、
受け止めてもらえたので」
カーラ「もうそれぐらいじゃ驚かないよ。
アルフィミィやグラキエースのこともあるし」
アルフィミィ「そもそも、人間ではございませんの」
カーラ「見た目があたし達と同じなら、
気にならなくなったよ。ねえ、ユウ?」
ユウキ「まあな。自分でも驚くことだが」
アシェン「そこの黒パン一丁と比べたら、
私も普通極まりないでおじゃる」
ユウキ「ゲシュペンストから飛び出して戦うのは、
普通の女性に出来ることじゃない」
カーラ「ともかくさ、
気にすることなんてないよ、トーヤ」
トーヤ「そう言ってもらえると助かります」
アキミ「それにしても……
あの皇女様がお前の夢に出て来た子だったなんて。
凄い美人じゃないか」
サリー「ふ~ん、アキミはああいうのがタイプなんだ?」
アキミ「あ、いや、そういうわけじゃなくて」
リシュウ「……何にせよ、彼女の話は色々と驚きじゃったのう」
フィオナ「ええ……大昔に宇宙人が地球に来ていたという説は
聞いたことありますけど、月の中で数千年間も
眠っていたなんて……」
ジョッシュ「そして、やはりファブラ・フォレースは
フューリーによって造られた物だった……」
ゼンガー「だが、連中は
過去にクロスゲートを閉じたにも関わらず、
何故、封印戦争の時は放置したのだ?」
トウマ「南極がルイーナの結界で
覆われてしまったからじゃないですか?」
クリフォード「それ以前に、フューリーは
リ・テクがファブラ・フォレースに
到達した時点で気づいていただろう」
ジョッシュ「ああ……クロスゲートを開こうとした
親父を止められたはずだ」
アクセル「何らかの理由で阻止できなかったか、
あるいは知っていて看過したか」
ジョッシュ(もし、後者だとしたら……)
ゼンガー「ギリアム、シャナ=ミア皇女の件は
上へ報告したのか?」
ギリアム「ああ、ジェイコブ・ムーア中将にな」
ゼンガー「中将は何と?」
ギリアム「マイルズ司令を含め、他言は無用……
本艦内にて、皇女からさらなる情報を
聞き出せと言われている」
カルヴィナ(そうよ……シャナ=ミアから
アル=ヴァンのことを聞かなければ……)
リシュウ「慎重じゃのう」
ギリアム「ええ……彼女の存在は、今後の情勢を
大きく揺るがすことになるでしょうから」
トーヤ「………」
(扉が開く)
レーツェル「艦長、月の様子はどうか?」
クルト「依然として、動きはありません」
レーツェル「ふむ……
我らに拠点の位置を知られたにも関わらずか」
クルト「それだけ守りに自信があるのでしょう。
月の地下に攻め入る手段など、本艦を除いて
そうそうありませんからな」
レーツェル「だが、彼らは月面都市を人質に取っているも同然だ。
何らかの脅迫手段に訴えてくると思っていたが……」
クルト「こちらの手にはフューリーの皇女と
グランティード・ドラコデウスがあるのです。
様子を窺っているのでは?」
レーツェル「いずれにせよ、本艦の戦力だけで
ガウ=ラ・フューリアを抑えるのは困難だ。
鋼龍戦隊と合流せねば……」
(アラート)
オペレーター「重力震反応を感知!
5時方向、仰角20! レンジ6!」
レーツェル「動いたか。だが、距離があるな」
オペレーター「ESウェーブ・パターンはゾヴォークです!」
レーツェル「フューリーではなかったか。艦長、迎撃を」
クルト「はっ。総員、第一種戦闘配置!」
(西端にゼラニオ級戦闘空母が転移出現)
キナハ「イラドーヤ様、目標座標に転移しました」
イラドーヤ「じゃ、出ましょっかぁ」
(敵機出現)
イラドーヤ「じゃ、キナハちゃん。先に行ってくれる?」
キナハ「は? ブリーフィングではイラドーヤ様が
先行すると……」
イラドーヤ「キナハちゃんは失態の方が多いから、
ここらで結果を出しとかないとねぇ。
ゴモウドッカ様は、ああ見えてシビアよ?」
キナハ「う……」
イラドーヤ「あはっ、冗談よぉ、冗談。
今回は失敗しても大丈夫だしね」
キナハ(この女……)
(ライグ=ゲイオスにアラート)
イラドーヤ「あらぁ? もう釣れちゃった?」
(南東側にクロガネが出現)
オペレーター「識別終了、ゼラニオ級戦闘空母と
ゾヴォークの機動兵器!」
クルト「ガディソードの機体は?」
オペレーター「見当たりません!」
レーツェル「艦長、出撃するぞ」
クルト「はっ、ご武運を」
(出撃準備)
イラドーヤ「あはっ、クロガネじゃなぁい。
引きが強いわねぇ、キナハちゃん」
キナハ(私のせいだと言うのですか……)
イラドーヤ「じゃ、私はコロニーへ行くから、
敵の足止めをよろしくね」
キナハ「了解しました」
イラドーヤ「そこそこ頑張ってよね、キナハちゃん」
ジーク「ゴライクンルの連中だけ……
ヴォート騎長やビルゴーはいねえのか」
サリー「あいつらもアリアード狙いじゃないの?」
ジーク「だったら、もっと近くに転移してくると思うがな」
サリー「確かに……」
レーツェル「ダイナ2より各機。攻撃を開始せよ」
(作戦目的表示)
クルト「レーツェル様、
敵の半数はL4宙域のコロニーを
目指している可能性があります」
レーツェル「ならば、エルピスに警告を出せ」
クルト「了解です」
レーツェル「ダイナ2より各機、
L4宙域へ向かう敵機を阻止せよ」
(戦域の東端を指す)
レーツェル「彼らを現戦域端へ到達させてはならない。以上だ」
(作戦目的表示)
キナハ「くうっ!
こ、こんな所で死ぬつもりはありませんよ!」
(オーグバリューが撤退)
ライグ=ゲイオスのHPを20%以下にしたのは
最後
最後ではない