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コンフューズ・ジ・エネミー 月へ向かう ~ 第33話 ~

《月軌道外宙域(ゼラニオ級戦闘空母)》

[ゼラニオ級戦闘空母 ブリッジ]

ゴモウドッカ「ふうん、なるほど。連中の拠点は月の地下か。 意外に近いね」
イラドーヤ「どうなさいますぅ?」
ゴモウドッカ「彼らの技術も興味深いけど…… ヘルルーガの計画がいい所まで行ってるから、 そっちが終わった後でもいいかな」
イラドーヤ「わかりました」
ゴモウドッカ「ああ、でも、面倒事になりそうだから、 こっちの戦力は温存しておこうか。 僕もいったんラブルパイラから離れるよ」
イラドーヤ「あらぁ、いいんですか?」
ゴモウドッカ「だってさ、 未だにガディソード星系の位置は不明なんだよ。 こっちの技術で修繕してるとは言え……」
ゴモウドッカ「また失敗したら、 どこへ跳ばされるかわからないじゃないか」
イラドーヤ「でも、ヘルルーガの話だと 原因はゼモンかも知れないんですよねぇ?」
ゴモウドッカ「そうだけど、 危険な賭けに出るだけの値打ちはあるってことさ」
ゴモウドッカ「あれを自在に使えるようになったら、 ゾヴォークどころか、銀河系の勢力図が変わるかもね」
イラドーヤ「あらぁ、ご自分で使う気なんですか?」
ゴモウドッカ「さてね。 ともかく、撹乱作戦は程々でいい。 ただし、目立つように動いてくれ」
イラドーヤ「了解ですぅ」

トーヤと一緒に捕まっていたのは
カティア テニア メルア


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