保安兵「では、レオニシスのデータ収集を開始します。
機乗後、速やかに主機を起動……
アイドリング状態を維持してもらいます」
保安兵「ただし、各関節はロック。
コックピット・ハッチは開けたままで」
サリー「わかりました」
ジーク「そうやって銃を向けられてちゃ、
妙な真似なんか出来ねえよ」
（アラート）
サリー「！？」
ジーク「おい、今のは？」
保安兵「敵襲警報です！」
（爆発、ゆれ）
ジーク「ぬうっ！」
サリー「きゃあっ！！」
（何かが倒れる、ゆれ）
ジーク「あ、危なかった……！」
サリー「ジーク、大丈夫！？」
ジーク「ああ、俺は無事だが……」
（爆発）
ジーク「ちっ、只事じゃねえな、こいつは！」
（北側に地球連邦軍の機体が出撃済み。東側の格納庫に爆煙）
連邦軍兵「隊長、第４格納庫が！」
連邦軍兵(隊長)「くっ！ 各機、奴に狙いを絞れ！」
（南東側にクリスタルドラグーンと大量のラマリスがいる）
クリスタルドラグーン「……彼ラ以外ノ 戦力ハ、極力 削イデオク」
（南、北、西にいた連邦軍機が攻撃、破壊される）
連邦軍兵「なっ、何て野郎だ！！」
連邦軍兵「まずいぞ！ このままじゃ、基地が！」
（第４格納庫の西側にレオニシス・ハーガとレオニシス・ヴァーガが出撃）
ジーク「サリー、ヴァーガの調子はどうだ？」
サリー「特に細工はされてない。やれるわ」
連邦軍兵「何だ、あの機体は……！？」
連邦軍兵「ＩＦＦに応答なし、機体情報も登録なし！」
ジーク「おっと、撃つなよ。
あんた達を手伝ってやろうってんだからな」
連邦軍兵「貴様、所属は！？」
ジーク「おい、こっちに気を取られてると……」
（東端の２機のレリオンに多数の爆煙、撃墜される）
ジーク「チッ、言わんこっちゃねえ」
クリスタルドラグーン「オ前達ハ、奴ラヲ 誘キ寄セル 餌ダ」
サリー「何なの、あいつ……！？」
ジーク「まるで神話に出てくるドラゴウスだな。
この星じゃ、実在の生物なのか」
サリー「だけど、機械っぽくない？」
ジーク「何にせよ、ここでやられるわけにはいかねえ。
行くぞ、サリー！」
サリー「ええ！」
（作戦目的表示）
サリー「ジーク、鋼龍戦隊が戻って来たわ！」
ジーク「ったく、どこへ行ってやがったんだ」
（南西端にハガネが出現）
テツヤ「機動部隊各機、直ちに出撃せよ！」
（出撃準備）