ユン「ガディソード機、減速しつつレンジ３へ進入」
（北東端にレオニシス・ハーガとレオニシス・ヴァーガが出現。両機とも空中にいる）
ユン「ガディソード機に告ぐ。
その場で停止、着地した後、武装解除せよ」
ジーク「了解」
サリー「簡単には受け入れてもらえないようね」
ジーク「当たり前だ。着地するぞ」
（レオニシス・ハーガとレオニシス・ヴァーガが着地する）
リュウセイ「ラブルパイラで見た奴と同型……
って言うか、やっぱり同じ機体じゃねえか？」
リョウト「多分ね」
ラトゥーニ「もしかして、パイロットも知っているの？」
リュウセイ「いや、さすがにそこまでは」
アラド「ガードソードとかリブルラブルとか言われても、
頭の中で整理できないんスけど……」
ラトゥーニ「ガディソードとラブルパイラよ」
アラド「ああ、そうだっけ」
アキミ（ガディソード……新たな異星人か）
ツグミ「あの機体による通常航行で、ラブルパイラから地球まで
直接やって来たとは思えない……」
スレイ「空間転移を行ったと考えるのが自然だな」
ユン「ガディソード機に告ぐ。
コックピット・ハッチを開け……」
（ヒリュウ改にアラート）
ユン「レーダーに感あり！
アンノウン、多数接近！ １時方向より真っ直ぐ！
レンジ４！」
レフィーナ「！」
ユン「識別……ゾヴォークの機動兵器！」
サリー「ジーク！」
ジーク「何でこっちに転移してきやがったんだ！？」
ショーン「やはり、罠ですかな？」
レフィーナ「……マイルズ司令に指示を仰ぎます。
それまで、各員は現状の命令を遂行」
ショーン「ガディソード機を拿捕するため、
障害となる敵を排除……ですな？」
レフィーナ「ええ」
（南東端にゾヴォーク機が多数出現）
キナハ「君達、話が違いますよ。
本気で鋼龍戦隊に投降するつもりですか？」
ジーク（チッ、もうバレたか？）
キナハ「まったく、
イラドーヤ様の言葉が現実になるとは……」
ジーク「アリアードはどうするんだ？」
キナハ「今、ビルゴーがハガネを襲撃しています。
私は陽動を兼ねて、裏切り者を始末しに来たのです」
サリー「何故、私達が裏切ると断言できるのよ！？」
キナハ「なら、今すぐ鋼龍戦隊を攻撃して見せなさい」
サリー「う……」
キナハ「稚拙な問答でしたね。
では、君達を反乱分子として処分します」
ジーク「そんなことより、ビルゴーを手伝った方が
いいんじゃねえのか？」
キナハ「機密事項を知らぬとは言え、君達からの情報漏洩は
我々としても少々困るんですよ。相手が相手だけに」
ジーク「フン……お前らが本気で来るなら、
かえって都合がいいぜ。
下手な嘘をつかずに済むからな」
リョウト「敵部隊の中に、ラブルパイラで見た
ガディソードの機動兵器がいる……」
ヨン「もうゴライクンルとガディソードの関係を
隠す必要がなくなったんでしょう」
レーツェル「表立って我らと敵対するつもりなら、
その根拠が気になるな」
イルム「ゴライクンルが大軍を用意しているとか？」
ヨン「それで正面から地球に攻め込む気なら、
ゾヴォーク枢密院に対して相当な根回しが
必要になります。現時点では考えにくいです」
ゼンガー「では、切り札でも手に入れたか」
ヨン（そんな物が存在するといたら、ラブルパイラに……。
あの超大型砲？ でも、あれだけで地球軍全てを
相手に出来るとは思えない……）
サリー「こちらはガディソードのサリー・エーミル！
彼らは私達の敵です！ 保護を求めます！」
カチーナ「お前らがグルじゃねえっていう
保証があるのかよ！」
サリー「お願いです、信じて下さい！」
カチーナ「そんな言葉だけで！」
ジーク「ごちゃごちゃ言ってる暇はねえ！
連中の目的はアリアードの奪還だ！」
アキミ「何だよ、それ？」
ジーク「あんた達の艦の中にあるガディソードの機体だ！
こっちにはわかってんだよ！」
カイ「！」
ギリアム（ドリフト・ウィングのことか）
ショーン「艦長、彼らは手掛かりになるかも知れませんぞ」
レフィーナ「ええ、保護するべきですね。
ユン、機動部隊各機に伝達を」
ユン「了解。
ドラゴン２より各機。追撃者を排除し、
ガディソードの人型２機を保護せよ」
（作戦目的表示）
ジーク「チッ！ こっちは半端な覚悟じゃねえんだ！」
サリー「ここで落とされるわけにはいかない！」
ギリアム「あの２人はこちらにとって有用な情報源となる。
ここは退いてもらおうか」
キナハ（ジーク・アルトリートとサリー・エーミルは、
肝心なことを知りませんがね……）
ヨン（あのオーグバリュー……乗っているのは人間ね！）
ヨン「私は枢密院特使補佐官のガヤットーバ・スチェッカ！
オーグバリューのパイロット、名を名乗りなさい！」
キナハ（あの女ですか……！
つくづく縁が……腐れ縁があるようですね）
アケミ「ハガネにガディソードの機体があるって、
どういうことなの！？」
アキミ「それはあの２人に聞くしかねえだろ！」
キナハ（君達にも裏切り者の処分を
手伝っていただきたい所ですよ……！）