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「混乱」からの使者 ~ 第18話 ~

鋼龍戦隊がラ・ギアスから帰還する二週間前…… 地上世界では新たな異変が起きつつあった。

人知れぬ深谷で脈動する物の怪達……

地の果てから忍び寄る破滅の足音……

そして、謎の敵がテスラ・ライヒ研究所を急襲する。

彼らを迎え撃つため、リシュウのグルンガスト零式と ラウル達のエクサランス・レスキューが発進。

だが、多勢に無勢、リシュウ達は危機に陥る……。


第18話
「混乱」からの使者

〔戦域:テスラ・ライヒ研究所周辺〕

(研究所の東側に量産型ヒュッケバインMk-IIが3機、 エクサランス・レスキュー、グルンガスト零式が並んでいる。 機体の周りに多数の爆煙)
連邦軍兵「うわああっ!!」
ラウル「くうっ!!」
リシュウ「ここはワシの零式に任せて、お主らは下がれ!」
連邦軍兵「いえ、そういうわけにはいきません!」
ラウル「こっちもです!  所長達が避難する時間を稼がなきゃ!」
ラージ「先生一人で彼らと戦うのは、非効率的ですよ」
リシュウ「……わかった。ただし、無理をするでないぞ」
ラージ「それはこちらの台詞ですね」
リシュウ「ふん、生意気なことを言いおって」
フィオナ「すみません、先生。 ……ミズホ、分析結果はどう?」
ミズホ「も、もう少し待って下さい……!」
デスピニス「あれは……生物でもあり、機械でもある……」
ラウル「機械って……そんな風には見えないぞ!」
デスピニス「人は乗っていません……。 代わりに魂のようなものが封入されていると思います」
リシュウ「見当はついておる。 おそらく、あやつらは妖機人…… 超機人の敵とされるものじゃ」
リシュウ修羅の乱の最中にも あれとは違うタイプがここへ現れおった」
フィオナ「なら、彼らの狙いは 地下ケージの龍王機と虎王機なんですか!?」
リシュウ「そう見て間違いなかろう。 じゃが、今はブリットとクスハがおらん…… ワシらで超機人を守るしかない」
リシュウ「妖機人共を研究所へ近づけるでないぞ!」
ラウル「わかりました!」

〈3PP or 敵機を7機以上撃墜〉

[テスラ・ライヒ研究所 超機人ケージ]

エリ「くううっ!!」
(扉が開閉する)
ジョナサン「アンザイ博士、ここは危険だ! 早く避難を!」
エリ「ですが、 龍王機と虎王機が目覚めようとしているんです!」
ジョナサン「何だって!?」
エリ「妖機人に反応しているのは間違いないと 思われますが、前回の時とは様子が違うんです!」
ジョナサン「だが、今はブリットやクスハ君がいない…… 彼らを制御することは出来ないぞ!」
エリ「しかし、このままでは!」
ジョナサン「上では先生達が頑張ってくれている!  私達が避難しなければ、それが無駄になる!」
エリ「……わ、わかりました……!」

〔戦域:テスラ・ライヒ研究所周辺〕

デスピニス「ラウルさん、 こちらへ高速で接近してくる物体が!」
ラウル「!」
(東端にマガルガが出現)
フィオナ「何、あれ……!?」
リシュウ「彼奴も妖機人か?」
ラージ「外見を見た感じでは、系統が違うようですね。 でも、PTAM特機じゃない……」
ククル「……青龍と白虎はまだ目覚めぬのか。 蓮が言った通り、強念者がおらぬのか、 あるいは……」
ラウル「お前は何者だ!?」
ククル「我が名はククル。 そなたらがかくまっている青龍と白虎の 超機人を取り返しに参った」
リシュウ「取り返す、じゃと?」
フィオナ「どういうことなの!?」
ククル「超機人はそなたらのものではない。 我らの下にいて然るべき存在なのだ」
リシュウ「……!」
ククル「さあ、大人しく超機人を差し出すがよい」
リシュウ「……ククルとやら、聞くがいい。 龍王機と虎王機は、ワシの弟子達と共に 人界の敵と戦った……」
リシュウ「お主らもそうだと言うのであれば、 このような手段であの二体を取り戻しに 来る必要はないはずじゃ」
ククル「………」
リシュウ「つまり、お主らは人界に仇なす者。 違うかの?」
ククル「ふん、人間風情が……何も知らぬくせに」
ラージ(人間風情……?)
ククル「それでも素直に従うのであれば、 しばしの生を謳歌させてやっても良いと思ったが……」
リシュウ「………」
ククル「所詮、そなたらは苦界の底で喘ぐ輩!  我が主の御心など、理解できるはずもなし!」
ククル「ならば、我がマガルガの舞にて黄泉の国へ……」
リシュウ「黙れい!」
ククル「!?」
リシュウ「そして、聞けい!」
リシュウ「我が名はリシュウ! リシュウ・トウゴウ!  我は悪を断つ剣なり!!」
リシュウ「黄泉路へは我が零式が案内つかまつる!!」
(リシュウに『鉄壁』『気迫』が掛かる)
ククル「ええい、老いぼれが!  その限りある命、ここで散らすがいいわ!!」

〈vs ククル〉

[リシュウ]

ククル「妾を黄泉路へ誘うとは笑止千万!  逆にそなたを送り込んでやるわ!」
リシュウ「老い先短い身とは言え、 この世にはまだ未練があってのう……」
リシュウ「お主と道連れというわけにはいかん!」

[ラウル]

ラウル「我が主と言ったな! そいつは何者だ!?  それに、超機人を使って何をする気なんだ!!?」
ククル「そなたがそれを知る必要はない!」

状況選択

5ターン以内にマガルガのHPを30%以下にした
6PPになった


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