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亡国の姫君 ~ 第21話 ~

《地球連邦軍極東方面軍伊豆基地》

[伊豆基地 内部]

ヴィレッタ「……アフリカ戦線の状況は 悪化しつつあるようね」
アヤ「はい…… リュウ達も苦戦しているようです」
ヴィレッタ「まもなく北欧方面軍と 北米方面軍が動くらしい……」
ヴィレッタ「彼らの支援があれば、 戦況は好転するでしょう」
アヤ「だといいんですが……」
ヴィレッタ「アヤ、こんな時に悪いけど…… 私はホワイトスターへ行くわ」
アヤ「え?」
ヴィレッタ「ギリアム少佐から要請があり、 向こうで彼の任務を手伝うことになったのよ」
アヤ「それは…… ケースEに備えてのことですか?」
ヴィレッタ「ええ。 マオ社を襲撃した正体不明の 機動兵器が決め手になったようね」
ヴィレッタ「ノイエDCも 気がかりだけど、事が大きくなるのは あちらの方かも知れない」
ヴィレッタ「だから…… ホワイトスターへ行くわ」
アヤ「わ、わかりました」
ヴィレッタ「くれぐれも R-GUNパワードの調整と…… 彼女のことを頼むわね」
アヤ「……」
アヤ「あれは…… あの時、コアから出てきたのは……」
アヤ「本当にあの子なのでしょうか?」
ヴィレッタ「……」
ヴィレッタ「オペレーションSRWで 撃墜されたジュデッカのコアは……」
ヴィレッタ「地球へ落下し、セプタギンに回収された」
ヴィレッタ「そして、コアを構成する ズフィルードクリスタルの性能から判断すれば、 本人だと言えるわ」
アヤ「しかし、あの子は……」
ヴィレッタ「ええ……。 コアの損傷が激しかったため、 彼女の再生は不完全だった」
ヴィレッタ「そして、力や………記憶も」
アヤ「……父はあの子もSRX計画に 引き込むつもりなのでしょうか?」
ヴィレッタ「おそらくね」
アヤ「……」
ヴィレッタ「それに…… 彼女は来るべくして私達の下へ来たのかも知れない」
アヤ「……」
アヤ(来るべくして……私達の下へ……)

《アースクレイドル》

[アースクレイドル 内部]

バン「現在、 アフリカ北西部の敵部隊は地中海沿岸まで後退し、 そこで戦力の再集結を行っている」
バン「そこで、ヴィンデル大佐率いる 部隊が彼らに対し、牽制をかける。 その間にお前達は地中海を渡り……」
バン「リクセント公国を制圧せよ」
アーチボルド「リクセント…… 連邦の特別自治区の一つですね。 風光明媚な上、金山もあるとか」
バン「そうだ。あの地を手に入れ、 連邦の主要拠点の一つである アビアノ基地攻略の橋頭堡(きょうとうほ)とする」
アーチボルド「わかりました。 僕も砂漠や荒地ばかりの風景に 飽きていたところです……」
アーチボルド「ここいらでバカンスを 楽しませていただきましょう」
バン「ただし、 リクセントに対する必要以上の攻撃は禁ずる。 民間への被害も極力抑えよ」
アーチボルド「ほう……何故です?」
バン「我々が旧DCと違うことを 世に知らしめるためだ」
バン「前大戦中、あの地は 彼らの襲撃を受けているからな」
アーチボルド(おやおや…… 反地球連邦運動を支援しておいて、何を今さら)
アーチボルド(いくらお題目を唱えたところで…… 所詮、あなたも僕と同種の人間なのですよ)
バン「……よいな、少佐?」
アーチボルド「わかりました。 心に止めておきましょう」
バン「では、以上だ。直ちに出撃せよ」
(扉が開閉する・バンが立ち去る)
アーチボルド(この僕に あんなことを言うとは……)
アーチボルド(ノイエDCへの忠誠心を 試されているというわけですね)
アーチボルド(ま、いいでしょう。 今回は大人しく命令に従っておきますか)

[ハガネ ブリーフィングルーム]

キョウスケ「話とは何だ? エクセレン。 何か……気になることでもあるのか?」
エクセレン「うん…あのアインスト… アルフィミィって子のことなんだけど」
キョウスケ「……あいつ、か。 お前も宇宙で会った……と言ってたな」
エクセレン「そ。 宇宙に浮かんだストーンサークルの中でね」
キョウスケ「謎の多い奴だ。 他のアインストとは違い…おれ達以外の人間にも、 あいつの声は聞こえていた」
エクセレン「でも、聞こえない時もあるみたい。 わざとそうしてる…ってことはあると思う?」
キョウスケ「可能性は……あるな。 ブリットはアルフィミィの気配を察知したが…… それ以上のことはわからないと言っていた」
エクセレン「う~ん… こっちだとリュウセイ君達が同じようなことを 言ってたわね」
キョウスケ「彼らの共通点はあの力…念動力だ。 だが、おれとお前にあの力はない」
エクセレン「念動力の調査…TPLテストの結果は まったくのシロだったしね。 私達に不思議パワーはない、ってわけよね?」
キョウスケ「ああ。 …だが、おれ達は蚩尤塚でアインストの声を聞いた」
キョウスケ「ブリットやリュウセイには 聞こえなかったにも拘わらず、だ」
エクセレン「そうね、何で私達にだけ……」
キョウスケ「さらにわからないことがもう一つ。 ……あいつはおれのことを知っていた。 お前の方もそうだったんじゃないのか?」
エクセレン「わお、ご名答。 私のことも知ってる口ぶりだったのよね。 …どうしてかしら?」
キョウスケ「わからん。 逆にそこが、この謎を解くカギである気もするがな」
エクセレン「申し訳ないけど、 ここで謎を一つ追加させてもらおうかしら?」
エクセレン「私ね… どっかであの子とあったような気がするのよね。 覚えはまったくないんだけど」
キョウスケ「…それなら、おれも追加させてもらう」
キョウスケ「おれは、お前とあいつの雰囲気が 似ているような気がした」
キョウスケ「どうしてかはわからん。 …それについてはどう思う?」
エクセレン「あらま、そんな風に思ったの?  私に姉妹はいないし……それはキョウスケの 気のせいってことにしとかない?」
キョウスケ「……確かに、 確証があるわけじゃないがな」
エクセレン「まずは、どうして私達にアインストの 声が聞こえるのか? …そこを解決しないとね」
キョウスケ「ラトゥーニが言っていたが… おれ達の共通点に何か関係があるのかも知れん」
エクセレン「共通点ねえ…。 同じATXチームの所属で、PT乗りだとか?」
キョウスケ「だったら、ブリットやラミアはどうなる?  特にブリットは念動力という力も持っているんだぞ?」
エクセレン「ま、そりゃそうよね。 他の共通点と言えば、士官学校の時の シャトル墜落事故…とか」
キョウスケ「……あれか。 おれとお前しか助からなかった……あの事故……」
キョウスケ「だが、 アインストと何か関係があるとは思えんな」
エクセレン「個人的には、あれが怪しいかな… とは思うんだけどね」
キョウスケ「……」
エクセレン「まあまあ、キョウスケ。 あのお嬢ちゃん…また私達の前に現れるでしょうから、 直接訊いてみるってのでどう?」
キョウスケ「フッ…良くも悪くも楽天家だな、お前は」
(アラート)
キョウスケ「むっ!?」
エクセレン「な、なになに!?」

[ハガネ ブリッジ]

ダイテツ「何!?  本隊が敵の奇襲を受けただと!?」
エイタ「は、はい! 現在も交戦中です!」
テツヤ「あれだけの部隊を展開させておきながら、 まだそんな戦力があったのか……!」
ダイテツ「状況は!?」
エイタ「友軍が劣勢……!  敵機の中に量産型アルブレードや斬艦刀装備の 特機が確認されているそうです!」
ダイテツ「……!」
テツヤ「艦長、すぐに本隊の支援を!」
ダイテツ「うむ、総員第一種戦闘配置!  シロガネも同行させる!」
テツヤ「はっ!」

《リクセント公国》

〔戦域:リクセント城周辺〕

(城の正面にランドグリーズの大群とライノセラスがいる)
NDC艦長「……少佐、 城内の制圧と近衛部隊の 武装解除が終了しました」
アーチボルド「結構。 それで、アフリカ北東部の敵本隊は?」
NDC艦長「ヴィンデル隊に破れ、 アビアノ方面へ撤退中です」
アーチボルド「おやおや、 諦めの早い人達ですね」
NDC艦長「ヴィンデル隊の電撃作戦が 功を奏したということでしょう」
アーチボルド「ま、彼にはバン大佐に 対するメンツもあるでしょうからね。 では、クレイドルへ結果報告を」
NDC艦長「はっ」
アーチボルド「……というわけで、 しばらくバカンスを楽しませて もらいますよ、ルダール卿」
ジョイス「貴公らは、 一度ならず二度までも我が国を……!」
アーチボルド「すみませんね。 この国は今回の作戦にとって 位置的に都合がいいものでして」
ジョイス「国民の安全は 保障してもらえるのでしょうな?」
アーチボルド「それは あなた達の心がけ次第ですが…… 抵抗運動は歓迎しますよ」
アーチボルド「その方が 僕も楽しめますからねえ」
ジョイス「……!」
アーチボルド「ところで、 プリンセス・シャインはどちらに?  ご挨拶させていただきたいのですが」
ジョイス「……今、王女は公務で 国外へ出ておられます」
アーチボルド「はて、面妖な。 こちらで得た情報と違いますね」
ジョイス「……」
(アラート)
NDC艦長「少佐、領土内から北へ 脱出する飛行隊を発見しました」
ジョイス「!」
アーチボルド(なるほど、 そういうことですか)
アーチボルド「直ちに追撃隊を…… あ、いや、僕が行きましょう」
NDC艦長「は?」
アーチボルド「バン大佐の命令の おかげで、欲求不満気味でしてね」
アーチボルド「ここいらで 狩りを楽しませてもらいますよ」
ジョイス「か、狩り……?」
アーチボルド「おや?  敵の敗残兵をどう処理しようと 僕の勝手でしょう?」
ジョイス「う……」
アーチボルド「それに、 上手くいけば別の獲物が 釣れるかも知れませんしね」
ジョイス「……」
ジョイス(シャイン様……。 どうか……どうかご無事で……)

[ハガネ ブリッジ]

テツヤ「……艦長、 残存戦力の集結が完了しました」
ダイテツ「では、シロガネに先導させ、 アビアノ基地へ向かわせろ」
テツヤ「はっ」
ダイテツ「それと、 リクセント公国からの応答は?」
テツヤ「……ありません。 すでにノイエDC軍によって占拠されたかと……」
ダイテツ「……」
テツヤ「これで……敵軍のヨーロッパ進出を 許すことになってしまいました」
ダイテツ「うむ…… これではDC戦争初期の状況と同じだ」
テツヤ「量産型ヒュッケバインの数が 揃っていれば……」
ダイテツ「敵もそれを見越して 作戦を開始したのだろうが……」
ダイテツ「例の特機やアルブレード、 彼らが保有する戦力には大きな疑問が残るな」
(アラート)
テツヤ「何だ!?」
エイタ「リクセント公国所属と 思われる部隊からの救助信号を キャッチしました!」
テツヤ「リクセントの所属だと? 位置は!?」
エイタ「第6ラインギリギリの所…… 敵の追撃を受けているようです!」
ダイテツ(このタイミングで脱出…… もしや……?)
ダイテツ「総員、第一種戦闘配置!  PT各機、出撃準備!  本艦は第6ラインまで前進する!」
ダイテツ「なお、シロガネには 現地点で待機しろと伝えろ!」
テツヤ「了解!」
(アラート)
エイタ「艦長、 シロガネのリー艦長より通信です!」
ダイテツ「こちらに回せ」
エイタ「はっ!」
(通信)
リー「こちらプラチナム1。 ダイテツ中佐、先程の命令変更は どういうことです?」
ダイテツ「……これより我々は リクセント公国部隊の救援に向かう」
ダイテツ「貴艦は本艦の代わりに ここへ止まり、友軍残存戦力の 集結と護衛を行え」
リー「お言葉ですが、中佐。 今は残存戦力をアビアノへ送ることが 最優先事項だと考えます」
ダイテツ「……」
リー「にも拘わらず、 たかだか一部隊の救助のためにハガネを動かすとは…… あまりにも非合理的すぎます」
ダイテツ「ワシの勘が当たっておれば、 あの部隊には助け出さねばならん人物がいる」
リー(勘だと? 何を馬鹿な)
ダイテツ「この件に関してはワシが全責任を持つ。 後は任せるぞ、リー中佐」
リー「……了解です」

[ハガネ 格納庫]

ラトゥーニ「え?  リクセント公国から……!?」
ブリット「ああ。 敵に追われ、こっちへ逃げてきている 機体をキャッチしたらしい」
タスク「こんな状況下で、敵がわざわざ 追いかけてくるってことは……」
ラミア「それだけの価値のある人物が乗りまくってる… そう考えまくるべきでございましょうですね」
エクセレン「もしかして、もしかしまくると… シャイン・ハウゼン王女様がってこと!?」
キョウスケ「…可能性は高いな」
ライ「……」
ラトゥーニ「シャイン王女が ノイエDCに捕まったら、 その立場を利用されるかも……」
リュウセイ「だったら、急いで助けに行った方が いいんじゃねえのか!?」
ブリット「ああ。 カイ少佐に言って、足の速い機体から先に……」
ラトゥーニ「私、行くわ……!」
(扉が開閉する・ラトゥーニが立ち去る)
リュウセイ「ラトゥーニ!」
ライ「……R-2で出る。 リュウセイ、バックスは任せるぞ」
(扉が開閉する・ライが立ち去る)
リュウセイ「バックスって、お前……!」
エクセレン「あらら…色男とラトちゃんってば、 せっかちさんねえ」
ラミア(感情に流されすぎだ。 この状況下で…この者達はいつもこうだ)
ラミア(だが、相互にフォローを行い…… 部隊としては高いレベルで機能している。 ……考えられんことだ)
タスク「……俺達も ぐずぐずしてられないッスよ!」
キョウスケ「ああ、行くぞ。 ノイエDCへの意趣返しも含めてな」
エクセレン「意外と執念深いわよねえ、キョウスケは。 でもまぁ、やられっぱなしってのも何だし、ここらで 一泡吹きましょっか」
タスク「こっちが吹いてどうすんスか!  吹かせる、でしょ!」
エクセレン「あらら? そうだっけ?  敵の顔に吹きかけて、ウィザードがバズソーでしょ?」
タスク「それは泡じゃなくて毒霧ッスよ!」
キョウスケ「…PT相手にそんなことが出来るか。 フォーメーションの件は、おれからカイ少佐に話す」
キョウスケ「各機は出撃準備を急いでくれ」
リュウセイ「ああ、わかったぜ!」


第21話
亡国の姫君

〔戦域:海辺〕

(リオン・タイプFとF-32Vシュヴェールト改が出現)
連邦兵「こちらルーメン4!  自分がここで盾になります!  隊長は先に行って下さい!」
連邦兵「ここまで来て諦めるな!  何としてでもついてこい!」
シャイン「……いえ、もう結構ですわ」
連邦兵「姫様!」
シャイン「ルーメン4、 それ以上は無理でございましょう。 機体を捨てて脱出なさい」
連邦兵「いえ、自分はここで!」
シャイン「……今まで 私を持ってくれて嬉しく思います、 ルーメン4……いえ、フランシス」
連邦兵「ひ、姫様……!  自分は最後までお供したく……!」
シャイン「お互い生きていれば、 また会える日も来ちゃったり…… いえ、来ることでしょう」
連邦兵「し、しかし……!」
シャイン「さ、早く脱出なさいませ。 これは命令ですわ」
連邦兵「も、申し訳ありません……!  姫様、どうかご無事で……!」
(F-32Vシュヴェールト改が撤退)
シャイン(ありがとう、 フランシス……あなたも無事で)
連邦兵「姫様……!」
シャイン「マルコ、あなたと 私だけになってしまいましたが…… お願いします。何としても国外まで」
シャイン「私を逃がしてくれた ジョイスや衛兵達の気持ちに 報いるためにも……」
シャイン「私の国をノイエDCから 取り戻すためにも……!」
連邦兵(姫様……。 おつらい気持ちを我慢なされて……)
(鈍い感応)
シャイン「!」
シャイン「追っ手が来ましたわ!」
(ソルプレッサが出現)
連邦兵「くっ! 姫様、 しっかりつかまっていて下さい!」
シャイン「は、はい!」
シャイン(諦めません……!  私は……私は……絶対に!)
(作戦目的表示)

〈1EP〉

連邦兵「何とかして 追っ手を振りきらなければ……!!」
シャイン「……」
(鈍い感応)
シャイン「!」
シャイン「こ、これは……!?」
連邦兵「どうなされました、姫様!?」
シャイン「マルコ、機を あの辺りへ向けてく下さいませ!」
(南東の山の辺りを指す)
連邦兵「あの位置に?  も、もしや、姫様……!?」
シャイン「ええ、助けが来ます……!  そんな予感がしたりするの!」
連邦兵「りょ、了解しました!」

〈2PP〉

(R-2パワード、ラトゥーニ機、ハガネが出現、出撃準備、R-2パワードを指す)
シャイン「! あの機体は!!」
ライ「……間に合ったか?」
シャイン「ライディ様!」
ラトゥーニ「やっぱり、 シャイン王女……!」
シャイン「ラトゥーニ!」
ラトゥーニ「王女、よくご無事で……」
シャイン「ああ……あなた達が 助けに来てくれるなんて……!」
エクセレン「『地獄にホットケーキ』ってのは このことじゃなぁい?」
シャイン「え?」
タスク「それを言うなら、『地獄に仏』~」
エクセレン「わお!  ニホンゴ、ムズカシデ~ス!」
ラミア(『仏』と『ホットケーキ』……か)
ラミア(ん? 『キ』は?)
(アラート)
テツヤ「何だ!?」
エイタ「敵の追撃隊が 戦闘エリア内に突入してきます!」
テツヤ「各機、警戒せよ!」
(アーチボルド機など出現)
アーチボルド「フフフ、 これはまた大物が釣れましたねえ」
アーチボルド「それに、彼も……ね」
ライ「……」
イルム「よくもまあ、ゾロゾロと。 王女様の見送りにしちゃ、 物騒過ぎるぜ」
ラッセル「もしかして、自分達は敵に 誘き出されたのでしょうか……?」
イルム「かも知れんな」
アーチボルド「では、この機会に 狩れるだけ狩っておきますか。 各機、攻撃を開始して下さい」
ライ「来るか……!」
シャイン「ラ、ライディ様……!」
ライ「御身は我々が守ります。 どうかご安心を」
シャイン「はい……!」
ダイテツ「各員へ。シャイン王女が ノイエDCの手に落ちれば、彼らの プロパガンダに利用されかねん」
ダイテツ「今後の情勢のためにも、 必ず王女を救出せよ」
テツヤ「はっ!  スティール2からリクセント機へ!  敵機はこちらのPT隊で牽制する!」
テツヤ「貴機は 本艦へたどり着かれたし!」
連邦兵「了解!」
カイ「ライ、ラトゥーニ!  お前達はそのままフォワードに回り、 王女機の突破口を開け!」
ライ「了解。R-2、突撃する」
(ライに『加速』『集中』)
ラトゥーニ「シャイン王女、 待っていて……!」
(ラトゥーニに『加速』『集中』)
カイ「残りの者は 王女機の援護と敵機の牽制に回れ!」
カチーナ「おおっしゃ!  こっちも気合入れて行くぞ!」
タスク「合点承知!」
キョウスケ「アサルト各機、 ここで奴らに一矢報いるぞ。 …ぬかるなよ…!」
ブリット「アサルト3、了解!」
エクセレン「アサルト2、了解ちゃんよん。 ラミアちゃんは本当に一矢 報いちゃってね?」
ラミア(本当に……?  イリュージョン・アローを使えという 暗号指令か?)
ラミア「…アサルト4、了解で ございましちゃいました。イリュージョン・ アローがうなりましますですのよ」
ラミア(人助けか…… 毎回飽きもせずによくやる)
ライ「レオナ、リュウセイ、 王女機の誘導と援護を頼むぞ」
レオナ「よくてよ、ライディース」
リュウセイ「ラトゥーニと 一緒に突っ込み過ぎんじゃねえぞ?」
ライ「フッ…… お前に言われるまでもない」
リュウセイ「ヘッ、そうかい。 てめえの後ろは俺達が守ってやる。 その代わり、お姫さんを頼むぜ」
ライ「ああ。必ず助ける。 ……行くぞ、ラトゥーニ」
ラトゥーニ「はい……!」
(作戦目的表示)

状況選択

アーチボルド機のHPを60%以下にした
アーチボルド以外の敵機を全滅させた
リクセント機がハガネに隣接した


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