シャイン「………」
ジョイス「…ここにおられましたか。
夜風はお体によくありませぬぞ。
ささ、早くお部屋へお戻りに…」
シャイン「いえ、爺…
私はここにいます。だって…
今、ライディ様達は…」
ジョイス「………」
ジョイス「…先程、レイカー様から
ご連絡がありました」
ジョイス「ハガネやヒリュウ改の
皆様は…最終決戦に突入されたと…」
シャイン「わかっておりますわ。
私には……」
ジョイス「…そうでございましたな。
では、私めも一緒にここで皆様の
ご無事を祈りましょう…」
シャイン「ありがとう、爺…」
エイタ「第３、４艦隊と第１４、
１７航宙隊が全滅！ 敵機動部隊が
第３次防衛線を突破しました！」
テツヤ「第１次防衛線付近まで
食い込んでいるのは我々だけか…！」
エイタ「アーク１より入電！
我、操舵不能！ 我、操舵不能！」
テツヤ「何！？」
エイタ「ああっ！
グレートアークが…っ！！」
（ゆれ、爆発）
エイタ「ご、轟沈ですっ！！」
ダイテツ「ノーマン少将…！！」
テツヤ「艦長！
このままでは艦隊が全滅します！」
ダイテツ「うぬっ…！
エイタ、ホワイトスターとの相対距離は！？」
エイタ「５８０００です！」
ダイテツ「ヒリュウ改とシロガネ、
ＰＴ部隊は！？」
エイタ「健在です！
本艦の後方で敵艦と交戦中！！」
ダイテツ「ならば、シロガネを後方支援に回せ！
本艦はこれよりホワイトスターへ突撃する！！」
テツヤ「しかし、艦長！
本艦の…いえ、ヒリュウ改の火力を
合わせたとしても…」
テツヤ「ホワイトスターの破壊どころか
エネルギーフィールドすら破れるか
どうかも定かではありません！」
ダイテツ「わかっておる！
ここは最後の手段を使うしかない！」
エイタ「！ そ、それはフェイズ４…
ＰＴ部隊による要塞中枢部の破壊…ですか！？」
ダイテツ「うむ。だからこそ、何としても
本艦のトロニウム・バスターキャノンで…」
ダイテツ「ホワイトスター内部への
突破口を開かねばならん！」
エイタ「……！」
テツヤ「覚悟を決めろ、エイタ。
キョウスケやリュウセイ達に比べれば
我々の任務はまだマシな方だ」
エイタ「そ、そうですね…。では、
艦首トロニウム・バスターキャノンの
エネルギー充填を開始します！！」
テツヤ「よし、行くぞ！
機関、最大戦速！ ハガネ突撃！！」
（戦艦出撃・出撃準備）
ヴィレッタ「フッ…
役者がそろったようね」
ヴィレッタ「ならば、こちらも
最後の芝居を打たせてもらうわ」
ダイテツ「こちらダイテツだ。
本艦は今から４分以内にこのポイントへ
移動し…」
（目標ポイントを指す）
ダイテツ「艦首トロニウム・バスター
キャノンで敵要塞のエネルギー
フィールドを破り、突破口を開く」
キョウスケ「突破口…。ならば、最後の
賭けに出るというわけですね？」
ダイテツ「そうだ。
すまんが、頼むぞ…キョウスケ中尉」
キョウスケ「了解…！」
エクセレン「あ～あ…やっぱ、
結局こうなっちゃうのよねえ」
イルム「ま、貧乏クジを引くのは
俺達の宿命みたいなもんだな」
エクセレン「っていうか、
ダーリンがそういう運を必要以上に
呼び込んでるのかも…」
キョウスケ「うるさいぞ、エクセレン。
それと…ダーリンはよせ」
エクセレン「あらん、たまには
気分が変わっていいんじゃなぁい？」
リューネ「ったくもう…
何の気分なんだか」
マサキ「相変わらず
緊張感のねえ奴だぜ」
アヤ「でも、
おかげで肩の力が抜けたわ」
クスハ「エクセレンさんって、いつも
そうやって私達を元気づけてくれて
いるんですよね…？」
ブリット「それ…
買いかぶり過ぎだよ、クスハ」
エクセレン「ちょっと、そこ！
余計なツッコミ入れない！」
キョウスケ「…無駄話はそこまでだ。
みんな、ハガネの援護と進路上の
敵機の排除を頼むぞ」
マサキ「よし、任せな！」
ダイテツ「行くぞ、テツヤ大尉。
何としても本艦を４分以内に
目標ポイントへ到達させるのだ」
テツヤ「了解！ では、行きます！」
（作戦目的表示）
ヴィレッタ（ハガネの
バスターキャノンでネビーイームの
積層結界を破るつもりね…）
ヴィレッタ（必要以上にこちらから
攻撃はさせたくないところだが…）
ヴィレッタ（今、ジュデッカが
機動兵器の制御をしている以上、
手をゆるめることは出来ないわ）
ヴィレッタ（それに…
ゲーザが見当たらないのも気になる。
いったい、あの男はどこに？）
ダイテツ「あと２分以内に本艦を
目標ポイントまで到達させろ！」
テツヤ「了解！」
ヴィレッタ「さすがにやるわね…」
ヴィレッタ「でも、ネビーイームの
積層結界を破るにはハガネの
バスターキャノンが必要よ」
テツヤ「艦長！
目標ポイントに到達しました！」
エイタ「艦首トロニウム・
バスターキャノン、エネルギー
充填９０％！！」
ダイテツ「よし、
ホワイトスターへの攻撃を…」
（ホワイトスターに敵機が出現）
ゲーザ「ヒャーッハッハッハッハ！！」
ヴィレッタ「ゲーザか！？」
ゲーザ「もっと盛り上げてやるぜえ、
この戦いをよぉ！！」
ギリアム「！
奴の狙いはハガネか！？」
【デモイベント『オルガ・キャノン発射』】
（ゲーザがオルガ・キャノンでハガネを攻撃）
ゲーザ「ヒャッハッハッハァ！
バッチリ！ 大当たりだっての！！」
エイタ「か、艦首部分に被弾！！」
テツヤ「何！？」
エイタ「方位盤破損、測的不能！」
テツヤ「バスターキャノンは
撃てるのか！？」
エイタ「砲身損傷により、
長距離砲撃は不可能です！！」
テツヤ「な、何だと…！？」
ダイテツ「うぬっ、ここまでか！
艦を一時後退させろ！」
テツヤ「後退ですって！？」
ダイテツ「そうだ。
その後、総員に退艦命令を出せ！」
テツヤ「どういうことです、艦長！？」
ダイテツ「ワシがハガネを
敵要塞のエネルギーフィールドへ
直接ぶつけ…」
ダイテツ「バスターキャノンの
零距離射撃で、内部への突破口を開く！」
テツヤ「拒否します！ 艦長一人で
この艦を動かすことは出来ません！」
ダイテツ「オートクルーズ機能を
応用すれば、可能だ！」
テツヤ「しかしっ！」
ダイテツ「命令を復唱せんか、大尉！
お前達は次なる戦いのために
ここから脱出するのだ！！」
テツヤ「！
ま、まさか…このハガネを
自沈させるおつもりですか！？」
ダイテツ「そうではない…
ワシは最後の最後まで戦い抜く…！」
ダイテツ「死んでいった多くの
部下に報いるためにも…ワシに
最後の務めを果たさせてくれ…！」
テツヤ「それでも…拒否します！」
エイタ「じ、自分も…
ここまで来て逃げるのは嫌です！」
ダイテツ「お、お前達…！」
テツヤ「それに、
自分には策があります！」
ダイテツ「策だと…！？」
テツヤ「はい！
この艦の特性を生かせば…！
艦長、どうか許可を！」
ダイテツ「よかろう…！
やってみせろ！」
テツヤ「了解！ エイタ、
トロニウム・バスターキャノンの
有効射程距離は！？」
エイタ「現在、
６８００までダウンしています！」
テツヤ「それだけあれば充分だ！
残る力をふりしぼって…」
（目標ポイントを指す）
テツヤ「このポイントまで
突貫するぞ！！」
エイタ「了解！！」
レフィーナ「ユン、
ハガネは何と言っているのです！？」
ユン「再度突撃し、トロニウム・
バスターキャノンによる攻撃を
行うそうです！」
レフィーナ「！？ それでは
ハガネも巻き込まれることに…！」
ショーン「…いや、スペースノア級の
特性を生かせば、あるいは…」
レフィーナ「特性！？
もしかして、艦首モジュールを！？」
ショーン「とにかく、ハガネを
援護しましょう。敵はさらなる増援を
送り込んでくるはずですからな…！」
（作戦目的表示）
ゲーザ「さぁて、さっきのでレビ様の
命令は完了したからな…」
ゲーザ「あとは俺の好きにやらせて
もらうぜぇ！ ヒャハハハ！！」
ヴィレッタ「何をする気だ！？」
ゲーザ「決まってんだろ！？
地球人共を皆殺しにするんだよ！」
ヴィレッタ「サンプルを
殺すというのか？ それは
レビ様の命令と矛盾しているぞ」
ゲーザ「うるせえ！！
レビ様の命令はさっき完了したって
言ってんだろうがっ！！」
ゲーザ「だから、後は俺の好きに
やってもいいんだっての！！」
ヴィレッタ（こいつ…
言っていることが支離滅裂ね。
アタッドが何かしたのか？）
ゲーザ「よ～し、
まずはてめえから血祭りだ！！」
ヴィレッタ「！！」
ゲーザ「ヒャハッ！
てめえが二重スパイだっていう
ネタは上がってんだよ！！」
【強制戦闘】
ゲーザ[オルガ・キャノン]ｖｓヴィレッタ[回避]
ヴィレッタ『どうやらここまでのようね…』
（ヴィレッタ機撃墜）
ゲーザ「オラオラ！
死にやがれ、裏切り者めぇ！」
ヴィレッタ（…どうやら、
ここが潮時のようね……）
（ヴィレッタ機が爆発）
リュウセイ「あいつ、
味方を落としやがった！？」
マサキ「仲間割れか！？」
リュウセイ「それはわからねえが、
あの感じは…！」
マサキ「ああ、
テンザンの野郎にそっくりだぜ…！」
リュウセイ「あいつもカーウァイ大佐
みたいに…エアロゲイターに捕まって
利用されてるってのか…！？」
ライ「この際、奴の正体が何なのかは
関係ない。ここを突破しなければ、
連邦軍は敗北するぞ」
リュウセイ「あ、ああ…！」
リュウセイ（俺達も捕まったら…
あいつみてえに…！？）
ゲーザ「次はてめえらの番だぜぇ！
ヒャハッ！ ヒャハハハハ！！」
（フーレ×８が出現）
ユン「艦長、
敵の艦隊が転移出現しました！」
レフィーナ「このタイミングで
艦隊を送り込んでくるとは…！」
ゲーザ「死ね、死ねぇ！
ヒャーッハッハッハッハァ！！」
ショーン「多勢に無勢、
少々まずいことになりましたな」
レフィーナ「いざとなったら、
本艦で敵艦隊を引きつけます！」
？？？(エルザム)「その役目、
我々にも手伝わせてもらおう」
レフィーナ「！？」
（クロガネ、グルンガスト零式が出現）
レオナ「あれはクロガネ！
エルザム少佐が来てくれたの！？」
エクセレン「わお！ それに
ボスのグルンガスト零式も！」
エルザム「こちらはクロガネの
エルザム・Ｖ・ブランシュタインだ。
これより貴隊を援護する」
レフィーナ「………！」
ライ「何故だ！？ 何故、俺達を…」
エルザム「フッ…私は自分の役目を
果たしているだけだ」
ライ「役目…！？」
エルザム「だから、
お前も自分の成すべきことを成せ」
ライ「兄さん…！」
ゲーザ「ヘッ！
脇役の分際で、なかなか場を
盛り上げてくれるじゃねえか…」
ゲーザ「ま、ゲームは一方的な
攻めばかりじゃ面白くねえからな！」
ゲーザ「余興として
楽しませてもらうぜぇ！
ヒャーッハッハッハァ！！」
ゼンガー「ならば、
とくと見るがいい…」
ゼンガー「…我ら地球人類の力と
意地………そしてッ！」
ゼンガー「我が零式斬艦刀の
威力をなッ！！」
ブリット「キョウスケ中尉！
ゼンガー隊長が！！」
キョウスケ「ああ…。
敵に回せば厄介だが、味方にすれば
あれほど頼もしい男はいない…！」
ギリアム「ゼンガー、エルザム…」
エルザム「ギリアム、
カーウァイ隊長のことは聞いた…」
ゼンガー「これ以上、隊長のような
人間を増やすわけにはいかん…！」
ギリアム「敵味方にわかれていた
教導隊が今、一つになる…。
これも大佐の導きか」
ゼンガー「行くぞ、
エルザム、ギリアム！ 今こそ、
カーウァイ隊長の無念を晴らす時！」
エルザム「承知！」
ギリアム「了解だ！」
ゼンガー「我ら特殊戦術教導隊…
いざ参るッ！！」
（ゲーザ機が復活）
ゲーザ「ヒャ、ヒャハハッ！
や、やるじゃねえか…！」
ゲーザ「だがな、俺は死なねえぜ。
てめえらをこの手でブチ殺す
まではなあ！ ヒャハハハ！！」
タスク「ゲ！
あいつ、再生しやがったぞ！？」
ラトゥーニ「もしかして、
この間のゲシュペンストや
Ｒ－ＧＵＮリヴァーレト同じで…」
キョウスケ「アサルト１より各機へ。
奴には構うな。ハガネを目標ポイントへ
到達させることに専念しろ」
エイタ「敵要塞まで
距離７０００…６９００…！」
エイタ「バスターキャノンの
有効射程距離に入ります！！」
（ハガネを中心に爆煙）
エイタ「！！ 前方に
強力なエネルギーフィールド展開！
か、艦が進みません！！」
テツヤ「それは計算の内だ！
補機ロケットエンジンクラスターの
オーバーブーストを使え！！」
エイタ「了解！
オーバーブースト、点火！！」
テツヤ「総員、対衝撃・対閃光防御！
続いて、重力ブレーキ解除！！」
エイタ「じゅ、重力ブレーキを！？
そんなことをすれば、発射の
反動で艦体がっ！」
テツヤ「いいからやれ！ 発射と同時に
艦首モジュールを切り離すんだ！」
エイタ「りょ、了解！」
ゲーザ「馬鹿が！
そう何度も同じ手が通用すると
思うなっての！！」
エイタ「ぜ、前方に敵機が！
こちらを狙っています！！」
テツヤ「構うな！ 発射準備！！」
ゲーザ「させるか！ てめえらは
ここでくたばるんだっての！
ヒャーッハッハッハッハァ！！」
【強制戦闘】
ダイテツ（トロニウム・バスターキャノン）ｖｓゲーザ（攻撃）
（ゲーザは撃墜）
ゲーザ「ギャ、ギャアアアァァァッ！！」
（ゲーザ機が爆発・ホワイトスターのバリアを破る・閃光）
ユン「やりました！
エネルキーフィールドの一部が
消滅！ 内部へ突入出来ます！」
レフィーナ「ハガネは！？
ハガネはどうなったの！？」
ユン「お、おそらく、
爆発に巻きこまれて…！」
ショーン「いや、あれを！
ハガネは無事ですぞ！」
レフィーナ「！！」
ユン「確認しました！
ハガネはホワイトスターから
離脱しつつあります！」
ユン「で、でも、
一体どうやって…！？」
ショーン「バスターキャノンの
発射と同時に艦首モジュールを
切り離し…」
ショーン「その反動で
脱出したようですな…！」
ユン「な、なんて無茶な…！」
ショーン「いえ。
単純かつ無謀極まりない策ですが……」
ショーン「テツヤ・オノデラ…
さすが、ダイテツ中佐の見込んだ
男だけのことはありますな」
レフィーナ「ええ…！」
ユン「艦長、
クロガネのエルザム少佐より
通信が入っています！」
レフィーナ「つないで下さい！」
エルザム「こちらはクロガネの
エルザム・Ｖ・ブランシュタイン少佐です」
エルザム「これより本艦はハガネの
一部クルーを収容し…」
エルザム「艦首超大型回転衝角で
敵要塞外壁を破壊。ＰＴ部隊と共に
内部へ突入します」
レフィーナ「了解です！
では、本艦も…」
エルザム「いや、
貴艦には後方にいるシロガネの
援護をしていただきます」
レフィーナ「ええっ！？
クロガネ１隻で敵要塞内に
突撃するつもりですか！？」
エルザム「心配ご無用…」
エルザム「この参番艦クロガネは、
このような時のために造られたのですから」
レフィーナ「……！」
エルザム「それに…レフィーナ中佐には、
我々の帰る場所を守っていただく必要が
あります」
レフィーナ「…わかりました。
貴艦のご武運を祈ります…！」