カーンズ「そ、そんなばかな……
だ、だが動力炉を失った程度で
この最終形デビルガンダムは
とめられはせんぞ……」
村雨「やはり動力炉をとめても無駄か…
本体を叩かねば
だめだということだな」
銀鈴「健二さん!?」
村雨「ファルメール、ここをぬけて、
さらに奥へと向かえ
そこに、デビルガンダムの本体がいる」
銀鈴「でも、健二さん、そのバリアーは……」
村雨「こいつは俺がなんとかする……くっ」
(ビーム砲のような音)
村雨「ぐうぅぅぅぅぅ……」
(ビーム砲のような音)
銀鈴「健二さん!?」
村雨「……俺のことはいいんだ。デビルガンダムの
残骸を回収した奴がいると
知った時から、こうなることはわかって
いたさ。でも……
やっぱりいつものようにファルメール、
お前はそっちで俺はこっちだったよ
なに、どうせ俺は死ねない男だ。
どうせすぐに生き返る
……お前だけだったよ、死ねない男の
つらさをわかってくれたのは。ありがとう…」
銀鈴「健二さん、やめて!!
私が、私が飛べば……」
村雨「ファルメール、君は力を使っちゃ
いけない。いつかまた会おう……そうだ
俺が死ねる、その日がくれば…………」
(ビーム砲のような音、壁が消える)
カーンズ「ばかな…………」
銀鈴「健二さん……
みんな、行きましょう
デビルガンダムを倒すのよ」
(デビルガンダムが出現)
ドモン「デビルガンダム……これが最終形態
……どうやら俺たちの想像以上の
力をつけたようだな。だがっ!!」
ウォン「…………」
ドモン「コアはウォンか……哀れな男だ。
せめて、一気にケリをつけてやる!」
ドモン「……さぁこい、デビルガンダム!
貴様の最後の姿、この俺が
見届けてやる!」
(爆発、復活)
ドモン「フン……出たな。いいかお前たち!
これが最後だ!」