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恐怖! デビルアクシズ始動! 後編 アーク

〈デビルガンダム撃墜(2回目)〉

ヒイロ「デビルガンダムの破壊を確認…… 任務完了」
デュオ「へへっ、やったぜ。 もう2度と出てくんじゃねぇぞ!」
レイン「やったわ、ドモン!  今度こそ、本当に終わりよ」

〈戦闘宙域・アクシズから少し離れている〉

アムロ「デビルアクシズが崩壊する…… ドモンたちはまだ出てこないのか?」
ベルトーチカ「ええ…………あ、来たわ!」
ブライト「よし、収容次第、離脱する!  急げよ!」

葉月博士「アクシズの様子はどうかね?」
ヘンケン「アクシズを取り込んでいた デビルガンダムはなくなったようですな
 が、我々が思っていたほどアクシズ 本体に影響はなかったとみえます」
サリィ「どういうことです?」
ヘンケン「ん……アクシズの核パルスは いまだに稼動を続けている
 つまりアクシズはまだ地球へ向けて 落下中だということだ」
アンナ「そんな……じゃあ……」
ヘンケン「無駄だったとはいわんよ。 ただ、まだ足りないということだな」

「チッ、いってぇどういうことだよ」
ブライト「アクシズはとまらんか……」
アムロ「シャアの奴……デビルガンダムを滅ぼし ても影響はないと知ってたんだ」
万丈「やはりアクシズそのものを 破壊するしかないようだね」
アラン「ああ……だが、もうアクシズは 地球の引力に引かれ始める」
「ぐだぐだいっててもしかたがねぇ。 もう1回やんなきゃならねぇんだろ!?」
ショウ「それも、すぐにな」
ブライト「そうだな……補給を急がせろ。 修理は応急処置でかまわん!
 またすぐに出すぞ!」

アストナージ「違う、それはこっちにまわせ!! レイン ジャネット、デッキにあがってくれ!
 シャリー、急いで!  時間がないんだぞ!!」
甲児「うっへぇ、大変そうだなぁ。 アストナージさん、オレもなんか
 手伝おうか?」
アストナージ「ばかいってないで、パイロットは ハサン先生のとこで栄養剤でも
 うってもらって、少しでも休めよ。 こっちは俺たちでなんとかするから!」

ベルトーチカ「……どういうこと?」
アムロ「だからさ、シャアは、 俺と決着をつけたいんだ
 だからあえて俺たちの前に出てくる」
ベルトーチカ「まさか! そんなことしたって何にも……」
アムロ「意味はある。シャアはそういう奴だ。 もしかしたら、俺たちと
 一緒にいた時期から それを考えていたのかもしれない」
ベルトーチカ「ばかばかしい。地球の 寒冷化作戦なんでしょ?」
アムロ「そうだが……」
ベルトーチカ「本気じゃないとでも?」
アムロ「いや、奴は本気だよ。 俺と対決したいというのもね
 そういうことのために 命をはってみせるのがシャアだ
 両立させたいんだよ、奴は」
ベルトーチカ「アムロ……」
アムロ「大丈夫さ。俺は、俺たちは 奴に勝って、アクシズもとめてみせる
 そのうえで生きて帰るさ。でないと、 ベルにもチェーンにも、悪いものな?」

〈アクシズ〉

クェス「あ……うぅぅ……」
シャア「ん? どうした?」
クェス「……大佐……あたし…… 敵をみんな殺さないと……あたし
 あたし……駄目になっちゃう!!」
シャア(死にゆく人間の意思を もろに受けすぎたか……)
クェス「みんな……みんな苦しんだんだよ!?」
シャア「わかっている。すぐにもう1度 出られるが、クェスには私を
 守ってもらわねばならん。おびえを 隠すために戦うのでは、よくないな?」
クェス「大佐……」
シャア「私は準備をせねばならん。少し 休め。いいな」
クェス「……はい」

シャア(次で終わらせるぞ……アムロ、 そしてマーチウィンド)


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