裏嶋「機体は安定。
次元の渦に突入するのね。これより」
飛竜「……いけそうなのか?」
裏嶋「みゆきさんの店が来てくれて、色々助かったわけ。
メンテもできたし。ざっとだけど」
裏嶋「燃料の補給も完了。
なんか、一緒に消火器も買わされたけど」
アキラ「それ以外は……古い体感ゲーム機か?
そんな物、買ってる場合じゃないだろ」
せがた「いや、子供たちは喜んでいる!
やはり……ゲームはいい!」
ヴァシュロン「自転車をこぐやつは、ダイエットになるってんで、
女性陣に好評だな。何人か並んでたぜ」
零児「小牟もそっちに行ってるのか。
……まったく、緊張感がない話だな」
クリス「連戦が続いているんだ。
緊張を緩めることも、時には必要だろう」
仁「特に、これから行くのは……未知の世界だ。
敵もすでに入り込んでいる」
秀真「機神界、だったか?
機神兵たちの巣窟(そうくつ)だな? フィオルン」
フィオルン「ええ、機神界は。
隣り合った巨神界は、私がいた世界だけど」
エックス「巨大な像の上にある世界か。
どうも想像がつかないな」
裏嶋「百聞は一見にしかず。
……じゃ、次元の渦をくぐるのね。今から」
大神「もうそんな距離まで来てるのか。
……よし、博士、行ってくれ!」
デミトリ「抜けたか? ほう、あれは……」
クロム「でかい……! あれが……巨神と機神!?
フィオルン、どうなんだ?」
フィオルン「こんな高さから見下ろしたことはないけど、
切り結ぶ二体の巨人……間違いないと思う」
ダンテ「ずいぶん高空だが……それでも、あの大きさか。
まさに"世界"だな」
フィオルン「帰ってこれたんだ……巨神界に」
平八「巨神界と機神界……二つに分かれていると
言っておったな? あれはどっちじゃ?」
フィオルン「正確には、ここから見て……
左の巨人の上にある世界を巨神界って呼ぶの」
キャプテン「ならば、中央の橋を渡って右が機神界か。
フィオルン、キミはどこからワープした?」
フィオルン「機神界の上層部よ。そこで転移装置を使ったら、
なぜか、あなたたちの世界に……」
レオン「じゃあ、その機神界に降りた方がいいのか?」
フィオルン「危ないと思う。一度、巨神界に降りて……
助けを求めるのがいいんじゃないかな」
裏嶋「じゃあ、とりあえず、
左の巨人の方に降りればいいのね」
零児「よし、ならばこのまま降下して……」
(何かが着弾して爆発。全体が揺れ始める)
カズヤ「ぬうっ! なんだ……!」
影丸「何が起きた!?」
真島「モニターが消えよった!?
おうっ、博士! どないなっとるんや!」
裏嶋「攻撃を受けたのよ! どこからか!」
ゼロ「どこからかだと!? ……この高空でか!?」
裏嶋「長距離射撃を受けたみたい。
外部カメラに、黒い飛行物体が映ってるのね。小さく」
フィオルン「黒い……飛行物体? まさか……!」
零児「機体の状況は!」
裏嶋「メンテしたばっかりだっていうのに! きいいっ!」
バージル「うろたえるな。……落ちるのか?」
裏嶋「もうだいぶ落ちてるのね。残念ながら。
……なんとか不時着してみるけど」
裏嶋「みんなに何かに掴まるように言ってきて!」
桐生「ああ、いいぜ。あとは頼む、博士……!」
(炎と煙を上げた飛行形態の龍亀一號が落ちてきて、亀裂に嵌って止まる)
(裏嶋たちが龍亀一號から出てきている)
ワルキューレ「みなさん! ご無事ですか!?」
ハセヲ「まったく、PCボディなのに死ぬかと思ったぜ……。
どうなったんだ? ここはどこだよ?」
飛竜「……フィオルン、現在地は?」
フィオルン「ここは「大剣の渓谷」ね。
機神の……剣の上よ」
レオン「上空から橋に見えたやつか。
これが剣とは、とんでもないスケールだな」
巨神界と機神界
ジル「フィオルンの仲間たちがいる巨人と、
敵の本部がある巨人……その中間地点ね」
アキラ「運が良かったのか、悪かったのか。
……博士、龍亀一號は動けるのか?」
裏嶋「最後はミゾでうまく止まってくれたから、
損傷はそこまで大きくないのね。修理はいるけど」
フィオルン(この地面のミゾは……モナドの傷痕。
……お兄ちゃん、ありがとう)
パイ「時間は必要ってことね。
……でも、何に攻撃されたのかしら?」
影丸「……周囲に気配はなし」
エックス「あれだけ高空にいた龍亀一號に気付いたんだ。
今の俺たちの状況も、知られているはずだが……」
黒のフェイス
フィオルン「黒い顔つきかもしれない。
……あいつは自由に飛べたはずよ」
バージル「顔つき……? 何者だ、そいつは」
レンヌ・ル・シャトーの地下墓地
秀真「KOS-MOSやフィオルンと出会った
墓地にいた……あいつか」
シエル「その敵がこの世界にいるとして……
追撃をしてこないのはなぜでしょう?」
フィオルン「それはわからないけど……」
桐生「仕掛けてこねえなら好都合だ。
態勢を立て直すチャンスがある」
うらら「私たちよりも先に、この世界に来たヒトビトは
何をしているのでしょうか!」
デミトリ「他の敵か。ここにある金の鎖……
『逢魔』はまだ気づいてないのか?」
飛竜「奴らがどこに降下したかにもよる。
……だが、見つかるのは時間の問題だろう」
レオン「飛竜の言う通りだ。
……ここを狙われるのはまずいな」
ジル「これだけの人数がいるのよ?
手分けして、やれることをしましょう」
秀真「そうだな。なら……偵察に出てみるか」
フィオルン「私は巨神界の近くまで戻って、
助けを呼んでこようと思うの」
大神「名案だと思うよ。まとまって動けば、
途中で襲われても応戦できる」
キャプテン「よし、じゃあフィオルンくんたちには、
救援の要請を頼もう。残りは……」
クリス「ここには結構な数の組織が降下しているはずだ。
それを調べてこよう」
零児「わかった。
俺たちは龍亀一號の修理と、警護をする」
さくら「そうと決まれば、急ぎましょう。
フィオルンさん、道案内をお願いね」
フィオルン「うん、大丈夫!」
シエル「ですが、シャドルーや逢魔と遭遇しても、
無理はしないでくださいね」
ベガ
ケン「ベガの野郎か? へっ、そりゃ丁度いいぜ。
そうなったら、その場でブッ飛ばしてやるさ!」
エステル「はい、人の心を自分の野望のために
操るなんて、許せません!」
ヴァシュロン「お、いつになく燃えてるな、お姫さん」
ユーリ「あんたらを信用してないわけじゃないが、
本当にオレたちも行かなくて大丈夫か?」
アクセル「まかせとけよ、ユーリ。
これだけ人数がいるんだ。互いにフォローできる」
フェリシア「何かあったら、
すぐに知らせに戻って来るからさ!」
フレン「わかった。
こちらも緊急事態には備えておくよ」
カイト「龍亀一號の修理、お願いします。
衝撃で部屋の中がメチャクチャになってて……」
マヨイ「まかせて! 手分けして片付けるから。
もう、あたしたちの家みたいなもんだし!」
ダンテ「フッ、まったくだ。じゃあ、頼むぜ」
裏嶋(……いい加減にもらおうかしら。家賃を)
(偵察に出る部隊と救援を要請する部隊が立ち去る)
ルキナ「状況はどうですか? 裏嶋博士」
裏嶋「まあまあね。エンジンとメインコンピュータは
大丈夫よ。まだあちこちショートしてるけど」
裏嶋「各部屋の片づけはどう?
そっちまでは手が回らないけど」
クロム「リーンベルが中心になって、がんばってくれている。
だいぶ片付いているぞ」
裏嶋「あなたたち親子はいいの?
こっちはあたくしだけでなんとかなるけど」
クロム「う、うむ……手伝ってはいたんだが……
物を踏み潰したり、壁に穴を開けてしまってだな……」
アリサ「追い出されたんです、二人とも。
私も片付けるのが苦手なので、こっちに来ましたけど」
裏嶋「外に出てなさい。あなたたちは」
裏嶋「……って、本当に出てもらうことになりそうね」
(西側に機神兵が複数出現する)
マヨイ「ちょ、ちょっと! 外を見てっ!
あれは……!」
リーンベル「もうっ、真宵さん! 手を休めないで!
まだまだ、全然片付いちゃ……」
シャオユウ「いやいや、リーンベルさん! 敵だよ!
この世界のロボット兵士!」
零児「さすがに、いつまでも放っておいてはくれないか。
みんな、出るぞ!」
(残っていたメンバーが龍亀一號から出てくる)
仁「機神兵の集団か。
群れのボスは……いないようだな」
黒いフェイス
春麗「あの黒い機神兵ね。
……他の指揮官機らしいのも見当たらないわ」
アリサ「敵の偵察隊かもしれません。
仲間を呼ばれたら、戦線が拡大してしまいます」
カズヤ「その前に全滅させれば問題ない」
リーンベル「はい! あ、カズヤさんは全然部屋の片づけを
しなかったんですから、ここは働いてくださいね」
カズヤ「……黙れ、小娘」
ルキナ「私も、こちらのお片付けなら!」
緋花「こいつらなら、いくら風穴を開けても大丈夫よ。
存分にやりなさい」
(勝利敗北条件表示、ステージ準備)
(西側中央に黒いフェイスなどが出現する)
黒いフェイス「そろそろかァ? クックックック……」
ナナ「な、なんかでっかいのが出てきたよ!」
シャオユウ「あっ! こいつが黒い顔つきだよ!
この世界に戻ってたんだ!」
黒いフェイス「おかげさんでなあ。
てめえらがマゴマゴしてるうちによォ!」
(南西側から救援要請に出た部隊が戻って来る)
フィオルン「待ちなさい、黒い顔つき!」
黒いフェイス「ダンバンの妹か。
遅かったじゃねえか、帰ってくるのがよぉ!」
黒いフェイス「仕方ねえから、招待状を出してやったが、
気に入ったかよ? ああ?」
真島「招待状やて?
ワシら叩き落したんは、おまえかい!」
エックス「なるほど、高高度での長距離射撃……
背中の武器を使ったのか」
ナツ「で、ナニ?
やっとこさトドメを刺しに来たってワケ?」
黒いフェイス「いやぁ? 少し泳がせてみたが……
中々来やがらねえから、俺から出向いたわけよォ」
ゼロ「どういう意味だ?
ここに俺たちが墜ちたのは想定外だったと?」
ナルホド「ぼくたちを待っていたわけではない……
ということじゃないのかな?」
黒いフェイス「………………」
黒いフェイス「まあいいぜ。
久々に暴れてえとも思っていたところよ!」
黒いフェイス「さすがにこれだけの数で暴れれば……
気付くだろ!」
イングリッド「少なくとも、ワシらには気付かれたのう。
ついてなかったな、おぬし」
クリスとジル
仁「それはそうと、
クリスたちのグループは一緒ではなかったのか?」
桐生「ああ、あいつらは途中で横道に入った。
……何か見つけたようだったが」
大神「俺たちは巨神界を目指していたからね。
途中で別れたんだ」
ゼファー「で、騒ぎを聞きつけて戻って来たってわけか」
涼「ああ、見覚えのある黒いヤツが
降りるのが見えたんでな」
ジェミニ「オー、ジャストタイミング!
間に合ってよかったよ!」
黒いフェイス「おしゃべりはそこまでにしなッ!
……始めるぜ、とっととよォ!」
零児「戦うつもりなら、なぜすぐに来なかった?
……何か、隠しているな」
エリカ「クリスさんたちも戻って来てくれればなあ。
みんないた方がいいですよね」
フェリシア「ハデに暴れれば、あたしたちみたいに
気づいて来てくれるかも! やっちゃう?」
黒いフェイス「いいねェ~!
俺もハデな戦いは……大好きなんでなぁ!」
(ステージ準備)
(北西側にケンが出現する)
ケン「………………」
真島「お、ケン・マスターズやないけ!
BSAAと一緒に行った連中が戻ってきたようやな」
涼「ケンさん、他のみんなは?
何を追いかけて行ったんだ?」
ケン「……ウ……ウウ……」
平八「むう……? 様子がおかしい。
……なんじゃ? この気の流れは」
(ケンの少し後ろ側にエステルが出現する)
エステル「………………」
フレン「エステリーゼ様!?」
小牟「こりゃ、漫遊冒険娘! ケンは大丈夫なのかの?
なんか、ウーウー言っちょるぞ?」
ナルホド「もしかしたら、ケガをしたケンさんを
連れて戻って来たんじゃ……」
エリカ「た、大変! だったら、早く治療を……」
エステル「………………」
アティ「エステル……さん?」
(ケンの右側にブレイクが出現する)
ブレイク「………………」
フェリシア「あ、アクセル! ねえ、ケンもエステルちゃんも
おかしいんだけど、どういうこと?」
ジェミニ「あれ? アクセルさんもおかしくない?
もっと赤かったような……」
ゼファー「いや、あれはわかるだろ!
確実にニセモノのブレイクって奴だ!」
(ケンとブレイクの間にブラック・ハヤトが出現する)
ブラック・ハヤト「ぐ……う……うう……」
ジューン「ハヤト!?」
マヨイ「もう完全に味方じゃない人まで出ちゃった!
どうなってるのこれ!? 何が起こってるの!?」
アリサ「クリスさんたちのチームに何が……!?」
デミトリ「奴らを取り巻く力、覚えがある。
……サイコパワーと言ったか」
春麗「サイコパワー!?
じゃあ、クリスたちが追って行ったのは!」
(ケンたちの後ろの乗り物の残骸の上にベガが転移してくる)
ベガ「クックックック……。
よもや、こんな所まで来たとはな」
イングリッド「ベガ……! やはりシャドルーか!
コラッ! ケンたちに何をしたんじゃ!」
ベガ「我がサイコパワーの洗礼を浴びせただけよ。
ケンという男、つけ入るスキがあったのでな」
ベガ「それにエステリーゼという娘……
無駄にこやつをかばったために、そのザマよ」
ベガ「一度は親衛隊にと見込んだ力の持ち主……
不都合はないがな。フフフフ……」
シャオユウ「このままじゃハイレグにされちゃうよ!
シャドルータイフーンが誕生しちゃう!」
ユーリ「んなもん誕生されてたまるかっての。
待ってろ、エステル! すぐ正気に戻してやるからな!」
黒いフェイス「………………」
ベガ「なんだ? 貴様は。
……この世界のロボット兵士か」
黒いフェイス「ああ~ん? おまえもヨソ者か。
……予定とはちと違うがよォ!」
黒いフェイス「この金の鎖……
引き抜ける奴らじゃねえと意味がねえ」
クロム「奴の狙いは鎖のようだな」
大神「そうか、ここで騒ぎを起こしたのは、
鎖を取り除ける……『逢魔』を誘い出すためか!」
黒いフェイス「……ちっ、余計な奴らばかり集まりやがって!」
ベガ「ほぉう、貴様……『逢魔』を待っていたのか」
黒いフェイス「エラそうに……何様だ、てめぇ。
鎖を何とかできるってのかぁ? ああ?」
ベガ「このベガ様が手を下すまでもない。
……こいつらにやらせればな」
(北西端に毒牛頭と片那などが転移してくる)
毒牛頭「ヒャッハーッ! お待たせしました、ベガ様ッ!」
緋花「『逢魔』の連中も連れていたのね。
この牛男もサイコパワーに操られているの?」
小牟「ああ、こやつが操られるのはいつものことじゃ。
気にする必要はない」
零児「だが、協力関係にあるはずの逢魔を、
なぜ操る必要がある?」
緋花「金鎖の先に埋まった物を……
手に入れるつもりじゃないかしら」
ベガ「………………」
さくら「好きにはさせません!
ケンさんとエステルさんは、返してもらいます!」
ケン「………………」
エステル「………………」
ジューン「ハヤトもうまく私たちで保護できれば、
元に戻せるかもしれない!」
キャプテン「彼の場合はサイコパワーだけじゃないのが、
少々厄介だがね」
ブラック・ハヤト「……俺を……自由になど……できん!」
ブレイク「………………」
春麗「まったく、見た目が同じすぎてややこしいのよ!
あなたは容赦なく破壊させてもらうわ!」
毒牛頭「ヒャッハーッ! 結婚してえーッ!」
パイ「……こいつはいいわね。
さっさと倒してしまいましょ」
ベガ「ふん、やるつもりか。ならば……
金鎖を回収する前に、少し遊んでやろう」
(ベガの前に神機兵が3体、暴走神機兵が3体出現する)
シエル「神機兵! もう完全に制御方法を
手中にしているんですね……!」
ナナ「機神兵に神機兵に……ややこしいなあ、もー!」
ヴァシュロン「こりゃ、かなりの数の兵隊が持ち込まれてるな。
……シャドルーめ、本気だぜ」
ユーリ「こっちだってマジだ。
……エステル、待ってろよ!」
ワルキューレ「少し痛いかもしれませんが……
一度意識を失えば、元に戻るはずです!」
ベガ「ククク……そううまくいくかな……?」