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危険な美の妖精たち ~ 第24話 ~

[龍亀一號 操縦室]

裏嶋「離陸成功、機体は安定……っと。とりあえず」
大神「無事に飛び出せたようだね。 一時はどうなることかと思ったよ」
イングリッド「さすがは空中INというだけあって、 飛行機用のパーツは揃っておったようじゃな」
裏嶋「ん~、そうねえ……」
フレン「浮かない顔ですね、博士。 修理がうまくいかなかったんですか?」
裏嶋「素材が足りなかったのよ。修理に必要な」
エステル「あのお店で……ですか? なんです?」
裏嶋「……純銀と純金よ」
アリサ「シルバーと……ゴールド?  そんな貴金属、何に使うんですか?」
裏嶋「メインコンピュータとジェネレーターの 伝達回路まわりに必要なのね。これが」
小牟「予備はないんかい。古来より、 銀と金は手元に置け、抱いて眠れっちゅうじゃろが!」
裏嶋「純度の高い物は、手に入らないのよ。簡単には」
ケン「おいおい、そんな状態で、 龍亀一號、落ちたりしないだろうな?」
「動くには動くが、血の巡りが悪い…… みたいなことになってるんじゃないか?」
裏嶋「あら、いい表現ね。実に。 ようするに、そういうことなのね」
裏嶋「ジェネレーター出力は上がらないし、 次元をくぐるためのディメンジョン・ダイブも無理」
シエル「『逢魔』やシャドルーを追撃しなければ ならないという時に、困りましたね……」
零児「無いものは仕方あるまい。 ……降下自体は問題ないんだな? 博士」
 金色の鎖
裏嶋「降下中よ。今、まさに。 さっき確認した、金の鎖に向かってね」
ゼロ「だましだまし行くしかないか。 だが、金と銀……入手方法はあるのか?」
裏嶋「あっと、見えて来たようよ。金の鎖が。 モニター、つけるから」

[バーゼル全景]

(スクエア・ガーデンに金の鎖が突き刺さっている)
ナナ「わー、すごい!  歯車の上に……街があるよ!」
アティ「そして、そこに金の鎖が。 ……ここはどこなんですか?」

ゼファー「冗談だろ……? こいつは……ここは……!」
ヴァシュロン「笑えねえな。 だが、間違いないぜ。ここは……」
リーンベル「バーゼル……!  私たちの……小さな世界……!」

クロム「なんだって!? 間違いないのか!?」
ヴァシュロン「こんな見慣れた、歪(いびつ)な世界が いくつもあるとは思えねえ」
アクセル「じゃあここは、はるか未来…… ゼファーたちの住む地球だっていうのか!?」
ハセヲ「まさかのご帰還ってわけだ。 けど、ここにも金の鎖が結構あるな」
 空中戦艦バルログ
キャプテン「空中戦艦バルログは、それを回収するために 上空まで来ていたということか」

ジューン「私たちも、急いで降下しましょう!  ヴァシュロン、安全に下りられる所は?」
ヴァシュロン「そうだなスクエア・ガーデンがいいだろう」
せがた「どのあたりだ? 上か? それとも下か?  もしや、真ん中なのか!?」
リーンベル「えっと……上層の、ちょうど鎖が刺さっている所です」
ゼファー「俺たちが『The World』に入り込んだのも そこだし、丁度いいんじゃね?」
エックス「そうなのか? サイバースペースに 接続できるなら、動きやすくなるな」
裏嶋「決まりね。それなら。 じゃ、あのあたりに着陸するから」

〔戦域:スクエア・ガーデン〕

(北西端に飛行形態の龍亀一號が着陸し、裏嶋たちが下りてくる)

ハセヲ「ここがスクエア・ガーデンか。 思ったより、小ギレイな所じゃねえか」
うらら「ですが、金の鎖がその眺めを台無しにしています!  『逢魔』は、まだ来ていないのでしょうか……?」
ナルホド「これは……探偵するチャンスじゃないかな?」
裏嶋「そうしたいんだけど…… 分析の要になるメインコンピュータが、ね」
カイト「あ、そうか、純銀と純金か。 金の鎖を削って、純金の代わりにならないかなあ」

ヴァシュロン「純金、そして純銀……ん?  もしかしたら、アイツなら持ってるかもしれねえな」
リュウ「アイツ? 何かアテがあるのか?」
ゼファー「エベルシティまで降りれば、何かあるかも しれないけどさ、ジャンク品ばっかりだぜ?」
裏嶋「純度は高くないとダメよ? ほんとに」
ヴァシュロン「困った時は、我らがカーディナル様……ってやつさ」
バージル「カーディナル……? 何者だ?」
リーンベル「カーディナルというのは、 このバーゼルの行政を担う人たちのことです」
リーンベル「あとは宗教指導に、私たちPMFなどに 仕事をくれるのも、その人たちが多いかな」
レオン「政治家と宗教家が一緒になったようなものか。 この世界のお偉いさんってわけだ」
ユーリ「要するに、貴族サマみたいなもんか?  まともな連中だと願いたいもんだな」
ゼファー「……ただの、いけすかない奴らさ」

デミトリ「そいつらが、金銀の財宝でも 隠し持っているというのか?」
ヴァシュロン「いや、そういう特殊なマテリアルを集めてる カーディナルがいるのさ」
ゼファー「……おい、ヴァシュロン。 まさか、"ガリ"の奴じゃないだろうな?」
ヴァシュロン「そんなの、そいつしかいねえだろ?」
リーンベル「ええ~~……」
ジル「問題のある人物なの?  この状況よ。トラブルは避けたいわ」
ヴァシュロン「ちょっと変わってるってだけさ。 問題は……まず話を聞いてもらえるか、だな」
ジェミニ「う~ん、「金銀プリーズ!」と言っても、 すぐにくれるわけないしなあ」
ヴァシュロン「そういうわけでだ!  その大役は、我らがチンベルちゃんに任せる!」
リーンベル「ちょっとヴァシュロン! なんで私が!?」
ヴァシュロン「おまえはあのカーディナルのお気に入りだからな。 人選も任せた!」
ゼファー「俺はめんどくさいからパース」
リーンベル「もうっ! 二人ともっ!」
さくら「人選……とはどういうことでしょうか?」

リーンベル「はあ……しょうがないか」
リーンベル「ええと、どうしようかな。 まずは……フェリシアさんとエリカさん」
フェリシア「え? なになに? なにをすればいいの?」
エリカ「なんだかわかりませんけど、 エリカ、がんばります!」

リーンベル「それから……う~ん、緋花さんに…… ナツも来てもらっていい?」
緋花「……あまりいい予感はしないわね」
ナツ「別にいいケドさ、マジでなに?」

リーンベル「あとは変わったところだと…… 小牟さんに、イングリッドさん」
イングリッド「今、変わったところと言いおったか?  この厚化粧めが、ワシらすっぴん美少女に対して!」
小牟「デラ、すっぴん!」

リーンベル「あ、このパターンもあるかな?  KOS-MOSさんと、フィオルンさんに……」
KOS-MOS「了解しました、リーンベル」
フィオルン「……何をするのか聞いてから、 了解した方がいいと思うけど……」

リーンベル「最後は……せがたさん!」
せがた「そのガリジャーノンとやらが、 真面目に遊ばぬ奴ならば……体で覚えさせるぞ!」

零児「何かが決まったらしいな。 ……わけがわからんが」
リーンベル「ええと、芸術的というか、エレガントなものを 見せないと、話をしてくれない人なので……」
裏嶋「必要な素材が集まるなら、なんでも結構よ」
ヴァシュロン「よし! それじゃあ行ってこい!」
ゼファー「あ、バーゼルにはモンスターやギャングの連中が うろついてるから、何人かついてった方がいいぜ?」
クロム「わかった。そうしよう」

〔戦域:スクエア・ガーデン〕

(龍亀一號の前にゼファー、ヴァシュロンがいて、少し離れた対面に リーンベルとガリジャーノンに会いに行くメンバーが集まっている)

リーンベル「それじゃ、カーディナル・ガリジャーノンに 会ってきます」
ダンテ「俺たちはどうする? 寝てていいのか?」
零児「付近の警戒をしておいてくれ。 金の鎖を狙って、『逢魔』が来る可能性もある」
「あとは、ここから『The World』に 抜けるルートの確保か」
ゼファー「前に俺たちが電脳空間に入ったのは この奥の礼拝堂だから、軽く見とくさ」
小牟「ふむ、頼むとしようかの。 わしらが戻るまで、金の鎖には触れるでないぞ?」
クリス「了解だ。現状のまま待機する」
マヨイ「それじゃ、いってらっしゃい!  おみやげよろしく!」
裏嶋「持って帰ってくるとしたら、純金と純銀よ。 そっちは遊んでばっかりいちゃダメよ?」
モリガン「わかてるわよ。心配性ね」

(ガリジャーノンに会いに行くメンバーが歩き去る)

[ガリジャーノ邸 内部]

ガリジャーノン「なんじゃこりゃあ……なんじゃこりゃあ…… なんじゃこりゃあ……なんじゃこりゃあ……」
ガリジャーノン「なんじゃこりゃあ……なんじゃこりゃあ…… なんじゃこりゃあ……なんじゃこりゃあ……」
リーンベル「………………」
ガリジャーノン「ここにいるではないか……!  TPOを心得た、美の……探究者たちが……!」
ガリジャーノン「見れば見るほど…… ムゥ……なんというアグレッシブな発想だ!」
ガリジャーノン「エレガントにもほどがあんぞオイ!」
リーンベル「な、なんか緊張してきちゃった……」
ガリジャーノン「ハッ! そうか!」

(黒猫のエリカとフェリシアが並ぶ)
ガリジャーノン「猫かこりゃーーーーーー!!」

(緋花とナツが並ぶ)
ガリジャーノン「忍者かこりゃーーーーーー!!」

(イングリッドと小牟が並ぶ)
ガリジャーノン「ババアかこりゃーーーーーー!!」

(フィオルンとKOS-MOSが並ぶ)
ガリジャーノン「ロボかこりゃーーーーーー!!」

(せがたが構えている)
ガリジャーノン「せがたかこりゃーーーーーー!!」

ガリジャーノン「はっ! 私としたことが…… 少々、取り乱してしまったようだ」
ガリジャーノン「クリエイティブ・ディレクターは……おるかね?  おるなら、呼びたまえ」

リーンベル「よかった……! 気に入ってもらえたみたい!」
桐生「何がどうよかったのか、さっぱりだが…… 話は聞いてもらえるようだな」
シャオユウ「クリエイティブ・ディレクター?  誰のことを言ってるの?」
リーンベル「あ、こちらの方です!  『チーム・森羅』の……裏嶋千鶴博士です!」

裏嶋「お目にかかれて光栄ですわ。まことに。 カーディナル・ガリジャーノン様」
ガリジャーノン「これだけの逸材を集めるとは…… なかなかの辣腕(らつわん)ぶり、恐れ入る」
ガリジャーノン「慈愛の女神が連れてきた者たちもまた、 大いにインスピレーションを与えてくれた!」
リーンベル「え~、あ、ありがとうございます……」
裏嶋「あれでイカしていると思っている、 残念な者たちですが、報われましょう。少しは」

真島「なんや、ムチャクチャ言うてへんか?」
パイ「シッ!  今のところはうまくいってるんだから、いいの!」

ガリジャーノン「それで? ミス・裏嶋。私に何をお望みかな?」
裏嶋「ご説明いたしますのね」

[ガリジャーノン邸 内部]

ガリジャーノン「ほう……純度の高い、金と銀を求めておる、と」
裏嶋「ガリジャーノン様は、そういった素材を 芸術のために使っておられると聞きまして」
ガリジャーノン「金と銀……ふむ……。 そういえば、最近、使ったような気も……」
ワルキューレ「え!? 本当ですか? ガリジャーノンさん」
ガリジャーノン「うむ、以前…… 慈愛の女神像を造ったことがあってだな」
ガリジャーノン「同じ力強さと! 麗しさと! 美しさを持った物を!  トライアングルを描くべく、金と銀を……!」
春麗「盛り上がってるところ申し訳ないんだけど、 あるの? ないの?」
ガリジャーノン「おお、私としたことがとんだミステイクを。 答えはひとつ。……ある!」
ルキナ「それを譲っていただくことはできますか?  お金はお支払いします!」
ガリジャーノン「聞けば、キミたちは世界の混沌と戦うべく、 金銀の輝きを欲しているというではないか」
ガリジャーノン「その戦いは、 このバーゼルの平穏にもつながっている」
ガリジャーノン「ならば、私の持つ純金と純銀…… 戦士たちに進呈しようではないか」
平八「ほう、さすがはこの世界の顔役だ。 高くつかねばよいがな」
ガリジャーノン「純金と純銀の素材は、 私の管轄エリアの一つ、"彫刻の森"にある」
ガリジャーノン「エリア内に敷かれたレールを使えば、 持ち出すことが可能だ」
アキラ「担いでいかなくてもいいってことか。 何から何まで、気が利いてるな」
ガリジャーノン「しかし、この時期……森には美の妖精が おるかもしれなくてな。少々危険なのだ」
大神「危険な……美の妖精?  なにやら、甘美なイメージだね……」
ガリジャーノン「美しき彫刻の森に訪れる、美を解する妖精なのだ。 妖精との無用な争いは避けたまえ」
飛竜「俺たちの邪魔をしてこなければな」
秀真「リーンベル、場所はわかるか?」
リーンベル「……うん、よく知ってる」
影丸「浮かぬ表情なり。いかがした?」
ガリジャーノン「では諸君、行くがいい。慈愛の女神とともに!」
カズヤ「慈愛の女神だと? 何のことだ」
リーンベル「はあ……。では、行ってまいります。 カーディナル・ガリジャーノン」
ガリジャーノン「気を付けて行きたまえ」

ガリジャーノン「む……? おお、いかん」
 沙夜とシース
ガリジャーノン「先に彫刻の森に向かった娘たちのこと…… 伝えるのを忘れていた」
ガリジャーノン「だが、礼儀正しく悪党にも見えぬ娘たち。 仲よくやってくれれば問題はあるまい」

〔戦域:彫刻の森〕

(南側の出口にリーンベルたちが集まっている)

クロム「ここが、カーディナル・ガリジャーノンが 言っていた、彫刻の森だな」
秀真「森と言っても、緑は全く見当たらないな。 代わりに、金の鎖が」
桐生「……地面を走っているのは線路か?」
フィオルン「ガリジャーノンさんは、これを使って 素材を運び出せるって言ってたけど……」

(リーンベルがそっぽを向く)

リーンベル「そうなると……やっぱり"アレ"ね……」
ナツ「さっきから何よ?  浮かないじゃん、リーンベル」

(リーンベルが皆の方を向く)

リーンベル「……まあ、ね。じゃあ、行きましょう。 金と銀の素材は、奥の扉の先にあるみたいですから」

〔戦域:彫刻の森〕

(奥の扉の前に裏嶋たちがいる)

せがた「うむ、この奥か! たのもーーうッ!」
裏嶋「あ、カギはもらって来てるから。 では、オープン!」

(裏嶋が扉の方を向くと、扉が開き、リーンベルがそっぽを向くと、奥から台座にのった彫像が出てくる)

イングリッド「何か出てきおった! なんじゃこりゃ?」
リーンベル「やっぱりこれなのね……」
ルキナ「銅像が造られるなんてすごいです!  素敵ですよ、リーンベルさん」
クロム「そ、そうだな……。 このスカートの感じとか、よくできている」
せがた「芸術度、満点ッ!」
リーンベル「……無理に褒めるのはやめてください」
パイ「で、これが素材と関係あるの?  必要なのは金と銀よね?」
裏嶋「まさか。 こんなしみったれた像じゃないのよ。確実に」
リーンベル「……悪口もやめてください」
裏嶋「これはレールから降ろせなかっただけ。 本命は次よ、次」

(台座に乗った像が少し進む)

裏嶋「あたくしが奥に行って、素材をレールに乗せるから。 それを出口まで移動させるだけよ。すみやかに」
フェリシア「なんだ、それだけか! 楽勝だね!」
パイ「……いつものパターンだと、 そうそううまくいくとも思えないのよねえ」
ワルキューレ「警戒は怠らないようにしましょう。 金の鎖も、今回は私たちで確保したいところですが……」
KOS-MOS「動体反応、接近」
秀真「やはり、簡単にはいかんか」

(周りにブラッドル・チェーンソーなどが出現する)

緋花「カーディナルが言ってた美の妖精って…… まさか、こいつら?」
フェリシア「妖精って、なんか想像してたのと違うなあ。 サビサビだし、気持ちワルッ!」
小牟「ま、それは場所によるじゃろ。 アレを基準にすると、色んな妖精がド怒りするぞ」
裏嶋「じゃ、あたくしは奥から 素材を送り出すから、よろしくね。あとは」

(裏嶋が奥へ立ち去る)

春麗「とにかく、像を運ぶ障害になるわね。 邪魔者にはお帰り願おうかしら」
影丸「妖精とやらが、こやつらだけなら良いのだが」


第24話
危険な美の妖精たち

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

INFORMATION

・敵ユニット「お宝カイコ」は、
 出現後、5ターンで逃げ出してしまいます

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈ENEMY TURN ROUND 1 END〉

(銅像の乗った台座が動き、奥から銀色の像が乗った台座が出てくる)

ルキナ「あ、何か来ました!  博士が欲しがっている素材の一つでしょうか?」
シャオユウ「……って、銀色の像出た!  純銀の素材ってこういうこと!?」
リーンベル「も~! なんで同じ物を別の素材で造るの!?」
大神「下のトロッコごと、 銀で造る必要はあるんだろうか……?」
平八「がーっはっは。贅沢で良いではないか。 銅像ならまだしも、銀の像などそうそうなかろう?」

(銀の像の乗った台座が少し動くと、中央の通路にジュリが出現する)

ジュリ「そう珍しくもねェぜ?  銀の像ならこっちにもいるんだけどなァ!」
春麗「ジュリ!」
ジュリ「こんな所までノコノコやって来やがって!  ヒマなのか、テメェらはよ!」
桐生「むしろ忙しいぜ?  おまえたちが悪さをするせいでな」
春麗「シャドルー……やはりここに降りていたのね」
アキラ「おい、シャドルーが使ってる 銀の像ってのはまさか……」

(中央通路の西側にV-デュラルが出現する)

V-デュラル「………………」
ナツ「いや、確かに銀色だけどさ!」
影丸「……否(いな)。 奴は銀のデュラルでは断じてない」
緋花「メッキの量産型ということね。 そんなもの持ってきて、何をするつもり?」
ジュリ「テメェらに合わせたワケじゃねェ」
ジュリ「オラッ! 残りも出な!」

(ジュリの傍にV-デュラル(石像)が2体出現する)

イングリッド「そこら中に銅像やら銀像やら石像やら…… どんなシュミなんじゃ、まったく」
アキラ「金の鎖もあるしな。 芸術家は喜びそうだが……厄介だな」
 ガリジャーノン
零児「喜ぶのが、その芸術家だけならいいがな」
桐生「ああ、この彫刻の森…… まだまだ面倒なことが起きそうだぜ」

〈PLAYER TURN ROUND 2〉

〈ENEMY TURN ROUND 2 END〉

(台座がそれぞれ移動し、奥から金の像を乗せた台座が出てくる)

クロム「純銀がああだったとなると…… 純金の像もこうなるか」
真島「これも台車ごと丸々黄金かいな。 ゲージュツ家がやることはわからんのォ」
イングリッド「フム、金型(かながた)が一緒なんじゃろうな」
小牟「お湯で作れるゼリーを流し込めば、 プルプルの像が作れるのう」
エリカ「こ、こんな大きな……ゼリーを……!?」
大神「エリカくん、持ち帰るのは金型じゃなくて、 この像そのものだからね」
ルキナ「これも合わせて持ち帰れば、 あの鉄の亀が動けるようになるんですね?」
パイ「そういうこと。さっさと持っていきましょう。 今度は金のデュラルなんか出されたら、たまらないわ」

(金の台座が動くと南西の台座の上にシースが転移出現する)

シース「オゥ! ゴールドは大スキなんデスネー!」
零児「逢魔の……シース! やはり入り込んでいたか」
ナツ「金の鎖に金の像? どんだけ欲張りなのよ。 アンタたちの目的は、鎖だけでしょ?」
シース「その通りデース!  でも、オンナが光りモノ大スキなのはホントデース!」
シース「ヤングメンはよく覚えておくとイイのネ~!」
シャオユウ「ま、まあねえ……」
真島「女に光りモンが必要なんは、 むしろトシ食ってからやねんけどなァ」
シース「オゥ、それもまた夜の真実デース!  こんなカンジにネ~! ワォッ!」

(周りにある金色の鎖が崩れて消える)

緋花「鎖が……消えた!?  すでに回収作業をしていたようね」
シース「ザッツ・ライト、クノイチ!  ミスター・ガリジャーノンの許可は得てマース!」
小牟「あのマッハボーイがー!  逢魔の好きにやらせたら、この世界も危ないんじゃぞ!」
シース「サクッと仕事が片付いてハッピーネ~。 働きモノがいてくれて大助かりデース!」
飛竜「すでに潜伏させている奴がいるか」
シース「その通りだったりしますのネ~。 オゥ、丁度いいタイミングなのデスので~……」
シース「ワタシに光りモノをくれる、ニューヤングメンを ご紹介しちゃいましょかネ~?」
シース「ヘイ、ソード! キャモン、レッツゴゥ!」

(シースの周りにソードが2体とブルー・ハッターが2体転移してくる)

ソード「………………」
ソード「ソード、ただいま参上いたしました」
小牟「ぬしは誰じゃ?  どこから来て、そしてどこへ行くんじゃ?」
ソード「僕はソード。シース様の忠実な部下」
ソード「逢魔北米支部の兵士にすぎません。 確実に追い詰め、痛い目に遭わせましょう」

零児「人間型……上級エージェントのクローンだな?」
シース「イエース! 我らが『逢魔』のテクノロジーは、 ニッシンゲッポ……エヴォリューションなのデース!」
せがた「なげかわしい!  テクノロジーの前に、日本語をもっと勉強シロ!」
シース「善処しマース!」
シース「サテ、金の鎖は回収コンプリートしましたので、 あとは……その金の像もイタダキマンボゥ!」
エリカ「ダメですよ、ウサギさん!  それを持っていかれたら、車が修理できません!」
秀真「エリカ……!  余計な情報を敵に与えるな」
シース「オゥ、それを聞いたら、 マスマス持って行かなきゃなりまセーン!」
シース「ヘイ、マーダーギャル! キャモン、レッツゴゥ!」
影丸「ぬう、まだ伏兵を?」

(東にある広場のような所に殺女が出現する)

殺女「……ここよ」
大神「降魔・殺女。 やはり、まだ「逢魔」と……」
殺女「言ったはずだ、大神一郎。 すべては戦いの中で見つけろと」
ワルキューレ「降魔の復活は…… あの鎖が関係しているんでしたね?」
エリカ「なんて言ってましたっけ? え~と……」
KOS-MOS「「今の私は……この世界につなぎ止められている。 次元を貫く力によって」です」
殺女「………………」
イングリッド「よくわからぬが…… あの鎖が減れば、解放されるということかのう?」
大神(だから、「逢魔」について回っている……?  そういうことなのか……!?)

シース「ウェイト! おしゃべりはそこまでデース!  アヤメにヨケイなコトをしゃべられると……」
シース「またワタシがお尻をパニッシュメントされマース!  それはノーサンキューなのネ~!」
シース「と、いうわけで、アヤメ……アンダスタン?」
殺女「……わかっているわ。 貴様への仕置きなど興味はないが……」
殺女「"降魔として"やらねばならんことはわかっている。 ……来なさい、我がしもべたちよ!」

(殺女の周りに降魔が出現する)

フェリシア「うわー、来た来た! グロいのが!」
零児「俺たちがやるべきことは変わらん。 金の鎖は先を越されたが……」
アキラ「金の像は守ってみせるぜ。 ……逆襲のために必要だからな」
真島「それにしても食わせモンの女ばかりやなぁ。 危険な美の妖精っちゅうのは、こいつらかいな」
フェリシア「さすがにこれ以上は出てこないって!  さあ、やっつけちゃおう!」

〈PLAYER TURN ROUND 3〉

状況選択

ハン・ジュリを撃破した
ENEMY TURN ROUND 3 が終了した


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