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火花、散らして ~ 第12話 ~

〈不死桜の側〉

美依「なんなのよ、もう~っ!」
平八「ぬう? ここは?」
ハーケン「どうなることかと思ったが、 戻ってこれたか」
ねねこ「ハーケン、 ここがそうなのか!?」
ハーケン「そうさ、リトルキャット。 エンドレス・フロンティアに ようこそ」
さくら「なんて立派な桜の木……」
大神「どこからでも 花見ができそうだね」
小吾郎「そういう問題でもない 気がするが……どうする?」

 神楽天原城下町
神夜「とりあえず、 城下町へ行きましょう」
 ゼンガー
神夜「異界から来た親分さんも いますし、皆さんが 帰る方法を相談しないと」
ハーケン「ボスは不死桜(ふじざくら) の守りをしてくれてるん だったな」
リュウ「不死桜……この桜のことか?  何か問題でも?」
神夜「ここ最近、どこから 入り込んだかわからない 怪物たちが出るんです」
ケン「俺たちだって、どうやって ここに来たのかわからない けどな」
ハーケン「こっちからは行けたんだ。 戻る方法はあるさ」

 シュラーフェン・セレスト
ハーケン(やはり、あそこだろうな)

異世界、テルカ・リュミレース

〈ハルルの街〉

ユーリ「よう、エステル。 どうしたんだ?」
エステル「あ、ユーリ。 ハルルの樹が…… ざわめいてる感じなんです」
エステル「ブラスティアや精霊の力 でもない……異質な力で」
 フレン
ユーリ「フレンの奴も、ここ最近…… モンスターたちの様子が おかしいとか言ってたな」
エステル「はい、騎士団の方で調査して、 フレンの方から連絡をくれる ってことだったんですけど……」
ユーリ「連絡が途絶えた、と」
エステル「はい……。 それで……」
ユーリ「オレたちギルドの方に、 お声がかかったってわけだ」
ユーリ「我ら『凛々の明星(ブレイブ ヴェスペリア)』……」
ユーリ「エステリーゼ姫からの 直々のご依頼、つつしんで お受けいたしましょう」
エステル「もう、ユーリったら……」
ユーリ「ま、オレも今回の件は 気になってたとこだ」
ユーリ「とりあえず、 樹を見てみようぜ」

〈ハルルの樹の根本〉

ユーリ「どうだ? エステル」
エステル「この力、どこかに 吸い込まれていくような……」
エステル「……あっ!」
(閃光)

〔戦域:不死桜・内部〕

(中央の宝箱の側にユーリとエステルがいる)
エステル「う……ううん……」
ユーリ「エステル、おいエステル!  しっかりしろ!」
エステル「う、あ……。 ユ……ユーリ……?」
ユーリ「ようやくお目覚めだな。 ねぼすけ姫」
エステル「ユーリ、何が起こったんです?  急に目の前が真っ白になって……」
ユーリ「さあな。 ただ、ハルルの街…… あそこで何か起きた」
ユーリ「その結果、オレたちは ここにいるってわけだ」
ユーリ「ま、この舞いこんでくる 花びらを見れば、何となく 予想はつくけどな」
エステル「………………」
エステル「……ユーリ。 たぶん……違います」
ユーリ「………?」
 ハルルの街
エステル「ユーリは、ここが "ハルルの樹の中"だと 思っていますよね?」
ユーリ「巨大な樹の中、 そして外から花びら…… そう考えればな」
ユーリ「そうじゃないってのか?  エステル」
エステル「ハルルの樹と同じように…… すごい力を感じます」
エステル「でも、まったく異質の…… もっと静謐(せいひつ)な 感じなんです」
ユーリ「じゃあ、ここはどこなんだ?  ……って言っても、 わからねえ、か」
ユーリ「まずは動いてみるか。 誰か見つけて、 聞けばいいさ」
エステル「そうですね。 ……うふふ」
ユーリ「なんだよ、急に」
エステル「なんだか、またユーリと 旅をしてるみたいで、 楽しくなりました」
ユーリ「……のんきなもんだぜ。 かなわねえよ、エステルには」

〈目の前の宝箱を開ける〉

(スペシャルグミを手に入れた!)
ユーリ「こいつはすごいな。 なんだってこんな所に?」
エステル「でも、勝手に持って行って いいんでしょうか?  誰かに聞いてみないと」
ユーリ「誰かと言われても、 誰もいないからな。 とりあえず人を探して……」

???(ゼンガー)「おまえたち、俺を呼んだか!」
エステル「わっ!  だ、誰ですか!?」
ユーリ「声のした方角……上かっ!」

(上からゼンガー・ゾンボルトが下りてくる)
ゼンガー「………………」
エステル「び、びっくりしました!」
ゼンガー「……賊(ぞく)か」
ユーリ「こりゃまいったな。 人がいたのはいいが…… 用心棒だったか」
ゼンガー「この樹には、多くの賊が 入り込んでいる」
エステル「私たちは怪しい者じゃ ありません!」
エステル「私はエステル…… エステリーゼ・シデス・ ヒュラッセインといいます」
エステル「帝都で、 あの……ええっと…… 姫をしています」
ユーリ「お姫様が名乗ったんだ。 あんたにも名乗ってほしいね」
ゼンガー「………………」
ゼンガー「俺はゼンガー。 ゼンガー・ゾンボルトだ」
ユーリ「ゼンガー、ね。 オレはギルドに所属してる、 ユーリ・ローウェルってもんだ」
ゼンガー「「帝都」に「ギルド」。 どちらも聞いたことは ないが……」
ゼンガー「フッ……。 俺もこの世界の人間では ないがな」
ユーリ「……なんだって?」

ゼンガー「テルカ・リュミレース…… 地方の名前ではなく、 世界そのものの名か」
ユーリ「「新西暦」なんて 年号も聞かねえな」
エステル「そしてここが…… エンドレス・フロンティア。 別世界だなんて……」
エステル「でも、それなら納得できます。 この樹に満ちる力のこと」
ユーリ「しょうがねえな。 オレたちもしばらく、 この国の厄介になるか」
ゼンガー「……いや、まだおまえたちが この国にとって仇成す者で あるか否かはわからん」
ユーリ「おいおい、そりゃないぜ。 散々話しただろうが!」
 神夜
ゼンガー「ここ、神楽天原には恩がある。 「姫」に留守を預かると 約束したのでな」
エステル「この国の……お姫様に?  私も、姫としてお約束します!  悪いことなんてしません!」
ゼンガー「ならば、証(あかし)を 立ててもらおう」
エステル「あかし……?  ど、どうやってです?」
ユーリ「………………」
ユーリ「ま、そんな こったろうと思ったぜ」
ユーリ「……剣(こいつ)だろ?」
ゼンガー「太刀筋は嘘をつかん。 ……輝きも、翳(かげ)りも、 等しく映し出す」
ユーリ「でかい刀を持ってる おっさんってのは、 みんなこうなのか?」
ゼンガー「む……?」
ユーリ「いや、こっちの話だ。 ……じゃ、始めるとしますか」
エステル「ユーリ!  ここは話し合うべきです!」
ユーリ「これが"話し合い"さ。 そうだろ? ゼンガーさんよ」
ゼンガー「……その通りだ。 ユーリ・ローウェル」
ゼンガー「俺も悪を断つ剣を名乗る身。 加減はできんぞ」
ユーリ「……善と悪、ね」
ユーリ「ただ斬られるだけが 「悪」じゃねえさ」
ユーリ「マジでいくぜ。 ゼンガー・ゾンボルト」


第12話
火花、散らして

(目的表示)

〈ゼンガー・ゾンボルトのHP70%以下〉

ゼンガー「やるな……!」
ユーリ「あんたもな。 ……で、オレはどうだい?」
ゼンガー「………………」
ゼンガー「……太刀筋に迷いはない。 流派はわからんが、 修練を積んだ者の業(わざ)」
ゼンガー「やや、本来の型(かた)が 歪められてはいるようだが」
ユーリ「それはほっとけよ。 ……エステルもよかったぜ?」
エステル「ちょっと緊張しましたけど、 大丈夫でした♪」
ゼンガー「よかろう、 異邦から来た者たちよ。 峰打ちを使うまでもなかったか」
エステル「ユーリ。 ゼンガーさん、ちゃんと 考えててくれたんですね」
ユーリ「……両刃の出刃包丁で どうやって峰打ちする気 だったんだよ」
ゼンガー「とりあえず、この樹を出る。 おまえたちのこと、「姫」に 伝える必要がある」
ユーリ「ああ、頼むぜ。 これからのこともあるしな」
エステル「他の国のお姫様…… 会うのが楽しみです!」
(ゼンガーとユーリたちが下に降りるとモンスターがいるのが見える)
エステル「あっ、モンスターが!?」
ゼンガー「……この者たちが 真の賊だったか」
ユーリ「しょうがねえな。 ゼンガーさんよ、 "話し合う"とするか?」
ゼンガー「フッ……承知」
エステル「あ、そういうことですね。 わかりました!」
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〈敵を1体撃破〉

(東の鳥居からヴァジュラとアラガミが入ってきて、上段にヒステリックパープルが出現)
ユーリ「まだ来るのかよ……!」
エステル「ユーリ!  見覚えのある モンスターが!」
ゼンガー「なに……?」
ユーリ「ガットゥーゾに…… なんとかパープルか!」
ユーリ「テルカ・リュミレースから ここに流れ着いたのは、 オレたちだけじゃない、か」
ゼンガー「まだ来るようだ。 ……油断するな、二人とも」
(南側から皆が入ってくる)
ジェミニ「ここだね!  誰かが暴れてるっていうのは!」
大神「くっ、こんな美しい所で!  ……花見ならまだしも!」
ブラックローズ「どんな怒り方よ」
リュウ「怪物がかなり 入りこんでいるな。 それに……人か?」

神夜「親分さん!  大丈夫ですか!?」
ゼンガー「カグヤ・ナンブか。 こちらは問題ない。 いいタイミングで来てくれた」
神夜「間に合ったみたいですね。 よかったです!」
ユーリ「誰だ?  ……すごい姉ちゃんだな」
ゼンガー「彼女がカグヤ・ナンブ。 ……この国の姫だ」
エステル「この人が お姫様なんです?」
エステル「……って、わあっ!」
神夜「親分さんのお友達ですか?  私、楠舞神夜です!」
エステル「………………」
神夜「ど、どうしたんですか?」
エステル「ユーリ……。 姫は……姫とは……」
ユーリ「落ちつけよ、エステル。 種族が違うのさ」
神夜「あ、あの……私、 人間なんですけど……」

ハーケン「OK、ショッキングガール。 ボス、彼らは何者だい?」
ゼンガー「異邦から来た者たちだ」
ゼンガー「俺ともまた違う世界…… テルカ・リュミレースと 言ったか」
エステル「そうです、私…… エステルって言います」
ユーリ「俺はユーリってもんだ。 お邪魔してるぜ」
神夜「はい、いらっしゃいませ!」

ヴァシュロン「この姫さんが言うと、 なんか意味が違うような 気がしないか?」
レイレイ「ヴァシュロン、 うるさいよ」
アキラ「しかし……異世界に来て、 そこで別の異世界から 迷い込んだ連中に会うとはな」
ねねこ「「別の異世界」とか、 なんかもう よくわかんないのだ」
ハーケン「エンドレス・フロンティアは 様々な世界が混ざり合う大地」
ハーケン「ゲストは珍しくないが…… ちょっと多すぎだな」

春麗「おしゃべりしてる 時間はなさそうよ?  まわりを見て」
バン「ふん。見覚えのある バケモノがおるのう」
アリサ「ヴァジュラ……!?  アラガミがどうして この世界に!?」
リンドウ「逆に、この場所から 俺たちの世界に帰れる 可能性があるってことか?」
リーンベル「なるほど。 調べてみる価値はありそう!」
ソーマ「そうと決まれば、 やることは一つだ」
コブン「やっつけましょー!」

ゼンガー「ハーケン、 もしや、この者たちも?」
ハーケン「そういうことだ。 団体さんのご到着さ」
パイ「着いてすぐ闘いね……。 とんだ観光プランも あったものだわ」
ケン「まあ、楽しむとするさ。 ユーリにエステル、それに ゼンガーだっけ? 行けるか?」
ゼンガー「なんの問題もない」
ユーリ「先にツアーを 楽しんでたところさ。 続きは構わないぜ?」
エステル「みなさん、 がんばりましょう!  神夜さん、私……負けません!」
神夜「え? は、はい!  仲良く戦いましょう、 エステルさん♪」
(目的表示)

〈敵が12体以下〉

(西の上にオミコンとネクロンが出現)
ネクロン「楽しそうなことに なってるじゃない。 ねえ? オミコン」
オミコン「本当にね。 出てきてよかったねえ、 ネクロン」
ネクロン「お客さんには親切に しないとねえ、オミコン」
オミコン「それで私たちが面白いなら…… これ以上のことはないねえ、 ネクロン」

エリカ「また怪しい感じの人がいますね!  ……って、人なんですか?」
ハーケン「あいつら……賞金首か。 人間じゃないのは確かさ」
モリガン「賞金首……?  このエンドレス・フロンティア の住人なのかしら?」
ハーケン「ああ、世の中、 悪さをする奴らが多くてな」
神夜「捕まえちゃいましょう!  ハーケンさん!」
ユーリ「賞金首ね。 なかなか燃える 響きじゃないの」
ゼファー「討伐か。 いいね、そういうの。 俺たちPMF向きだよ」
(オミコン、ネクロンの後に毒馬頭、アイン・ベラノスが出現)
アイン「じゃあ、オレたちの首にも 賞金がかかっちまうわなあ」
毒馬頭「毒牛頭よりは、賞金額を 高くしてもらわんとな」
ダンテ「デビルか……?  こいつら、何者だ?」
小吾郎「オロス・プロクスの ベラノス兄弟……弟の方かな」
零児「……逢魔の馬頭も一緒か」
トロン「秋葉原には逢魔の 手の者がおりましたわ。 おかしくはありませんわね」
 秋葉原のクロスゲート
カイト「ぼくたちと同じく…… あのゲートから?」
零児「どうしてここに来た?  理由があるまい」
毒馬頭「話すつもりはない。 必要だから来ただけだ」
アイン「オレらは口が 堅えんだわ。悪ィな」

ネクロン「フフフ……」
オミコン「フフフ……」

さくら「ここで何か すべきことがある…… ということでしょうか?」
美依「前は私がどうのとかって 言ってたのに、今回は 違うみたい、ってね」
フランク「飽きられたんじゃないか?  その肩ヒモ1本じゃ 限界がある」
美依「こ、これ以上は無理よ?」
ハーケン「OK、チアガール。 俺が気になるのは、 賞金首との関係だな」
ハーケン(魔力を糧とする ネクロンとオミコン…… 何が狙いだ?)

アイン「適当に相手をして…… わかってるわな?」
毒馬頭「ぬうん、 言われるまでもない」

ユーリ「ふう、次から次へと。 一体何がどうなってるんだ?」
平八「悩む必要などあるまい。 片っ端から叩きのめせば よかろう」
デミトリ「ふん、簡単な話だ」
エステル「簡単すぎると 思うんですが……」
小牟「いわゆるひとつの、 エンドレス・フロンティアの 流儀みたいなもんじゃ」
(敵が出現、目的表示)

オミコン、ネクロン、毒馬頭、アインの内

毒馬頭またはアインを最初に倒した
毒馬頭またはアインをオミコン、ネクロンの後に倒した


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