ドライ「ドゥーエ様
自ら出られるんで?」
ドゥーエ「たまには、って感じ?」
ドゥーエ「それに、
ちょっと面白い話を
聞いたからっていうか?」
シゾー「ウッサッサッサ……」
アイン「シゾーよぉ、
確かなんだろうなあ?
その情報」
シゾー「ウソつく理由がないピョンよ。
それに、このシゾー様が
生き証人ピョン」
ドゥーエ「たしかに、って感じ?
じゃ、出るわ」
(中央に零児たちが転移してくる)
リュウ「この感覚……
現実の世界に戻って
これたようだな」
零児「ああ。だが、
ここは銀座……なのか?」
カイト「現実の世界!?
そんな、じゃあどうして、
ぼくたちは……!」
ブラックローズ「PCのボディのままよ!?
リアルのアタシたちは
どうなってるのよ!?」
小牟「ふうむ、
アウラもなかなかの
おちゃめ神じゃのう……」
アリサ「お茶目じゃ済まないと
思うんですけど……」
ゼファー「カイトたちもヤバいけど、
俺たちもヤバくねえか?」
リーンベル「うん、様子がおかしいし……
他の人たちは?」
(大帝国劇場の東側に小吾郎たちが転移してくる)
フランク「ここは……日本だな。
銀座に着いたのか?」
小吾郎「確かに日本らしいが……
街並みがやけに古めかしい
感じがするな」
エリカ「あーーっ!
こ、ここはっ!!」
(大帝国劇場を正面から見る)
エリカ「ここは……
大帝国劇場です!!」
ジェミニ「銀座にある、
帝国華撃団の……本部!?」
春麗「えっ!? じゃあ
ここは1920年代の……
過去の世界なの!?」
モリガン「もう、アウラちゃん……
お茶目なとこあるじゃない」
美依「お茶目で済まないってね……。
タイムスリップしちゃってる
じゃないの……」
アキラ「待てよ、それどころ
じゃない状況だぜ?」
(大帝国劇場の前にバリケードがあり、降魔が大量にいるのが見える。
降魔はバリケードを攻撃している)
パイ「な、なに!?
バケモノが大量に!」
エリカ「あれは降魔……敵です!
前の戦いで全滅したって
聞いてますけど……」
レイレイ「他のヒトたち、
この壁の向こう……?
マズいんじゃない!?」
(降魔の間に爆煙)
ケン「完全に分断されちまってるな。
……強行突破か?」
ソーマ「いつものことだ。
ぶった切って進むだけだ」
零児「うっ……!? なんだ?
空間に……歪みが!?」
(北西端にオロス・バーズなどとドゥーエ・フラベルムが出現)
ドゥーエ「あの電脳世界から抜け出して、
こんな所までやってくるとは
驚いたわ」
小吾郎「…………!?」
美依「誰!? ……って、
その後ろに浮いてる輪っか、
あなた、もしかして……」
アインとドライ
ドゥーエ「ベラノス兄弟が
お世話になったっていうか?
……まあ、そういうことよ」
ドゥーエ「あたしはドゥーエ。
オロス・プロクスの
ドゥーエ・フラベルムよ」
小吾郎「こいつはまいったな。
もう帰りたい気分だ」
美依「帰れるんなら帰ってるってね!
一応、ここも日本みたい
だけど……」
ドゥーエ「境界線を越える力……
まだまだあちこちに
眠ってるって感じ?」
小吾郎「オロス・プロクス……」
小吾郎「世界の"境界線"って
やつを好き勝手にいじって、
何かしようってわけだ」
ドゥーエ「ありていに言えば、
そういうこと」
ドゥーエ「だからって、
おまえに何ができるって
わけでもないけど」
小吾郎「天斎流は、古来より……
そういう連中と戦ってきた」
小吾郎「俺を……なめるなよ?」
美依「小吾郎をあんまり
甘く見ない方がよくってよ?」
ドゥーエ「なるほど、
悪くない男じゃない?
その娘の用心棒ってわけね」
美依「用心棒兼、家庭教師ってね♪」
ドゥーエ「おまえを連れ出すためには、
この男が邪魔って感じ?」
ドゥーエ「うふふ……
じゃ、始末をつけるわ」
美依「私を……連れ出す?」
春麗「オロス・プロクスね。
組織の名前はわかったわ。
……目的はなんなの?」
小吾郎「最初の転移が起こった六本木、
そして『ザ・ワールド』……」
アキラ「俺たちの今の状況……
引き起こしているのは
おまえらかっ!」
ドゥーエ「引き起こしている……
というのは違うわ。
観察はしてるけれど」
フランク「観察……?
あんたは一体なんだい?」
(写真を撮る)
レイレイ「人間じゃないのは
もうわかってるケド」
ドゥーエ「アタシたちは、融合を
望むものから生まれた
存在……っていうか?」
モリガン「融合を……望むもの?」
ドゥーエ「まあ、いいじゃない。
……そのうちわかるわ」
ジェミニ「"境界線"っていうのは
なんのこと!」
ドゥーエ「文字通り……
"境界を区切る線"のことよ」
ドゥーエ「時間、空間、世界そのもの……
ほとんど同じ軸線上にあって、
明確に分かたれたもの」
ドゥーエ「……っていうか?」
パイ「よくわからないけど、
それをどうにかしよう
ってわけね」
小吾郎「悪いが……
聞かせてもらうかな。
……力ずくでも」
ドゥーエ「あら、怖いこと。
やってごらんなさい?
……見極めてあげるわ」
ゼファー「おいっ!
そっちはどうなってんだよ!」
ブラックローズ「こっちはモンスターの
集会状態なんだけど!」
小吾郎「みんな無事だったか。
こっちもビッグゲスト
登場で忙しいかな」
リュウ「この壁、なんとか
下ろせないのか?」
エリカ「防壁は司令室で
管理してるはずなので、
外からじゃ無理だと思います!」
カイト「それに、モンスターの
侵攻を食い止めるための
ものだろうから……」
リーンベル「これだけいるんじゃ、
開けてくれないよね」
零児「ならば、敵の数を
減らすまでだ」
ドゥーエ「ふう、ビッグゲストとは
光栄っていうか?」
ドゥーエ「まだ出演者は全員、
出てなかったりして」
美依「思わせぶり発言は禁止!
そこを動かないでってね!」
(目的表示)
(大帝国劇場の全体を見る)
???(さくら)「そこまでよ!」
エリカ「あ! この声は……!」
(防壁が下り、大帝国劇場の入り口に大神とさくらが出現)
大神「帝国華撃団、参上!」
エリカ「やっぱり、さくらさんに……
大神さんだ! 大神さ~ん!」
ジェミニ「あれが新次郎の叔父さん、
大神一郎総司令?」
さくら「えっ!?
降魔だけじゃなくて……
エリカさん!? それに……」
大神「紐育……星組のジェミニか!?」
(東端に降魔と殺女が出現)
???(殺女)「ふふ……ふふふふ。
久しぶりね。大神一郎」
???(殺女)「いえ……大神くん?
ふふふ……」
ジェミニ「だ、誰!?
大神さんの知り合い?」
さくら「そんな! どうして……
どうしてなんですか!?」
大神「あやめさん!
馬鹿な……あなたはあの時!」
???(殺女)「以前言わなかった?
……おまえたちの"あやめ"
は死んだ、と」
殺女「私は降魔・殺女(あやめ)。
紅き月の夜に甦りし、
最強の降魔」
エリカ「もしかして、
藤枝あやめさん!?」
大神「そんな……
俺は二度もあなたを……!」
殺女「こんなことになるなんて、
わからないものね。うふふ……」
大神「………………」
(さくらが大神の方を向く)
大神「俺はもう迷わない」
さくら「大神さん、でも……!」
大神「さくらくん、
やらなければならない」
大神「悪を蹴散らし、正義を示す……
それが、帝国華撃団だからだ!」
(大神が戦闘服になる)
(大神とさくらが階段を降りる)
ドゥーエ「勇ましいこと。
殺女、楽しみすぎない
ようにね」
殺女「わかっているわ。
自分を抑えられれば、ね。
ふふふ……」
モリガン「少し変わってはいるけど、
魔界の住人ね。
かなり厄介な相手よ」
殺女「降魔と渡り合うなんて……
あなたたちも
油断ならない相手のようね」
フランク「ああ、油断はできないな」
(写真を撮る)
ヴァシュロン「グレネードを
炸裂させるつもりかもな。
そんな気がしてならない……!」
美依「こっちも別の意味で
油断ならないってね」
レイレイ「殺女……アキラカに
魔界のヒトだけど……
ちょっとワケありっぽい?」
さくら「あの人は、かつて、
あたしたちが倒した……
敵……です」
リュウ「そいつがまた現れたと?」
エリカ「これって、
巴里の怪人さんが甦ったのと
同じ現象なんでしょうか?」
大神「なんだって……!?
巴里の……怪人も!?」
シゾー
ジェミニ「ボクたち、シゾーって
ウサギの怪人と戦ったんだ」
さくら「シゾー……!?
アイツはエッフェル塔の
戦いで倒したはずよ!?」
ソーマ「そのウサギ野郎とは
確かにやり合った。
間違いない」
大神「エリカくん、
その人たちは?」
エリカ「話せば長くなるんですけど、
ジェミニさんと巴里で会う
約束をする一ヶ月前に……」
リーンベル「エリカさん!
もっと後の方から!」
小吾郎「え~とだな……
俺たちは日本に似た
異国から来たのさ」
小吾郎「エリカ、ジェミニとは
旅の途中で出会って、
助けてもらってるかな」
さくら「本当なの? ジェミニ」
ジェミニ「はい! いい人たち
ばかりだから、信用して
オッケーだと思います!」
大神「………………」
大神「わかった、
ここは共同戦線でいこう」
さくら「そうですね。
オロス・プロクスという
組織のこともありますから」
アキラ「さすがは総司令、
決断が早いな」
大神「よし、大帝国劇場前の
降魔たちを一掃する……!」
殺女「始まるのね、大神一郎」
大神「……望んではいなかった。
でも、俺は……!」
さくら「大神さん……」
(目的表示)