沙夜「もう少しなんだけど…相変わらず、
人の都合は考えてくれないのね、坊や達」
零児「おまえの都合など、知った事か」
零児「…俺の都合で、ここで斬る…！」
沙夜「あん、怖い怖い…」
小牟「怖いのは最初だけじゃ。安心せい」
沙夜「…こんなチャンスを前にして、
真っ二つになっちゃうわけには
いかないのよね」
零児「なに…？」
沙夜「わからない？ 坊や」
沙夜「…『ソウルエッジ』の妖力が
安定している事を、ね」
小牟「…たしかに…今のあの剣は…」
小牟「こりゃ女狐！ 何をしようとしておる！」
沙夜「うふふ…さあ、ね」
沙夜「チャオ」
（沙夜が撤退）
ローズ「レイジ、どうするの？」
タイゾウ「まだ遠くには行ってないはずだぜ？」
零児「だめだ…状況を考えれば、ここで
戦力の分散はできん」
小牟「あ奴め、これがわかってて、
モンローウォークで去るくらいの余裕が
あったわけか」
零児「…奴の事はいい」
零児「今は『ソウルエッジ』に急ぐんだ」
零児「よし、とったぞッ！」
小牟「この妖気…トリハダか立つのう…」
小牟「ほれほれ、見てみい。ここなんて
すごいぞ」
零児「…そんな所見せるな」
零児「ともかく、これがあれば…」
（ソウルエッジが共鳴し、輝きが増す）
零児「うっ！？」
小牟「なんじゃ！？ この妖気の高まりは！」
零児「まさか、また転移しようというのか！？」
景清「この好機、逃すわけにはゆかぬッ！」
景清「かの剣が最後の望みだ…！」
たろすけ「ちょっと、景清兄ちゃん！」
タキ「景清！ よせッ！
何が起こるかわからん！」
（平景清＆たろすけがソウルエッジに隣接）
小牟「少しは後先考えんか！ 馬鹿者！」
リリス「ねえ、今触ったら危ないんじゃ…！」
モリガン「転移に巻き込まれたりしたら…
どこに飛ばされるかわからないわよ！？」
御剣「景清ッ！ 焦るんじゃねえッ！」
景清「この剣を…我が手にッ！」
頼朝「まさか…景清ォッ！」
景清「ぬおおおおおおっ！」
（ソウルエッジの共鳴、ゆれ）
キャミィ「エネルギー反応、急速に上昇中…！」
キャミィ「空間の歪曲が始まるぞ…！ まずい！」
英雄「みなさん、離れてください！」
響子「景清君っ！」
（景清にもソウルエッジの輝きが移っている。共鳴の後ゆれが止まる）
草薙剣
景清「こ、これは…」
たろすけ「景清兄ちゃんの刀が…変わった！？」
景清「草薙の…剣…！」
頼朝「な、なんと…！？
景清、戯言もそこまでにするのじゃ」
頼朝「うぬが、あの剣を持っておるはずがない！
あの忌まわしき剣は、以前の戦（いくさ）で
失われたはずじゃ！」
景清「…安駄婆の申しておった事…
こういう事であったか」
景清「草薙剣…以前より、我が手にあったとは」
サビーヌ「…話が見えないんだけどさ、
何がどうなってるんだ？」
クリノ「わからないけど…
封印がしてあったんじゃないかと思う」
凱「封印…とな？」
翔「出力を抑えるためのリミッター機能の
ようなものか」
ハガー「そんな機能が、なぜ今になって急に？」
タキ「『そうるえっじ』だ。
あの剣の妖気に触れる事によって…」
タキ「そうだ、『そうるえっじ』は！？」
（ソウルエッジが共鳴の後、転移する）
たろすけ「き、消えちゃったよ…」
タイゾウ「なんだと！？」
わや姫「空間歪曲とともに、エネルギー反応完全に
消失…『ソウルエッジ』、ロストよ」
御剣「ちいっ、後一歩というところで…！」
フェリシア「でもさ、これで…
アイツに勝てるんだよね！？」
（皆が源頼朝の方を向く）
キング『ヨリトモ、か』
頼朝「ぬ…うぬううう…」
（平景清の輝きが収まる）
八咒鏡
草薙剣
八坂瓊勾玉
景清「ついに我が手に三種の神器が揃った。
今こそ雌雄を決する時」
義経「調子に乗るな、景清ォ…！」
弁慶「鎌倉殿は我が命に代えても
お守りする…！」
義仲「うぬの好きにはさせぬ…！」
頼朝「させはせぬぞ…
あの暗き三途の川には…二度と戻らぬ！」
（源頼朝が奥の階段前へ移動）
頼朝「出でよ！ 我（われ）を守るのじゃ！」
（シルバードラゴンなどが出現）
春麗「モンスター達は…この塔の？」
小牟「そのようじゃな。
ドラゴンとか、見覚えがあるぞ？」
小牟「それにしても…頼朝の奴、
一目散で下がりおったのう」
零児「…景清の持つ剣の力、本物のようだな。
頼朝の慌てぶり、演技とは思えん」
ローズ「ええ、相当焦っているようね。
このチャンス…逃すわけにはいかないわ」
景清「…覚悟を決めよ、頼朝」
景清「源氏一門…ここがおぬしらの墓場だ」
源頼朝ＫＯ前に源義経、武蔵坊弁慶、木曽義仲を
ＫＯした
ＫＯしていない