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魔界の滅亡 ~ 第37話 ~

《魔界 ドルアーガの塔・59階》

(階段横の扉が壊れ、ドルアーガを倒しに来た面々の半分が出現)
かりん「まったく…なんですの、ここは」
(皆がかりんを見る)
さくら「どうしたの? 神月さん」
かりん「こんな塔を造っておいて、エレベーターも エスカレーターもないなんて…どういう 了見ですの!?」
リュウ「階段の上り下りは、足腰を鍛えるのには 最適だ。これも修行と思えばいいさ」
ワルキューレ「いつでも熱心なのですね」
かりん「そういう問題ではございません」
ガンツ「けっ、だらしねェな。 こんな階段くらいでガタガタ言うなよ」
クロノア「ボク達、バイクに乗りっぱなしだけどね」
カイ「ちょっとみなさん!  真面目にやってください!」
(皆がカイの方を見る)
カイ「ここはドルアーガの塔59階… いつドルアーガ本人との戦いになるか わからないんですよ!」
カイ「ギル、あなたからも言ってあげて!」
ギル「いいじゃないか、カイ」
ギル「かつて僕がここに来た時は…一人だった」
カイ「ギル…」
ギル「だけど、今回は頼れる仲間達がいる」
ギル「こんな気持ちで再びここに立てるとは 思わなかった」
ギル「みんなには感謝してる。 怒るなんてとんでもないさ」
スタン「な、なんか照れるな…」
ジューダス「フッ、さすが黄金の騎士。 人心の掌握術にも長けているようだな」
ルーティ「そういうヒネた考えはよしなさいよね」
さくら「まあまあ、ここまで来たんだから、 みんなでがんばっていこうよ」
さくら「…って、そういえばマスヨさん達は?  なんか“二面作戦”するとかなんとか…」
リュウ「落し穴からこの階まで上がる… と言っていたが、大丈夫なのか?」
ギル「うまくいけば、敵の虚を衝ける。 信じて進もう」
(敵が出現)
クロノア「わっ、敵が出てきたよ!」
ジューダス「フッ…これだけ騒げば気付かれるか」
ジューダス「不意打ちされなかっただけでも、 良しとすべきだな」
ワルキューレ「この気配…この階のモンスター達が 一斉に動き出したようだす」
デミトリ「魔力は…これといって強いものはない」
デミトリ「ふん、ドルアーガめ。 ザコを使って、様子でも見ようというのか」
ギル「ドルアーガが何を考えているかは わからないが…」
ギル「僕達にできる事はいくつもない」
ギル「行こう。どこかにドルアーガは必ずいる。 探し出して…倒すんだ…!」

〈敵味方合わせて30回行動終了 or 敵の残数が8体以下〉

(別働隊の面々が出現)
マスヨ「やっと上の階についたわ… 思ったより苦労したわね」
ロール「暗いし、狭いし、どうしようかと 思っちゃった…」
超戦士1P「バイクやら、ロボットやら… 抜け穴をくぐるにはキツいぜ」
超戦士2P「俺達もガタイはあるしな」
ジェネティー「………」
シルフィー「完全な作戦ミスですね」
マスヨ「文句言わない。 着いたんだからいいでしょ?」
マスヨ「KOS-MOS、状況は?」
KOS-MOS「はい。熱源、及びエネルギー反応多数」
フーバー「ガンツしゃんのバイクの反応… デミトリしゃんの放っているエネルギー 反応などもありましゅね」
ロック「じゃあ、早く行かなきゃ!  とりあえず、目の前の鉄格子を…」
ひろみ「ミサイルで吹き飛ばします!  みんな下がって!」
(鉄格子が壊れる)
クロノア「ん!? 今の音、なに?」
ガンツ「今の爆発音…ヒロミのバイクに 付いてるミサイルじゃねえか?」
カイ「という事は、無事に到着したようね。 私達が来た階段の…ちょうど向かい側 あたりかしら」
ギル「よし、合流しよう。 これで、敵の動きも変わってくるはずだ」
ギル「みんな、用心してくれ。 …ドルアーガも出てくるかもしれない」
(ドルアーガ・ハイパーナイトが中央に出現)
???(ドルアーガ)「………」
デミトリ「ぬう…! この魔力、どこからだ!?」
KOS-MOS「強いエネルギー反応を感知。解析不能」
KOS-MOS「発現点は、この階層の中央と思われます」
リュウ「この“気”…なんという悪意…!  豪鬼やベガとも違う禍々しさだ」
スタン「え? 何か起こったのか?」
 ディムロス
ディムロス『スタン、恐ろしい魔力だ。気を付けろ!』
 アトワイト
アトワイト『こんな力の主が…!?』
ルーティ「これってまさか…!」
ワルキューレ「この魔力…そして威圧感… 間違いないようですね」
ワルキューレ「悪魔ドルアーガに…!」
ドルアーガ「………」
ジューダス「とうとう引きずり出したか」
ジューダス「姿さえ現せば、あとは斬るだけだ。 場所は…この階の中央か?」
ギル「…いや、ドルアーガの手が以前と 同じだとしたら、おそらく本人じゃない」
かりん「本人ではない…?  どういう意味ですの? ギルガメスさん」
さくら「偽者って事? 代理人?」
ギル「分身…とでも言おうかな」
ギル「以前の戦いでは、最初はハイパーナイトの 姿で現れた」
ギル「次にウィザード…それからクォックス。 そして最後に…“奴”本人が来た」
カイ「…同じ手で来ると思う? ギル」
ギル「おそらくは。だけど…」
ギル「必ず倒す。 そのために…僕はここまで来たんだ」

〈ドルアーガ・ハイパーナイトをKO〉

???(ドルアーガ)「………」
(ドルアーガ・ハイパーナイトが爆発)
スタン「よしっ!  ドルアーガの分身…倒したぞ!」
ロール「すごい耐久力だったよね。 材質は何を使ってるのかな…?」
シルフィー「特殊鋼でしたら、そこそこの売値が つきますね」
ロック「そんなところに興味を持たないでよ、 二人とも…」
ルーティ「そうよ、ギルガメスの話によると… 次の次くらいまであるんじゃなかった?」
ギル「そういうことさ。油断するな、みんな」
ギル「…すぐに仕掛けてくるはずだ」
(ドルアーガ・ウィザードが4体出現)
ドルアーガ「………」
デミトリ「…先ほどの騎士と同じ気配が…4つ…?  ギルガメス、こいつらが?」
ギル「そう、ドルアーガの分身だ」
リュウ「なるほど、見た目は今まで闘った魔術師と 同じだが…“気”の強さは別格だ…!」
ギル「…本当にあの時のままだな、ドルアーガ。 僕を甘く見ているのか?」
ドルアーガ「………」
カイ「答える気は…ないようね」
ギル「奴の答えなど、聞く必要はないよ、カイ。 言葉を交わす必要もない」
ギル「…斬り捨てる…!」
ドルアーガ「………」
KOS-MOS「動体反応多数。敵の増援と思われます」
(ローパーとウィザードなどが出現)
超戦士1P「へっ、口は利けなくても、仲間は 呼べるらしいぜ?」
超戦士2P「無言の叫びってやつか?」
ひろみ「目と目で通じあった…とかですかね?」
マスヨ「そんな事どうだっていいでしょうに」
マスヨ「ギル、このマジシャン達… 4人ともドルアーガの分身ってやつなの?」
ギル「…4人のウィザードの内、本体は 1人だけだ」
ギル「見分ける方法は…ない」
クロノア「え? じゃあどうするの?」
ガンツ「考えるまでもねェよ。 カンタンじゃねェか。なァ?」
ジューダス「…4人とも斬ればいい」
フーバー「総当たりでしゅか。 なんとも非効率的でしゅねえ…」
ジェネティー「………」
さくら「話してる時間の方がもったいないよ。 さあ…いくよ!」
かりん「仕方ありませんわね。 手分けして、片付けるとしましょうか」
ワルキューレ「ドルアーガは未だ姿を見せません」
ワルキューレ「…長い戦いになりそうですね」
ギル「長期戦は覚悟の上です、乙女の騎士」
ギル「だけど、最後には必ずこの場に 引きずり出す…!」

〈ドルアーガ・ウィザードを全てKO〉

ドルアーガ「………」
(ドルアーガ・ウィザードが爆発)
かりん「今のが当たりだったようですわね」
かりん「…というより、4人目でしたが」
さくら「クジ運悪いね、あたし達」
KOS-MOS「今回の戦闘が殲滅戦である事を考えれば、 無駄な行為ではなかったと考えられますが」
デミトリ「もっともな意見だ」
デミトリ「だが…まだ出し物はあるのだったな」
(ドルアーガ・クォックスが出現)
ドルアーガ「………」
ワルキューレ「聖龍クォックス…!」
ワルキューレ「…いえ、この感じ…違う…!?」
ジェネティー「………」
フーバー「ジェネティーしゃんの言うとおりでしゅね」
フーバー「姿こそ異なってましゅが… 発せられているエネルギーは、先ほどの “分身”達と同一のものでしゅ」
ギル「ドルアーガの分身…これで最後のはずだ」
カイ「この魔力は、ドルアーガのもの…!  本当にクォックスの姿をしているなんて…」
ひろみ「熱源接近中! 数は…3!  お、大きいです!」
マスヨ「大型が…3体?  今度は量より質って事らしいわね」
シルフィー「大は小を兼ねる… という言葉もございますね」
(シルバードラゴン、ブラックドラゴン、クォックスが出現)
カイ「シルバードラゴンにブラックドラゴン… それに、クォックス…!?」
ロール「ええ!? 同じドラゴンが…2匹!?」
ロック「もしかして、こっちが本物!?」
超戦士1P「ドラゴンども、勢ぞろいときたか。 ふん、豪勢な話だな」
超戦士2P「ダストドラゴンに比べりゃ小物だ」
クロノア「ああ、確かにあの腐ったドラゴン、 強烈な大きさだったよね」
クロノア「アレに比べれば…」
ガンツ「何言ってやがる」
ガンツ「…デカいだけで動けねェ奴より、 こっちの方が相当厄介だぜ」
ギル「だけど、倒さなければならない…!」
ギル「いくぞ…!」
ドルアーガ「………」
カイ「ギル、本物のクォックスは!?」
ギル「…ドルアーガの呪縛、ここで断つ」
ギル「そのためにも…クォックスには一度、 眠ってもらうしかない」
ルーティ「まあ要するに…ぶん殴って、ノビて もらうしかないって事よね?」
スタン「乱暴だけど、そういう事みたいだ」
ジューダス「大体、手加減できるほど余裕のある 状況じゃない」
ジューダス「…気を抜けばやられるぞ」
リュウ「そうだな。 この怪物を4体…骨が折れそうだ」
ギル「すまない、みんな。 ここでドルアーガを一気に追い詰める!」

〈ドルアーガ・クォックスをKO〉

ドルアーガ「………」
(ドルアーガ・クォックスが爆発)
超戦士2P「ちっ、手間どらせやがって…!」
超戦士1P「まだボヤくのは早いぜ、相棒」
超戦士1P「むしろここから…って話じゃねえのか?」
ロール「ええと、この次が…最後なんだよね?」
ロック「うん、今度こそ“本物”が現れるらしい。 下がって、ロールちゃん」
(中央の柱に炎が灯る)
クロノア「うわっ、急に火が点いた!」
シルフィー「どうやら、これは舞台装置のようですね」
ガンツ「…来るみてえだな。 くだらねェ演出しやがって!」
カイ「ギル…」
ギル「ああ、いよいよだ」
(舞台の中央に雷が落ちる)
KOS-MOS「エネルギー反応、急激に上昇中です」
KOS-MOS「解析不能ですが、『ドルアーガの分身』と 呼称される存在と同一のものと思われます」
ワルキューレ「ついに…この時が来たようですね」
ワルキューレ「悪魔ドルアーガ…姿を現しなさい…!」
ギル「………」
(ドルアーガが転移して出現)
ドルアーガ「再び会ったな…黄金の騎士、ギルガメス」
ギル「僕は二度と会いたくなかったよ。 悪魔ドルアーガ」
ドルアーガ「忌々しい女神イシターの巫女よ、貴様もな」
カイ「私もギルと同じよ。 もう再び会う事はないと思っていたわ」
ドルアーガ「嫌われたものよ。だが…心配せずとも、 二度と会う事はなくなる」
カイ「な、なんですって?」
ギル「そう、どちらかが…死ぬからさ、カイ」
カイ「ギル…」
ドルアーガ「わかっているではないか、ギルガメス!」
ギル「わかっていたさ。 おまえの名を聞いた時からな…!」


第37話
魔界の滅亡

リュウ「今の話、そしてこの“気”… どうやら“本物”のようだな」
ひろみ「こ、これが悪魔ドルアーガ…」
ひろみ「先輩、めちゃくちゃ強そうですよ!  手もいっぱいあるし!」
マスヨ「…敵のボス格なんだから、貧相なのが 出てくるはずないでしょ、ひろみちゃん」
マスヨ「強い弱い以前に、多勢に無勢よ。 戦力差で押し切るしかないわ!」
ドルアーガ「調子に乗るな、愚か者どもがッ!」
(ナイトが大量に出現)
ジェネティー「………!」
ルーティ「護衛もバッチリいるってわけね」
デミトリ「王を守るのは騎士の仕事か。 古風だが、心得ているようだな」
フーバー「これで戦力差は無しでしゅねえ…」
スタン「くっ、ドルアーガを倒すためには、 こいつらを倒さなきゃいけないのか…!」
ジューダス「…取り巻きにかまうな。 狙うは悪魔ドルアーガの首のみだ」
カイ「そうよ。ドルアーガさえ倒せば、 その兵隊達は力を失うわ」
かりん「その理屈なら、神田桃さんのお友達… アマゾーナさんにかけられた呪縛も 解ける…というわけですわね」
さくら「ああ、そうか!」
さくら「がんばらなきゃ…!」
ドルアーガ「侮られたものだ。 我が首を取るだと? 笑わせる」
ギル「そのまま笑っているがいい、ドルアーガ」
ギル「…僕の剣が、おまえの体に食い込むまで」
ドルアーガ「ほざくな、ギルガメス…!」
ドルアーガ「ここが貴様の墓場となるのだッ!」

〈クォックスをKO〉

ギル「クォックス、すまない…」
スタン「倒すしか…なかったのかな?」
ルーティ「他に何か手があった?」
ルーティ「手なんか抜いたら、全員黒コゲよ」
ジューダス「待て、そのドラゴンの様子…おかしいぞ」
(クォックスが下り階段まで移動し撤退)
KOS-MOS「動体反応、消えました」
KOS-MOS「おそらく階下へ向かったと思われます」
カイ「クォックス!? え!?」
ギル「カイ、追わなくていい」
ギル「…今、クォックスは自分の意志で この場を去った」
ギル「ドルアーガの呪縛を振り切ったんだ」
ワルキューレ「ならば、このままドルアーガを倒せば、 聖龍クォックスは…」
カイ「元に戻れるはずです…!」
ギル「僕達の目的は変わらない」
ギル「ドルアーガを討つ…! それだけだ」

〈ドルアーガをKO〉

ドルアーガ「ぬ…うぐお…っ!」
カイ「やった…!?  ドルアーガが…苦しんでいる!」
ドルアーガ「ギ、ギルガメスゥゥッ!」
ギル「カイッ! ここで終わりにするッ!」
ギル「たのむっ!」
カイ「わかったわ、ギル!」
(ギルガメス&カイがドルアーガに隣接)
ギル「悪魔ドルアーガ、覚悟ッ!」
【強制戦闘】
ギルガメス&カイ(ヒートボディ)vsドルアーガ
ドルアーガ「ギ…ル…ガメス…!  一度ならず…二度までも…!」
ギル「何度目かなど関係ない。 …何度でもだ、ドルアーガ」
ドルアーガ「忘れ…ん…ぞ…ギル…ガメス…ッ!」
ドルアーガ「そして…覚えて…いろ…。 この…恨み…消えぬ…ぞ…! 我が恨み… 必ずや…貴様…を…ッ!」
ギル「………」
(ドルアーガが爆発)
KOS-MOS「このブロックに満たされていた、 解析不能のエネルギーが薄まりつつ あります」
ガンツ「ドルアーガの魔力のコトみてェだな」
クロノア「じゃあ、ドルアーガは完全に…」
(ドルアーガ軍が消滅)
カイ「ギル、これで…終わったのね…?」
ギル「ああ、終わったよ。カイ」
ギル「クォックスも、これで元の聖龍に 戻れるはずだ」
ワルキューレ「見事な戦いでした。 黄金の騎士、ギルガメス」
ギル「僕だけの力ではありません。 みんなの力があったおかげです」
かりん「おだてても何も出ませんわよ?」
さくら「ギルさんは神月さんと違って、 そういう打算でしゃべる人じゃないけどね」
かりん「…何かおっしゃいまして? さくらさん」
ジェネティー「………」
フーバー「せっかく敵のボスを倒したんでしゅから、 ケンカはやめるでしゅ…」
フーバー「ん…? スタンしゃん?」
スタン「………」
カイ「スタン君、どうかしたの?  もうドルアーガは…」
スタン「え? ええ…ドルアーガの最後の言葉が、 少し気になるんです」
ルーティ「カリンとサクラじゃあるまいし、 空気読みなさいよね、スタン」
ルーティ「倒せたんだからいいのよ」
ジューダス「敗者の言葉になど、耳を貸す必要もない」
デミトリ「ふん、悪魔の残した怨念…甘く見ぬ事だ」
デミトリ「足元をすくわれるぞ、ギルガメス」
ギル「…肝に銘じておくさ」
ギル「再び蘇ったとしたら、また斬ればいい」
ギル「さあ、他のみんなの事が気になる」
ギル「ここでドルアーガを倒した今、 この上の60階へ行く必要はない」
カイ「ええ、塔を降りて合流を…」
(複数の爆発音とゆれ)
ロール「きゃっ! な、なに!?」
ロック「これは…何かが爆発した!?」
(複数の爆発音とゆれ)
リュウ「この振動に…爆発音…!?」
リュウ「まだ何か仕掛けがあるというのか!?」
シルフィー「ドルアーガが自爆装置を作動させたの かもしれませんね」
ひろみ「笑ってる場合じゃないですって!」
ひろみ「…って、まさか本当に自爆!?」
(複数の爆発音とゆれ)
マスヨ「違うわ。この音…たぶん爆撃よ」
超戦士2P「ああ、攻撃を受けてる…と考えるのが 自然だな」
超戦士1P「ギルガメスさんよ、この上の階は?」
ギル「60階…この塔の最上階だ」
カイ「ギル、どうするの?」
ギル「…放って行く事はできないよ」
ギル「危険だけど…確かめるしかない」
ギル「60階へ上がろう、みんな!」

魔界…ドルアーガの塔、60階

ギル「こ、これは…!?」
カイ「どういう事なの!?  ドルアーガの塔が…破壊されている!」
(爆発)
ガンツ「ぐっ、アブネェ!」
クロノア「ちょっとちょっと!  崩れていってるんじゃない!? この塔!」
マスヨ「違うわ! 上よ! 上を見て!」
 バルログ甲板
ひろみ「な、なんですか!?  上空にいるのは…戦艦!?」
ロック「この塔を攻撃しているのか!?  ロールちゃん、何かわかる!?」
ロール「見た事のないタイプの戦艦よ。 この世界の技術じゃない…たぶんだけど、 私達と同じ世界から来たんじゃ…」
飛竜「…その通りだ」
さくら「あ、飛竜さん! それにみんなも!」
零児「俺達の方はうまくいった。 そちらも…ドルアーガを滅ぼしたようだな」
かりん「首尾よくいったと思ったら… この有り様ですわ」
レイレイ「次から次へと…心が休まらない話アルな」
フェリシア「さっさと下に降りちゃえばよかった」
英雄「見て見ぬふりをするわけにはいきません」
英雄「飛竜君、あの戦艦…知っているような 口ぶりでしたが…どうなんですか?」
飛竜「…空中戦艦バルログ。 冥王グランドマスターの玩具の一つだ」
キャプテン「グランドマスター…!  そうか、シュトゥルム達は…あれに乗って、 この魔界まで来たという事か!」
春麗「じゃ、じゃあ、あの戦艦に…ベガが!?」
ケン「ちっ、あんなもんで来てやがったのか」
リュウ「だが、乗り込む方法がない…!」
ワルキューレ「………」
ワルキューレ「一つだけ、方法があります」
トロン「どうするんですの?」
ワルキューレ「“橋”をかけるのです」
アーマーキング『橋…?  何を言っているんだ。どうやって…』
クリノ「ワルキューレ様、もしや、あの魔法を?」
ワルキューレ「そうです。 かつてゾウナとの戦いの時に使った…」
(爆発音)
ジューダス「ここも長くはもたん。 …何か方法があるなら早くしろ」
ワルキューレ「…わかりました。“虹の橋”を使います」
デミトリ「虹の橋…だと?」
ワルキューレ「虹の橋よ…我らをかの地へ導きたまえ…」
(オルゴールのような音の後、虹の橋が架かる)
シオン「す、すごい…!」
 バルログ甲板
M.O.M.O.「虹が…あの戦艦まで届いています!」
シルフィー「レーザー攻撃…ではないようですね」
超戦士2P「おいおい、これを渡って行けってのか?  ガラじゃねえぜ」
ハガー「ガラではないという意見には賛成だが、 他に方法もないようだ」
小牟「いや~、なんともメルヘンじゃのう。 わしの乙女心にビンビンきとるぞ」
零児「この状況で乙女心なんぞ発揮するな。 本当に歩いて渡れるのか?」
ワルキューレ「それは実際に渡った本人… 私が保証します」

魔界…空中戦艦バルログ、中央動力室

ユーニ「ベガ様、艦内に侵入者を確認しました」
ベガ「…気付いておる。 どのような手を使ったか知らぬが… フフフ…面白いではないか」
ベガ「丁度いい。 シュトゥルムども、そしてストライダー あたりに、適当に相手をするよう伝えろ」
ユーリ「指令:了解」
(ユーニ、ユーリが立ち去る)
ベガ「…どこまでもこのベガに楯突くつもり ならば、それもよかろう…」
ベガ「クククク…魔界の空に散らせてくれる!」


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