back index next


魔宮の勇者たち ~ 第36話 ~

《魔界 ドルアーガの塔・途中階》

小牟「も、もう嫌じゃ…」
たろすけ「え? どうしたの?」
たろすけ「そりゃここに来るまで、敵の攻撃は 激しかったけどさあ」
小牟「ちゃうわ! 階段!」
零児「ああ?」
小牟「こんなアホみたいに高い塔を 造っといて、エレベーターとか、せめて エスカレーターとかないんか!」
小牟「年寄りに無理させるでない!」
「この程度で音を上げるなど、 修練が足りぬでござる」
わや姫「ここらで一休みする?  センサーに動体反応、熱源ともになし… この階には敵はいないみたいだから」
 ソウルエッジ
御剣「のんびりしていられるか。 『そうるえっじ』はこの塔のどこかに あるはずだ」
御剣「それに、先に行った『ぎるがめす』達の 事もあるだろうが」
タキ「…ぎるがめす達の事はわからぬが、 『そうるえっじ』ならば近いかも知れん」
御剣「なに…? どういう事だ、タキ」
 滅鬼丸
タキ「見ろ。…滅鬼丸が哭いておる。 『そうるえっじ』…おそらく近くにある」
景清「くノ一よ、まことか?  この階に、かの剣があると?」
タキ「確証はない。 だが…調べてみる価値はある」
「アーマーキング殿、ギルガメス殿の話に よると、『ソウルエッジ』は宝箱の中に 入り込んだ…という事だったな」
(奥の宝箱を見る)
零児「宝箱…確かにこれまでの階には なかったが、この階には置いてあるな」
小牟「おしぼりとか入っとらんかのう」
フェリシア「どんな宝箱なの? それ」
(前に進む)
フェリシア「あ、じゃあこっちとかどう?」
キング『おい、フェリシア。勝手な行動をするな』
(キング&フェリシア、春麗&キャミィ、島津英雄&水無月響子、ローズが移動)
響子「宝箱…ですわね」
英雄「こんな奥まった所にまで…」
春麗「あちこちにあるようね。 このどれかに『ソウルエッジ』が?」
ローズ「確かめようにも…鍵を壊さなければ ならないようね」
キャミィ「トラップの可能性もある。 用心した方がいい」
タイゾウ「そうと決まりゃ…俺の勘だとこっちだな」
タイゾウ「何人かついて来な!」
モリガン「もう、悪魔の塔だってのに、緊張感が ないわねえ」
(ホリ・タイゾウ、モリガン&リリス、クリノ・サンドラ&サビーヌ、マイク・ハガーが移動)
タイゾウ「ほらな、あるじゃねえか。宝の山だぜ?」
サビーヌ「呆れた奴だな。…匂いでもしたのか?」
クリノ「でも、確かに鉄格子の向こうに宝箱が いくつも置いてあるね」
リリス「これだけあれば、どれかに 『ソウルエッジ』が入ってるかも!」
ハガー「敵が来ない内に、調べてみるとしようか」
零児「俺達もそこにある宝箱を見てみるぞ」
零児「次の階段を上るのはその後だ」
小牟「やれやれ…これで休める…」
小牟「宝箱から足ツボマッサージ機とか 出ないかのう」
英雄「おお、いいですなあ。 もしそうなら、あと20階くらいは 昇れそうですよ」
響子「…英雄先生、私達の目的をお忘れなく。 必要なのは『ソウルエッジ』ですわ」
景清「…急がねばならぬ。 かの剣、『そうるえっじ』を…」
???(頼朝)「ほっほっほ…そうはさせぬぞ、景清」
景清「……ッ!」
(源頼朝軍が出現)
頼朝「『そうるえっじ』…うぬには渡せぬな」
景清「頼朝…ッ!」
わや姫「センサーにかからなかった…!?」
御剣「けっ、こいつが源頼朝か…!」
タキ「この人外の“気”…義経や弁慶とも違う。 気をつけい、危険極まりない相手だ」
ハガー「そんな相手に待ち伏せさせていたとはな」
キャミィ「この宝箱…やはりトラップだったのか?」
春麗「まさか…先に行ったギルガメス達は、 もしかしてこいつらに…!?」
頼朝「案ずるでない。 我(われ)が狙うは景清のみよ」
頼朝「…他の者達に興味はなし。 この先の『どるあうが』にくれてやろうぞ」
タイゾウ「…って事は、マスヨ達は無事に 上がって行ったってわけだな」
零児「そいつは重畳だな。 不安要素は少ない方がいい」
小牟「したり顔で語っとる場合か。 敵との距離を考えんか」
頼朝「ほっほっほ… 離れておっては手合わせできぬのでな」
モリガン「手合わせ…ね」
モリガン「お供のヨシツネやベンケイはいないの?  私達もずいぶんと甘く見られたものね」
頼朝「あ奴らには、あ奴らの仕事がある。 それが済むまで、我(われ)が戯れに 付き合ってやろう」
リリス「超ヨユーだね、この人」
サビーヌ「オレ達がヘコましてやるさ」
クリノ「手強そうだけど… 負けるわけにはいかない!」
景清「………」
御剣「景清、奴に恨みがあるんだろうが。 ここに来て、何をボーっとしてやがる!」
頼朝「わかるぞ、景清。 うぬが何を考えておるのか。 ほっほっほ…」
たろすけ「景清兄ちゃん! 気合入れてよ!  どうしちゃったんだよ!」
景清「………」
ローズ「何かあるようだけど… いつまでもこうしているわけには いかないわ」
キング『ああ。とりあえず、ここを抜け出す事が 先決だ。いくぞ、フェリシア!』
フェリシア「オッケー!  あのヨリトモって奴もとっちめちゃおう!」
「敵の首領が目の前にいる… この好機、逃すべきではない」
「承知。 この者も、人の世を乱す者なれば… 討たねばならぬ…!」
頼朝「ほっほっほ… 身の程を知らぬ、異界の者どもよ。 来るがよい」
 八咒鏡  八坂瓊勾玉
景清(揃いい神器は二つ…。 葬れるか? この場で…きゃつめを…!)


第36話
魔宮の勇者たち

〈源頼朝のHP70% or 敵の残数が8体以下〉

景清「隙ありだ、頼朝…ッ!」
(平景清&たろすけが源頼朝に隣接)
 八咒鏡  八坂瓊勾玉
景清「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)よ、 八咒鏡(やたのかがみ)よ!  我(われ)に力を与えたまえッ!」
【強制戦闘】
平景清&たろすけ(斬り)vs源頼朝
(源頼朝のHPが0に)
頼朝「ぬうおおっ!」
(源頼朝が四散する)
たろすけ「やった! やったあぁ!」
零児「速い…!  今の踏み込み、太刀筋…完璧だ」
小牟「L・O・V・E! カ・ゲ・キ・ヨ!」
小牟「…っちゅう感じじゃ。 一発で仕留めおったのう!」
景清(討てたか…!?)
(奥の階段付近に源義経などが出現)
ハガー「このサムライ達は…!?」
キャミィ「敵の増援部隊か。 どうやら、上の階にいたようだな」
春麗「源氏のボス…頼朝の取り巻き連中ね」
プーカァ「………」
タイゾウ「しかもこいつら、バラデュークの 変異体どもを連れてやがる…!」
景清「…義経」
義経「この階におったか、景清」
弁慶「ぬしもここか、御剣とやら」
御剣「だったらどうする?  …丁度いい、ここで決着をつけるかッ!」
タキ「源義経、武蔵坊弁慶に木曽義仲か」
タキ「フッ、一歩遅かったようだな」
義仲「遅い…だと? 女」
フェリシア「そ~いうこと!  あんた達の親玉は、ついさっきバッサリと やっちゃったんだから!」
義経「…兄者、ただいま戻りましてございます」
 ソウルエッジ
弁慶「『そうるえっじ』は、おそらくこの階に あると思われまする」
サビーヌ「…全然人の話聞いてないな、こいつら」
サビーヌ「言ったろ? ヨリトモはオレ達が…」
義仲「うぬの目は節穴か?」
クリノ「まさか…まだ!?」
景清「………」
(源頼朝が復活)
頼朝「ほっほっほっほ… 以前よりも腕を上げたようだが… 我(われ)は倒せはせぬ」
(源頼朝が奥の宝箱の前へ移動)
頼朝「戯れは終わりじゃ、景清」
景清「ぬう…やはり…!」
英雄「こ、これはどういう事です!?  確かに倒したはずですが…」
響子「死んだふりでもしていたのかしら?」
「違うぞ、これは…再生能力だと!?」
リリス「え? なになに? 生き返ったの?」
零児「妖術…!?  だが、そんな事が可能なのか…!?」
小牟「こりゃ景清!  ぬし、さてはこの事を知っておったな!?」
景清「………」
「景清殿、きゃつめを倒す方法は?」
 草薙剣
景清「三種の神器が最後の一つ… 草薙剣(くさなぎのつるぎ)が無き今、 奴は倒せぬ」
モリガン「ちょ、ちょっとちょっと!  いきなり勝ち目がないってこと!?」
頼朝「ほっほっほ…」
わや姫「ねえ、アレは使えないの?」
 ソウルエッジ
ローズ「…『ソウルエッジ』」
キング『見つけるしかないというのか?』
頼朝「無駄じゃ。…牛若、片付けい」
義経「御意。参るぞ、鬼若、駒王丸」
弁慶「承知。 絶望の果てに消え去るがいい、景清」
義仲「我ら一門に歯向かった事を 後悔しながら…な」
景清「………」
たろすけ「ど、どうするんだよ! こんな状態で!」
零児「とにかく迎撃だ!  死なない…などと、信じられないが…」
零児「もし本当ならば、隙を見て後退する しかない…!」
小牟「むうう…倒しようがないんじゃ、 どうしようもないのう…」
景清(どこだ、どこにある… 『そうるえっじ』…!)

〈敵の残数が10体以下〉

頼朝「我が軍勢を前に、ここまで戦えるとはな… 景清…!」
景清「………」
たろすけ「こんくらいへっちゃらだっての!  オイラ達を甘く見るなって!」
小牟「威勢のいいタンカじゃが… 調子に乗っとる場合じゃないじゃろな」
零児「戦いを長引かせれば、こちらが不利だ。 この塔の妖物達が集まってきたら… 物量で押し潰されるぞ」
ローズ「がむしゃらに戦っても、いい結果には ならなそうね」
「源頼朝を討つ事ができぬのならば、 きゃつを守る部下達だけでも討ち果たすのは いかがでござるか?」
「うむ。手勢を失えば、あ奴一人で できる事など、たかが知れていよう」
景清「否。…頼朝めの妖力を断たねば、 源氏の軍は再び甦る」
景清「義経や弁慶めらを斬っても… 本当に息の根を止めた事にはならぬ」
義経「ひょっひょっひょ… わかっておるではないか」
弁慶「鎌倉殿がおわす限り、我らに敗北はない」
義仲「諦めるのだな、景清」
キャミィ「…頭を潰すしかないという事らしいな」
春麗「で、その頭が潰せない…という時点で、 手詰まりね。どうするの?」
景清「………」
景清「…くノ一よ、『そうるえっじ』の場所… 未だわからぬままか?」
タキ「わかれば苦労はせん。 先ほどから、滅鬼丸も哭か…」
 滅鬼丸
(滅鬼丸の共鳴)
タキ「うっ!? なに…!?」
わや「あっ、エネルギー反応…!  あの部屋の中からよ!」
(扉が壊れ、シャレードが出現)
シャレード「………」
御剣「この化け物…『そうるえっじ』の 分身とかいう奴か…!」
御剣「って事は…おい、タキ!」
 滅鬼丸
(滅鬼丸の共鳴)
タキ「滅鬼丸が…!」
タキ「うむ、もう疑いようはあるまい…!  『そうるえっじ』は、あの部屋だッ!」
景清「…まことか!?」
(共鳴の後、宝箱が壊れ、ソウルエッジが出現)
リリス「うん、あの剣の力を感じる…!  やっぱりここにあったんだね!」
モリガン「とりあえず所在は明らかになったけど… あまり手放しで喜べないわね」
サビーヌ「なんでさ? さっさといただいちゃえば いいじゃんか」
クリノ「…実際にあの剣が出てきたとなったら、 敵も黙ってはいないよ、サビーヌ」
頼朝「ほっほっほ…うぬの申す通りよ。 あれな邪剣、我ら一門がもらい受ける」
景清「そうはさせぬ。 頼朝、かの剣はおぬしを斬るために、 我(われ)がもらう…!」
タイゾウ「こいつは早いモン勝ちって事に なりそうだな」
ハガー「見るからに守りも堅いようだし、 苦労しそうだが…仕方ないな」
(零児が傷を押さえる)
零児「…しかも、あれを狙っているのは、 ここにいる俺達だけじゃない」
小牟「零児…?」
小牟「かぁ~、そういう事かいな。 相変わらずこんなタイミングとはのう」
(沙夜他、逢魔軍が出現)
響子「…なるほど、こういう事ですか」
英雄「剣を手に入れ、後退しようにも… 退路を断たれたようですな」
沙夜「まいどぉ~」
沙夜「あん、お取り込み中?」
フェリシア「見たらわかるでしょ!  なんでウロチョロしてんのよ!」
キング『彼女は確か、あの剣がある場所には 自在に移動ができるのだったな』
零児「『ソウルエッジ』が完全に姿を現した今、 その力を使ってここまで来た」
零児「…そうだな? 沙夜」
沙夜「ご名答よ、坊や」
沙夜「でも気にしないで?  私もそんなにヤボじゃないから、 さっさと剣をもらって帰るわね」
小牟「それがヤボっちゅうとんのじゃ!  抜け駆けは許さんぞ!」
頼朝「…妖狐よ、久しいな」
沙夜「あら、頼朝サマ。ご無沙汰ね。 こんな所まで出張なんて、大変ねえ」
頼朝「ほっほっほ、我(われ)とぬしの仲じゃ。 ここは手を貸せ。悪いようにはせぬぞ?」
沙夜「あん、誤解を招くような事は おっしゃらないで」
沙夜「でも…義理堅さが信条の私としては、 そう言われちゃ断れないのよ、ね」
タイゾウ「なんだぁ?  あっさりと協力体制を作りやがったぞ?」
御剣「そうか、こいつら… 裏でつながってたんだったな」
小牟「…またもや、茶番劇じゃの」
零児「いつもの事だ。もう慣れた」
零児「頼朝がいようがいまいが、おとなしく 引き下がるような女じゃない」
零児「とにかく『ソウルエッジ』だ」
零児「誰でもいい、敵をかき分けて… あの剣を手に入れるんだ…!」
沙夜「あん、お姉さんとは遊んでくれないの?」
零児「忙しいんでな。 ただし、正面に立つなら斬り捨てる」
零児「…そのつもりで来い」
景清「『そうるえっじ』… いつ消え果てるかわからぬ」
(皆がソウルエッジの方を見る)
景清「急ぐぞ…!」

ソウルエッジに隣接する前に沙夜を
KOした KOしていない


back index next