back index next 零児達がいる 零児達がいない
ワルキューレ「これ以上、
無益な殺生はしたくありません」
ワルキューレ「…お退きなさい、物質界の生物達よ」
ヴェロキラプトル「………」
ワルキューレ「私の言葉が通じるはずもありませんか」
ワルキューレ「ですが…」
???(ブラックワルキューレ)「………」
ワルキューレ「…出て来なさい」
ワルキューレ「あなたは理解できるはずです」
(奥側のガラスが割れ、傍にブラックワルキューレが出現)
ブラックワルキューレ「…我(われ)の気配を看破するとは。
やるものだ、緑の瞳の子よ」
ワルキューレ「私があなたの気配を読み違える…
そのような事があると思っているのですか」
ブラックワルキューレ「…フフ…驚かないのだな」
魔界村
ドルアーガの塔
ワルキューレ「魔界村が再びその姿を現し、
悪魔ドルアーガも復活を果たしました」
ワルキューレ「そして、ゾウナの手の者達も
確認されています」
ワルキューレ「つまり『時の狭間』の封印が解かれた」
ワルキューレ「…その先は言う必要もないでしょう」
ブラックワルキューレ「もっともな考えだ、乙女の騎士よ」
ブラックワルキューレ「そう、我(われ)は再び戻った。
…汝はどうする?」
ワルキューレ「破壊と死、そして混沌を司るあなたを…
見過ごすわけにはいきません」
ワルキューレ「『黄金の種』を巡る戦い…
あの時の決着、今一度付けましょう」
ブラックワルキューレ「汝ならばそう言うと思っていた」
ブラックワルキューレ「迷いもない…
フフフ、たくましくなったものだ。
乙女の騎士、ワルキューレ」
ワルキューレ「………」
ブラックワルキューレ「そして、あのサンドラ族の小僧もな」
ワルキューレ「……!」
ワルキューレ「ク、クリノに…!? そんな、彼は…!」
(ブラックワルキューレがワルキューレに隣接)
ブラックワルキューレ「未熟者がッ!」
ワルキューレ「……ッ!」
【強制戦闘】
ブラックワルキューレ(斬り)vsワルキューレ
(戦闘後ワルキューレが後退させられる)
ワルキューレ「うう…卑劣な…!」
ブラックワルキューレ「卑劣?」
ブラックワルキューレ「フフフ…敵を目の前にして気を乱す、
己の未熟を恥じよ」
ブラックワルキューレ「我(われ)を目の前にして、
恐れも迷いも抱かぬ者が…情けない」
ワルキューレ「虚言を弄してまで、勝利に拘ると
言うのですか!」
ブラックワルキューレ「それは違うな、乙女の騎士よ」
ブラックワルキューレ「仮にこれが偽りだとしたら…
もっと効果的な嘘をつく」
ジョイラント
ブラックワルキューレ「…あのサンドラの小僧とは、確かに
会ったのだよ。幻想界、ジョイラントでな」
ワルキューレ「ジョイラント…!?」
ワルキューレ「すでに彼は…そこまで来ていたと
言うのですか!?」
ブラックワルキューレ「それどころか、すぐ近くにまで
来ているやもしれん」
ブラックワルキューレ「あやつと刃を交えた我(われ)が
ここにいるという事は、な」
ブラックワルキューレ「…サンドラ族は、今回の件に関わる事を
禁じられているはず」
ブラックワルキューレ「フフフ…裏切られたのだよ、汝は」
ワルキューレ「裏切った…? クリノが…?」
ワルキューレ(いいえ、それが本当なら…彼は…)
ブラックワルキューレ「どうした、緑の瞳の子よ。
その程度の腕だったか? 失望させるな」
ワルキューレ「…以前よりも強い力を感じる…!」
ワルキューレ「あなたは一体…」
ブラックワルキューレ「我(われ)は最も深き闇を知る者。
…混沌による調和を望む、
乙女の騎士が影」
???(クリノ)「…オイラは、混沌が必ずしも調和を
生むとは思わない」
???(サビーヌ)「影だったらそんなに目立つなっての」
ブラックワルキューレ「なに…?」
(ワルキューレが入口の方を向く)
ワルキューレ「……!」
(クリノ・サンドラ&サビーヌが出現)
サビーヌ「間に合ったな」
クリノ「………」
ブラックワルキューレ「…本当にここまで追って来るとはな」
ワルキューレ「クリノ…! それにサビーヌ!?」
サビーヌ「元気そうだな、ワルキューレ」
クリノ「………」
クリノ「ワルキューレ様…」
クリノ「…お会いしとうございました」
ワルキューレ「………」
クリノ「ワルキューレ様、オイラは…」
ワルキューレ「クリノ。
…私はイシター様を通して、今回の事件に
サンドラ族が介入する事を禁じたはずです」
ワルキューレ「…なのに、あなたは来た」
サビーヌ「おい、ワルキューレ!」
クリノ「サビーヌ、いいんだ」
クリノ「…サンドラ族は一族の誇りにかけて、
イシター様の言いつけを守っています」
クリノ「ですが…オイラは…」
クリノ「“反逆者”として、サンドランドから
追放された身です」
ワルキューレ「……!」
クリノ「…もう、一族とは関係ありません」
ワルキューレ「クリノ…あなたは、そこまでして…」
サビーヌ「ワルキューレ、
あんたは…クリノの覚悟がわかってない」
ワルキューレ「サビーヌ…」
ブラックワルキューレ「感動の再会というやつか」
ブラックワルキューレ「フッ、茶番はそこまでにしてもらおう」
(奥の扉前にゾウナ軍が出現し、ワルキューレ達が奥の扉の方を向く)
サビーヌ「あっ! こいつら、ゾウナの兵隊!」
ワルキューレ「あなたはまさか…ゾウナと!?」
ブラックワルキューレ「…フフ…フフフフフ…」
クリノ「ワルキューレ様!
禁を破った罰はあとで受けます…!」
(ワルキューレがクリノ達の方を向く)
クリノ「今は剣を取ってください!」
クリノ「あなたの剣は…いつでも深い暗闇を
斬り払ってきたはずです!」
ワルキューレ「…そうですね」
ワルキューレ「………」
ワルキューレ「その時は、いつもあなた達が傍らにいた」
ワルキューレ「アンディの子、サビーヌ」
ワルキューレ「そして…“英雄”、クリノ・サンドラ」
サビーヌ「そうさ、ワルキューレ!」
クリノ「…ワルキューレ様…!」
ブラックワルキューレ「たった三人でやるものだ。
それが汝らの力というわけか」
ワルキューレ「あなたにはわからないでしょう、
この力の意味が」
ブラックワルキューレ「フッ、知りたいとも思わぬ」
ブラックワルキューレ「確実なのは、その力を以ってしても、
これだけの戦力差を埋めることはできぬ
という事だけだ」
ワルキューレ「………」
クリノ「ワルキューレ様、
もうじき仲間達がやって来ます」
クリノ「それまでがんばりましょう」
ワルキューレ「仲間達? でも、サンドラ族は…」
サビーヌ「説明してると時間がかかるな」
サビーヌ「見りゃわかるさ、ワルキューレ」
ジョイラント
ブラックワルキューレ「ジョイラントにいた者達か」
ブラックワルキューレ「となれば…厄介な相手だ。
我(われ)も“かの者”達を呼ばねば
なるまいな」
クリノ「なんだって…? またゾウナの兵隊を?」
(グノーシスが出現)
クリノ「うっ!」
ゴブリン「………」
ワルキューレ「この者達は、攻撃が通じない
モンスター…!」
クリノ「そうです!」
クリノ「…ワルキューレ様も戦ったのですか!?」
ワルキューレ「ここに来るまでに、何度か出会いました」
ワルキューレ「こちらの攻撃を受け付けない…
霊体のような存在」
サビーヌ「となると…アイツの出番なんだけど」
(KOS-MOSが出現)
KOS-MOS「了解しました」
KOS-MOS「ヒルベルトエフェクトを展開します」
サビーヌ「KOS-MOS!」
(KOS-MOSがヒルベルトエフェクトを展開)
ブラックワルキューレ「なんだ、これは!」
ワルキューレ「クリノ、この光は?」
クリノ「実体のないこの敵に、攻撃できるように
なる術なんです」
KOS-MOS「正確には、『限定知覚領域発生装置』で
虚数領域への干渉可能範囲を拡大し…」
KOS-MOS「実在事象からグノーシスにダイレクト
アプローチを可能にするというものです」
ワルキューレ「え? …あ、あの…申し訳ありませんが…」
(レアリエン調整室へ向かった面々が出現)
フェリシア「あっちゃあ~、遅かった!」
フェリシア「ちょっとKOS-MOSちゃん!
またワケわかんないコト言ってたでしょ!」
英雄「急に走り出したかと思えば…
この怪物は確か!」
景清「左様。妖気を持たぬ異形のもの…
“ぐのうしす”と申したか」
ブラックワルキューレ「ふん、やはりあの時の者達か」
ブラックワルキューレ「…確かに何人かは見覚えがある」
ワルキューレ「クリノ、サビーヌ。この方達が?」
サビーヌ「ああ」
サビーヌ「…ん~まあ、慣れれば面白い連中だよ」
リュウ「あの時の黒い騎士に…
もう一人、同じような白い騎士…?」
キング『この“気”…神々しさすら感じる…?
クリノ君、この女性が君の言っていた…』
クリノ「そう、この方がワルキューレ様なんだ」
クリノ「あまり無礼な態度は…」
たろすけ「おお、今度は清純派純白娘?」
たろすけ「いいんじゃない、いいんじゃない?
うへへへ」
響子「…たろすけ君、訴えられるわよ」
フェリシア「こいつ、なんか口に詰めとこうよ」
ワルキューレ「あの…クリノ?」
クリノ「…申し訳ありません、
前もって言っておくべきでした」
景清「…わるきうれ…とな?」
タキ「この女達から感じるのは…妖気?」
タキ「いや、違う…。
人非ざる者に相違ないようだが…何者だ?」
ワルキューレ「このお二人は…」
ワルキューレ「物質界だけでなく…
魍魎界の住人達までいるのですか?」
クリノ「ええ。
彼らに限らず、ほとんどが今回の事件に
巻き込まれてしまった人達です」
(ギルガメス&カイが出現)
ギル「しかし、それが結果的に今回の事件を
解決する事になるかもしれない」
ギル「乙女の騎士、ワルキューレ」
ブラックワルキューレ(黄金の騎士…やはり来ていたか。
いよいよ…というところだな)
ワルキューレ「黄金の騎士…ギルガメス!
あなた達までも…」
カイ「イシター様からお聞きしました。
乙女の騎士…あなたの戦いに、私達も
協力します」
ワルキューレ「………」
サビーヌ「ワルキューレ、覚悟決めろよ」
ワルキューレ「…わかりました。
これもイシター様のお導きなのでしょう」
ワルキューレ「私の力…あなた方のために」
KOS-MOS「了解しました。戦闘を開始します」
ブラックワルキューレ「我(われ)にここまでの手傷を
負わせるとは…やるものだ」
クリノ「異世界の仲間達は強い。
…そして、ワルキューレ様もいる」
クリノ「そう簡単には負けない…!」
ブラックワルキューレ「フフフ…乙女の騎士は従者と再び出会い…
異なる世界の力を得た、か」
ブラックワルキューレ「ならば、我(われ)も新たなる力を
示さねばなるまいな」
ワルキューレ「新たなる力?
堕天の騎士よ、あなたは何を…」
(割れたガラスの傍にローズが出現)
???(ローズ)「………」
???(ローズ)「お呼びかしら?」
たろすけ「うひょー! すげえ!」
たろすけ「…っていうか、誰? あれ」
リュウ(…な…なにッ!?)
ブラックワルキューレ「汝らの力が必要となった」
ブラックワルキューレ「敵は我(われ)の予想を遥かに
超えた力を持っている」
???(ローズ)「ほらね、私が占った通りだったでしょう?
人の言う事は聞くものよ」
ブラックワルキューレ「…早くしろ」
???(ローズ)「ふふ…仰せのままにしましようか」
???(ローズ)「では…」
???(ローズ)「はっ」
(ローズに力が揺らめき、ブラックワルキューレのHPが回復する)
カイ「回復した!? 魔法…じゃないわ」
カイ「今の力は一体…」
タキ「妖力とも異なる力のようだな」
タキ「強いて言えば…“気”か?」
リュウ「…ソウルパワー…!」
サビーヌ「え?」
リュウ「馬鹿なッ! なぜ…なぜあんたが…!」
???(ローズ)「………」
英雄「あの女性…一体誰なのですか? リュウ君」
リュウ「………」
リュウ「かつて、ベガと闘い…命を落とした…
ジェノバの占い師」
リュウ「…ローズッ!」
ローズ「………」
ブラックワルキューレ「ほう…これも運命の悪戯か」
ワルキューレ「堕天の騎士よ、説明しなさい!」
ワルキューレ「これはどういう事なのですか?
その方は…」
ブラックワルキューレ「説明をしてほしい…と?」
ブラックワルキューレ「フフフ…。
まだこちらの手の内、すべて見せておらぬと
いうのにか? 乙女の騎士よ」
響子「え!? もしかして、まだ!?」
ブラックワルキューレ「汝の言う通りよ」
ブラックワルキューレ「出でよ、黒き豹頭(ひょうとう)の男よ」
(ローズの隣にアーマーキングが出現)
???(アーマーキング)『ようやくゴングか…待ちくたびれたぞ』
ギル「黒き獣の顔を持つ男…!」
フェリシア「キングさんと同じ顔!?」
フェリシア「え? え? そんな…このヒトって…」
キング『ア、アーマー…キング…!』
キング『そんなはずが…そんなはずがない!』
キング『あなたは…死んだはずだッ!』
アーマーキング『何を言っているのかわからんな。
かかって来るなら相手をしてやろう』
アーマーキング『そして俺に勝ったなら…
おまえの知りたい事を教えてやる』
アーマーキング『すべてを得られるのは勝利者のみだ』
キング(間違いない…!
この言葉…他の人間ではあり得ない…!)
クリノ「な、なんだって…? この人も!?」
フェリシア「そんな…そんなのってないよッ!」
タキ「馬鹿な…! またも死人だと!?」
景清「…姿だけでは、きゃつらが
黄泉より戻った者なのかどうかはわからぬ」
リュウ「そうか…
俺達を惑わせるための『偽物』という
可能性もあるという事か」
ローズ「………」
アーマーキング『………』
ギル「僕には真偽はわからない…しかし、これが
許されざる行いだという事はわかる…!」
ギル「人の心につけ入るなどと…卑怯な手を!」
ブラックワルキューレ「我(われ)は強き魂を持つ者達を
選んだだけだ。黄金の騎士よ」
ブラックワルキューレ「他の者との因縁は偶然に過ぎない」
景清(この女怪(にょかい)が“選んだ”という
者ども…おそらくは我(われ)と同じ)
三途の川
景清(となれば…
“あの川”と世を隔てる壁も、すでに…)
KOS-MOS「“偶然”も重なれば“必然”です」
KOS-MOS「むしろ、当初から画策されていた事象で
あると考えられますが」
ブラックワルキューレ「知った事ではない。
ただひとつだけ言える事は…」
ブラックワルキューレ「この者達は、望んでここに立っている」
リュウ「望んで…?」
リュウ「ローズ! あんたは何を!?」
ローズ「………」
ローズ(リュウ…
再び、あなたの力を借りる時が来た)
ローズ(それを今伝える事はできないけれど…)
先にKOしたのは
ブラックワルキューレ
ローズとアーマーキング
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