(春日野さくら&神月かりん、クロノア&ガンツ、トロンにコブン、モリガン=アーンスランドが出現)
さくら「ここが戦艦のまどから見えた
ジェットコースターだね!」
さくら「よ~し、じゃ、私一番前ね!」
クロノア「ちょい待ってよ! ボクが前だってば!」
コブン1号「身長制限とかあるんでしょうかぁ」
サビーヌ「…おまえら、何しに来たんだよ」
コブン17号「シオンさん達ももうじき来ますぅ」
かりん「ここはあくまで合流地点…
遊びに来たわけではありませんわ」
ガンツ「まったくだぜ」
ガンツ「なんなら、オレが線路の上をぶっ飛ばして
やろうか? フルスロットルでよ」
サビーヌ「それも違うだろ」
トロン「でもまあ…ここまでろくに情報も手に
入ってないわけですし」
トロン「それに異世界のジェットコースター…
もしかしたら、ものすごい超技術が
使用されているかもしれませんわ…!」
モリガン「はぁ…困ったお子様達ねえ」
モリガン「クリノ、どうするの? あなたも遊ぶ?」
クリノ「目の前に幻獣もいる。そうもいかないよ」
クリノ「…それに、どうも嫌な雰囲気だ。
早く合流した方がいい」
モリガン「正しい判断ね」
モリガン(それに、時々感じる強い魔力…。
クリノはこの事を言っているようね)
モリガン(この近くに…“何か”がいる…?)
クロノア「ワッフゥ! 軽~くやっつけられたね!」
クロノア「これでみんなが来るまで時間が
できたんじゃない?」
さくら「そうだね! 急ごう!」
かりん「さくらさん?」
かりん「…完全な異世界に、ジェットコースター
やらお化け屋敷やら…少しは警戒しては
いただけませんこと?」
さくら「………」
さくら「わかった!
警戒するから、神月さんも一緒に乗ろうよ」
サビーヌ「わかってない」
クリノ「サクラさん、この辺りには、まだ何か
あるみたいなんだ」
クリノ「ここは我慢して、他のみんなの到着を…」
トロン「えっ!? ちょっと、みんな黙って!」
トロン「エネルギー反応…!?
なんですの…周辺の大気成分が電離して
いってる…!」
(次元転移によりユーリ、ユーニ他が出現)
ガンツ「なにィ!? こいつら、何モンだッ!?」
コブン28号「い、いっぱい出てきましたぁ~!」
アイビス島
ユーニ「…データ検索。
目的地『アイビス島』と一致しません」
ユーニ「転移実験、失敗と判断します」
ユーリ「問題発生:キャミィ、ロスト」
モリガン「あら、かわいいお嬢ちゃん達ね」
モリガン「…物質界の人?」
さくら「ああっ! な、なんとか親衛隊!」
クロノア「て、敵なの?」
かりん「秘密結社シャドルー…ベガ親衛隊!」
かりん「まさか、異世界まで追って来るとは
思いませんでしたわ」
さくら「でもさ、神月さん。
今あのコ達、“目的地が違う”みたいな事を
言わなかった?」
さくら「アイビストーがどうとかこうとか…」
かりん「そうですわね。アイビス島…」
かりん「…武神流の凱達は、確かそこへ
向かったはず…」
ユーリ「目標確認:カンヅキ・カリン」
ユーニ「…カンヅキ・カリン他一名を除き、
データ不足により解析不能」
ユーニ「サンプリングを開始します」
ガンツ「ケッ、なんて目ェしてやがる」
モリガン「心ここに在らず…という感じね。
術にでもかかってるのかしら?」
サビーヌ「クリノが前に、ゾウナの術にかかって
攻撃してきた時とちょっと似てるな」
クリノ「…む、昔の事じゃないか、サビーヌ」
クリノ「だけど、物質界から直接幻想界につながる
なんて…次元の壁はもう限界みたいだ」
トロン「…繋がっているのは、その物質界だけでは
ないかもしれませんわ」
コブン1号「トロン様…?」
(キャロルを見る)
トロン(データ不足だけど、あの女のコ達の
取り巻き…“キャプテンコマンドー”に
壊滅させられた、あの組織の?)
トロン(それにリーバードもおりますわね…)
ユーニ「戦闘を開始します」
ユーリ「了解:第一種戦闘態勢移行」
ユーニ「敵戦力、予測データを上回っています」
ユーニ「再サンプリングの必要性を認めます」
ユーリ「提案:同意」
ユーリ「…緊急事態:熱源接近」
コブン28号「ト、トロン様ァ~!
正体不明の人が接近中ですぅ!」
トロン「え!? 敵の援軍!?」
(回転ブランコの上にブラックワルキューレが出現)
???(ブラックワルキューレ)「………」
クロノア「ま、また女の人!?」
クリノ「…え……」
クリノ「そ…そんな! あなたは…ッ!?」
サビーヌ「クリノ、あいつ…
ワルキューレに似てないか!?」
クリノ「………」
モリガン「死と破壊を司る女神。
ワルキューレの対極に位置する存在…ね」
さくら「め、メガミ!? 死と破壊?」
さくら「それに対極って…。
そんな人がどうしてこんな所に!?」
クリノ「『黄金の種』事件…」
クリノ「その時、あなたはワルキューレ様に敗れ…
“時の狭間”に封印されたはずだ…」
クリノ「黒き堕天の騎士…ブラックワルキューレ」
トロン「『黄金の種』…ですって!?」
サビーヌ「ブラック…ワルキューレ!?
おい、クリノ!」
ブラックワルキューレ「…うっとうしい男だ。
乙女の騎士の
腰巾着(こしぎんちゃく)めが」
ブラックワルキューレ「それ以上口を開くなら…」
???(ギル)「そこまでだ。…黒き乙女の騎士」
クリノ「……!」
ブラックワルキューレ「追いついてきたか。
…そのようなナリでよくやるものだ」
ブラックワルキューレ「黄金の騎士…ギルガメス」
(回転ブランコの上にギルガメス&カイが出現)
ギル「そのためのジェットブーツでね」
かりん「なんと見事な西洋甲冑…」
かりん「彼がお話に出ていた?」
クロノア「そう黄金の騎士さ!」
ガンツ「ヘッ、縁があるな、ギルガメスさんよ」
ギル「そうだね。戦闘が起きているのには
気付いていたが…君達だとは思わなかった」
モリガン「うふふ…初めまして」
モリガン「お噂は魔界にまで届いているわよ、
お二人さん」
カイ「…強い魔力も感じていたけど…
その主はあなただったのね。
モリガン=アーンスランド」
さくら「あの人がギルさんとカイさん…」
さくら「…なんかすごい事になってるね」
さくら「ベラボーさんとか、モモちゃんとかも
いれば良かったのに」
かりん「…ヒーローショーじゃありません」
(リュウ、シオン&M.O.M.O.、キング&フェリシア、トビ・マスヨ&天現寺ひろみ、デミトリ=マキシモフが出現)
リュウ「集合場所にこれだけの敵が!?」
リュウ「みんな、無事か!」
さくら「あっ、リュウさん!」
クリノ「タイミングよく合流できたね」
サビーヌ「説明の手間も省けるしな。
一気にカタをつけよう」
『森羅』本部前
ユーニ「データ検索…
一部を除き、トーキョー・ロッポンギで
戦闘を行った人物とデータ一致」
ユーリ「認識:敵増援部隊」
リュウ「この娘達は…シャドルー!?」
リュウ「彼女達も元の世界から、こちら側に!?
どうやって!?」
アイビス島
かりん「方法に関してはわかりませんわ」
かりん「ですが、本当はアイビス島に
行きたかった様子ですわね」
キング『アイビス島…?』
キング『サードエナジーの研究施設があったと
いう島の事か?』
ブラックワルキューレ「…クリノの仲間か」
ブラックワルキューレ「フッ…戦いの最中にべらべらと。
ずいぶんと余裕があるものだ」
ひろみ「あんな所に…人が?」
ひろみ「ちょっと、あなた誰なんです!?」
デミトリ「どこかで感じた“気”だ」
デミトリ「それにあの姿…おい、モリガン!」
モリガン「彼女はブラックワルキューレ」
モリガン「混沌による調和を望む、乙女の騎士の影」
シオン「ワルキューレ…?」
シオン「ワルキューレさんって、クリノさんが
捜しているという人じゃ…!」
クリノ「………」
カイ「いいえ。あの方の誇りのために言わせて
もらえば、別人です」
ギル「…残念ながら、まったくの無関係とは
言えないが…」
ひろみ「へえ、そうなん…」
ひろみ「っつーか、こっちは金ピカ!」
リュウ「中世ヨーロッパの甲冑?」
リュウ「…悪い人間には見えないが…」
シオン「金色の鎧…! その人が?」
クロノア「黄金の騎士…ギルガメスさんさ!」
クロノア「もう一人がロロの先輩のカイさんだよ」
デミトリ「かつてドルアーガを討った黄金の騎士か」
デミトリ「ふん、その力…
どれほどのものか見せてもらおう」
ガンツ「どっちが悪役かわかンねェぞ、おい」
ガンツ「どうでもいいが、まわりのオマケどもを
片付けるのが先だぜ?」
ブラックワルキューレ「心配せずともよい」
ブラックワルキューレ「汝らなどに用はない。勝手に遊んでいろ」
ギル「君になくても、僕には用がある」
神の眼
ギル「『神の眼』を…返してもらう」
ブラックワルキューレ「………」
サビーヌ「ちょっと、『神の眼』だって!?」
クロノア「え? カミノメってなに?」
ガンツ「1000年だか前に、とんでもねェ戦争が
あったらしい」
ガンツ「そン時使われたんじゃなかったか?」
さくら「1000年前って…
え? そんな戦争あったっけ?」
クリノ「オイラ達の世界での事だよ」
クリノ「…言い伝えでは、大地を引き裂くほどの
力を持つ兵器…それを動かすためのもの
だったらしいね」
カイ「そうです。あれは…人間に限らず、
誰の手にも余る物」
カイ「永久に封じられるべき物なんです」
シオン「ジェネレーターの一種…みたいなもの?」
シオン「それをあの女の人が持っているの?」
マスヨ「『神の目』とかいう物の正体は
何だっていいし、それを誰が
持っているかも、今はいいわ」
マスヨ「重要なのは…私達と関係があるかないかよ」
トロン「無関係…
というわけにはいきそうにありませんわ」
フェリシア「へ? なんで?」
黄金の種
ソウルエッジ
フェリシア「あたし達が探してるのは『黄金の種』か
『ソウルエッジ』でしょ? 関係あるの?」
フェリシア「関係ないんじゃ…」
かりん「あ! ちょっと、フェリシアさん!?」
ブラックワルキューレ「『黄金の種』…だと?」
ブラックワルキューレ「まさか…あれがまた…!?」
コブン1号「な、なんか…知ってるみたいですケド…」
ブラックワルキューレ「…フ…フフフフ…」
モリガン「…彼女は『黄金の種』事件と深く
関わるがあるのよ」
モリガン「余計な事を言ったわねえ」
フェリシア「い、今来たんだし、そんな事情
知らないよ!」
リュウ「『ソウルエッジ』の事も知っていると
なれば…闘いは避けられない、か」
ブラックワルキューレ「そうだ。『黄金の種』…そして邪剣
『ソウルエッジ』…ただで帰るわけには
いかなくなったようだ」
デミトリ「ふん、私はかまわん」
デミトリ「乙女の騎士の影…相手にとって不足は
ないと言ったはずだ」
トロン「うう…また厄介ゴトに首を突っ込んで
しまったようですわ…」
コブン17号「最悪ですぅ…」
フェリシア「ゴ、ゴホン!」
フェリシア「よくわかんないけど、捜してる
ワルキューレちゃんじゃないんでしょ?」
フェリシア「ぶっちゃけ、ブラックベラボーみたいな
もん…って考えれば、敵だよ! うん!」
M.O.M.O.「ぶ、ぶっちゃけましたね…」
ユーニ「状況から、黒衣の人物への対応は保留」
ユーニ「カンヅキ・カリン以下、『シンラ』に関係
する人物への攻撃、殲滅を優先します」
ユーリ「了解:現任務最優先」
キング『シャドルーの相手もしなければならんか』
ブラックワルキューレ「フフフ…敵が多いようだな」
ブラックワルキューレ「はっ」
(ブラックワルキューレが降りてくる)
カイ「ギル!」
ギル「ああ、逃すわけにはいかない…!」
(ギルガメス&カイが降りてくる)
ブラックワルキューレ「黄金の騎士よ、望みどおり我(われ)が
相手になってやろう」
ブラックワルキューレ「すべて討ち伏し…
その上で『黄金の種』の事を話してもらう」
ギル「ならば、僕は『神の眼』を奪った理由を
聞かせてもらう…!」
カイ「黒き堕天の騎士…あなたのその口ぶり、
『神の眼』を強奪した事と『黄金の種』…
関係があるようね」
クリノ「…ワルキューレ様の事を知らないか?」
クリノ「あなたと…
いや、おまえと無関係とは思えない」
ブラックワルキューレ「ワルキューレ…だと?」
ブラックワルキューレ「………」
ブラックワルキューレ「知っていたとしても、汝に話す道理はない」
ブラックワルキューレ「混沌の闇に沈むがいい」
ユーリ「被害:甚大」
ユーリ「移行:捜索モード」
(ユーリが撤退)
ひろみ「なんなの…このコ達って…」
トロン「ロボット…
というわけでもなさそうですわね」
トロン「自分の意思で行動しているようにも
見えませんけど」
マスヨ「もう、薄気味悪いったらないわねえ」
コブン17号「まったくですぅ」
シオン「確かに…
こっちの方がよっぽど人間らしいわね…」
ユーニ「ダメージ、甚大。
戦闘続行は困難であると判断します」
ユーニ「この場を撤退、ダメージ回復を優先しつつ
キャミィ捜索任務に移行します」
かりん「ちょっと! お待ちなさい!」
(ユーニが撤退)
リュウ「…俺達に固執していない分、すばやいな」
モリガン「人探しをしてるみたいだったわね」
モリガン「キャミーとかどうとか」
M.O.M.O.「データ検索をしても、そのキーワードは
ありません」
M.O.M.O.「ただ、同じような服を着た女の人…
前にいましたよね?」
キング『ロッポンギで闘った…あの金髪の娘か?』
キング『…そうか、可能性は高いな』
ブラックワルキューレ「なかなかの腕だ」
ブラックワルキューレ「クリノだけではなく、マキシモフ家や
アーンスランド家の当主…これだけ
揃えれば当然か」
ギル「そういう事さ。
日頃の行いがよかったらしい」
サビーヌ「言うね」
M.O.M.O.「あ! 誰か接近してきます!」
M.O.M.O.「データ照合すると…
ドルアーガの部隊みたいです!」
ひろみ「え? 何の部隊?」
ギル「ドルアーガ…!」
(ドルアーガの軍勢が出現)
ブラックワルキューレ(ドルアーガの手の者…?
『時の狭間』から抜け出したのは、
我(われ)だけではないようだな)
ブラックワルキューレ(となると…ゾウナも…?)
カイ「スライムに…メイジ達!?」
カイ「なぜドルアーガの軍勢が…!?」
フェリシア「良くないじゃん! 行い!」
ギル「…いや、そうでもないさ」
ギル「奴の情報がわかる」
ギル「そうだろう? 道化師君」
(回転ブランコの上にジョーカーとジャンガが出現)
ジョーカー「のほほ、さすがお鋭い」
ジョーカー「ご無沙汰ですねェ、黄金の騎士殿、
そして女神イシターの巫女様」
ジョーカー「英雄クリノに…相変わらずちっこいのも
おられるようだ」
カイ「あ、どうもご丁寧に」
クロノア「礼儀正しくても敵だよ!」
クロノア「ちっこいの…ってまとめるなよ!」
クリノ「何しにここに?」
ジョーカー「さてねェ…のほほ」
マスヨ「こ、この丸いのなに?」
マスヨ「それに…」
ジャンガ「ダラダラあいさつなぞしてンじゃねェよ」
ジャンガ「…とっとと殺っちまって『ソウルエッジ』を
探すとしようぜ」
さくら「あの意地悪ネコ!」
さくら「…もう出てこないんじゃないかと
思ってたのに…」
リュウ「あの化け物…知っているのかい?」
かりん「…知っているも何も、以前さらわれ
かかってますわ」
ガンツ「てめェ、ジャンガッ!
ノコノコとどのツラ下げて!」
ジャンガ「おっとォ! 今日は忙しいンでなァ」
ジャンガ「テメェと遊ンでやる時間はねェんだよ」
ガンツ「てめェに無くても、オレにはあンだよッ!
降りてきやがれッ!」
ギル「…今、『ソウルエッジ』と?」
キング『…ここでもつながりがあったか』
キング『そう簡単に縁は切れないようだな』
ジョーカー「おやおや~ン? アナタ方もですかァ?」
ジョーカー「…困りましたねェ。となると…
タダで帰るワケにはまいりませんねェ」
ジョーカー(生贄のムスメもいる事ですし…)
トロン「ど、どっかで聞いた展開ですわね…」
トロン「しかもさっき」
ジャンガ「キキキ…。
競合相手は消す…勝負のキホンだゼ」
ジャンガ「遊んでやる時間が急にできたゼ、ガキ!」
ガンツ「そりゃありがとよ」
ガンツ「…オレは遊びじゃ済まさねェケドな、
ジャンガ!」
(ジョーカーとジャンガが降りてくる)
ブラックワルキューレ「騒々しい。…ふざけた連中めが」
モリガン「あら、面白いじゃない?
少なくとも退屈はしないわよ、このコ達」
デミトリ「ふん、こんな連中に何か期待する方が
どうかしている」
シオン(話がとっちらかってる上に、ひどい
言われよう…)
ブラックワルキューレ「だが…考えようによっては役に立つ、か」
ブラックワルキューレ「足止めくらいにはなるだろう」
ギル「なに…?」
カイ「あなた、もしかして!」
(ブラックワルキューレが撤退)
ギル「しまった!」
カイ「待ちなさい!
『神の眼』を返しなさい! あれは…」
ジョーカー「カミノメ?」
ジョーカー「…『神の眼』ですってェ!?」
カイ「あっ…」
サビーヌ「…もう何もしゃべらない方がいいな」
マスヨ「ええ、そのたびに戦闘じゃあねえ…」
マスヨ「私達なんて何もわからないのに、
巻き込まれっ放しよ」
ジョーカー「ほうほう…『神の眼』…ねェ」
ジョーカー(それもありますが、今のは…乙女の騎士?
雰囲気が全然違いましたねェ。黒かったし)
ジョーカー(ふむ…ドルアーガ様に報告して、
調べてみましょうかねェ)
ガンツ「ジャンガ!
てめェの墓にゃ似合わねェが…
ここで最期だ!」
ジャンガ「来たついでに遊んでやっただけだゼェ?」
ジャンガ「本気になってンじゃねェよ、バァ~カ!」
ひろみ「うわ~、こいつムカつく…」
クリノ「挑発に乗っちゃ駄目だ」
クリノ「ここは一気に倒してしまわないと!」
マスヨ「挑発じゃなくて、素で言ってるだけね、
たぶん」
マスヨ「…直接恨みはないけど、キメに
させてもらうわ!」
ジャンガ「うぜェよ、女」
ジャンガ「…面白くねェ。シラけちまったゼ!」
ガンツ「ごまかして逃げンじゃねェ、ジャンガ!」
ジャンガ「キキキ…勝手に吠えてな、ガンツ坊や!」
(ジャンガが撤退)
コブン1号「ガンツさん…」
クロノア「気を落とさなくたって、いつか
やっつけられるよ」
ガンツ「………」
ガンツ(ずいぶんアッサリ消えやがった…。
それだけ『神の眼』が重要だって事か?)
ガンツ(クソッ…何をするつもりだ?)
ジョーカー「いやはや、皆様お強い!」
ジョーカー「生贄のムスメも一人少ないようですし、
逃げるが勝ちですかねェ」
デミトリ「利口な判断だ。
二度と私の前に現れない事だな」
フェリシア「ここで倒しちゃおうよ!」
フェリシア「もう何度も何度も! しつこいんだもん、
こいつ!」
ジョーカー「のほほほ、それがワタクシの信条でして」
さくら「何度来たって、絶対ついて行ったり
しないんだから!」
さくら「もう来ないでよね!」
ジョーカー「いやいや、嫌がられると、ますますもって
手を出したくなる…これも男のサガでして」
シオン「さ、最低…」
サビーヌ「とことん性格悪いな、おまえ」
ジョーカー「のほ! よく言われます」
ジョーカー「では、アディオ~ス!」
(ジョーカーが撤退)
クロノア「あのピエロ~!」
クロノア「また逃げられちゃったよ!」
カイ「ギル、いいの?」
カイ「…かなり強い魔力を持つ相手よ」
ギル「今は構わないよ、カイ」
ギル「…ああいう手の内を見せないタイプは、
混乱している時に戦うべきじゃない」
ギル「今ので…終わりか?」
ギル「もう敵の気配は感じないが…」
M.O.M.O.「大丈夫です。周囲に敵影、エネルギー反応
ともにありません」
リュウ「逆に言えば、あのピエロや黒い騎士には
完全に逃げられた…という事だな」
ガンツ「…ジャンガの野郎にもな。…クソッ」
さくら「焦らなくたって大丈夫だよ、ガンツ君」
さくら「私や桃ちゃんはドルアーガの生贄
として狙われてるんだから」
さくら「そのうちまた来るって!」
かりん「さくらさん、あなた…
ご自分の状況を理解しておりますの?」
ギル(ドルアーガの…生贄?)
カイ「ギル、とにかく皆さんにお礼を言うのが
先じゃない?」
ギル「ああ、そうだね」
ギル「…感謝するよ。助けてくれてありがとう」
モリガン「あら、カワイイ顔してるじゃない。
そのヘルメット、ない方がモテるわよ?
黄金の騎士、ギルガメス」
デミトリ「ふん、そんな物で身を覆わねば、ろくに
戦えんとはな」
フェリシア「だからケンカ売るなってのに」
フェリシア「いいじゃない、カッコの事なんかさ。
強かったんだし」
サビーヌ「むしろアンタらはもっと何か身に付けろ」
キング『君達はこれからどうする?』
キング『我々は『黄金の種』と『ソウルエッジ』と
いう物を追っているのだが…』
クロノア「ギルさん、カイさん!
どうせなら、一緒に戦おうよ!」
カイ「え…で、でも…」
クリノ「オイラもその方がいいと思う」
クリノ「『神の眼』も確かに気になるけど…
強大になりつつある敵に、対抗できるように
しておかないと」
ギル「…わかった。英雄クリノ、しばらく一緒に
居させてもらうよ」
ギル「それに、ドルアーガに狙われている娘も
いるなら…僕にとっても無関係じゃない」
コブン1号「お仲間さんが増えました~」
マスヨ「はいはい、決まりね!」
マスヨ「レイジ達と合流するわよ。自己紹介は
その時ね」
シオン「な、なんか投げやりじゃないですか?
マスヨさん」
トロン「まあ、わけのわからないキーワードが
次々出てきて、そのたびに敵が増える…」
トロン「ヘソを曲げるのもわかりますわ」
マスヨ「もう、オクティとかガンガン出て
こないかしら?」
マスヨ「それだったらかなり詳しいわよ、私」
ひろみ「先輩…オクティがガンガン出てくる
状況も、それはそれで困ります…」
トロン(でも、最初に現れた敵はおそらく
“犯罪超人”…。ゲゼルシャフトに戻って、
確かめる必要がありますわね…)
小牟「おお、おったおった。
…全員無事のようじゃの」
ソウルエッジ
零児「…すまない。『ソウルエッジ』を
見つけたんだが…入手はできなかった」
たろすけ「いなくなってた御剣兄ちゃんと
タキ姉ちゃんは見つけられたんだけどね」
クリノ「いや、とにかく全員無事で何よりだよ。
『ソウルエッジ』は残念だったけどね」
サビーヌ「これで合流はできたな」
サビーヌ「…で、ギルガメス。話の続きは?」
ギル「ああ。このジョイラント大遊園地には、
数々の力が集中しているんだ」
カイ「集中している…というより、様々な力が
引き付けられていると言うのが正しいかも
しれません」
ゴーストパレス
タキ「力が集中している…?
それで『ソウルエッジ』もここに?」
タキ(私と御剣だけがここに飛ばされた事も…
関係があるのか?)
KOS-MOS「その影響かもしれませんが、やはり
この区域一体の空間は安定していません」
かりん「シャドルーが転移してきたのも、空間が
安定していないからという事ですの?」
リュウ「これが、以前豪鬼が言っていた…
“人の世が得た力”のみで、次元を
越えられるようになった…という事か」
アイビス島
レジーナ「そして、その試みが行われている場所は…
あのアイビス島に間違いないわ」
ブルース「俺達の世界から来た…って事は、逆に
ここから戻る事もできるんじゃないのか?」
モリガン「次元の壁を越えるには、壁のほころびを
探した上で…相当な力が必要よ」
景清「力は乙姫の妖術に匹敵するもので
なくてはならぬ、か」
黄金の種
ソウルエッジ
仁「…その“力”を持つ『黄金の種』を
三島一八に奪われ、『ソウルエッジ』は
取り逃した…」
春麗「…シャドルーの潜伏場所がわかって
いるっていうのに…!」
ギル「まだ諦めるのは早いよ。
僕と別行動をとっている仲間達が
何か見つけているかもしれない」
クロノア「え? 仲間って…?」
ドルアーガの塔廃墟跡
ガンツ「もしかして、ドルアーガの塔の
廃墟跡で会った…あいつらか?」
カイ「ええ。それと…もう一人、頼もしい人が
私達の戦いに加わってくれているのよ」
アーサー「ふむ…
俺の勘だと、この辺が怪しいんだが…」
スタン「アーサーさん! 待ってくださいよ!」
ルーティ「もう!
勝手にどんどん先に行かないでよね」
アーサー「いや、すまんすまん。
あのあたりがどうにも気になってな」
スタン「こんな中央の広場に、何かあるとは
思えないんだけど…」
ルーティ「時間の無駄よ。
ほら、とりあえず、黄金の騎士と合流よ」
ジョイラント・ジェットコースター
ルーティ「ジェットコースターの方に行くって
言ってたわよね?」
アーサー「…仕方ない、行くか」
アトワイト
アトワイト『ルーティ! ルーティ!』
ルーティ「え? アトワイト…
ちょっと、どうしたの?」
ディムロス
ディムロス『まずいぞ、スタン! この場を離れろ!』
スタン「ディムロス…?」
アーサー「どうしたんだ? 二人とも」
(剣の共鳴、次元転移が起こる)
アーサー「むっ!?」
アーサー「なんだ、この禍々しい…邪悪な力は!?」
スタン「アーサーさん!
正面の建物のすぐ上にッ!」
アーサー「なに…!?」
ソウルエッジ
ルーティ「け、剣…?」
ルーティ「…って、あれって、もしかして!?」
アーサー「邪剣『ソウルエッジ』…!
何かあるとは思ったが…まさか…!」
(振動、次元転移)
アーサー「この場から逃げるんだ!
何が起こるかわからんぞ!」
ルーティ「ちょっとちょっと! なんなのよぉ!」
(次元転移、閃光)
(ゆれてる)
御剣「うおっ!? なんだ!?」
滅鬼丸
(滅鬼丸の共鳴)
タキ「滅鬼丸が哭いている!?
これは…もしやっ!」
景清「この押し寄せる妖気…! いかん…!」
(次元転移、閃光)
閻魔大王「………」
閻魔大王「どこかの世界で、また大規模な“歪み”が
起こったようだな。どう思う? 安駄婆よ」
安駄婆「さてのう…なるようにしかならぬ。
ひゃっひゃっひゃ…」
閻魔大王「相変わらずの返事よのな」
閻魔大王「だが、今回の件はそうも言っておれん」
閻魔大王「…だからこそ、わざわざここまで足を
運んだのであろう?」
安駄婆「御意のままに。…ひゃっひゃっひゃ」
閻魔大王「…“平家の武者”の事か?」
安駄婆「景清は心配あるまいて。
平家の恨み…その一心のみで戦う故な」
三途の川
安駄婆「問題は…そうでない者どもが
三途の川を抜けた事よ」
閻魔大王「なに…!? まことか?」
安駄婆「世を隔てる“壁”の歪み…
ますますもって大きくなっておる。
黄泉の国すら脅かすほどにのう」
閻魔大王「死者達がこの魔界に溢れかえると
いうわけか?」
閻魔大王「ううむ、そのような事になれば、
アーンスランド家…あのベリオールめが
没した時以上の混乱になりかねん」
安駄婆「もしすべての亡者どもが帰って来ると
いうのなら、わしもお役御免じゃがのう」
安駄婆「…戻って来られるのは、強靭なる魂を
持つ者だけよ」
安駄婆「恨み、怒り、哀しみ、愛…
強すぎる念がきゃつらを呼び戻す」
安駄婆「げに恐ろしきは人間の業(ごう)よな。
ひゃっひゃっひゃ…」
閻魔大王「笑い事ではないぞ、安駄婆」
閻魔大王「邪剣『ソウルエッジ』、龍宮から奪われた
『黄金の種』の事もある…どうしたものか」
安駄婆「わしらが成すべきは、世を隔てる壁を
元ある姿に戻す事よ」
安駄婆「些末な事は若い者に任せるに限るて。
ひゃひゃひゃ…」
(次元転移)
小牟「あたたたた…またこのパターンか」
小牟「…っちゅうか、ここどこじゃ!?」
零児「なんだ? ジャングル…!?」
零児「そうだ、みんな無事か?」
英雄「すでに確認済みです。
あの場にいた全員…無事のようです」
英雄「…と思ったのですが…一人増えています」
さくら「さすが先生、人数確認が早い…」
さくら「って、増えた?」
ズール「へっへっへ…こりゃどうも」
サビーヌ「ズール!? どうしておまえが
ここにいるんだ!?」
ズール「…そんな事言われましても…
そろそろ皆さんお帰りかと思いまして、
戦艦から出ようとしたところ…」
クロノア「あの光りに巻き込まれた…ってコト?」
ズール「左様で。災難でさあ…」
フェリシア「ズールさんも含めて、みんな無事なのは
良かったけどさぁ…ジメジメムシムシ、
すごいよ、ここ」
レジーナ「………」
中村「森というより…まるでジャングルですね」
桃「どうしてこんな事になったんでしょうか」
M.O.M.O.「あの…さっきの光なんですけど、
データにあるんです…」
トロン「データにあるって…何のデータ?」
ソウルエッジ
M.O.M.O.「…エネルギー反応が、先程確認した
『ソウルエッジ』のものと一致したんです」
御剣「『そうるえっじ』だと!?
あの近くにあったというのか…!?」
デミトリ「それならば、今の状況は説明が付く」
マスヨ「ええ。空間が不安定なあの場所で、
それだけのエネルギー…」
マスヨ「私達は次元転移したようね」
レイレイ「で? ここはナンていう世界なワケ?」
レジーナ「…帰ってきたのよ、私達は」
ひろみ「ここがどこだかわかるんですか?
帰って…きた?」
レジーナ「ここはアイビス島。つまり私達の世界よ」
クリノ「物質界という事なのかい!?」
鳳鈴「レジーナ、間違いないの!?」
レジーナ「この景色、そして空気…
忘れるはずがないわ」
小牟「だったら万々歳じゃ!
ようやっと帰ってこれたのう」
零児「喜んでる場合じゃないぞ、小牟。
この場で解散、というわけにもいかん」
春麗「そうよ! ここがアイビス島なら、
秘密結社シャドルーが何かを企んでいる…
その本拠地よ」
リュウ「シャドルーを放ってはおけない。
…調べてみる必要があるだろうな」
ケン「それで、状況によってはぶっ潰す…
へっ、いいんじゃねえか?」
響子「そう言えばアイビス島…
学園の校門前で私達の手助けをしてくれた
二人組が向かうと言っていた所では?」
かりん「そうでしたわね。
武神流の忍者二人…シャドルーを
追っていたんですの?」
サビーヌ「ここが物質界で、アンタらがしたい事も
わかったけど…目的地はどこなんだ?」
キング『…むう。
見渡す限り、うっそうとしたジャングル…
抜け出すだけでも一苦労だな』
レジーナ「サードエナジーの施設跡に向かうのが
ベストだと思うけど…現在位置がわからない
のでは、方向の特定ができないわね…」
ブルース「とりあえず移動した方がいいだろう。
ここじゃ状況がわからないままだ」
小牟「なんかランドマークでもあれば
いいんじゃが…」
M.O.M.O.「あの…それだったら、さっきから
エネルギー反応があるんですけど…」
シオン「え!?
もしかして、何かの施設が近いの!?」
KOS-MOS「施設とは言えないかもしれません」
ヴォークリンデ・ブリッジ
KOS-MOS「反応は…巡洋艦ヴォークリンデです」
シオン「ヴォークリンデって…以前私達が
乗り込んでいた…あの巡洋艦!?」
シオン「場所は!?」
KOS-MOS「現在位置から、直線距離で3キロほど
先の地点です」