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ワルキューレの伝説、再び 零児達がいない ~ 第16話 ~

〈アーマーキングのHP30%(1620)以下〉

アーマーキング『う…うう…』
(アーマーキングが血を吐く)
アーマーキング『ぐうっ…!』
キング『……ッ!』
たろすけ「お! 効いてる効いてる!」
ブラックワルキューレ「…下がれ、黒き豹頭の男よ」
ブラックワルキューレ「まだ身体が慣れていないようだな」
キング(違う…ッ!)
キング(あの血は…あの吐血は…!)
アーマーキング『フ…フフフフ…記念すべき復帰第一戦… とんだ遺恨試合になったようだ』
フェリシア「アンタ…ほんとにキングさんの お師匠さんなの!?」
フェリシア「だったら何でこんなコトを!」
アーマーキング『………』
アーマーキング『…その娘がおまえのディーバか』
アーマーキング『豹のマスクを受け継いだ…二代目キング』
キング『やはり…やはりあなたは!』
キング『どうしてなのですかッ!』
ブラックワルキューレ「…フフ…フフフ…」
ワルキューレ(その答え… 堕天の騎士、ブラックワルキューレが 握っているようですね)
アーマーキング『俺の口からそれは言えん』
アーマーキング『フッ…俺もヤキが回った。 勝利者にすべてを…と言ったが、今の俺は このザマだ』
アーマーキング『今回は無効試合にさせてもらうぞ』
(アーマーキングが撤退)
キング『アーマーキング! 師よッ!』
KOS-MOS「………」
KOS-MOS「目標をロストしました」
キング『師匠…なぜ…あなたが…』
フェリシア「キングさん…元気出して」
フェリシア「あんなのハッタリだよ!  あの悪ワルキューレが、あたし達を ビックリさせてさ、その隙に…」
キング『フェリシア。…生前の師匠は…』
キング『…肺を病んでいた』
フェリシア「……ッ!」
フェリシア(あの血…。あれって…)

〈ローズのHP30%(1590)以下〉

ローズ「とりあえずはここまでね。 久しぶりに身体を動かせて、楽しかったわ」
英雄「ここまで…ですと?」
英雄「お待ちなさい!」
サビーヌ「ここまで引っかき回しといて、 逃げるつもりかよ!」
ブラックワルキューレ「勝手は許さぬ。…わかっているはずだ」
ワルキューレ(この女性… 堕天の騎士に従っているわけではない…?)
ローズ「フフ…実を言うと、まだ身体がうまく 動かせてないの」
ローズ「…もう少し時間が必要なようね」
リュウ「ローズ… あんたは本当にあのローズなのか!?」
ローズ「ベガとの闘いに敗れ… ジェノバの占い師、ローズは死んだわ」
ローズ「先刻、あなたが言った言葉通りにね」
リュウ「…それは…」
景清(やはり…この女人も、獣の男も… 黄泉帰りし者か)
響子「鬼籍に入った人間が… なぜ今ここに戻って来たのですか?」
リュウ「ローズ、答えてくれ…!」
ブラックワルキューレ「………」
ローズ「それは言えないわ」
ローズ「でも…リュウ、忘れないで」
ローズ「…あなたの中に眠る力、それに関わる 炎のような二人の男」
ローズ「そして… 春雷に揺れる桜花の如き娘の事を…ね」
リュウ「え…!?」
たろすけ「な、なんか難しいコト言ってるけど… どゆ事?」
ブラックワルキューレ「これ以上は言わぬ。 …無駄な口を利くな。去れ」
ローズ「………」
(ローズが撤退)
リュウ「ローズ…! ローズッ!」

〈ブラックワルキューレをKO〉

ワルキューレ「これなら…!」
響子「その傷… 常人ならそう簡単には動けないはずよ」
ブラックワルキューレ「…この我(われ)が…ぬかったか…!」
キング『話してもらうぞ! すべてを!』
フェリシア「とりあえずソコ座って!  一から順にだよ!」
たろすけ「お茶は出ないよ!」
ブラックワルキューレ「…さて、どうしたものかな」
景清「…きゃつめ、何ゆえ動じぬ?」
タキ「解せんな。 …貴様のその余裕、どこから来る?」
英雄「やせ我慢の可能性もありますな」
サビーヌ「そんな感じじゃないけど…」
ブラックワルキューレ「フフフ…」
ブラックワルキューレ「見苦しくあがくつもりがないだけだ」
ギル「果たしてそうかな、黒き堕天の騎士」
ギル「…君には乙女の騎士に復讐を果たす以外に 目的があって、ここに来た…違うかい?」
 神の眼
カイ「そうね。 たとえば…『神の眼』に関する事とか」
ブラックワルキューレ「………」
ワルキューレ「『神の眼』…!  まさかあれを…彼女が!?」
クリノ「実物は見ていません。 ただ、黄金の騎士達はそれを追って 来たのです」
ブラックワルキューレ「楽しみにしているのだな、乙女の騎士よ」
ブラックワルキューレ「我(われ)は以前の我(われ)ではない…」
リュウ「逃げる!?」
ワルキューレ「ブラックワルキューレ、あなたは何を!」
(ブラックワルキューレが撤退)

〈敵全滅〉

KOS-MOS「敵部隊、すべて撤退した模様です」
ギル「…逃げられたか」
ギル「『神の眼』の次はゾウナの軍勢…」
ギル「黒き堕天の騎士…何を考えているんだ」
カイ「今は手の打ちようがないわ、ギル」
カイ「でも、ゾウナの魔物を使役していたと いう事は…」
ワルキューレ「ええ…おそらく彼女は…」
クリノ「ワルキューレ様、オイラ達はゾウナや ドルアーガ…他にも多くの敵を相手に しなければなりません」
クリノ「今は前に進む時です。 そうすれば…自ずとオイラ達がするべき事が 見えてくるはずです」
ワルキューレ「そうですね、クリノ」
ワルキューレ「…皆様、改めてお礼を申し上げます」
ワルキューレ「私はワルキューレ… 女神イシター様直属の騎士です」
(たろすけがにやけている)
たろすけ「気にしないでよ。 オイラ達、もう仲間じゃん」
サビーヌ「顔と言葉が合ってない」
英雄「しかし、これでワルキューレさんを 無事に迎え入れる事ができましたな」
英雄「ともかく、一件落着ですか」
響子「…そうもいきませんわ、英雄先生」
タキ「うむ、浮かれてばかりもいられん」
タキ「…黄泉帰った者達の事もある」
リュウ「………」
キング『………』
フェリシア「キングさん… 間違いだってコトもあるよ!」
景清「頼朝めら、そして我(われ)も含め… 黄泉より戻りし者ぞ」
景清「今や、きゃつらも同じと見て 間違いあるまい」
リュウ「………」
リュウ「…行こう」
リュウ「ここで悩んでいても、問題は解決しない」
カイ「リュウさん…」
キング『クリノ君も言っていたな。 …先に進むしかない』
キング『アーマーキング、ローズという女性… どちらとも、また闘わねばならない時が やってくる』
ワルキューレ「そこには、必ず彼女が…堕天の騎士が いるはず」
ワルキューレ「行きましょう。今は…先へ」
KOS-MOS「了解しました。 これより巡洋艦ヴォークリンデ、 ブリッジへ向かいます」


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