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フー=ルー「くっ……さすがはエ=セルダ様の息子……!
グランティード・ドラコデウスを
ここまで使いこなすとは」
トーヤ「フー=ルー! グ=ランドンに伝えろ!
地球とフューリーの戦争を終わらせるんだ!」
フー=ルー「それを受け入れるわけにはいきません。
私達にはフューリーを、その純血を
守る使命があります」
トーヤ「あんた達の皇女の意思だぞ!」
フー=ルー「フフ……あなたがあの御方をガウ=ラの外へ
連れ出してくれたおかげで、やり易くなりましたわ」
トーヤ「何っ!?」
フー=ルー「そして、シャナ=ミア様は
どうやらハガネにいるようですし」
カルヴィナ「あんた、それを確認しに来たの……!?」
フー=ルー「……次に会う時は、お互い退けませんわね。
全ての決着を付けることになるでしょう。
それでは」
(ラフトクランズ・ファウネアが撤退)
ジュア=ム「チッ……勝負は預けるぞ、トーヤ・シウン!」
(クストウェル・ブラキウムが撤退、残った敵機が撤退)
エイタ「戦域内の敵機反応、全て消失!」
ギント「全周警戒を厳となせ。
機動部隊各機は直ちに帰艦。弾薬の補充を急がせろ」
カルヴィナ「シャナ=ミアがガウ=ラ・フューリアの外へ
出たことでやり易くなった……
フー=ルーはそう言っていたわね」
テニア「どういう意味なんだろ?」
レーツェル「シャナ=ミア皇女は大逆者の烙印を押され、
グ=ランドンがフューリーの実権を
名実共に握ったのかも知れんな」
フェアリ「……まるでヘルルーガのようですね」
リシュウ「権勢欲に取り憑かれた輩は
どこにでもいるということじゃのう」
シャイン「国の規模は違えど、同じような立場の者として
同情致しますわ……」
アキミ「地球とフューリーのことを
真剣に考えているのに、理解されないなんて……」
フェアリ「自分を取り巻く世界にずっとくるまっていれば、
厳しい現実に直面せずに済むかも知れない……」
フェアリ「戦争が起きたとしても、それはそうした者達の責任……
そう考えて、生きていくことも出来たでしょう。
だけど、シャナ=ミア皇女殿下は行動した……」
フェアリ「私は信じたいわ。2つの星の民の融和……
その理想を追い求め、現実を知った上で
立て向かっているのだと……」
カルヴィナ(理想と現実……か)
カルヴィナ(その狭間で、あたしがやるべきことは……)
シャナ=ミア「……私の言葉を伝えても、
フー=ルー達は拒絶したのですね」
ギリアム「ええ」
マイルズ「地球とフューリーの和……皇女殿下の理想を
叶えるためには、やはりご自分の民と戦う
お覚悟を決めていただかねばならぬようですな」
シャナ=ミア「……わかっております」
マイルズ「当面、我々はクロスゲートでの任務がありますが……
いずれ、ガウ=ラ・フューリアへ乗り込むことに
なるかも知れません」
マイルズ「そうなれば、殿下からご提供いただいた情報を元に
攻略作戦を構築することになるでしょう」
シャナ=ミア(もはや、不可避ですか……)
シャナ=ミア「その際は、くれぐれも非戦闘員に被害が及ばぬよう
お願い致します……」
マイルズ「……善処します、としか申し上げられませんな」
シャナ=ミア「今はそれで充分です」
シャナ=ミア(グ=ランドンが地球人の犠牲を顧みぬように、
地球人にとってもフューリーの民が
どうなろうと関係はない……)
シャナ=ミア(でも……だからこそ、私はここへ赴いた。
そして、トウ=ヤ達なら……)
(通信、モニターオン)
ギント「司令、クロスゲートからのCGPが
急速に強まっています」
ギント「このままでは、3、4時間以内に
バースト現象が発生するかも知れません」
マイルズ「何だと……!?」
ギント「本艦は最大戦速でクロスゲートへ
急行しますが、よろしいか?」
マイルズ「空間転移を行いたい所だが、
それには統合参謀本部の許可がいるか。
現状は、艦長の判断で構わん」
ギント「はっ」
シャナ=ミア(急過ぎる……。
私達が辿り着く前にヴォーダの門が開放されたら……)
イラドーヤ「お待ちしてましたぁ、ゴモウドッカ様」
ゴモウドッカ「ここにいたガディソード人は、
もうラブルパイラに戻ったのかい?」
イラドーヤ「ええ。
向こうは、もうそろそろ準備が終わる頃ですぅ」
ゴモウドッカ「月の連中は?」
キナハ「先程、鋼龍戦隊に機動部隊を差し向け、
交戦したようです」
ゴモウドッカ「ふうん……どうせ、また負けたんだろ?」
キナハ「仰る通りです」
ゴモウドッカ「それで、鋼龍戦隊は?」
イラドーヤ「ゼモンへ急いで向かってますわ。
あれ、もうすぐバーストしそうですしぃ」
ゴモウドッカ「よりにもよって、このタイミングでね……」
イラドーヤ「念のため、ヘルルーガの作戦を延期させますぅ?」
キナハ「!」
ゴモウドッカ「いや、楽しみを先延ばしにする気なんてないよ。
予定通り、君達は露払いをやってくれ」
イラドーヤ「了解ですぅ」
キナハ(ゼモンが開くかも知れないのに出撃するなんて……
冗談ではありませんよ……)
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