トウマ「うわっ、結構先客がいるな」
ゼンガー「釣りをするなら、そこにある竿を使うがいい」
トウマ「あっ、はい」
トウマ(竿のグリップが、日本刀の柄みたいになってる……
ゼンガー少佐の私物かな)
イング「トウマさん……ここ、空いてます」
トウマ「……釣り、やるんだ」
イング「今回が初めてです」
リム「あっ、ほら! 引いているよ!」
イング「!」
カティア「もう3回目……凄いわね」
リム「ビギナーズ・ラックって、ホントにあるんだ」
メルア「テニアちゃんも来られれば良かったのに……」
カティア「カルヴィナさんとベルゼルート・ブリガンディの
調整をやっているんだから、仕方ないわ」
トーヤ「………」
カティア「……さっきから浮かない顔ね、トーヤ君」
トーヤ「俺……誰なんだろうなって思ってさ」
カティア「え……」
トーヤ「フューリーが異星人で、父さんもそうだとしたら……
俺は何なんだ?」
メルア「まだセルドアさんが異星人だと
決まったわけじゃありません……」
トーヤ「でも、フューリーの素性は何だ?
グランティードは何だ?
どうしてサイトロン・システムが使えるんだ?」
トーヤ「それって、普通じゃないってことだろう。
じゃあ、俺は何なんだ?」
カティア「それを言うなら、私も……」
カティア(もしかしたら……お父さんやお母さんが……)
リム「何なんだ、ね……。
決まってるじゃない、あたし達の大切な仲間よ」
トーヤ「……!」
リム「お決まりの言葉だなんて思わないでよ?
あたしも自分が何者か、わからない時があった。
だから、トーヤ達の気持ちは少しわかるわ」
イング「僕もです……」
リム「だけど、鋼龍戦隊のみんながいてくれたから、
あたしは今、ここにこうしていられる」
イング「だから、事実がどうだとしても
戦隊の皆さんは受け入れてくれると思います」
イング「ユーゼス・ゴッツォによって
作り出された人間である僕にすら、
居場所があるんですから……」
トーヤ(居場所、か……)
レイカー「オペレーション・トリオンフ、ご苦労だったな」
マイルズ「パリ奪還は統合参謀本部からの直接命令です。
極東方面軍に労っていただく筋ではありません」
ショーン(やれやれ、労いの言葉ぐらい
素直に受け取っても良さそうなものですが……)
レイカー「だが、多くの都市は
鋼龍戦隊に救われたと言っても過言ではない」
レフィーナ「現状、事態は沈静化していますが……
ダークブレインの残党がラマリスを
連れ去っているのは事実です」
レフィーナ「早く彼らの拠点を突き止めねば……」
(アラート、モニターオン)
サカエ「司令、新宿にデブデダビデが出現しました。
多数のラマリスを引き連れています」
レイカー「すぐに司令室へ行く。
横田と百里にスクランブルを掛けてくれたまえ」
サカエ「了解です」
レフィーナ「マイルズ司令、
私達も向かった方がよろしいのでは?」
マイルズ「そうだな。統合参謀本部に確認してみよう」
カルヴィナ(新宿にデブデダビデとラマリス……
もしかしたら、フューリーが現れるかも知れない)
カルヴィナ「フランツ、ベルゼルート・ブリガンディを出すわ!」
フランツ「無茶だ、まだ調整が終わっていない。
特にサイトロン・コントロール・システムの
フィッティングはノウハウがないため……」
カルヴィナ「それはテニアにやらせる! いいわね!」
テニア「う、うん、わかったよ!」
フランツ「だとしても、スクランブル発進には間に合わないぞ」
カルヴィナ「いいから、出撃準備を! 嫌な予感がするのよ!」
(全体にラマリスが出現していて、北のビルの上に西を向いたデブデダビデがいる)
デブデダビデ「ぶふふぅ、負念体が根こそぎやられた所なのに
活性化しているぅ」
デブデダビデ「やっぱり、この地は特別……人間共の数は減っても、
負念がこびりついているようだなぁ」
(デブデダビデが南を向く)
デブデダビデ「ぐふっ、肥やしが来たかぁ~」
(南端の緑地にハガネとヒリュウ改が出現)
テツヤ「機動部隊各機、出撃せよ!」
(グランティードが出撃。出撃準備)