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共通シナリオ 地上ルート ~ 第6話 ~

<夜、レイディバードが3機飛行している>

オペレーター「現在位置、水鳥島南西800。 試験空域に進入。オペレーション・ノーマル」
(左側のレイディバードを見る)
サイカ「鋼龍戦隊のハガネが神津島沖で会敵しています。 索敵を厳にお願いします」
オペレーター「了解」
(後ろからゲシュペンスト・タイプRVが追い抜いていき、 中央のレイディバードを先導する位置で飛行し始める)
ギリアム「平時であれば、 彼らを急がせる必要はなかったのだかな」
(中央のレイディバードを見る)
サイカ「大丈夫なのでしょうか、この情況で……」
(レイディバードとゲシュペンスト・タイプRVを見る)
ギリアム「前大戦でのアートルム・エクステリオルのように 地上と宇宙空間が遮断されているわけではない。 問題はなかろう」
ギリアム「それに、あの装置は『ラブルパイラ』の対応に 必要不可欠だからな」
(中央のレイディバードを見る)
サイカ「……そうですね」
(警告シグナル)
オペレーター「前方空域に重力震反応を確認。 空間転移の兆候を認む」
サイカ「時間通りね」
(ゲシュペンスト・タイプRVの前方にヒリュウ改が転移出現する)
ショーン「……どうやら、成功したようですな」
ユン「座標確認……予定ポイントよりプラス0020。 誤差、想定内です」
レフィーナ「現在高度でTD滞空。直ちに各部のチェックを」
ショーン「了解です、艦長」
レフィーナ「……ヨン・ジェバナ少尉。 ゾヴォークから提供された空間転移装置による 宇宙・地球間の転移テストも無事終了しました」
レフィーナ「改めて、あなたの協力に礼を述べます」
ヨン「いえ、私はマスターの指示に従っただけです」
(ゲシュペンスト・タイプRVを見る)
ギリアム「ゴースト1よりドラゴン2。 貴艦の転移出現を確認。周辺空域に異状なし。 直ちに伊豆基地へ帰投されたし」
(ヒリュウ改を見る)
ユン「艦長、ギリアム少佐より通信です」
レフィーナ「……少佐、艦の各部チェックに 時間を要するのですが」
(ゲシュペンスト・タイプRVを見る)
ギリアム「状況が変わったのです。詳細については、帰投後に レイカー・ランドルフ司令から説明があります」
(ヒリュウ改を見る)
レフィーナ「わかりました。 副長、作業を中止し、直ちに伊豆基地へ帰投します」
ショーン「了解です、艦長」

《地球連邦軍極東方面軍 伊豆基地》

[伊豆基地 内部(通路)]

(扉が開く)
ショウコ「んもう、寝坊にも程があるわよ、お兄ちゃん。 今、何時だと思ってんの」
コウタ「っせえなあ、学校に行くわけじゃねえんだからよ。 それに、カイ少佐んトコへ顔を出すのは、 昼からになったじゃねえか」
アケミ「二人共、おはよう……っていう時間じゃないか」
コウタ「アケミとアキミは、いつ起きたんだよ?」
アキミ「6時ぐらいかな」
ショウコ「えっ、そんなに早く?」
アキミ「ああ……疲れてたけど、あまり寝られなかったんだ。 ベッドに入ったら、目が冴えちゃってさ」
アケミ「私は目を閉じると、 戦闘のことを思い出しちゃって……」
コウタ「夜遅くに駄目押しの襲撃があったからな」
アケミ(……コウタとショウコは寝られたのよね。 それって、やっぱり慣れているから……?)
ショウコ「ところで、トーヤさん達は?」
アキミ「朝からギリアム少佐に呼び出されて、 事情聴取の続き」
ショウコ「そう……アラド達はグランティードの調査に 立ち会ってたんだよね。何かわかったことはあるの?」
アラド「結局、おれとゼオラ、ヒューゴ少尉とアクア少尉が 乗っても動かなかったよ。あと、あれは どうやら大昔に作られた機体みたいで……」
アラド「ジョッシュさんのエール・シュヴァリアーに 搭載されてるシュンパティアに似た装置が あるんだって」
コウタ「あのロボットが大昔に作られただあ?  そうは見えねえな」
アラド「おれもだよ」
ゼオラ「あ、そうそう。昨日の夜遅くにヒリュウ改が、 ハガネも今朝伊豆へ戻ってきたわよ」
アキミ鋼龍戦隊の母艦が勢揃いか。 今までどこへ行ってたんだ?」
ラトゥーニ「ハガネは新編成での慣熟航行。 新しい戦隊司令と艦長が就任したから。 ヒリュウ改の方は機密事項。私達も聞いていない」
コウタ「ハガネって、艦長が変わったのか?」
ラトゥーニ「ええ、ギント・キタウミ大佐。 元艦長のテツヤ・オノデラ少佐は副長になったの」
コウタ「何でだ?」
ラトゥーニ前大統領の事故の引責……それで、鋼龍戦隊の司令は レフィーナ・エンフィールド中佐から マイルズ・ブースロイド准将に代わったの」
アラド「噂によると、新司令は相当な堅物だってさ」
コウタ「ふん、そいつぁうざってえな」
アキミ「なあ、ハガネとヒリュウ改が 帰ってきたってことはさ、SRXチームATXチームがこの基地にいるんだよな?」
コウタ「おうよ。会いてえのか?」
アキミ「そりゃあ、もちろん」
コウタ「IDカードはもらってんだろ。 後で基地の食堂かラウンジに顔出してみな」
アキミ「わかった。 ソウルセイバーの整備が終わったら、行ってみるよ」

<ドリフト・ウィングの前>

レイカー「……なるほど。 実際に見てみれば、地球製の飛行機と 大差ないことが如実にわかるな」
ギリアム「ええ」
サカエ「ドリフト・ウィングの起動は可能なのか?」
エリック「制御方法も地球のマシンと似ているでの。 許可が出れば、やるでの」
レイカー「ブラック・ボックスの危険性は?」
エリック「未知のテクノロジーじゃからの。 メイン・エンジンを起動してみなければ、わからんの」
ジンプウ「それで爆発とかしねえだろうな」
エリック「そういう仕様だったらの、 モガミの海上プラントが吹っ飛んでおるの」
ジンプウ「ま、確かにな」
レイカー「では、博士…… ドリフト・ウィングの調査を開始してくれたまえ」
エリック「んむ」
ジンプウ(俺もここに呼ばれたってこたあ…… ワン博士を手伝えってんだよな)
レイカー「なお、この件については以前にも述べた通り、 当事者間での機密とする」
レイカー「昏睡中の眠り姫も含め、 マイルズ司令以下、鋼龍戦隊の面々にも 事を明かさぬように」
ギリアム「よろしいのですか?」
レイカー「ああ、統合参謀本部からの命令だ。 こうも極秘事項が交錯する中で 不確定情報を与えるのは良くない」
ギリアム「了解です」
ジンプウ(やれやれ、 とんでもねえことに巻き込まれちまったもんだ。 アキミやアケミに気づかれないようにしなきゃな……)

[伊豆基地 内部(ブリーフィング・ルーム)]

イルム「で、どうだったんだ、ヒリュウ改の空間転移は?」
カチーナ「何てことはねえ。一瞬のことさ。 それより、ハガネは色々と大変だったそうじゃないか」
イルム「その話をする前に、俺のチームの新入りを紹介しよう。 カルヴィナ・クーランジュ少尉と フェステニア・ミューズだ」
カルヴィナ「……よろしく」
テニア「あたしのことは、テニアって呼んでね」
カチーナ「まだ子供……しかも、民間人じゃねえか。 マジでPTXチームのメンバーだってのか?」
イルム「ああ、色々と訳ありでな」
リオ「カルヴィナ少尉とテニアは、 アシュアリー・クロイツェル襲撃事件の 生き残りなんです」
ラーダ「えっ……!?」
リオ「何か心当たりがあるんですか?」
ラーダ「ちょ、ちょっと待ってて。 カルヴィナ少尉達に会わせたい人がいるの」
(速い足音・ラーダが走り去る)
イルム「何だ、慌てて……」
カルヴィナ(会わせたい人……?  この伊豆基地に知り合いなんていないわ)
カチーナ「じゃあ、オクトパス隊のメンバーを紹介するぜ。 あたしが隊長のカチーナ・タラスク中尉だ」
ラッセル「自分はラッセル・バーグマン少尉です」
タスク「タスク・シングウジ少尉ッス」
レオナ「レオナ・ガーシュタイン少尉です」
カルヴィナ(若いメンバーね…… イルム中尉のPTXチームもそうだけど)
レオナ「少尉、私はDC戦争L5戦役で活躍したエース、 ホワイト・リンクスの話を聞いたことがあります」
カルヴィナ「昔の話よ。 この間まではアシュアリー・クロイツェルの テストパイロットだったわ」
タスク「けど、元少尉じゃないってことは…… 軍に戻ったんスか?」
カルヴィナ「ええ、ベルゼルートに乗って戦う理由が出来たから。 この子と一緒にね」
テニア「………」
(複数の速い足音)
カティア「テニア!!」
テニア「えっ!?」
メルア「テニアちゃん……本当にテニアちゃんなのね……!」
テニア「カ、カティア、メルア! 生きてたの!?」
カティア「それはこっちの台詞よ……!」
メルア「良かった……本当に……!」
テニア「二人共、どうやってあそこから逃げたの……!?」
カルヴィナ「そうね。あたし達がベルゼルートのテストを終えて アシュアリー・クロイツェルに戻った時、 生存者は誰一人いなかったのに……」
カチーナ「待ちな、話が見えねえ」
レオナ「私達にもわかるよう説明していただけませんか、 カルヴィナ少尉」
カルヴィナ「いいわ。あたしはアシュアリー・クロイツェルで ベルゼルートという人型機動兵器のテストに 携わっていた……」
カルヴィナ「そして、月面での初の実働試験を行う数日前、 ここにいる三人……カティア、メルア、テニアが 地球から月にやってきたのよ」
カルヴィナ「この子達の親は、アシュアリーのスタッフだった。 工場見学でもさせるのかと思ったら、テニアを ベルゼルートに乗せると言い出して、驚いたわ」
レオナ「何のために?」
カルヴィナ「その時はわからなかったけど、 ベルゼルートのマン・マシン・インターフェースや 動力源は、テニアが乗らないと起動しないのよ」
カルヴィナ「ちなみに、その理由は今も不明…… アシュアリーのスタッフは、あたしに 説明をしてくれなかったから」
タスク「テニアちゃんは、何か知ってるのかい?」
テニア「ううん。ベルゼルートもサイトロン・システムも アシュアリー・クロイツェルに行くまで 聞いたことも見たこともなかったよ」
カチーナ「サイトロン……? 何だ、そりゃ?」
イルム「ベルゼルートのマン・マシン・インターフェースだ。 そいつからシステムの使い方とか機体情報が 頭の中に流れてくるんだとさ」
カティア「!」
カルヴィナ「あたしには何もないけどね」
カティア(やっぱり、 私やトーヤ君と同じようにテニアも……)
カルヴィナ「それで、あたしとテニアがベルゼルートの 実働実験で出た後、正体不明の人型機動兵器が アシュアリー・クロイツェルを襲った」
カルヴィナ「あたし達が戻ってきた時は、もう手遅れだったわ」
レオナ「その人型機動兵器は……」
カルヴィナ「コードネームはソーン。該当データはなし。 ゾヴォークの機体じゃないかと言う者もいる」
カルヴィナ「あたしはあいつを絶対に許さない。 仲間達の命を奪った灰色のソーンを 必ずこの手で仕留めてやる……!」
レオナ(それが軍に復帰した理由なのね……)
カルヴィナ「さあ、次はあたしが質問する番よ。 カティア、メルア……あんた達は どうやって生き残ったの?」
カティア「おそらく、カルヴィナさんが戻ってくる前…… 私とメルアは、セルドアさんに助けてもらったんです」
カルヴィナ「セルドア? セルドア・シウンも無事なの?  じゃあ、アリー……アリスター・リンクスは?」
カティア「……グランティードに乗っていたのは、 セルドアさんだけでした」
カティア「グランティード? 何よ、それ?」
カティア「大型の戦闘用ロボットです。 やはり、カルヴィナさんも ご存じなかったんですね……」
カルヴィナ(どういうこと……?  あたしの知らない機体がアシュアリーで 開発されていたというの……?)
メルア「私達はグランティードに乗せられ、 日本にあるセルドアさんの家へ 連れて行ってもらったんです……」
カティア「でも、そこで敵の攻撃を受け…… 深手を負っていたセルドアさんは亡くなられました」
カルヴィナ「……!」
(足音)
トーヤ「あなたは…… アシュアリー・クロイツェルの人なんですか?」
カルヴィナ「あんたは?」
トーヤ「トーヤ・シウン……セルドア・シウンの息子です。 父について、知っていることを教えて下さい」
カルヴィナ「悪いけど、あんたの期待には応えられないわ。 セルドアはあたしが関わってたプロジェクトの 責任者だったけど、数えるほどしか会ってない」
トーヤ「グランティードは戦闘用のロボットで、 あなたはテストパイロットだったんでしょう?  何か知ってることがあるんじゃないですか?」
カルヴィナ「………」
トーヤ「俺は……父に何も教えてもらえなかったんです。 なのに、あんなロボットをいきなり託されて、 正体不明の敵と戦う羽目になって……」
トーヤ「どうして俺がこんな目に遭わなきゃならないのか…… わけがわからなくて……」
カルヴィナ「……悲劇の主人公にでもなったつもり?」
トーヤ「え?」
カルヴィナ「たった一人に死なれたぐらいで、どうだって言うの?」
テニア「カ、カルヴィナ……」
カルヴィナ「あたしは大勢の仲間を失ったわ。 知りたい知りたいで他人に詰め寄ってくるような 子供に、鬱陶しいことを言われたくないわね」
トーヤ「あ、あんただって…… 同じコックピットの中で親が冷たくなってた 経験なんてないだろう……!?」
カティア「トーヤ君……」
イルム「どっちもそのくらいにしておくんだな。 こんな時代だ、誰だって辛い記憶の一つや二つ、 持ってる。それを比べ合ったって、仕方ないだろう」
カルヴィナ「………」
トーヤ「………」
イルム(やれやれ…… こりゃ、カルヴィナを連れて退散した方がいいか)
イルム「さて、PTXチームでミーティングだ。 行くぞ、カルヴィナ」
カルヴィナ「何? いきなり、そんな……」
イルム「いいから、来いっての」

[伊豆基地 食堂]

クスハ「その話、本当なの?」
リュウセイ「ああ、宇宙で実際に奴を見た時は驚いたぜ。 でけえ翼が生えてたし」
ブリット「でも、封印戦争の時……アレス・ガイストは 最終的にアダマトロンへ取り込まれたじゃないか」
ライ「だから、別の個体…… 複製か、模造品だという可能性もある」
リュウセイ「でも、奴はクロスゲート方面から来たんだぜ。 ゲートの中から出て来たと考えた方が 自然じゃねえか?」
ブリット「なら、アレス・ガイストはどうやって復活したんだ?  アダマトロンは俺達の手で消滅させたのに……」
リュウセイ「そりゃ、こっちが聞きてえよ」
(足音)
アキミ「あ、あのっ、すみません!  SRXチームATXチームの方ですよね!?」
ブリット「そうだけと……君達は?」
アキミ「モ、モガミ重工の方から来ました アキミ・アカツキです!」
アケミ「方からって……」
クスハ「もしかして、あなた達……双子?」
アケミ「はい。私は姉のアケミ・アカツキです」
ライ「モガミ重工と言えば、中堅の重機メーカーだな」
アキミ「ええ。そこで俺達、マイティウォーカーの テストパイロットをやってるんです」
マイ「マイティウォーカー?」
アキミ「モガミ重工で開発している量産型の特機です」
リュウセイ「もしかして、格納庫に置いてあった奴か。 ガッチリしてて、いい機体じゃん。ハンサムな 顔も付いてるし、王道のスーパーロボットだぜ」
アキミ「あ、ありがとうございます!  名前はソウルセイバーと言います」
リュウセイ「おっ、いいねえ。 頭部が飛行機っぽかったけどさ、 もしかして、分離して飛ぶのか?」
アケミ(鋭い……)
アキミ「実はその予定だったんですが…… 他に優先して調整しなきゃならない所があって、 今は保留になってるんです」
アケミ「とりあえず、換装時にすぐ外せるようになっていて、 脱出ポッドとしても使えますけど」
クスハ「あなた達のどちらが乗っているの?」
アケミ「実は、2人で乗ってます。 機体各部のモニタリングやデータ取得のため、 試作機は特別に複座仕様になってるんです」
アキミ「ソウルセイバーはFFっていう 高機動近接格闘戦仕様と、GGっていう 重装甲遠距離戦仕様に換装可能で……」
アキミ「FFは俺が、GGはアケミが メインパイロットになります」
リュウセイ「へ~え、ますますいい感じじゃねえか」
アキミ「リュウセイ・ダテ少尉に そう言ってもらえると嬉しいです」
リュウセイ「俺のこと、知ってんの?」
アキミ「ええ、マン・マシン・ジャーナルの インタビュー記事も読みました」
リュウセイ「ああ、あれ……」
リュウセイ(原稿、アヤとライに直されまくったんだけど……)
クスハ「リュウセイ君が憧れの人なのね」
アキミ「ええ、まあ」
マイ「凄いね、リュウ」
リュウセイ「いや、SRXチームは 俺だけでやってるわけじゃないしさ」
ブリット「アキミ……もしかして、君は軍に入隊したいと 思っているのか?」
アキミ「そういうわけじゃないんですけど、 最後までソウルセイバーの面倒を見たくて……」
アキミ「地球を護るための機体として、 ちゃんと仕上げたいんです」
アケミ「だから、1号機を軍に納品したら、 仕事はひとまず終わりなんだってば」
アキミ「だけどよ」
リュウセイ「あのさ、事情がよくわからねえから、 的外れな意見かも知れねえけど……」
リュウセイ「どんな仕事をやっても、 地球を護りたいって気持ちは 大切にするべきだと思うぜ」
アキミ「は、はい……」

[伊豆基地 内部(通信室)]

キョウスケ「それで、博士……用とは?」
マリオン「実は、グランド・クリスマスから あるデータが発見されたのです」
キョウスケ「データ?」
マリオン「ええ、シャドウミラーが進めていた 新型ゲシュペンストの開発プランでしてよ」
キョウスケ「何故、そんな物がグランド・クリスマスに……」
マリオンガイアセイバーズにいたイーグレット・フェフは、 インスペクター事件の時、アースクレイドルで シャドウミラーと接触していましたから……」
マリオン「何らかの手段で開発プランのデータを 手に入れたのかも知れませんわね」
キョウスケ「本物なのですか?」
マリオン「ええ、アクセル・アルマーに確認しました。 もっとも、実機は開発されなかったそうですが」
キョウスケ「……なるほど、読めました。 そのゲシュペンストをテスラ・ライヒ研究所で 開発する気ですか」
マリオン「少し違いましてよ。 まもなくロールアウトします」
キョウスケ「………」
マリオン「個人的にも機体仕様が気に入りましたので、 ハロウィン・プランの一環として、 開発を進めていたのです」
キョウスケ(……博士が気に入ったのなら、 相当なじゃじゃ馬だろうな)
マリオン「ロールアウトしたら、そちらに送りますので 慣らしとデータ取得をお願いしますわ」
キョウスケ「何故、自分に? シャドウミラーの機体なら、 アクセルに任せた方がいいのでは?」
マリオン「断られましてよ。 ゲシュペンスト系には乗りたくないそうです」
キョウスケ(……そうだろうな)
マリオン「あと、元々はある人物の専用機として 設計されたそうでしてよ」
キョウスケ「なら、その者に……」
マリオン「残念ながら、この世界にはいないそうです」
キョウスケ「……ゲシュペンストならば、 教導隊のカイ少佐が適任かと思いますが」
マリオン「あなたを見込んで頼んでおりますのよ。 それに、武装の一部がアルトと似ていますし」
キョウスケ「……わかりました。その機体の名は?」
マリオン「ゲシュペンスト・タイプH…… 通称、ゲシュペンスト・ハーケンでしてよ」

[伊豆基地 内部(観葉植物のある個室)]

カイ「では、ロア。俺達が八雲基地で遭遇した クリスタルドラグーンについて教えてくれ」
ロア「ああ……かつて、ダークブレインは軍団を率いており、 そこには異形の配下が大勢存在していた。 奴はその中でもトップレベルの強さを持つ幹部だ」
コウタ「幹部ってのは、どれぐらいいるんでえ?」
ロア「俺が知る限りでは12体…… その中で、確実に倒したのは7体だ」
ギリアム「クリスタルドラグーンを除いた残りの4体は?」
ロア「わからん」
コウタ「何でえ、そりゃ」
ロア「……お前達も知っての通り、 ダークブレインの目的は様々な世界の知的生命体を 滅ぼし、その負の想念を吸収すること……」
ロア「奴はそれを効率良く成し遂げるための手段として、 より高度な次元転移能力を必要としていた」
ギリアム「コンパチブルカイザーもダークブレインも 自在に次元の扉を開けるわけではなかったな」
ロア「だからこそ、奴はカイザーの オーバーゲート・エンジンを手に入れ、 己の次元転移能力を昇華させようとした」
ロア「そして、俺はダークブレインを追い詰め…… カイザーで捨て身の攻撃を仕掛けた」
ロア「その間、俺の仲間達は母艦を中核とし、 ダークブレイン軍団と激闘を繰り広げていた」
ショウコ「母艦……」
ロア「名を『化神艦グランドレッド・フェノッサ』という」
コウタ「け、けしんかんって何でえ?」
ロア「俺達の種族に力と知恵を授けたと 言われる神の魂を宿す大型戦艦……」
ロア「俺達の戦力の要であり、心の拠り所でもあった」
ギリアム「機械の神……ということか?」
ショウコ「それって、まるで…… 封印戦争でショウコ達が戦ったガンエデン……」
ロア「グランドレッド・フェノッサに自我はない。 強力なエネルギーを秘めた神体を発掘し、 艦の武装として組み込んだのだ」
カイ「それで、化神艦はどうなったのだ?」
ロア「この世界へ落ちた俺にはわからん。 ダークブレイン軍団を討ち果たしたか、あるいは……」
コウタ「やられちまったってえのかよ?」
ロア「クリスタルドラグーンが生き残っている以上、 完全には否定できん」
コウタ「待てよ、奴以外を全部ぶっ倒したっていう 可能性もあるだろうが」
ショウコ「そうよ。 神様の力を使ってるんなら、物凄く強いんでしょ?」
ロア「その通りだが、あの戦いは グランドレッド・フェノッサでさえも 劣勢に追い込まれるほど激しかった」
ロア「俺も自分の身体と エミィを失ってしまったのだから……」
ショウコ「………」
カイ「クリスタルドラグーンは単体で八雲に現れた。 残存戦力があるなら、引き連れて来ても おかしくはない」
コウタ「少佐の言う通りでえ。 あいつしか生き残ってねえんだよ、きっと」
ロア(そうだといいのだが)
ショウコ「でも、目的はダークブレインの仇討ちじゃないって 言ってたわよね。なのに、どうしてショウコ達を 狙ってきたのかしら……」
コウタ「そりゃ、あの脳味噌野郎と同じで、 カイザーのオーバーゲート・エンジンが 欲しかったんだろ」
ギリアム(次元転移能力を得るために……?)
ギリアム(ならば、クリスタルドラグーンはどうやって この世界へ来たのだ……?)

[伊豆基地 内部(医務室)]

(扉が開く)
キョウスケ「………」
アクア「あっ、キョウスケ中尉」
エクセレン「ラドム博士、何の話だったの?  もしかして、ボスの行方の手掛かりが掴めたとか?」
キョウスケ「いや……新型ゲシュペンストの慣らしを頼まれた」
エクセレン「そう……どんな機体なのかしらん?」
ヒューゴ「自分も興味がありますね。 昔、ゲシュペンスト系に乗っていたので」
キョウスケ「その内わかる。 ……それで、アリエイルは?」
エクセレン「見ての通りよん」
アリエイル「おはようございます、キョウスケ中尉」
キョウスケ「寝覚めはいいようだな」
アリエイル「ええ、さほど眠っていませんから……」
キョウスケ「すまんが、お前に働いてもらうことになった」
アリエイル「はい……アレス・ガイストの話は、既に聞きました」
キョウスケ「身体の方は?」
アリエイル「ワン博士の話によれば、2ヶ月程度なら 新しく生成した薬で症状の進行を抑えられると」
キョウスケ「そうか」
アクア「それで、アリエイル……さっきの話の続きだけど」
アリエイル「ええ…… データを見た限りでは、蘇ったアレス・ガイストの中に AI1はいないと思われます」
ヒューゴ「その根拠は?」
アリエイルファブラ・フォレースでの戦いで、 アレス・ガイストはガルベルスに呑み込まれました」
アリエイル「AI1が復活を遂げたのなら、 外見はあの時の姿、またはガルベルスに 近しい物となるか……」
アリエイル「ボディの一部にそれらしき物があって 然るべきだと思います」
アクア(私の見解と同じね……)
キョウスケ「今、アレス・ガイストが 地球のどこに潜んでいるかわからん。 情報が入るまで、伊豆で待機してもらうことになる」
アリエイル「わかりました」
アリエイル(アレス・ガイストが蘇ったのなら…… ドゥバン、あなたも…………?)

[伊豆基地 内部(食堂)]

カルヴィナ「イルム中尉、聞きたいことがあるんだけど」
イルム「仕事の話か?」
カルヴィナ「PTXチームでミーティングをすると言ったのは、 中尉でしょう。なのに、お茶を飲んでいるだけで」
イルム「真面目だねえ。それで?」
カルヴィナ「宇宙で見たアレス・ガイストって何なの?」
イルム「ああ、ちゃんと説明してなかったな。 じゃあ、順序立てて…… まず、ガイアセイバーズって知ってるか?」
カルヴィナ「大統領の直轄部隊でしょう、連邦軍とは別組織の。 パリ制圧を目論んだゾヴォーク部隊の撃退に 成功したって、喧伝(けんでん)してたよね」
イルム「そう。そのガイアセイバーズの一部隊、 ベータ・セイバーの指揮官機が アレス・ガイストだ」
カルヴィナ「あれが? あんな怪物が?」
リオ封印戦争の時は もうちょっとスッキリした外見だったんですが……」
カルヴィナ「それでもアインストのように見えるわ」
リョウト「実は、関係があったりするんです。 アレス・ガイストのジェネレーターである ファウ・ケルンは……」
リョウト「大型アインストのデッドコピーとも言える イェッツトレジセイアのコアを流用した物ですから」
カルヴィナ「とんでもない話ね」
イルム「ま、ガイアセイバーズ自体がそうなんだけどさ。 構成員も、使ってた機動兵器も 怪しい由来のものが多かった」
カルヴィナ「そう言えば、結局ガイアセイバーズは 連邦軍と敵対して、壊滅したっていう話だったわね」
イング「ええ……僕がいた鋼龍戦隊の支隊は、 彼らとの最終決戦に参加していました」
リョウト「ガイアセイバーズの実質的な指揮官、 アルテウル・シュタインベックは 地球人ではなく、バルマー人で……」
リョウト「南極で発見されたクロスゲートを 自分の物にすることが目的だったんです」
リョウト「そのため、彼はガイアセイバーズが 集めた技術を融合させ、アダマトロンという 大型機動兵器を誕生させました」
リョウト「そして、その中にアレス・ガイストが 取り込まれたんです」
カルヴィナ「で、あんた達が そのアダマトロンってのを倒したの?」
リオ「ええ、クロスゲートの中……境界空間で」
カルヴィナ「つまり、倒したはずの敵が 冥界から舞い戻ってきたってわけね。 アレス・ガイストは有人機だったの?」
リョウト「ええ、ガイアセイバーズの ドゥバン・オーグが乗っていました」
イルム「そいつと、ATXチームのアリエイルは イデアラント……」
イルム「簡単に言えば、優れた能力を持った人造人間の 試験体でな。二人は兄妹みたいなもんだ」
カルヴィナ「人造人間……?  そういうの、噂で聞いたことはあるけど…… 実在してたのね」
イング「……少尉の目の前にもいます」
カルヴィナ「まさか……あんたも?」
イング「そうですが、僕はイデアラントとは 別カテゴリーの人造人間です」
カルヴィナ「さらっと言うのね。 自分の存在に疑問とか感じないの?」
イング「かつてはそうでしたが…… 鋼龍戦隊の皆さんのおかげで、 こうやってここにいられるんです」
カルヴィナ「……麗しい仲間意識ね。 それで、ドゥバンとアリエイルは?」
イルム「元々、あいつもガイアセイバーズだったんだが…… 連中の正体に気づき、脱走して鋼龍戦隊に 加わったのさ」
リオ「その後、アリエイル少尉は私達と一緒に ドゥバンのアレス・ガイストと戦ったんです」
カルヴィナ「じゃあ、今もあれに乗ってるの?」
イング「あのアレス・ガイストから 人の思念は感じられませんでした」
カルヴィナ「つまり、無人……。 いえ、ガイストという名の通り、 亡霊が乗っていたりしてね」
イング(アレス・ガイストが蘇ったのなら、 それを取り込んでいたアダマトロン…… そして、あの男も……)
イング(いや、そんなことはない。 あの男、ユーゼスは消滅したんだ……)

[伊豆基地 内部(データルーム)]

ツグミ「ツグミ・タカクラ、アイビス・ダグラス、 スレイ・プレスティ、只今到着しました」
ヴィレッタ「ご苦労様。 ハイペリオンのハンガーと部屋の割り当ては、 今、転送したわ」
ツグミ「すぐにヒリュウへ運び込んだ方がいいですか?」
ヴィレッタ「そうね」
ツグミ「じゃあ、アイビス、スレイ……お願いね」
スレイ「了解した」
アイビス「行ってくるよ」
(足音・アイビスとスレイが立ち去る)
ツグミ「……あの、何の任務なんでしょうか?  依頼があったギリアム少佐からは 詳しい話を聞いていなくて……」
ヴィレッタ「それは私も同じよ。 上層部の会議が終われば、 通達があるかも知れないが……」
ツグミ「そうですか……」

[伊豆基地 基地司令公室]

マイルズ「レフィーナ中佐、 ゾヴォークから提供された空間転移装置は 問題なく作動したようだな」
レフィーナ「はい、司令」
ショーン「彼らの誠意の証に偽りはありませんでした」
マイルズ「ふん……インスペクターゲストの侵攻で地球圏は 多大な損害を被ったのだ。上級のEOTとは言え、 空間転移装置の一つや二つで帳消しに出来るものか」
レイカー「しかし、これで鋼龍戦隊のフットワークが軽くなり、 有事での迅速な対応が可能となる」
レイカー「同時に、地球人同士の戦いにおいては 決定打となり得る空間転移装置を 諸君が預かっているのだ」
マイルズ封印戦争時と異なり、鋼龍戦隊が 統合参謀本部直属となったからこその措置です」
レイカー「ならば、ハガネにも空間転移装置を 用意すべきではないのかね」
マイルズ(……言われるまでもない)
レイカー「これまでの戦争でゾヴォークの艦は何隻も 沈められている。そこから空間転移装置を入手し、 独自に製作する者達が出てくるかも知れん」
マイルズ「自分もそれを懸念しており、 統合参謀本部に申請中であります」
レイカー「そうか。 では、本題に入るが……その前に報告がある」
レイカー「封印戦争後、 本格的な再調査が始められる予定だった 南極氷下の遺跡、ファブラ・フォレースが……」
レイカー「4日前、突如爆発した」
テツヤ「何ですって……!?」
レフィーナ「事故ですか?」
レイカー「いや、違う」
ショーン「益々穏やかではありませんな」
レフィーナ「では、何者かの襲撃を受けたとか……」
レイカー「遺跡の監視カメラには何も写っていなかった」
レイカー「現在、ファブラ・フォレースが 存在していた空洞は崩れた氷で埋まってしまい、 現場検証もままならぬ状態だが……」
レイカー「現地にいたクリフォード・ガイギャクス博士は、 遺跡の未調査部分に大量の爆発物が 予め仕掛けられていたのではないかと推測している」
ショーン「自動で爆発したのか、 それとも何者かの手によって起爆したのか、 どちらなのでしょう?」
レイカー「不明だが、近日中に連邦軍部隊が送り込まれ、 ガイギャクス博士らの立ち会いの下で 再調査が行われることになっている」
テツヤ「それにはジョシュア・ラドクリフや クリアーナ・リムスカヤも参加するのですか?」
レイカー「ああ。ギリアム少佐からの進言で ジェアン・シュヴァリアーの封印を解き、 現場に配備することになった」
レイカー「今、彼らは機体受け取りのため、南極から この伊豆基地へ向かっている最中だ」
マイルズ「鋼龍戦隊も南極へ赴くことになるのですかな」
レイカー「いや、諸君らには地球連邦政府と 統合参謀本部からの極秘任務が与えられる。 ……副司令、彼をここへ」
サカエ「はっ」
マイルズ(そのような話、私は聞いていない。 今の鋼龍戦隊は、統合参謀本部直属なのだぞ)
(扉が開く)
ブライアン「やあ、諸君」
レフィーナ「ミッドクリッド元大統領……!」
ブライアン「久しぶりだね、レフィーナ・エンフィールド中佐」
レフィーナ「え、ええ……」
ブライアン「相変わらずの美貌だ。再会できて嬉しいよ」
マイルズ「……中佐との面識があるのですか?」
ブライアンDC戦争時、 僕はコロニー統合軍に身柄を拘束されてね。 ヒリュウ改に救ってもらったのさ」
テツヤ「しかし、何故、あなたがここに……」
ギント「次の任務と関係があるということですか」
ブライアン「そう。 地球連邦政府の代表者として、ここへ来たのさ。 レイカー少将、僕から説明していいかな?」
レイカー「お願いします」
ブライアン「少し前のことになるが……火星軌道の内側で 全長約4キロメートルの巨大構造物が 突如観測された」
ブライアン「それは太陽への自由落下軌道にあり、 地球公転軌道へ接近している。もっとも、 地球と衝突するわけではないのだが……」
ブライアン「問題は、巨大構造物が人工天体であり、 その内部に異星人が居住している点なのだ」
テツヤ「……!」
レフィーナ「あえて異星人という表現を使われたのでしたら、 ゾヴォークゼ・バルマリィ帝国ではないと……?」
ブライアン「ああ、彼らは『ガディソード』と名乗っている。 ゾヴォークのメキボス・ボルクェーデ特使も 初耳だそうだ」
マイルズ「名乗ったということは…… コミュニケーションが可能な異星人のようですな」
ブライアン「その通り。ガディソード人は我々と同じく、 ヒューマノイド・タイプの知的生命体であることが 判明している」
マイルズ「ほう、どうやって?」
ブライアン「彼らが映像も送ってきたからだよ」
ショーン「これで何度目ですかな、人間型異星人との接触は」
ブライアン「ある意味、似た者同士だからこそ 何らかの要因によって惹かれ合い、星々の海を隔てて 出会っているのではないかと思うのだが……」
ブライアン「この話は長くなるから、ここでは割愛しよう。 さて、ガディソード人はこれまでの異星人と違い、 初手から友好的だ」
ブライアン「侵略行動に出るのではなく、 平和的なメッセージを送ってきたのだからな」
マイルズ(だからこそ、余計に胡散臭いのだが……)
ブライアン「彼らが『ラブルパイラ』と呼ぶ人工天体は、 事故によって太陽系内へ空間転移してきたらしい。 そして、地球人類との和平締結を望んでいる」
ブライアン「その証として、ラブルパイラの内部を披露し、 そこで予備交渉を行いたいのだそうだ」
マイルズ「異星人の居所で会談とは…… 何らかの謀略ではありませんか?」
ブライアン「もっともな意見だね。 しかし、彼らにこちらと事を構える気があるのなら、 今回の申し出は奇襲の利を捨てていることになる」
ショーン「確かに……お互いの中間点で 会談を行うという手もありますからな」
ブライアン「そこで、 ハロルド・メリンジャー大統領直々の命令により、 僕が地球連邦政府の特使として赴くことになった」
レフィーナ「……では、ヒリュウ改で特使閣下を ラブルパイラへお送りすればよろしいのですね」
ブライアン「ご明察。敵地と決まったわけではないが、 何が待っているかわからない未知の地への航海は、 君が指揮するヒリュウ改が適任だと思う」
ブライアン「クルーの優秀さに加えて、乗り心地の良さも 僕はよく知っているしね」
レフィーナ「了解しました」
レイカー「なお、先程も述べた通り、今回の任務は極秘だ。 クルーへの情報開示は出航後とし、 その後も厳重な箝口令を敷く」
レイカー「また、ミッドクリッド特使閣下が 当基地に滞在されていること、ヒリュウ改に 搭乗されることも公にしてはならん」
ブライアン「本当はレフィーナ中佐を夕食に誘いたかったのだが、 またの機会にするよ」
レフィーナ「是非、お願いします」
ブライアン(どちらの意味かな……?)
マイルズ「レイカー少将、ハガネは伊豆基地に残留ですか?」
レイカー「ああ、 地球圏での不測の事態に対応してもらうことになる」
ギント「了解です」
マイルズ「では、レフィーナ中佐。 直ちに航海計画と機動部隊編成案を立案したまえ」
レフィーナ「はっ」

REPORT
強化パーツ『ブースター』を入手しました。
強化パーツ『プロペラントタンク』を入手しました。
強化パーツ『カートリッジ』を入手しました。

REPORT
強化パーツ『A-アダプター』を入手しました。

REPORT
換装武器『HG・リボルヴァー』を入手しました。
換装武器『エナジーテイカー』を入手しました。
換装武器『修理装置』を入手しました。

REPORT
換装武器『補給装置』を入手しました。

REPORT
機体『アルブレード・カスタム』を入手しました。
機体『アーマリオン』を入手しました。

REPORT
機体『量産型ヒュッケバインMk-II』を入手しました。


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