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ゼノサキスの血脈

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

マサキ「俺達を呼び出したって事は、 話す気になったんだな?」
エラン「ああ、ようやく連中が 動いてくれたからね」
マサキ「連中だと?  誰の事だ?」
エラン「ヴォルクルス教団さ。 まったく、トロい連中だよ。
 あれだけ情報をあげたってのに、 こっちの予定よりも1日遅れて 動き始めるなんてね」
マサキ「てめぇは……何を考えてる?」
エラン「おいおい、何度同じ事を言わせる つもりだい? 僕の目的はただ一つ。 ラスフィトートを倒す事さ」
マサキ「……て事は、ヴォルクルス教団が ラスフィトート復活に動き 出したってのか?」
エラン「そういう事さ。 さあ、それじゃ連中が待ってる、 ラスフィトート神殿に向かおうか」
マサキ「ちょっと待て!  ラスフィトート復活を阻止するんなら、 先に神殿を破壊すれば済む事だろうが!
 何でヴォルクルス教団より先に 破壊しとかねぇ!?」
エラン「……あきれたね、どうも。 僕の言ってる事をまるで理解していない。
 いいかい? 頭の悪い君のために もう一度だけ言う。
 僕は、ラスフィトートを、倒す。 封印するんじゃない、倒すんだよ」
マサキ「バカか! あんなバケモンを てめぇ一人で倒せると……」
エラン「思ってるんだよ、僕は。 いや、言い直そう。 確信している」
マサキ「倒すために、わざわざ復活 させるってのか! そんな事をしたら、 被害が拡大するだけだろうが!」
エラン「そんな事は、僕の知った事じゃない。 僕は、ラスフィトートを倒し、 剣神ランドールを超える。それが望みさ」
マサキ「ちっ……やっぱりてめぇとは 永久にわかり合えそうにねぇ。
 ついでに言うと、ランドールの名前を 持ち出されるのも不愉快だ!」
エラン「フン、君はその名を捨てたんだろ?  だったら関係ないんだ。 口出ししないでもらいたいね」
マサキ「うるせぇ!  ラスフィトート復活なんて聞いて、 ほっておけるか!
 大体、ティアンはその復活を阻止する ために、命を懸けたんだ!  それを侮辱するのは赦さねぇ!」
エラン「ああ、あの一件か。 言っておくけど、別に侮辱はしていないよ。
 むしろ、感心してるんだよ、 ティアンの事についてはね。
 何しろ、魔装機神でもないのに ポゼッションを発動し、あまつさえ ラスフィトートを封印した。
 僕にとっては余計なお世話だったけど、 その実力は認めている」
マサキ「だが、てめぇはそのティアンの 行動をムダにしようとしてるんだぞ!」
エラン「だから、余計なお世話だって言ったろ?  実力を評価するのと、その結果を 評価するのは別なんだよ」
マサキ「ちっ、こんな事言い合いしてても 埒があかねぇ!
 とにかく、そのラスフィトート神殿に 案内しろ! 話はその後だ!」
エラン「ああ、その意見には賛成だ。 僕も活きのいい内に、ラスフィトートを 葬りたいからね」

≪ベランセン火山ラスフィトート神殿≫

マサキ「ここで間違いないんだな?」
エラン「ああ、君も知ってるだろ。 神殿は地下にあるんだよ」
マサキ「入り口はどこだ?」
エラン「心配しなくても、ちゃんと 案内してやるよ。さあ、行こうか」


ゼノサキスの血脈

〔戦域:ラスフィトート神殿〕

(ヴォルクルス教団の靈装機が多数出現する。 祭壇の中央に紫の光が下りてきている)
サティルス「……プラーナの数値が低いな」
グレプス「残念ながら、思ったより早く 戦争が終結してしまいましたので……」
サティルス「これでは、完全に封印を解くのは 不可能だな」
グレプス「ですが、分け身であれば なんとか……」
エラン「何だよ、セコい事言ってるな。 折角色々教えてあげたのに、 この体たらくとはね。がっかりだよ」
サティルス「!?」
(ゼルヴォイドとサイバスターが出現する)
エラン「まったく、分身の復活もまだだなんて、 僕の予想を遥かに下回るのろま加減だ。 あきれるのを通り越して感心するよ」
サティルス「エラン・ゼノサキス…… おのれ、そうか、貴公の手引きか」
エラン「その分じゃ、本体の復活なんて 夢のまた夢だな。
 しょうがない。相手としちゃ不足だけど、 分身で我慢してやるよ。 さあ、さっさと復活させてくれないかな」
サティルス「返す返すも無礼な振る舞い…… よもやそのままで済むとは思って なかろうな」
エラン「前口上はもういいよ。 君達に興味なんてないんだから。
 さあ、ラスフィトートの分身を 早く出してもらおうか」
サティルス「良かろう……天に唾するその言動、 身をもって思い知るがいい!」
(紫の光の中に魔法陣が拡がり、 黒いドームの中からラスフィトートが顕現して、黒いドームと魔法陣が消える)
ラスフィトート「……ようやく顕現できたが…… この身にはまだ、力が戻っておらぬか。 ……是非もなし」
エラン「ふうん……思ったより力のある 分身みたいだな。まあ、肩慣らしには ちょうど良さそうだ。
 それじゃ、マサキ。 僕はラスフィトートを相手にするから、 残りのザコは任せた」
マサキ「てめぇの指図は受けねぇ!  俺達は俺達のやり方でやる!」
エラン「そうかい。まあ、いいさ。 僕も勝手にするから」
(作戦目的表示、出撃選択)

〈ナグツァート改撃墜〉

サティルス「くっ……悲願たるヴォルクルス様の 復活も果たせず、この様な地で 果てるとは……無念。
 ヨーテンナイ様…… 申し訳ありませんでした……」
(ナグツァート改が爆発する)

〈vs ラスフィトート〉

[エラン]

ラスフィトート「……ゼノサキスの末裔よ。 なぜに我を目の敵にする?  我は戦いを好まぬ」
エラン「相も変わらず、口先だけだな。 何が『戦いを好まぬ』だ。 充分戦ってるだろ?」
ラスフィトート「降りかかる火の粉を払っているだけだ」
エラン「それにしちゃ、積極的だな。 何にせよ、お前には踏み台になって もらわないと」
ラスフィトート「愚かな…… 神にあらがうとは、無思慮な男よ」
エラン「神、ね。神の概念なんて色々あるからね。 まあ、それでも確かに、お前には神と 名乗っていて欲しいな。
 僕が欲しいのは、『神殺し』の 称号だからね!」

状況選択

ラスフィトートをエランが撃墜した
ラスフィトートをエラン以外が撃墜した
ゼルヴォイドが撃墜された


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