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暗躍する影

〈研究所が攻撃を受けた〉

ライコウ「まずいっ!  研究所が!」

〈研究所が破壊された〉

ライコウ「しまった!  何て事だ……研究所が」
マサキ「くっ……作戦失敗か……」
(作戦目的表示)

〈敵機全滅〉

(経験値入手)

[フリングホルニ ブリッジ]

マサキ「……わりぃ。 研究所、護れなかった」
ライコウ「まあ、仕方あるまい。 敵の数が多すぎた。
 だが、戦術はあまり褒められたものでは なかったのも事実だな」
マサキ「…………」
ライコウ「しかし……また暴走事故か」
ツレインラングランでも同じ事故がありましたよ」
ライコウ「妙だな…… 改獣は開発されて5年になるが、 こんな事故は起きた事がなかった」
セニア「……わざわざ自分達の研究所を 襲わせる、なんて芝居じゃなさそうね」
ライコウ「芝居? どういう意味だ?」
セニア改獣の基本情動制御プログラムに 問題があるのよ」
ライコウ「基本情動制御プログラム…… それは確か、3年前に一度、 全更新したはずだ」
セニア「そのプログラムを担当した人間、 わかる?」
ライコウ「資料は研究所にあった」
セニア「あ……それじゃ……」
ライコウ「予備のデータはあるが、 保管しているのは防衛省本部だ。 取り寄せるには時間が掛かる」
セニア「ネットに繋げてないの?」
ライコウ「重要なデータはスタンドアローンに してあるからな」
セニア「セキュリティをしっかりしとけば 問題ないのに」
ライコウ「そのセキュリティをかいくぐる人間に 言われても説得力がないな」
セニア「うっ……」
メフィル「でもぉ、これで、手がかりがぷっつりと 途絶えちゃいましたね~」
マサキ「セニア、何か手はないのか?」
セニア「研究所のコンピュータが生きてたら 何とかする方法もあったんだけど……」
マサキ「そうか……」

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

セニア「……というワケで、秘匿口座への 入金記録は偽物だったの」
フォルシュ「とんだムダ足でした」
メフィル「やっぱり~」
マサキ「何だよ、それが落ちか?」
セニア「このあたしの裏をかいてくれるなんて…… 渾沌、覚えてらっしゃい!」
ライコウ「では、我が国に対する疑惑は 晴れたのだな?」
セニア「……ええ、ごめんなさい」
ワグネル「私からも、隊を代表して謝罪させて 頂きます。申し訳ありませんでした」
ライコウ「いや、わかってもらえたのなら それでいい」
マサキ「さて、そうなると今後 どうするかだが……」
ワグネル「一度ラングランに戻って、対策を 練り直すのが一番でしょう」
フォルシュ「そうですね」


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