ムデカ「くっ……ラセツ様の仇は、
いずれまたまみえて時に討たせてもらう!」
(ジンオウが爆発する)
オンガレッド「やれやれ……
大義も理解せず、私怨だけで動くから
そうなる」
オンガレッド「なるほど、この性能ではまだ
不足点があるな。それが判明しただけでも
収穫だった。撤退する」
(スヴェンド・オランが爆発する)
(経験値入手)
マサキ「この前のマーガレットといい、
今回のムデカといい、ラセツってのは
部下に慕われてたのか?」
シモーヌ「上司としてはいい男だったよ。
忠誠を誓ってれば、の話だけど」
マサキ「けどよ、部下をはめた事があったぞ」
シモーヌ「信用してない部下は、簡単に
切り捨てるのさ」
プレシア「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
マサキ「お、プレシア。どうした?」
プレシア「エルシーネさんから連絡があってね、
またお礼言いたいから、こっちに来ても
いいかって」
マサキ「律儀だな、あの人も。
いいぜ、ゲストルームに案内してくれ」
プレシア「あたしも同席していい?」
マサキ「ああ、会いたいって言ってたな。
構わねぇぜ」
プレシア「やったー」
エルシーネ「この度は、またもわたくしの事を
護って頂いたそうで……
重ねてお礼申し上げます」
マサキ「いや、いいって。
それが俺達の役目なんだしよ」
エルシーネ「でしたら、わたくしにできるお手伝いは
何かございませんか?」
マサキ「手伝いねぇ……」
テュッティ「では、南北の衝突を防ぐために、
演説をして頂けませんか?」
マサキ「演説か……なるほどな。
それはいいかもしれねぇ。
代表、どう思う?」
ワグネル「一つの手としては有効かもしれません」
マサキ「あれ? あんまり乗り気じゃねぇのか?」
ワグネル「んー、反対するワケじゃありませんよ。
お願いできますか? エルシーネ様」
エルシーネ「わたくしでお役に立てるなら、
喜んでその役目、引き受けさせて頂きます
ですが、本当にわたくしなどで
務まりますでしょうか?」
テュッティ「エルシーネ様はご自分を過小評価
しすぎです。エルシーネ様のお言葉なら、
きっと聞き入れられると思います」
エルシーネ「わかりました。
では、謹んでお受けいたします」
マサキ「それじゃ、準備を……
ん? プレシア、どうかしたのか?」
プレシア「……え?」
マサキ「え、じゃねぇよ。
何か顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」
プレシア「そ、そうかな……
言われてみれば、何だかちょっと
体調が……」
エルシーネ「失礼いたします」
プレシア「えっ? あ、エルシーネさん……?」
エルシーネ「……なるほど、確かに少しばかり
疲れがたまっておられる様です。
しばしお待ちを」
プレシア「あ……」
エルシーネ「いかがですか?」
プレシア「ありがとうございます!
随分楽になりました」
エルシーネ「プレシア様……でしたね?」
プレシア「えっ? あ、はい。
あ、でも、様なんてつけないください。
呼び捨てでいいです」
エルシーネ「では、プレシア。わたくし、あなたと
どこかで会った様な気がするのですけど……
心当たりはありませんか?」
プレシア「え? うーん……
ごめんなさい、あたし、覚えてない
みたいです」
エルシーネ「そうですか。でしたらわたくしの
思い違いでしょう。
では、マサキ様。
演説の準備が整いましたらご連絡ください。
わたくしは教会におりますので」
マサキ「ああ、わかった。
それじゃな」
エルシーネ「はい、失礼します」
マサキ「ん? なんだ?
いい匂いがすんな」
ツレイン「あ、マサキさん。今、テュッティさんが
お菓子を作ってるんですよ。
よかったら一緒にどうです?」
マサキ「な……ちょっと待て!
テュッティの手作り菓子だと!?」
メフィル「はい~。楽しみですぅ」
マサキ「よ、よせ! 二人共!
お前らは知らねぇだろうが、
テュッティは……」
テュッティ「はい、お待たせ。
完成したわよ、コケモモのパイと
特製ドーナツ」
ツレイン「うわあ、おいしそうですね」
テュッティ「あら、マサキも来たの?
じゃ、一緒に食べる?」
マサキ「遠慮する! 大体お前の作るもんは
甘過ぎ……」
ツレイン「ぐはっ!?
あっ……甘っ!?」
メフィル「え~? そうですかぁ?
おいしいと思いますけど……」
マサキ「メフィル……お前、味音痴か?」
ミオ「あっ、お菓子食べてる」
シャリアン「ほう、おいしそうだな」
ウェンディ「私達も頂いていい?」
テュッティ「あらあら、千客万来ね。
どうぞ、たくさんあるから」
ミオ「えっ? テュッティさんが作ったの?
え、えーと……あたし、パス!」
シャリアン「ん? どういう意味だ?」
ウェンディ「テュッティの作るお菓子は、ちょっと
普通より甘みが強いのよ。
私は気にならないけど」
マサキ「ちょっと? あれをちょっとって言うか?
ウェンディはテュッティの作った
菓子って大丈夫なのかよ?」
ウェンディ「ええ、食べ過ぎさえしなければね。
頭を使うと糖分が欲しくなるし」
シャリアン「なるほど……
では、私も試しに一つ……
っ!? あ……甘いなんてものじゃ
ないぞ、これは!?
ず、頭痛がする……」
ミオ「……ちょっと待って。
テュッティさんのお菓子を平気で
食べてるのって……」
テュッティ「……うん、我ながら上出来」
メフィル「おいしいですぅ」
ウェンディ「食べ過ぎなければ、ちょうどいいと
思うんだけど……」
ミオ「あの3人。
対して、食べてないのは……
マサキは別として……」
シャリアン「な、なんだ?
人の胸をジロジロと見て?」
ミオ「まさかっ!?
糖分かっ!?
甘いものがあれを育てるのかっ!?」
シャリアン「何っ?
……確かに、言われてみれば」
ミオ「女の子は砂糖とスパイスと
素敵な何もかもでできてるって言うけど……
砂糖がこれほど重要だったとはっ!!
あたしも食べるっ!!」
シャリアン「むう……こうなっては是非もなし。
私も覚悟を決めて……食べる」
マサキ「お、おい、よせ!
無茶すんな、二人共!」
ミオ「殿中でござる!
武士の情け、放してくれっ!」
マサキ「バカ言ってんじゃねぇ!
シャリアンを見ろ!
残念だが、間に合わなかった……」
シャリアン「ぐぅっ……ひ……一口でも……
げ……限界だ……私には……
所詮かなわぬ夢だった……か……」
(倒れる)
ミオ「シャリアンさん……
あなたの死はムダにしないっ!
あたしがリベンジするからっ!」
マサキ「あ、こらっ!?」
ミオ「止めてもムダよっ!!
女にはね、無謀だとわかってても
やらなきゃいけない時があるの!
今が! 今こそがその時なのよっ!!」
マサキ「ミオ……
そうか。そこまで覚悟してんなら
もう止めねぇ。骨は拾ってやるよ」
ミオ「……ありがとう、マサキ。
貴家澪! 斃れて後
已むの覚悟完了!
いざ、出撃!」
ゴクー「お師匠さん!!
あんた、漢だぜ……」
ハッカイ「いや、女だけどね」
ミオ「うっ……ま、まだよっ!
あ、後一口は……
くっ……こ、ここまでか……
無念……」
(倒れる)
マサキ「……ミオ。立派な最期だったぜ」
テュッティ「……おいしいのに」