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絶望と奈落への降下 ~ 第39話 ~

[格納デッキ・非常灯点灯]

ベラ「どうしても行くの、キンケドゥ?」
キンケドゥ「ああ。 X1に大気圏突入能力はないが、 重力に負けない出力がある」
ベラ「………」
キンケドゥ「どうした、ベラ?」
ベラ「嫌な予感がするの…。 …でも、きっとあなたはそれを 聞いてはくれないでしょうね…」
キンケドゥ「………」
キンケドゥ「心配するな、ベラ。 俺は必ず生きて帰る…今回も、 そして、これからも…」
ベラ「キンケドゥ…」
キンケドゥ「だから、ベラは マザー・バンガードの指揮に集中してくれ」
ベラ「約束よ…キンケドゥ…。 必ず戻ってきてね…」


第39話
絶望と奈落への降下

〔戦域:大気圏上層 フィフス・ルナ周辺宙域〕

(戦艦4艦が出撃済み、出撃準備)
ブライト「各機に通達!  既にフィフス・ルナは引力圏に入り、 落下は阻止できない状況にある!」
ブライト「最後の手段は追跡の 限界点である中間圏突入前に フィフスを破壊するしかない!」
コウ「了解!」
カツ「フィフス・ルナ周辺の敵機…!  後退しないのか!?」
エマ「あの機体、 こちらを迎撃するための無人機ね」
ベイト「ちっ…!  地球の人間を粛清するってのに、 大した人道主義だぜ!」
シナプス「地上からの増援は どうなっている!?」
シモン「駄目です! 電波妨害によって 地上とは完全に交信不能です!」
シナプス「くっ…増援が来ないのなら 我々だけでやるしかないか…!」
ブライト「フィフス突入までの 残り時間は!?」
トーレス「6分です!  6分後にはフィフスは中間圏に突入し 追跡は不可能になります!」
ブライト「各機、5分で防衛部隊を 全滅させろ! フィフスは 最後の1分で勝負を懸ける!」
「行くぞ、みんな!  護衛を出来るだけ早く叩くんだ!」
万丈「絶望した時が僕達の敗北だ!  最後の瞬間まで希望を捨てるな!」
(南側にクロスボーン・ガンダムX2改が出現)
キンケドゥ「ザビーネか!?」
(クロスボーン・ガンダムX2改が少し南へ移動)
ベラ「ザビーネ…!?」
ザビーネ「ベラ様、お迎えに上がりました」
ウモン「あの野郎、 戦闘中に何を言ってやがんでえ!」
ザビーネ「フィフスが落ちれば、 地上は混乱に包まれるでしょう」
ザビーネ「その時に民衆を導くのは シャア・アズナブルではありません。 それは高貴なる者…即ちあなたです」
ベラ「フィフスは落ちません。 私達が破壊してみせます」
ザビーネ「その強い意志こそ貴族の証…。 やはり、あなたこそ我が盟主に 相応しいお方だ」
キンケドゥ「ベラから離れろ、ザビーネ!」
ザビーネ「フフフ…。 そうだったな…ベラ様をお迎えする前に まず貴様を倒さねばならん」
ザビーネ「ククク…貴様が目の前で死ねば ベラ様も心変わりをされるだろう…」
ザビーネ「ついてくるがいい、キンケドゥ!」
(クロスボーン・ガンダムX2改が東端へ移動)
キンケドゥ「望むところだ!」
ベラ「キンケドゥ…!」
キンケドゥ「心配するな、ベラ。 それよりもフィフスを頼むぞ!」
(クロスボーン・ガンダムX1が東へ移動)
キンケドゥ「行くぞ、ザビーネ!」
ザビーネ「フフフ… 決着をつけるぞ、キンケドゥ!」
(作戦目的表示)

〈vs ザビーネ〉

[キンケドゥ]

ザビーネ「どうした、キンケドゥ!  気持ちがフィフスの方へ向いているぞ!」
キンケドゥ「くそ…!  こんなところで時間を食っていては!」
ザビーネ「地球を気にする前に 自分自身の事を考えるのだな!」
キンケドゥ「ザビーネ!」
ザビーネ「隕石を墓標に 死ね、キンケドゥ!」

[HP50%以下]

ザビーネ「キンケドゥ!  貴様さえ! 貴様さえいなければ!」
ザビーネ「ベラ様が! 貴様などに 心を惹かれたりしなければ、 こんなことにはならなかったのだ!」
キンケドゥ「………」
ザビーネ「ただの平民である者に 惹かれたりしなければ、貴族主義を 捨てたりもされなかったのだ!」
ザビーネ「貴様が…私の夢を、 貴族社会を潰したのだ!!」
ザビーネ「罪をつぐなえ、キンケドゥ!」
(クロスボーン・ガンダムX2とクロスボーン・ガンダムX1がすれ違い、クロスボーン・ガンダムX1に爆煙×2、壊れる)
ザビーネ「ハハハ! ハハハハ!!  さようなら! キンケドゥ!!」
トビア「キンケドゥさぁぁぁぁん!!」
ベラ「答えて、キンケドゥ!  お願いよ! 返事をして、キンケドゥ!!」
ベラ「死なないで! キンケドゥ!!」
(クロスボーン・ガンダムX1に爆煙×2、地球へ落下していき、光る)
ベラ「シーブーック!!!」
ザビーネ「アハハハハ!  キンケドゥさえ倒せば、 この戦場に用はない!」
ザビーネ「ベラ様… いずれお迎えにあがります!」
(クロスボーン・ガンダムX2が撤退)

前話でヤザンを
撃墜した 撃墜していない


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