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連邦軍兵「司令! 隕石を追って
αナンバーズも大気圏に
降下を開始しました!」
基地司令「特機とガンダムの
寄せ集め部隊か…。奴らに
何が出来ると言うのだ…」
連邦軍兵「ですが、こうなったら
望みを彼らに託すしかありません…」
基地司令「………」
基地司令「ラサの避難状況は
どうなっている?」
連邦軍兵「各方面軍の協力により
ほぼ完了しているとの事です」
(ビーコン)
基地司令「今度は何だ!?」
連邦軍兵「し、司令…あれを…!?」
(基地の北側に戦闘獣などが多数出現)
基地司令「地下勢力だと…!
このタイミングで奇襲か!」
連邦軍兵「こ、ここだけではありません!
重慶、ラングレー、サウサンプトン、
ストックホルム、ジャブロー、ナイロビ…」
連邦軍兵「世界中の主要基地と大都市に
地下勢力の総攻撃が開始されたようです!」
(メカザウルスの鳴き声、敵部隊が南に移動し基地を攻撃。基地に多数の爆煙)
連邦軍兵「うわあああっ!」
(閃光)
ラッセ・ブレン「………」
ラッセ「…そうか、
お前…やってくれるのか…」
カナン「ラッセ、あなたのブレンは
ダメージを受けているわ。
出撃は無理よ…!」
ヒギンズ「次の出撃は
大気の摩擦熱との戦いになるわ。
下手をすれば燃え尽きるわよ」
ラッセ「…無理はしないさ。
それより、カナン達は自分のブレンに
ついていろよ」
ラッセ「図体はでかいが、
あいつらはまだ子供同然だ」
ヒギンズ「ラッセの言う通りね。
フィフス・ルナを見たあの子達、
ひどくおびえている…」
カナン「ラッセ…焦らないでね。
最近のあなた、死に急いでいるように
見えるから…」
ラッセ「………」
ラッセ「忠告は聞かせてもらうよ。
ありがとうな、カナン…」
カナン「死なないでね、ラッセ…。
絶対に…」
(足音・カナン達が立ち去る)
ラッセ「………」
勇「ラッセ…」
ラッセ「見ていたのか、勇…」
勇「カナンの言う通りだ。
最近のあんた、どこかおかしいぞ…」
ラッセ「………」
ラッセ「では、こちらも手短に話す。
…俺は白血病にかかっている」
勇「…それが何故パイロットなんかを
やっているんだ!?
病院で治療を受けるべきだろう!」
ラッセ「…治療は受けていない」
勇「何故だ!? それじゃあ、
死ぬのを待つだけじゃないかよ!」
ラッセ「…俺はブレンに会った時に
願掛けをしたんだ…」
勇「………」
ラッセ「この母なる地球を
俺は気に入っている…」
ラッセ「それをわけのわからない連中、
オルファンや異星人に壊されるくらいなら
生命を懸けようってね…」
勇「………」
勇「だからって…、
カナンを泣かせないでくれよな…、
いい女なんだ…」
ラッセ「…気付いていたのか?
俺とカナンの事…」
勇「まあな…」
ラッセ「へえ…少しは他人に
気配りが出来るようになったようだな」
勇「茶化すなよ…。
それよりも、さっきの件は頼むぜ」
ラッセ「…俺が早死にするのは運命だ。
彼女に会っていなければ、ずるずるやって
のたれ死にを待っていたのが俺なんだ」
ラッセ「彼女に出会えたから、
生命を捨てる戦い方なんかしないよ。
カナンとはもっと愛し合いたいものな」
勇「死ぬなよ、ラッセ…」
ラッセ「お互いにな、勇」
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