エリカ「………」
マルガレーテ「おひいさま…どんなにか
一矢様にお会いしたかったでしょうに…」
エリカ「マルガレーテ…
やはり私は弱い人間です…」
エリカ「平和が戻るまで、
あの人に会わないと決めたのに
声を聞き、姿を見ると…」
リリーナ「エリカさん…」
マルガレーテ「おひいさま…」
エリカ「ですが、今は寂しさと同じぐらいの
勇気が湧いてきています」
エリカ「あの人も…一矢も戦っている。
そのことが私に勇気を与えてくれるのです」
リリーナ「そうです、エリカさん。
大事な人のため…全ての人達のために
私達も戦いを続けましょう」
イルイ「お仕事中の皆さーん!
お昼ご飯の時間ですよー!」
アストナージ「お、ありがとよ。
みんな! 一段落したら
昼メシ食っていいぞ!」
プル「今日のメニューは
みんな大好きなオムレツと
ロールキャベツよ!」
アイビス「へえ…
今日の配達係はイルイ達なんだ」
イルイ「うん…。
私、これぐらいしか皆さんの
お手伝いが出来ないから」
イルイ「はい、アイビス。
特別にブルーベリータルトも
入れてもらったよ」
アイビス「ありがとう、イルイ」
トビア「お疲れ、ベルナデット。
僕の分のランチボックスは?」
ベルナデット「はい、トビア。
ちゃんと大盛りにしてもらって
あるわよ」
トビア「やったね!
ちょうど腹ペコだったんだ」
モーラ「トビア、がっついて
ボックスまで食うんじゃないよ」
プル「はい、ジュドー!
ジュドーの分は超大盛りだよ」
ジュドー「プルとプルツーも
配達を手伝ってるのか?」
プルツー「あたし達、
メカの整備はうまくないからね」
プル「その代わりね…
あたしとプルツーは盛り付けも
手伝ったんだよ」
モーラ「へえ…
うまく出来てるじゃないか」
ジュドー「オムレツの上のケチャップ…
これダブルゼータの顔か?」
プル「うん。一人一人に合わせて
ケチャップで絵を描いたんだ」
アイビス「あたしのは
アルテリオンか…。
うまいもんだね」
プルツー「シャングリラにいる時に
リィナに教えてもらったからね。
これぐらいは簡単なものさ」
トビア「………」
ベルナデット「どうしたの、トビア」
トビア(気持ちは嬉しいけど…
ドクロマークのオムレツはなぁ…)
ジュドー「うんうん…
リィナの手伝いをさせたのが
活かされてるな」
ベルナデット「ジュドーさんと
プル達はコロニーで一緒に
暮らしていたんですよね」
ジュドー「ああ、そうさ。
俺の妹のリィナと4人暮らしだったんだ」
アイビス「妹に囲まれて暮らして
いるのか…。楽しそうだな」
ツグミ「本当…。一部の男性には
夢のシチュエーションね」
ジュドー「か、勘弁してよ、
ツグミさん…!」
トビア「でも、アイビスさんにだって
今は妹がいるじゃないですか?」
アイビス「そう…
それも飛びっきり可愛い妹がね」
イルイ「アイビス…」
ツグミ「宇宙に上がってから
ずっと作戦行動が続いていたわね。
イルイ達も大変だったんじゃない?」
イルイ「ううん…いいんです…。
アイビス達はみんなの平和のために
戦っているんですから…」
アイビス「あたしの力なんて
ほんの小さなものだけどね…」
イルイ「………」
イルイ「…じゃあ、もし
何にも負けない強い力があれば
地球の平和を守れるの…?」
アイビス「……そうかもね…。
そんな大きな力があればね…」
イルイ「………」
アイビス「イルイ…」
ジュドー「俺達は出来る事を
やっていくしかないのさ」
ジュドー「俺だって最初はリィナを
守りたいって気持ちで戦い始めて
今日までやってきたんだ」
アイビス「そうだね…。
小さな力だろうけど、あたしも
精一杯戦うつもりだよ」
アイビス「あの日、イルイを
守ってあげるって約束もしたしね」
イルイ「うん…。
ありがとう、アイビス。
ジュドーさんも…」
アイビス「今、向かっている
アクシズってさ、小惑星なんだけど
中には街もあるんだって」
アイビス「アクシズに着いたら
みんなで甘いものでも食べに行こうよ」
プル「賛成~!
あたし、フルーツパフェ食べた~い!」
プルツー「あたしはチョコパフェかな」
アイビス「じゃ、あたしは大人だから
両方食べちゃおうかな」
プルツー「大人ってそういうものなのか?」
ツグミ「プル、プルツー…
ああいうのはオトナ気ないっていうの」
トビア「へえ、いいなあ。
ベルナデット…僕らも行こうよ」
ツグミ「ちょっと待った、トビア君。
連れ立って甘いものを食べに行くのは
女の子の特権よ」
トビア「そ、そうなんですか…?」
ツグミ「トビア君はモンシア中尉か
キリーさんあたりに男の休暇ってのを
教えてもらいなさい」
トビア「は、はあ…。
何だか嫌な予感がしますけど…」
ツグミ「というわけで
ベルナデットは私達と行きましょうね」
ベルナデット「はい」
ネオ・ジオン兵「…αナンバーズを
捕捉しました。進路はアクシズです」
ゼクス「やはりな。
では、我々で彼らの頭を押さえる。
総員を戦闘配置につかせろ」
ネオ・ジオン兵「は…!
ライトニング・カウントの力、
存分に拝見させていただきます」
ゼクス(フ……。
私の配置はαナンバーズの動きを
予測した上でのことか)
ゼクス(これをシャア・アズナブルの
メッセージと受け取るか…あるいは……)
ヤザン「…どうやら、
俺達は姿を消したシーマ・ガラハウの
代わりらしいな」
ゼクス「どういう意味だ、ヤザン大尉?」
ヤザン「本隊の時間稼ぎに
利用されていると言うことだ」
ヤザン「もっとも、カミーユがいる
αナンバーズと戦えるのなら、
俺はそれでも構わんがな」
ゼクス「…………」
ヤザン「怖じ気ついたか、ゼクス?
それとも、かつての仲間と戦うのは
気が引けるか?」
ゼクス「…そのどちらでもない」
ヤザン「フン…貴様の本心は作戦が始まれば
わかることだ。妙な真似をすれば、
後ろからだろうと撃つぞ」
ゼクス「それはお互い様だろう…?
元ティターンズの人間がわけもなく
ネオ・ジオンへ手を貸すとは思えんが」
ヤザン「ハッ、誤解してもらっちゃ困る。
ティターンズやシャアの思想など、
俺にとってはどうでもいい」
ヤザン「ロンド・ベルの連中に前大戦の借りを
返す…その手段として、ネオ・ジオン側へ
つくことを選択しただけに過ぎん」
ゼクス「…………」
(扉が開閉する)
ダンゲル「ヤザン大尉、
我々に協力を申し出る者を
連れてきました」
ヤザン「フン…DC製の機体を
持参と聞いていたが女だったとはな…」
スレイ「名はスレイ・プレスティ。
機体はベガリオン…」
スレイ「お前達がαナンバーズと
戦うと言うのなら手を貸す」
ヤザン「ほう…貴様、
私怨で俺達に協力する気か?」
スレイ「問題があるか?」
ヤザン「いや…気にいった。
俺は基本的に女は信用しないが
貴様は別格のようだ」
ヤザン「その濁った瞳からは
正真正銘の憎しみを感じる」
スレイ「…貴官の理解に感謝する」
ヤザン「ゼクス、
この女の扱いはお前に任せる。
好きにやらせてやれ」
ゼクス「了解した」
ゼクス「スレイと言ったな…。
どのような因縁があるか知らぬが
こちらの指示には従ってもらうぞ」
スレイ「αナンバーズと戦えるなら
異存はない。あとは私があの女を
倒すだけだ…」
(ネオ・ジオン軍が待機している)
ダンゲル「ヤザン大尉、αナンバーズは
間もなくこの宙域に現れます」
ヤザン「了解した。各機、攻撃準備」
ダンゲル「…来ます!」
スレイ「来い、アイビス…。
地球では不覚をとったが、
宇宙では後れはとらんぞ…!」
(ラー・カイラムが出現、母艦出撃選択、出撃準備)
カミーユ「あのハンブラビ…!
ヤザン・ゲープルか!」
五飛「そして、トールギスIII…
裏切り者がようやく姿を現したか!」
ゼクス「…………」
ノイン「ゼクス…
あなたを迎えに来ました…!」
ゼクス「私を?」
ノイン「ええ……リリーナ様は
ご自分の歩む道を決められました」
ゼクス「…………」
ノイン「ですから、あなたにも
これからの道を選んでもらいます」
ゼクス「…容赦はせんぞ」
ノイン「覚悟の上です…!」
ゼクス「わかった……」
キンケドゥ「やはり、
連中は俺達がアクシズに
向かうのを阻止する気か…!」
アムロ「当然だな。現在は連邦軍が
管理しているとは言え、あそこは
ネオ・ジオンの軍事拠点だ…」
アムロ「シャアがそう易々と
俺達をアクシズへ行かせるわけはない」
ブライト「彼らが例の抑止力だと思うか?」
アムロ「…いや、違うだろう…」
カミーユ「………」
ジュドー「………」
ナンガ「どうした? カミーユ、ジュドー…
気分でも悪いのか?」
カミーユ「プレッシャーを感じる…。
それも、かなりの大きさの…」
エマ「あの部隊の中にそれだけの
そんな相手がいると言うの?」
ジュドー「いや、違うよ。
ここにはいないけど、俺達を見ている…!」
プル「な、何なの、これ…!?」
プルツー「くっ……この不快感は…!」
万丈(カミーユやプル達に
これほどまでの圧迫感を与える存在とは
何者なんだ…?)
ツグミ「アイビス、あれを見て!」
スレイ「………」
アイビス「ベガリオン…!?」
アイビス「スレイ…!
どうしてスレイがネオ・ジオンに
手を貸しているの…!」
スレイ「アイビス…!
兄様の愛したこの宇宙で決着を
つけるぞ!」
(スレイに『気合』『ひらめき』『不屈』)
ツグミ「私達と戦うために
ネオ・ジオンに身を寄せたようね…」
アイビス「…ツグミ…、
あたし達はスレイと戦わなくちゃ
ならないの…?」
ツグミ「アイビス…」
アイビス「あいつだって
あたし達と同じ夢を見ていたのに…」
アイビス「アルテリオンとベガリオンも
お互いに戦うために作られたわけじゃ
ないよ…!」
ツグミ「…わかったわ、アイビス。
あなたはスレイとの戦闘に集中して、
私が彼女に呼びかけてみるから」
アイビス「ツグミ…」
ツグミ「そうよね…。
アイビスだって出来たんだから
きっとスレイも変われるはずよね…」
ツグミ「私も、その可能性に
賭けてみるわ」
(作戦目的表示)
カミーユ「ネオ・ジオンに与してまで
俺達と戦うというのか、ヤザン!」
ヤザン「相変わらずの愚問だな、カミーユ。
俺がそういう男だということは
貴様が一番良く知っているはずだ」
ヤザン「俺は自分の目的を果たすためなら、
敵も味方もない。お前達を裏切った
シャアと同じくな!」
カミーユ「言うな!」
ジュドー「あんた、
いい加減しつこいんだよ!」
ジュドー「ティターンズは
なくなっちまったのに、
何でそんなことをやってるんだ!?」
ヤザン「貴様らが目の前にいる…
それだけで戦う理由になるんだよ!」
ダンゲル「こ、後退する!」
ラムサス「だ、脱出する!」
ヤザン「相変わらずやってくれる!
次を楽しみにしているぜ!」
(ヤザン機が爆発)
ヒイロ「お前ほどの男なら、
シャアの意図に気づいているはずだ…」
ゼクス「無論だ。
だからこそ、私はここにいる…!」
ヒイロ「ゼクス…お前の真意はどこにある?」
ゼクス「それを知りたくば、
私を倒してみせることだな」
ヒイロ「…いいだろう…」
ノイン「ゼクス…
あなたの真意を見せてもらいます!」
ゼクス「………」
ゼクス「やるな…!
だが、私はここで終わるわけにはいかん」
ゼクス「お前達には
シャアと連邦の真意が見えていない…!
だから、私は…」
ノイン「ゼクス!」
(トールギスIIIが戦闘宙域端へ移動、ノイン機が追いかけ隣接)
ノイン「ゼクス!
あなたを行かせるわけには!」
【強制戦闘】
ノイン[ビーム・ランチャー]vsゼクス[メガ・キャノン]
(トールギスIIIに攻撃は当たるがダメージ0、ノイン機のHP5%に)
カトル「ノインさん!!」
五飛「何のためらいもなく、
トリガーを引いたか…!」
ゼクス「ノイン、
これが私の選んだ道だ」
ノイン「ゼ、ゼクス…!」
(トールギスIIIが撤退)
ヒイロ(……シャアの真意……。
ゼクス、お前はそれを知るために…?)
ツグミ「いい加減にしなさい、スレイ!
あなたは一体何のためにアルテリオンを
求めるの!?」
スレイ「何度も言った通りだ!
兄様の夢を継ぐためにだ!」
スレイ「そのためにはベガリオンと
アルテリオンの両方が必要なのは
お前も知っているはずだ!」
アイビス「今のあんたに
アルテリオンは絶対に渡さない!
道を見失ったあんたなんかにはね!」
スレイ「私が道を失っただと…!?」
アイビス「いつかの言葉を返す!
今のあんたじゃ宇宙を飛ぶ事なんて
出来やしない!」
スレイ「く…!
何故だ…何故アイビスを
振り切れない!」
アイビス「スレイ! もうやめて!
あたし達が戦う必要なんてないのよ!」
スレイ「そうやってベガリオンも
己の手中に収める気か!?」
ツグミ「スレイ!」
アイビス「馬鹿っ!
どうしてわかってくれないのよ!」
スレイ「駄目だ!
私はこんなところで負ける事は
許されない…!」
アイビス「スレイ、
今のあんたは、以前のあたしと
一緒だよ!」
スレイ「何だと…!?」
アイビス「今のあんたは
自分自身を見失っている!」
アイビス「そんなあんたに
あたしは負けない…。
負けるわけにはいかないよ!」
スレイ「…黙れ!
私は…私はスレイ・プレスティ!
兄様の夢を継ぐただ一人の人間だ!」
(ベガリオンが撤退)
アイビス「スレイ…、
どうしてわかってくれないのよ…!」
アイビス「誰かに言われたからじゃ
駄目なのよ…。自分の意志でなければ
銀河を飛ぶ事なんて出来ないよ…」