デスモント「ワシはゼーラ星暗黒ホラー軍団…
東の王、デスモント将軍だ」
ダンゲル「同じく南の王、ダンゲル博士」
アシモフ「西の王、アシモフ将軍だ」
キラー「北の王、キラー将軍…。
我らこそが暗黒四天王よ」
リヒテル「バーム、ボアザン、ゼーラ…
この3星連合軍の前線指揮権は
余にゆだねられている…」
リヒテル「その余に何の連絡もなく、
この海底城へ何用で来た?」
キラー「これはまた随分な台詞だな」
デスモント「まったくだ。
ワシらはオルバン大元帥の依頼を受け、
加勢しに来たのだぞ」
リヒテル「何…!? 大元帥が!?」
アシモフ「そのとおり。
遅々として進まぬ地球攻略のテコ入れでな」
ダンゲル「そして、
ここへ来たのはワシらだけではない」
デスモント「そう…
新任の司令官を連れて来た」
バルバス「な、何と!?」
リヒテル「新任の司令官だと!?」
(足音)
アイザム「…久しぶりだな、リヒテル」
リヒテル「アイザム…!
お前が新たな地球攻略司令官なのか!?」
アイザム「そうだ」
ライザ「アイザム殿と言えば、
バーム星最高の科学者…」
アイザム「聞いてのとおりだ、リヒテル。
お前は司令官の地位を解任された。
今日から私の部下として働いてもらうぞ」
リヒテル「アイザム、貴様…!」
アイザム「不服か…?」
リヒテル「無論だ!
例え大元帥の命とは言え、
余には生命より重い誇りがある!」
リヒテル「アイザム!
海底城が欲しくば、余と決闘いたせ!」
ベルガン「お待ち下さい。
アイザム殿の命令に従わぬのは、
大元帥への反逆ですぞ?」
リヒテル「例えオルバン大元帥の命令と
言えども、聞けぬことがある!」
リヒテル「余はバーム10億の民のために
地球を制圧することを誓ったのだ!」
リヒテル「その志を果たさずして
司令官を退くわけにはいかぬ…!
それならば、いっそ死を選ぶ!」
アイザム(…変わらぬな、リヒテルよ)
ライザ「リヒテル様…」
リヒテル「さあ、アイザム! 剣をとれ!
海底城の司令の座に座るのは、
余を倒してからにせよ!」
アイザム「リヒテル、
お前が昔どおりで安心したぞ…」
リヒテル「何…!?」
アイザム「リヒテル、俺を殺せ。
オルバン大元帥には俺が地球到着直後に
事故で死んだと伝えろ」
リヒテル「事故死だと!?」
アイザム「新任の総司令官の俺が
死んだとなれば、お前が引き続き
任務につく他あるまい」
リヒテル「アイザム…お前は…
お前は余のために死ぬというのか…!?」
アイザム「オルバン大元帥は…
もし、お前が反抗するようなら
殺せとおっしゃられた…」
リヒテル「! 大元帥は余の忠誠を
何だとお考えなのだ!?」
アイザム「俺にそれが出来ると思うか…?
友であるお前を殺すことが出来ると思うか、
リヒテル…?」
リヒテル「アイザム…」
アイザム「リヒテルよ…。
お前は俺にとってかけがえのない
唯一無二の友だ…」
アイザム「そのお前とバームの民のためなら、
俺はこの生命を捧げよう」
リヒテル「ならば、アイザム…
余の戦いに手を貸してくれるか?」
アイザム「無論だ。
そのための新兵器も既に用意してある」
ライザ「リヒテル様…アイザム殿…」
ベルガン「おお…何と美しき友情…。
このベルガンも感動しましたぞ…」
アイザム「…貴公は
ボアザンのド・ベルガン将軍だな?」
ベルガン「はい。このベルガン、
お二人の友情に報いるために
新開発の秘密兵器をお貸ししましょう」
アイザム「………」
リヒテル「アイザム…
余はこれまでの汚名を返上すべく、
αナンバーズに一大決戦を挑む」
アイザム「心得た。
その戦いに勝利すれば、大元帥も
お前の力を認めよう」
リヒテル「見ておれ、αナンバーズ…
そして、竜崎一矢よ。
余は百万の味方を得たのだ」
リヒテル「次の戦いで
必ずや貴様らの息の根を止めてくれるわ!」
ブレンチャイルド「………」
カナン「…どうなの君? コックピットの
備品をつけさせてもらったけど、
違和感ないかしら?」
カナン「痛いとか…どこかひきつるとか…」
ラッセ「…顔色はいいみたいだぜ」
カナン「私を監視なさっているおつもりなら、
もっとお上手になさったら?」
ラッセ「そんなつもりはないさ。
ただ、グランチャーとの違いを
聞いてみたくてね」
カナン「その言い方だと、
双子のブレンはあなた達のブレンとも
かなり違うわね」
ラッセ「どう違うんだ?」
カナン「神経にさわさわくるのよ。だから、
慣れるためにもここにいさせてもらうわ」
ラッセ「年下の恋人が
ここにいるからってことじゃなくて?」
カナン「勇はそんな相手じゃないでしょ」
ラッセ「すまない。
手に手を取ってオルファンを
抜け出して来たってイメージがあって…」
キース「なあ、コウ…
せっかくの半舷休息なんだからさ、
どっか遊びに行こうぜ」
コウ「いや、ステイメンのデータの
バックアップを取っておきたいんだ。
後でニナに渡さなきゃならないからね」
キース「な~る…。
そのデータがラブコール代わりか。
道理で一所懸命やってるわけだ」
コウ「ち…違う! そんなんじゃないよ」
キース「相変わらず、そっち方面の反応が
わかりやすい奴だね、お前…」
モンシア「ウラキ! キース!
おめえらに出撃命令が出たぞ!!」
キース「え!? 補給の間は
半舷休息だって聞いてますけど…」
モンシア「出撃は出撃でも、酒場に出撃だ!
おめえらには俺達の護衛を命ずる!」
キース「素直に飲みに行くって
言えばいいのに…」
コウ「でも、まだ昼間ですよ?」
バニング「ウラキ、休める時は休め。
気持ちの切換えが上手く出来んと、
いいパイロットになれんぞ」
ベイト「いい機会だ。ヒヨッコ共に
男の酒の飲み方ってのを教えてやるぜ」
アデル「ヒヨコが
トラに化けなければいいんですが」
甲児「ケン太、護!
街まで遊びに行くんなら
バイクで送ってやるぜ」
護「うわっはぁ! 甲児さん達、
自分のバイク、持ってきてるんだ!」
ケン太「ロボットもいいけど、
やっぱりバイクはかっこいいや!」
豹馬「そうだろう?
まあ、男のロマンってやつさ」
ボス「へっへっへ、兜ぉ! 今のところ
ボロットじゃマジンガーに勝てねえが
バイクの腕なら負けねえぜ!」
甲児「おもしれえ…!
久々にレースと行くか?」
ボス「おう! 望むところよ!」
ヌケ「ボス…せっかくの休暇に
ケガしちゃもったいないでしゅよ」
ムチャ「そうそう。ケガでもして、
それ以上変な顔になったら
どうすんの?」
ボス「お前ら! 最初から、
俺がコケると思ってんのかよ!?」
甲児「さあ行くぜ、ケン太、護!
今日は絶好のツーリング日和だしな!」
ケン太「うん!
思いっきりぶっとばしてよ!」
OVA「いけません!
そんな危険なことは
この私が絶対に許しませんよ!」
豹馬「固いことは言いっこなしだぜ。
せっかくの休日なんだしよ!」
護「心配しないで、OVA!
甲児さんや豹馬さんの運転なら
絶対に安全だよ」
ケン太「そうだよ!
ロボットの操縦だってうまいんだから、
どんなにスピードを出しても大丈夫だよ!」
甲児「安心してくれよ、OVA。
後ろに子供を乗せんのは慣れてるからさ」
OVA「…わかりました。
せっかくの甲児さんと豹馬さんの
お誘いを断るのも失礼ですものね…」
OVA「じゃあ、
私もご一緒させていただきます」
ケン太「えーっ!」
OVA「あ…私の席についてはご心配なく。
私、こんな時のために飛行機能も
ついていますので」
豹馬「おいおい…
とんだ教育OVAさんだな…」
宙「じゃ、ミッチー…俺達も街に行こうぜ。
見たい車のパーツがあるんだ」
美和「ええ、いいわよ」
鉄也「そうはいかん。
宙、お前は残ってトレーニングだ」
宙「な、何!? トレーニングだぁ!?」
鉄也「ああ。
司馬博士からメニューも渡されている」
宙「ったく、親父の奴…
余計な真似しやがって。何で俺だけ…」
鉄也「文句を言うな。俺も付き合ってやる」
ジュン「覚悟しておいた方がいいわよ。
鉄也のトレーニング、半端じゃないから。
さしもの宙も音をあげちゃうかも」
美和「じゃ、
私はジュンさんと街に行ってくるわ。
頑張ってね」
宙「チェッ…
これじゃ出撃の方がまだマシだったぜ」
アラド「そ、それで…
どうなったんですか!?」
アムロ「ああ、
ザクの格闘戦用武器と言ったら、当時は
ほとんどがヒートホークだった」
アムロ「だから、ビームライフルで
迎撃しようと思ったんだが…
相手は意外な手を打ってきた」
アラド「意外な手!?」
アムロ「ヒートロッドさ。
ライフルをそれに巻き取られてしまい、
サーベルで斬りかかったんだが…」
アムロ「目の前にいた相手は
ザクじゃなかった」
アラド「そ、そこであの台詞が…」
カミーユ「…アラドの奴、
アムロ大尉と何をやってるんだ?」
カツ「一年戦争の時の話を
聞いているみたいだよ」
カミーユ「何で?」
カツ「さあ…自分の戦い方の
参考にするつもりなんじゃないかな?」
ファ「単純に
趣味で聞いてるだけだったりして」
イルイ「……………」
ファ「あら、イルイ…
どうしたの? そんな顔して…」
イルイ「アラド……
私を街に連れて行ってくれるって
言ったのに……」
カミーユ「そうなのか?
しょうがない奴だな…」
アムロ「…話はここまでにしておこう」
アラド「え?」
アムロ「…イルイが怒っているみたいだからね。
何か約束をしてたんじゃないのか?」
アラド「あ! し、しまった!」
イルイ「………」
アラド「ご、ごめん!
い、一緒に街へ行く約束だったっけ」
イルイ「…ひどいよ、アラド…」
アラド「ホントにごめん…。
どうしたら許してくれる?」
イルイ「…………」
アラド「出来ることなら、
何でもするからさ。ね? ね?」
イルイ「じゃあ……」
(アラート)
アラド「!?」
和泉「αナンバーズの諸君、
異星人の攻撃部隊が
ビッグファルコンに現れた!」
和泉「至急、救援に向かってくれ!」
アムロ「みんな、すぐに出るぞ!」
カツ「は、はい!」
イルイ「………」
アラド「イ、イルイ…ごめん。
おれも行かなきゃ……」
イルイ「ううん、いいの。
その代わり…無事に戻って来てね」
アラド「わかった…約束するよ」
(ボアザン軍が出撃済み)
三輪「おのれ、異星人め!
この三輪の目の黒い内は貴様らの
好きにはさせんぞ!」
(爆発、衝撃、ビッグファルコンに爆煙×2)
三輪「ぬおおっ!!」
三輪「ええい!
αナンバーズは何をしておるのだ!?」
(大空魔竜が出撃)
大文字「長官、
お待たせして申し訳ありません!」
三輪「バカモン、遅いぞ!
早く異星人を追い払え!!」
京四郎「やれやれ…相変わらずだな」
ナナ「ちょっとぐらい
感謝してくれてもいいのにねえ」
十三「ホンマや。やる気なくなるで」
健一「いや、
ここは俺達の家も同然のところだ!
誰がいようと、守り抜いてみせる!」
(ドリオンが大空魔竜の傍の水中から出現)
ピート「伏兵か!?」
(ドリオンが大空魔竜に攻撃をかけて、基地の西側へ移動)
大文字「ミドリ君、被害は!?」
ミドリ「格納庫に攻撃を受けましたが、
こちらの出撃に支障はありません!」
大文字「よし!
各機、出撃してくれたまえ!!」
(出撃準備)
ヒイロ「…妙だな」
カトル「どうしたんですか?」
ヒイロ「敵の戦力が少な過ぎる」
カトル「そういえば、母艦や
隊長機らしき機体もいませんね…」
ヒイロ「散発の攻撃部隊と見るか、
もしくは何らかのワナか…」
五飛「奴らの目的は基地の攻撃ではなく、
俺達を誘き出すことだったのかも
知れんな」
鉄也「となると、さっきの奇襲は…」
デュオ「喋ってる暇はねえ、
早く敵を追っ払っちまおうぜ!!」
(作戦目的表示)
ヤマガタケ「何でい、思ったよりも
歯ごたえのない奴らだったな」
鉄也「いや、気を抜くのはまだ早い」
ヤマガタケ「へ!?」
鉄也「すでに俺達は
敵のワナにはまっているかも知れないぞ」
コウ「何だって…!?」
(敵機増援が出現)
京四郎「どうやら、
本命がいらっしゃったようだぜ」
ベルガン「フフフ…
奴らの誘き出しは成功したか」
健一「あのスカールーク…!
ド・ベルガンか!」
豹馬「ヤロ~!
今度はどんな手を使う気だ!?」
ベルガン「フフフ…
そろそろ効果が出てくる頃だが、
いかがかな?」
健一「何!?」
(機体が一瞬黒い膜でおおわれる)
カミーユ「何だ…!?
身体の力が抜けていく…!」
コウ「こ、これは…
こないだの催眠波とは違うぞ…!」
めぐみ「め、めまいが…!!」
健一「どうしたんだ!?」
日吉「健一兄ちゃん!
みんな、急に苦しがり始めたよ!」
大次郎「毒か何かば打ち込まれたと!?」
健一「まさか、出撃前に受けた攻撃が…!」
一平「け、健一…
お前達は…平気なのか…!?」
健一「あ、ああ…!」
ベルガン「フフフ…
どうかな、ボアザネリア菌の味は?」
健一「ボアザネリア菌!?」
ベルガン「そう。
お前の仲間達は、その菌が引き起こす
ボアザンの風土病にかかっている」
ベルガン「我らボアザン星人には
免疫があるが、他の星の人間は
ひとたまりもないはずだ」
健一「じゃ、じゃあ…
俺と大次郎、日吉が無事なのは…!」
ベルガン「そうだ。お前達三人の身体に
ボアザンの血が流れているからだ」
ベルガン「さて、その状態で
我らと戦えるかな、αナンバーズ?」
大次郎「いつもん事じゃっどん、
卑怯な真似ばしてくれよるが!」
ベルガン「何とでも言うがいい。どんな手を
使おうが、戦いは勝利してこそ全てだ」
ベルガン「全機、攻撃開始!
今日こそ奴らの息の根を止めろ!!」
大文字「い、いかん…!
全機、防御に徹するんだ!」
三輪「あやつらは何をしておる!
早く敵を撃破せんか!!」
バルバス「むう………」
ベルガン「どうした、バルバス将軍?」
バルバス「フン…
このような作戦、俺の性分に合わん」
ベルガン「正々堂々と戦って
結果を出せなかった者が何を言う。
さっさと例の物を出撃させろ」
バルバス「………」
バルバス「αナンバーズは
敵ながら天晴れな奴ら…。
最後は相応の手段で葬ってやろう」
(ゾンネカイザーが出現、ビッグファルコンまで移動)
バルバス「行け、ゾンネカイザー!
奴らにトドメを刺すのだ!!」
一矢「くっ!
ここでやられてたまるか!」