カミーユ「…ゼータと
ステイメンの予備パーツ…受領確認。
よし、これでしばらくは保つな」
ファ「最近、モビルスーツ関連の
パーツ…あんまり回ってこないわね」
カミーユ「仕方ないよ。エゥーゴの時と
違って、アナハイムが全面的に
バックアップしてくれるわけじゃないし」
カミーユ「おまけに、俺達の部隊は
特殊な機体が多いからね。だけど、
これでも軍の中じゃ優先されている方さ」
ファ「クワトロ大尉がアナハイムとの
パイプ役をやってくれていた時は
こんなことなかったのに…」
カミーユ「……!」
ファ「おまけに
νガンダムとか、オーキスとか…
まだ戻って来てないのよ?」
カミーユ「…だから、
アムロ大尉がテコ入れで月へ行ってる。
F91の量産計画の件も含めてね」
カミーユ「それに、イージス計画の後も
色々と事件があったからな。今の内に
オーバーホールをしておかないと」
ファ「…結局、あれからゆっくりしてる
時間なんてなかったものね」
ファ「あ~あ…。
モルガンテンかどこかの観光コロニーに
行きたかったな」
カミーユ「それ、愚痴かよ?」
ファ「悪い? たまには
聞く側に回ってくれたっていいじゃない」
カミーユ「今はそんなことを
言ってる場合じゃないだろう?」
ファ「何よ、真面目ぶっちゃって。
カミーユだって、フォウが火星に
行っちゃって寂しいくせに」
カミーユ「か…関係ないだろ、そんなこと」
ファ「あるわよ。
まだ未練が残ってるんじゃないの?」
カミーユ「未練って…どういう意味だよ?」
ファ「自分の胸に聞いてみたら?」
(扉が開閉する)
エマ「カミーユ、ファ…ここにいたのね?」
カミーユ「! エマ中尉…」
エマ「取り込み中だったかしら?」
ファ「いえ、何でもありません。
それより、どうしたんですか?」
エマ「アルビオンに出撃命令が出たのよ」
カミーユ「出撃命令?」
エマ「ええ、デラーズ・フリートの
残党を追撃するためにね。
私達もアルビオンに乗り込むわよ」
カミーユ「了解です」
サエグサ「ブライト艦長、
アルビオンがドッキングベイから出ます」
トーレス「アルビオンのシナプス大佐より
通信が入っています」
ブライト「つないでくれ」
シナプス「ブライト中佐、
本艦はこれよりデラーズ・フリートの
追撃を行う」
ブライト「了解です。
本来なら、私が出るべきなのですが…」
シナプス「構わん。
私は現場に出ている方がいいのでな」
ブライト「申し訳ありません。
よろしくお願い致します」
シナプス「…2号機の件で、奴らが
ロンデニオン周辺へ現れるかも知れん」
シナプス「出来るだけこちらで
引きつけようとは考えているが…
充分に気をつけてくれたまえ」
ブライト「はい。そちらも……」
ゼオラ「あっ! そうじゃないでしょ!
そこでパターンLを使いなさいよ!」
アラド「うるせえな!
気が散るだろ!!」
ゼオラ「ほらっ! 下から来るわよ!!」
(攻撃)
アラド「くそっ! やられちまった!!」
ゼオラ「んもう。
これで撃墜されるの、7回目よ?」
アラド「チェッ、
シミュレーターと実戦じゃ違うっての」
ゼオラ「なに言ってんのよ!
ヒュッケバインMk-IIIの反応速度に
ついていけてないじゃない!」
ゼオラ「それなのに、
勘で操縦するなんて言語道断よ!」
アラド「エースパイロットに
必要とされるのは勘の良さ……」
アラド「あの白き流星、アムロ・レイが
一年戦争時にそう言ったそうだぜ」
ゼオラ「ホントなの?」
アラド「…ウソだ」
ゼオラ「あ、あなたねえっ!
本気でジャミトフ閣下やバスク大佐の
仇を討つ気があるの!?」
アラド「…言っただろ。おれ、
そういうのヤなんだよ、他人の怨念に
引っ張られてるような気がしてさ」
ゼオラ「怨念じゃないわ、信念よ」
アラド「屁理屈だよ、それ。
第一さ、おれ達…ジャミトフや
バスクに会ったことすらないんだし」
ゼオラ「あなた、今まで私達が
何のために訓練を受けてきたか
わかってるの?」
アラド「…地球を守るために、だろ?
スクール時代、耳にタコができるぐらい
聞かされたぜ」
ゼオラ「そうよ。
私達は地球をスペースノイドや侵略者達から
守らなければならないの」
アラド(…そりゃそうだけどさ)
ゼオラ「そのためには…地球で生まれ、
地球で育ち…地球の事を真剣に考えられる
アースノイドのエリート達…」
セオラ「つまり、ティターンズを
再建しなければならないのよ?」
アラド「ティターンズがいなくなったってさ、
地球を守る役目はロンド・ベル隊がやって
くれる。前の時みたいにさ」
ゼオラ「その代償で
地球圏がどういう目にあったか…
あなただってわかってるでしょ!」
アラド「…でもさ、プリベンターが
イージス計画を成功させたおかげで
何とか助かったんだ」
ゼオラ「馬鹿なこと言わないで!
あれはティターンズが計画の下準備を
やっていたおかげよ!」
ゼオラ「それを、あの人達が最後の最後で
自分達の手柄にしちゃったのよ!
そんなのが許せるの!?」
アラド「…結果的に成功すれば、
それでいい。手柄なんて関係ねえよ」
ゼオラ「あ、あなたねえ…! プリベンターや
ロンド・ベルって言ったって、所詮は
小さい組織なのよ!?」
ゼオラ「そんなのが地球全体を
守るなんて無理よ! 今度何かあったら、
本当に人類は滅亡しちゃうわよ!?」
アラド「わかったわかった。
お説教は充分だぜ」
ゼオラ「…もう。
あなたが何のために戦っているのか、
わからなくなっちゃうわ」
アラド「…おれ達が
食ってくためには、モビルスーツや
パーソナル・トルーパーに乗るしかねえ」
アラド「…小さい頃から…それしか
教えられてこなかったからな」
ゼオラ「………」
アラド「それにさ…おまえとの約束を
守るためでもあるんだけど?」
ゼオラ「…だったら、
少しは真面目にシミュレーター訓練を
やんなさいよっ!!」
アラド(トホホ…ヤブヘビだったか)
ヒイロ「………」
五飛「…奴ではMk-IIIを扱いきれんな。
あれでは、いつか撃墜される」
五飛「今の内にMk-IIIを奪って、
ここから脱出した方が得策だぞ」
ヒイロ「…調べることがある。
それに…ヤザンにとって、俺達の利用価値は
まだ残っているはずだ」
五飛「ロンド・ベルとの接触手段か。
…わかった」
ヤザン「…ペガサス級が
ロンデニオンから出ただと?」
ラムサス「はい。L5の暗礁宙域方面へ
向かっているようです」
ヤザン「目的はジオンの残党狩りか…」
ラムサス「どうします?」
ヤザン「デュオと五飛を先行させ、
ペガサス級と接触させろ。俺の勘じゃ、
カミーユとゼータはその艦にいる」
ラムサス「奴らを逃がせば、我々の情報が
漏れることになりますが…」
ヤザン「獲物が網に掛かった時点で
あの二人を始末すればいい」
ラムサス「はっ」
ヤザン「直ちに出撃だ。
ただし、アラドはこの艦へ残らせろ」
ラムサス「奴を?」
ヤザン「ああ。
行く末はゼオラより奴の方が使い物になる」
ラムサス「そうですかね…」
ヤザン「ああいうタイプは
スイッチさえ入れば、化ける。もっとも、
奴が生き残ればの話だがな………」
(アラート)
シモン「敵襲です!
ティターンズの残党と思われる
モビルスーツ部隊が接近中!」
シナプス「総員、第1種戦闘配置!!」
(トーラスが出現)
カミーユ「あれは…ヒイロ達の!」
モンシア「あのガキ共、まだ
こっちに攻撃してくるつもりかぁ!?」
コウ「特別任務遂行中ですから、
仕方ないのかも知れませんよ、中尉」
ヒイロ「……………」
(バーザムが出現)
ヒイロ「……囲まれたか」
五飛「フッ…。
俺達はここでお役御免らしいな」
ヒイロ「…ならば、
実力行使で任務を成し遂げるだけだ」
キース「バニング大尉!
ヒイロ達が敵機に囲まれています!」
バニング「彼らの正体がバレたようだな」
キース(…とっくの昔に
わかってたんじゃないだろうか)
バニング「シナプス艦長!」
シナプス「うむ。モビルスーツ隊、出撃!
プリベンター機を救助せよ!」
(出撃準備、作戦目的表示)
(敵機増援が出現)
ヤザン「ククク…やるな、ロンド・ベル。
だが、それが全戦力ではあるまい」
ヤザン「どうやら、貴様らとは
今回も長い付き合いになりそうだな」
カミーユ「ヤザン! まだそんなことを!」
シナプス(…あの部隊…残党の割には
補給線がしっかりしているようだな。
バックアップをする者がいるのか?)
アラド「ヤザン大尉! 何故、自分を
出撃させてくれないんです!?」
ヤザン「どうした…いつになくムキに
なっているな? ティターンズのために
戦うつもりはなかったんじゃないのか?」
アラド「ゼオラを…
ゼオラだけを出撃させるなんて…!」
ヤザン(…やはりな)
ゼオラ「心配はいらないわ、アラド。
私…あなたの分も戦ってみせるから」
ゼオラ「それに…あなたの腕じゃ、
まだヒュッケバインMk-IIIを
上手く使うことは出来ないもの」
ゼオラ「だから、
そこで私の戦いを見てて」
アラド「待て、ゼオラ! おれは…!!」
ヤザン「…そういうことだ、アラド。
お前は未熟だが、磨けばいい戦力になる。
手柄を焦ることはない」
アラド「おれは手柄なんて!」
ヤザン「心配はいらん。
ゼオラもそう簡単に死ぬような
タマじゃない。この俺が保証してやる」
アラド「くっ…!」
ヤザン「よし、攻撃を開始しろ!!」
(作戦目的表示)
ラムサス「だ、脱出する!」
ダンゲル「こ、後退する!」
カミーユ「ヤザン! 俺達はお前にだけ
構っているわけにはいかない!」
ヤザン「かと言って、
見逃すつもりもないだろうが?
それはこっちも同じなんだよ!」
エマ「戦艦まで持っていたなんて…
どうやら、背後に何者かがいるようね」
ヤザン「そういうことだ。
戦争が続かなければ
困る連中がいるんでな」
エマ(まさか…!)
コウ「こんな所で
お前達の相手をしている場合じゃ…!」
ヤザン「そうかい?
悪いが、そっちの都合なんざ
知ったこっちゃないんでな!」
ヒイロ「やはり、気づいていたか…」
ヤザン「ハッ、お前達もそれを承知で
潜入して来たんだろうが?」
五飛「そのとおりだ」
ヤザン「…経緯は知らんが、
おかげで奴との取引が楽になった。
礼代わりにここで楽にしてやる」
コウ「わかっているのか!?
連邦軍同士で争えば、
どういうことになるか…!」
ゼオラ「わかってるわよ!
でも、たかだか一部隊の力で地球を
守ることなんて出来ない!」
ゼオラ「私達の故郷をスペースノイドや
侵略者から守り抜くには…
強固な軍事組織が必要なのよ!」
コウ「だが、
それはティターンズの役目じゃない!」
ゼオラ「今度は逃がさないわよ!!」
カミーユ「まだヤザンに
力を貸すと言うのか!?」
ファ「今さらティターンズを再建したって、
何にもならないわよ!」
ファ「今ならまだ間に合うわ!
その機体を捨てなさい!」
ゼオラ「冗談言わないで!
ティターンズを倒したあなた達を
許しておくわけにはいかないのよ!」
エマ「あなた! これ以上私達に盾突くと、
死ぬことになるわよ!」
ゼオラ「!
ティターンズを再建するまで、
死んでたまるもんですか!!」
ゼオラ「あなた達が
ロンド・ベルの手先だったなんて…!
許せないわ!!」
ヒイロ「…今なら、まだ間に合う。
抜ける気があるなら、見逃す」
ゼオラ「あ、あなた達の情けなんかっ!!」
状況選択
ゼオラ機を撃墜した
ヤザン艦のHPを50%以下にした