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~ 第42話 ~

[ヒリュウ改 ブリッジ]

カイ「……補給物資、予備パーツ、及び ゲシュペンストMk-II・タイプSの 受領が終了しました」
ショーン「タイプS?」
レーツェル「ええ。L5戦役後、 ヒュッケバインMk-IIIのタイプRと共に 私がリン社長から預かったものです」
ショーン「なるほど……。 あなた達教導隊のメンバーにとっては 乗り慣れた機体ですな」
カイ「今となっては旧型ですが…… 強化改造が施されてあり、 接近戦で使える物になっています」
ショーン「わかりました」
レーツェル「……ハガネは応急修理を 終えた後、私の部下やハミル博士達を 乗せ、我々の基地へ向かわせます」
ショーン「では、以後クロガネは 我々の部隊で運用すると言うことで よろしいのですな?」
レーツェル「ええ。これはレイカー司令の ご意向でもあります」
テツヤ「では、 クロガネの艦長はあなたが……」
レーツェル「いや、 それは遠慮させていただく」
テツヤ「では、誰が艦長を?」
レフィーナ「……テツヤ大尉、あなたです」
テツヤ「は!? 自分でありますか!?」
レフィーナ「ええ」
テツヤ「し、しかし、自分は……。 それに、レーツェルさんには 前大戦での艦長職の経験が……」
レーツェル「クロガネの艦長は 私一人ではない……ダイテツ中佐もまた あの艦の艦長なのだ」
テツヤ「……!」
レーツェル「君も知っての通り、戦後 しばらくの間クロガネはダイテツ中佐の 下で運用されていたからな」
テツヤ「……」
レーツェル「それに、私はトロンベと共に 戦場を駆けねばならん……」
レーツェル「だから、 君があの艦を受け継ぎたまえ。 ダイテツ艦長の遺志と共に」
テツヤ「……」
レフィーナ「テツヤ大尉……あなたなら、 クロガネの艦長を務められます」
ショーン「そう…… スペースノア級の艦長となる時期が 早まっただけの話です」
テツヤ「……わかりました。 自分がクロガネの指揮を執ります」
テツヤ「ただし、 艦長ではなく……艦長代理として」
ショーン「ダイテツ艦長と共に インスペクターやシャドウミラーと 戦う……と言うことですか」
テツヤ「……はい」
ショーン「ふ…… あなたらしい考えですな」
レフィーナ「では、 テツヤ・オノデラ艦長代理…… あなたにクロガネをお任せします」
テツヤ「はっ」
レフィーナ「……ユン、 主要メンバーをブリーフィングルームへ 集合させて下さい」
レフィーナ「皆に これからの作戦概要を説明します」
ユン「了解しました」

[ヒリュウ改 ブリーフィングルーム]

ショーン「……現在に至るまで、 アインストは各拠点への転移出現を 繰り返し……」
ショーン「連邦軍、インスペクター、 シャドウミラーはそれぞれでアインストと 交戦している状態です」
カチーナ「つまり、 どいつもこいつも自分の身を守るのに 忙しいってことか」
ショーン「ええ。 余所にちょっかいを出すのは ちと難しいでしょうな」
カチーナ「で、あたしらは これから何をやりゃあいいんだ?」
ショーン「この混戦状態を 逆に利用し、単独行動をとります」
ラッセル「ええっ!?」
タスク「まさか、アインストに紛れて シャドウミラーやインスペクターを 攻撃しようってんじゃ……」
ショーン「いい勘をしておられますな。 ……おめでとう、当たりです」
タスク「う、嬉しくねぇ!」
ツグミ「そんな……!  私達だって、アインストの攻撃を 受けることになるんですよ?」
ショーン「そこはまぁ…… 気合で何とかするということで」
カチーナ「チッ、 気楽に言ってくれるぜ!」
ショーン「ですが、 空間転移装置を保有している インスペクターと……」
ショーン「システムXNを持つ シャドウミラーを倒し、アインストの 謎を解かなければ……」
ショーン「今までの戦い……そして今も アインストを阻止するために戦っている 同胞達の努力が無駄になりますぞ」
ゼンガー「うむ。この状況下においても 未だ地球圏の混乱を目論む者達は、 我らの手で討たねばなるまい」
タスク「親分、 納得するの早すぎッス!!」
ヴィレッタ「でも、 シャドウミラーやインスペクターも 無傷と言うわけではない……」
ヴィレッタ「そして、私達だけを 相手にするわけにもいかない」
アヤ「そこに 隙があると言うことですか?」
ヴィレッタ「ああ。 そして、私達の部隊は一点突破の 作戦行動に長けている……」
ヴィレッタ「オペレーションSRWの 最終フェイズを成功させたようにね」
リュウセイ「あの時は 味方が援護してくれてたけど、今度は それがアインストだってのか……」
ライ「しかも、こちらにも攻撃してくる」
ユウキ「だが、ノイエDCや連邦軍が 各地のアインストを食い止めている おかげで……」
ユウキ「俺達は敵の中枢へ攻撃を 仕掛けることが出来る」
リュウセイ「……そうだな」
カイ「それで、 具体的な作戦行動はどのような?」
レフィーナ「まず、 ヒリュウとクロガネの2隊に分け……」
レフィーナ「ヒリュウは宇宙に上がり、 インスペクターのプラントとなっている ムーンクレイドルを奪還します」
テツヤ「そして、クロガネは アースクレイドルへ向かい……」
テツヤ「内部にいると思われる シャドウミラー隊を叩く」
レフィーナ「なお、 ヒリュウ隊のメンバーは……」
レフィーナ「カイ少佐、ギリアム少佐、 キョウスケ中尉、ブルックリン少尉、 クスハ少尉、ラミア……」
レフィーナ「イルム中尉、リン社長、 カチーナ中尉、ラッセル少尉、 リョウト少尉、リオ少尉……」
レフィーナ「マサキ、リューネ、 アイビス、タカクラチーフです」
テツヤ「クロガネ隊のメンバーは 以下の通りだ」
テツヤ「ゼンガー少佐、レーツェルさん、 ヴィレッタ大尉、アヤ大尉、 リュウセイ少尉、ライ少尉、マイ……」
テツヤ「ユウキ少尉、 リルカーラ少尉、ラトゥーニ少尉、 シャイン王女、ラーダ……」
テツヤ「タスク少尉、レオナ少尉、 アラド曹長、ゼオラ曹長だ」

プレイヤー選択

アースクレイドルへ行く
宇宙へ行く


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