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十字軍が消える日 ~ 第28話 ~

〈グレイストークのHP17500以下〉

アードラー「お、おのれ…!  調子に乗りおって!!」
アードラー「こうなったら、 王女のヴァルシオン改で一気に…!!」
リリー「…これ以上、あの男に 非道な真似をさせるわけには いきません!」
リリー「主砲、発射用意!  目標、グレイストーク!」
アードラー「何じゃと!?」
(ミサイル飛来、グレイストークに爆煙)
キョウスケ「何だ? 仲間割れ…?」
アードラー「き、貴様…!!」
リリー「今の内です!  ライディース様、レオナ… 王女を助けなさい!」
ライ「!! リリー中佐…!?」
(シャイン機が撤退)
キョウスケ「よし、 シャイン王女の回収は終了した」
イルム「ふう~やれやれ。 あのストークが隙を 作ってくれたおかげだな」
レオナ「リリー中佐、あなたは…!」
リリー「気にすることはありません。 これは…総司令から私に与えられた使命…」
ライ「父から…!?」
アードラー「使命じゃと!?  うぬぬ! 最初からそのつもりで ワシの下に来おったのか!!」
アードラー「許せん!  裏切り者は死ねぇい!!」
リリー「!!」
(ミサイル飛来、リリー艦が被弾)
リリー「…ううっ!  総員に退艦命令を……!!」
(リリー艦に爆煙)
アードラー「フヒヒ…愚かな女め。 ワシに逆らったのが運の尽きじゃ!」
アードラー「ビアンやマイヤーと共に 地獄で己の無能さを呪えい!!」
リリー「…ありがとう…」
アードラー「む? あの女、何を?  死を目前に血迷いおったか」
リリー「最期まで見守ってくれたことを… 感謝します……」
リリー「…ゼンガー・ゾンボルト。 後はあなたに…託します……」
アードラー「な……ッ!?」
(リリー艦に爆煙)
リリー(ああ…マイヤー様……)
リリー(今、お傍に…………)
(リリー艦が爆発)
レオナ「リリー中佐…!!」
ライ「くっ……!」
(リリー艦がいた位置にグルンガスト零式が出現)
ゼンガー「………」
ブリット「ゼンガー隊長!?」
イルム「チッ、ややこしい時に!  こうなったら…!」
キョウスケ「イルム中尉!  様子がおかしい…待ってくれ」
アードラー「どこで油を売っておった!  ゼンガー!」
ゼンガー「………」
キョウスケ「…ゼンガー。 助けられたんじゃないのか?  …お前は、それを見殺しに…」
ゼンガー「言うな、キョウスケ…!」
キョウスケ「!?」
ゼンガー「時には… 誇り高き戦士の魂…その最期を 見届けねばならんことも…ある…」
アードラー「当然じゃ。 裏切り者に明日はない」
ゼンガー「………」
アードラー「遅れてきたことは 不問にしてやる。貴様の零式で ハガネとヒリュウを沈めるのじゃ!」
ゼンガー「黙れ…!  裏切り者に明日はない… それは貴様とて同じこと!」
アードラー「!?」
ゼンガー「俺は今こそ使命を果たす!」
アードラー「使命じゃと?」
ゼンガー「そう! 我が使命とは 異星人に対抗しうる戦力を見出し、 鍛え上げること!」
ブリット「!!  やっぱり、隊長は…!」
エクセレン「もう、回りくどいわねえ。 だけど…時は来たみたいね」
キョウスケ「器用に 立ち回れる男でもない。 …それはおれ達も同じだ」
センガー「そして、アードラー… お前達のように本来の目的を見失い、 私欲に走るDC残党を倒すこと!」
ゼンガー「そのために俺は裏切り者の 汚名を受け、数多くの同胞の犠牲を 乗り越えて、ここまで来た!」
アードラー「フン…貴様など所詮は ビアンやマイヤーの亡霊に過ぎんわ」
ゼンガー「黙れ!!」
アードラー「!」
【デモムービー『グルンガスト零式登場』】
ゼンガー「そして、聞け!!」
ゼンガー「我が名はゼンガー!  ゼンガー・ゾンボルト!!  悪を断つ剣なり!!」
ゼンガー「大義を失ったDCは!  今日この地で、零式斬艦刀によって 潰えるのだッ!!」
アードラー「な、な、何を…!」
アードラー「ぼ、亡霊風情が 調子に乗りおって!!  死ぬのはお前の方じゃ!!」
ゼンガー「笑止!! 貴様の地獄への旅路は 我がグルンガスト零式が 案内つかまつるッ!!」
キョウスケ「…ゼンガー… いや、ゼンガー隊長…」
ゼンガー「キョウスケ、 …フフ…俺を隊長と呼ぶか」
キョウスケ「………」
ゼンガー「…俺の今までの行いを、 許せとは言わん」
ゼンガー「今はただ、 眼前の敵を斬り捨てるのみ!!」
キョウスケ「了解…!」
アードラー「小賢しいわ!  まとめて叩き潰してくれる!!」
(作戦目的表示)

状況選択

テンザン機を撃墜したのはリュウセイでグレイストークを撃墜したのはゼンガー
テンザン機、グレイストークとも上記以外の者が撃墜した


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