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ゲイム・システム ~ 第27話 ~

[アースクレイドル]

シャイン「…………」
一般兵「被験体とゲイム・システムのリンク率、 3.5%低下しました」
アードラー「構わん。 強制リンクを続けるのじゃ」
一般兵「し、しかし…これ以上は」
アードラー「…わかっておるのか、王女?  ワシらの言うことに従わねば…侍従が死ぬぞ?」
シャイン「う…うう…」
アードラー「強情じゃのう。 ラトゥーニ11と同じじゃ」
アードラー「ヒッヒッヒ… ならば、同様の手を使うしかないのう。 …誘発剤を強制投与するのじゃ」
一般兵「そ、それでは副作用が…!  実験に支障が出ます!」
アードラー「構わん。 ワシらには未来があるでの。 それに…」
アードラー「先に出撃したテンペストもおる。 実験データには困らんわ」
アードラー「王女の調整は時間をかけて ゆっくりとやる。ゆっくりと、な。 フヒヒヒ…」
シャイン「…わ、私には見えますわ… …あなた達に…未来など…」
アードラー「フン、生意気な小娘め… 予言でもしておるつもりか。 誘発剤を強制投与せい!」
シャイン(…ライ…ディ様……… ラトゥーニ…みんな……もう……ダ…メ……)
テンザン「お~お~、やってるねえ。 なかなか刺激的な光景じゃねえの」
アードラー「テンザンか?  ここは関係者以外立ち入り禁止じゃぞ」
テンザン「おいおい。例の3号機の パイロットになったからにゃ、俺も関係者だっての」
テンザン「それより、何やってんだ?  こんな子供使ってよ」
アードラー「あの機体を より強化するために必要な実験じゃ」
テンザン「そういや、 あんたはそっち方面が専門だったな。 けど、こんな実験なんざ無駄だっての」
アードラー「何じゃと…?」
テンザン「テンペストなんかより、 俺を3号機で出撃させてくれりゃあ… ハガネとヒリュウ改を片づけてやる」
アードラー(フン…ゲイム・システムの 再調整は、テンペストの結果を 見てからでも遅くはないが…)
アードラー「良かろう。 ただし、貴様の3号機はまだ調整に時間がかかる」
アードラー「次の作戦には間に合わんが、 ジュネーブを攻める時には、あれに乗るがよい」
テンザン「よっしゃ、任せろっての!」
アードラー(フヒヒ…。 さて、テンペストは無事に帰って来るかのう…?)

《黒海沿岸(移動中・ハガネ)》

[ハガネ ブリッジ]

エイタ「艦長!  黒海沿岸のセバストポリ基地から入電!」
エイタDC残存部隊の襲撃を受けているようです!」
ダイテツ「何…!」
テツヤ「艦長、セバストポリは本艦の航路上です!」
ダイテツ(こちらの動きに合わせておるのか…?)
ダイテツ(となれば、 その敵部隊はワシらの足止め… う回しても、奴らの目的は達成される)
ダイテツ「やむをえん。 直ちに急行し、敵を撃破する!」


第27話
ゲイム・システム

〔戦域:セバストポリ基地周辺〕

(基地には敵部隊が出撃している)

状況選択

戦艦はハガネ
キョウスケの搭乗機がアルトアイゼン、ジガンスクードのパイロットがタスク
キョウスケの搭乗機がアルトアイゼン以外、ジガンスクードのパイロットがタスク以外
戦艦はヒリュウ改
キョウスケの搭乗機がアルトアイゼン、ジガンスクードのパイロットがタスク
キョウスケの搭乗機がアルトアイゼン以外、ジガンスクードのパイロットがタスク以外


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