ブリット「敵機、撤退しました」
キョウスケ「終わったか」
マリオン「終わったか…
じゃ、ありませんわよ」
キョウスケ「…?」
マリオン「少尉、何なの?
今回の戦績は!」
キョウスケ「戦績…と言われても、
まだアルトは慣らしの途中です」
マリオン「それでも結果を出すのが
あなたの仕事ではございませんこと?
にも関わらず…」
エクセレン「まあまあ、
キョウスケもがんばってたんだし。
それにカザハラ博士だって…」
マリオン「関係ありませんわ」
マリオン「カザハラ博士が
撃ち落とされようが、それでMk-IIIの
調整が完璧になるならよしです」
ジョナサン「あ、あのねえ」
ブリット「相変わらずきつい人だ…」
エクセレン「獅子身中のムジナねえ」
ブリット「少尉、
それを言うなら『ムチ』ですよ」
キョウスケ「…『虫』だ。
しかし、おれがこいつを
乗りこなせなかったのは事実…」
ジョナサン「いや、そうとも言えん。
AM…アーマードモジュールは
空戦型の人型機動兵器だ」
ジョナサン「陸戦型のPTで
対抗するのは難しい。しかし…」
ゼンガー「何か打開策が?」
ジョナサン「答えは私が運んで来た積み荷だ」
マリオン「積み荷…?
もしかして、例のドライブ…!?」
ジョナサン「…ああ。
ウチの研究所でも、あれの小型化を
進めていたんでね」
マリオン「……!」
キョウスケ(感じから見て、
強力な対空兵器か…飛行そのものを
可能とする装置…)
キョウスケ(だが、
このアルト…そんなものなしで
使いこなしてみたいが…)
グレッグ「そうか…。
まだテスト段階であるはずの
アーマードモジュールと…」
グレッグ「連邦軍ではまだ実戦配備されていない
F-32シュヴェールトか」
ゼンガー「ビアン・ゾルダーク博士率いる
EOTI機関が連邦への反乱を目論んでいるのは
確実かと」
グレッグ「極東支部でも同様の部隊と戦闘を
行ったそうだ。
事態は我々の予想以上に急転しつつあるようだな」
ゼンガー「ええ」
グレッグ「だが…
いったい何を考えてるのだ、ビアン博士は…?」
グレッグ「地球へ迫る脅威を我々に警告したのは
他でもない、あの男だというのに…」
ゼンガー(アイドネウス島に落下した隕石
メテオ3の超技術を解析しているEOTI機関…)
ゼンガー(奴らが先程のような
アーマードモジュールを量産しているとすれば…)
ゼンガー(今の連邦軍では勝ち目がないかも知れんな)
『スクリューモジュール』を入手した。