back index next


Welcome to The World. ~ プロローグ 4 ~

〔戦域:マヌアク〕

(橋の南側から黒い衣装の男性が走ってくる)

???(ハセヲ)「とうとう追い詰めたぜ……三爪痕(トライエッジ)!」
???(ハセヲ)「おまえがすべてを奪った……!  今度は俺が奪う番だ!」
???(ハセヲ)「おまえを倒して……俺は……あいつを……!」

(橋の北側にオレンジの衣装の男の子がいる)

???(カイト)「トライ……エッジ……?  ちょっと待って! 人違いだよ!」
???(ハセヲ)「ヘッ、しゃべれねえのかと思ってたぜ、 トライエッジ……!」
???(ハセヲ)「おまえさえ倒せば、すべてが元通りになる!  俺はそのために戦ってきたんだ。そのために……!」
???(カイト)「だから待って!  いきなりやって来て……きみこそ何者なんだ!」
ハセヲ「俺はハセヲ。おまえを殺す……死の恐怖。 忘れるな……!」
カイト「落ち着いてよ、ハセヲ!  ぼくはカイト。トライエッジなんて聞いたこともないよ!」
ハセヲ「カイトだと……?  騙るなら、もっとそれらしい奴にしな!」
ハセヲ「バージョンが「R:1」(リビジョンワン)の頃…… 第二次ネットワーククライシスの頃のPCだ」
ハセヲ「7年も前の話を持ち出して、適当にフカすんじゃねえ!」
カイト「7年前……? どういうこと?  きみは……未来から来たとでも言うのかい?」
ハセヲ「……なに?」
カイト「第二次ネットワーククライシス…… 「プルートアゲイン」はつい最近のことだよ」
カイト「そこに……ぼくも、仲間たちと一緒にいた」
ハセヲ「なんだと……!  てめえ、からかってるのかッ!」
ハセヲ(過去の世界だと……?  データが古く感じるのは……まさか……)
ハセヲ(本当なら、その容姿…… ドットハッカーズの……蒼炎のカイト!?)
カイト(7年後の未来だって……?  まさか、またこの世界は別の時間軸と……)

(ハセヲが橋の中央まで移動すると、橋の真ん中東側にカイトに似た格好の男の子が出現する。 ハセヲがカイトと出現した男の子を何回か見る)

???(トライエッジ)「………………」
カイト「な、なんだ!? ぼくと同じ……PCボディ!?」
ハセヲ「トライエッジが……二人!?  おい! こいつはどうなってやがるッ!」
カイト「このPCが……トライエッジ!?  まさか、改造(チート)PCなのか!?」
ハセヲ「そんななまっちょろいもんじゃねえ!  こいつは……」
トライエッジ「………………」
カイト「明らかな違法(イリーガル)仕様のPC…… 確かに、ぼくのPCと似てる……」
 アウラ
カイト(アウラに訊いてみた方がいいかもしれない……)

カイト「ハセヲ、戦おう……!  ぼくもこのPCの正体を知りたい」
ハセヲ「………………」
ハセヲ「チッ、あんたが「蒼炎のカイト」だとしたら、 とんだ英雄サマと組むことになるな」
ハセヲ「俺は本当に過去にタイムスリップしたっていうのかよ。 悪い冗談だぜ……」
カイト「ついこの前にも、こういうことはあったんだ。 あとで説明するよ、ハセヲ」
ハセヲ「わかったよ、カイト。……しゃあねえな」
ハセヲ「にわかには信じられねえけど…… ここは「R:1」(リビジョンワン)だってことか」

トライエッジ「………………」
ハセヲ「待たせたな、トライエッジ。 ……こっちのゴタゴタは片付いた」
ハセヲ「あとはてめえを片付けるだけだッ!」
トライエッジ「………………」
カイト「ハセヲ、足元はバグデータだらけだ。 転ばないでよ?」
ハセヲ「ヘッ、邪魔なモンは全部ぶっ壊しゃいいんだよ。 そんで、宝箱ならいただきだ」
カイト「ちゃっかりしてるなあ……」
ハセヲ「うるせえよ」
ハセヲ「ここがあんたのホームってんなら、 先導は任せたぜ、蒼炎のカイトさんよ!」
カイト「わかった。……行こう、ハセヲ!」

(ハセヲがカイトの傍まで移動し、ユニットを組む。勝利敗北条件表示)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈ENEMY TURN ROUND 1 END〉

(橋の北側にバグ・ポーンが5体出現する)

カイト「敵……? 見たことがないタイプだ。 バグモンスター……?」
ハセヲ「こいつらのデータ形式…… 俺のいた「R:2」(リビジョンツー)のデータか?」
カイト「なんだって!? これは未来のデータ……?  くっ、どんどん入り込んで来てるのか?」

(北端から髪をポニーテールにした男性と男の子が走ってくる)

???(ヴァシュロン)「やっと追いついたぜ、 チョロチョロ逃げんなチェスのコマ野郎!」
???(ゼファー)「ん? ヴァシュロン、ここどこだよ?」
 スクエア・ガーデン
ヴァシュロン「何言ってんだ、ゼファー。 ここはスクエア・ガーデンの……」
ヴァシュロン「……って、どこだ?  見覚えがあるような気もするが……」

ハセヲ「何だあ、あのカッコは?  こいつらも違法(イリーガル)PCなのか?」
カイト「この人たちは……!  ハセヲ、多分……リアルから来た人たちだ」
ハセヲ「リアルから……!? もうワケがわかんねえ!  「R:1」(リビジョンワン)はどうなってんだ!」
ヴァシュロン「そこにいるのは……カイトか?  おいおい……ってことは……」
ゼファー「なんだよ!  またゲームの世界ってとこに来ちまったのかよ!」
カイト「そういえば、ヴァシュロンさんたちは、 はるか未来の地球から来たって……」
ハセヲ「あの冴えねえおっさんと、 生意気そうなガキが未来から? 冗談じゃねえ」
カイト「きみも多分、7年後の未来から 来てるんだからね? ハセヲ」
ヴァシュロン「失礼なギザギザ小僧だ! お兄さんと呼べ!」
ゼファー「そこのトゲトゲ、ケンカ売ってんの?  俺はかまわないけど?」
ハセヲ「ハッ、上等じゃねーかよ」
カイト「よしなよ、ハセヲ。 ゼファー、どうしてここに?」
ゼファー「バーゼルに変な連中が出始めたのさ。 そいつらの討伐依頼が、俺たちPMFにきたってわけ」
ヴァシュロン「おかしいな、そいつらを追っかけてたのに、 なんでまたゲームの世界に来てんだ?」
カイト「じゃあ、リアルに…… そのデータの塊が現れたってことか」
ハセヲ「デジタルの未来と、リアルの未来とが つながってるってのかよ……!」
ハセヲ(トライエッジに集中してえってのに……!)

(西の水の中からグボロ・グボロが出現し、北西の広場に上がる)

???「………………」
ヴァシュロン「なんだぁ? このウロコ野郎は!」
カイト「ハセヲ、このモンスターも 「R:2」(リビジョンツー)から!?」
ハセヲ「いや、見たことねえ奴だ。 こいつもリアルから入り込んできたのか?」
ゼファー「いや、バーゼルのモンスターでもないね。 おい、リーンベル! おまえ知って……」
 リーンベル
ゼファー「……って、ヴァシュロン!  リーンベルいないぜ!?」
ヴァシュロン「なに? ついさっきまで、後ろにいたぞ。 まさか……こんな場所ではぐれたか?」

(北東の広場に赤いベレー帽を被った長髪の女性が転移してくる)

???(アリサ)「わっ! びっくりした……!」
ゼファー「お、来たみたいだな」
???(アリサ)「急に目の前が…… え? ここは……見覚えがあるような……?」
ゼファー「リーンベル、遅えよ……って、ヴァシュロン!  あいつリーンベルじゃ……」
ヴァシュロン「おおおっ、チンベルちゃん!  待っていたよ! さあ、早くこっちへ来たまえ!」
???(アリサ)「え? な、なんです!?」
ヴァシュロン「女は化粧で化けるというが…… 豊穣(ほうじょう)なる大地とは、まさにこのこと!」
ゼファー「わざとやってんだろ、ヴァシュロン。 リーンベルに聞かれたら、またメシ抜きだぜ?」
ヴァシュロン「バカだな、おまえ。 イイ女が急に現れたら、イキオイでだな」
???(アリサ)「まったく……変わらないですね、ヴァシュロンさん。 ゼファーも」
ゼファー「は? 姉ちゃん、なんで俺たちのこと知ってるんだ?」
ヴァシュロン「さっすが俺様。 覚えはないが、覚えられてはいる!」
 前の事件の時のアリサ
アリサ「私ですよ! アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。 3年前に一緒に戦った、ゴッドイーターです!」
ゼファー「3年前? 何言ってんだよ、ついこの前の話だろ?  それに、アリサはもっとガキだったぜ?」
ヴァシュロン「これは、アリサちゃんのお姉様と見るべきか。 我がデートクラブ、姉妹で売り出せるな……」
アリサ「何言ってるんですか!  あれからもう3年経ってるんですよ?」
カイト「あれから……3年!?  もしかして、アリサさんは……3年後の未来から?」
アリサ「ええっ!? どういうことですか!?」
アリサ「任務中、そこのアラガミを追っていたら、 急に目の前が光って……」

(北から白いヘアバンドをした女性が歩いてくる。皆が歩いてきた女性の方を見る)

???(リーンベル)「もうっ! ゼファー、ヴァシュロン!  置いていかないでよね!」
ハセヲ「まったく、まだ来るのかよ……」
カイト「いや、あの人はヴァシュロンさんたちの仲間だよ」

ヴァシュロン「ん? 誰だね、チミは」
ゼファー「俺も知らね~」
???(リーンベル)「え? 二人とも、何ふざけてるの?  確かに少し遅くなったけど……」
???(リーンベル)「お化粧が崩れちゃったから、 ちょっと直してただけだよ?」
ヴァシュロン「ゼファー君を討論を重ねた結果、彼女を 新しいリーンベルとして迎え入れることにしたのだよ!」
ゼファー「しょうがないよな、こればっかりは。 な、元リーンベル」
リーンベル「はぁ!? 何よそれ! 誰のこと!?」

アリサ「そ、そんなこと急に言われても困ります!」
リーンベル「あなた、どういうつもり!?  そんな格好してゼファーたちを……」
リーンベル「……あれ? あなた、どこかで会ったような……」
アリサ「アリサです! 3年前に一緒に戦った、 ゴッドイーターのアリサですよ!」
リーンベル「さ、3年前……? ウソはだめですよ!  アリサさんと戦ったのは、ついこの前ですからね!」
リーンベル「あなた、アリサさんのお姉さんか何かでしょう?」
アリサ「はぁ……。 ええと……こっちでは3年経ってまして……」
リーンベル「3年……!? 3年で……そんなに!?」

カイト「リーンベルさん! あとで説明します!  もう収拾つかなくなってますから!」
ハセヲ「まったくだ。 みんな知り合いらしいが、ここはさっさと……」

(トラップが大量に出現する)

リーンベル「な、なに!? まわりになんか色々出てきたけど!」
カイト「フィールドデータに負荷がかかってる……!?」
ハセヲ「チッ、こいつは触れただけで 何が起こるかわからねえな」
ゼファー「避けながら行きゃいいさ」
ヴァシュロン「トクしそうなやつだけ、触ってもいいかもな」
アリサ「了解! 注意しつつ、敵を殲滅ですね!」

カイト「ルートタウンでこれだけの大騒ぎ…… これからどうなるんだろう……」
ハセヲ「まったく……やっぱり飽きねえな、 『The World』はよ……!」


プロローグ 4
Welcome to The World.

(勝利敗北条件表示)

〈PLAYER TURN ROUND 2〉

〈葬炎のカイトを撃破〉

トライエッジ「………………」
ハセヲ「ここでトドメだ、トライエッジ!」
トライエッジ「………………」

(葬炎のカイトが転移する)

ハセヲ「あっ! 待ちやがれ!」
カイト「ハセヲ! 『The World』全体が不安定なんだ!  むやみに動かない方がいいよ!」
ハセヲ「くっ……!」
 アウラ
カイト(やっぱり……彼女に訊いてみるしかないな)

〈STAGE CREAR〉

〔戦域:マヌアク〕

(橋の上にカイトたちが集まっている)

ゼファー「カイトそっくりのトライエッジに、 未来の『The World』から来たハセヲ……」
アリサ「それに現実の世界からやってきた私たち、ですか」
ヴァシュロン「しかも俺たちにとっては、はるか過去の時間だ。 ……まったく、どうしてこうなるかね」
リーンベル「手伝いたいけど…… 私たちも元の世界にまた戻れるかどうか……」
ハセヲ「ヘンに気を遣うなよ。 それぞれやることをやればいいさ」
カイト「それに今の『The World』は安定していないから、 リアルの体でいるのは危ないかもしれない」
カイト「とにかく、まずはアリサさんを元の世界に帰そう」
リーンベル「そんなことできるの?」
カイト「アリサさんが来た時のデータログは残ってるので、 腕輪の力を使えば……大丈夫だと思います」
アリサ「よかった。まだ任務の途中だったので……」
ハセヲ(薄明の腕輪……蒼炎のカイトが持っていたっていう レアアイテム。マジだったんだな)

カイト「じゃあ、データを転送して、 アリサさんをログアウトします」
アリサ「じゃあ、みなさん!  久しぶりに会えてうれしかったです。また、いつか」
ヴァシュロン「次会うことがあったら、 またイイ女になっとけよ、アリサ」
アリサ「ふふっ、約束はできませんけど」

カイト「じゃあ……ログアウト!」

(皆がアリサの方を向き、アリサが転移後、向かい合う)

ゼファー「俺たちは来た所から帰るぜ。 じゃあな、カイト、ハセヲ」
リーンベル「がんばってね、二人とも」
ハセヲ「ああ、じゃあな。 リアルから来た未来人さんよ」

(ゼファーたちが北へ歩き去る。ハセヲとカイトが見送った後、ハセヲがカイトの方を向く)

ハセヲ「やれやれ、一度に色々起こりすぎて、 疲れちまったぜ」
カイト「ハセヲ、ぼくたちも行こう」
ハセヲ「ん……?  トライエッジの行き先に心当たりでもあるのか?」
カイト「それを知るために、行く場所があるんだ」
カイト「Δ(デルタ)サーバー……『隠されし 禁断の 聖域』」
ハセヲ「………………」
 グリーマ・レーヴ大聖堂
ハセヲ「グリーマ・レーヴ大聖堂……」
カイト「すべての始まりはあの場所なんだ。 何かわかるかもしれないし……」
 アウラ
カイト「最近姿を見せない彼女にも…… 会えるかもしれない」
ハセヲ「彼女……?  ……わかった。行こうぜ」
ハセヲ(そうだな……。 すべての始まりは……あの場所だ)

(ハセヲとカイトが北の方へ歩き去る)


back index next