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心に巣喰う鬼 ~ 第22話 ~

[古代塔市タルカロン]

(斜めになった塔のようなものの周りに金の鎖がある)
シエル「あれがタルカロン、ですか?」
ユーリ「ああ、前は宙に浮いてたんだけどな、 今は見ての通りだ」
リュウ「金の鎖も見えるな。 ……なるほど、シャドルーが来ているわけか」
フレン「あの金の鎖は、一体何です?」
小牟「わしらの世界の敵……「逢魔」のシワザじゃ。 シャドルーも絡んじょる」
ワルキューレ「あの鎖がある場所は、 次元が不安定になるのです」
イングリッド「ワシらや三四郎が急にこの世界に来たのも、 アレが関わっておるはずじゃ」
せがた「エステルさんがあそこに連れ去られたのなら、 敵と真正面からぶつかることになる!」
影丸「望むところ。時間はかけられぬ」
裏嶋「上の方にエネルギー反応があるようね。少し」
ユーリ「タルカロンの動力か?  全部止まってるもんだと思ってたがな」
エックス「つまり、何かしら、別のエネルギーが 使われているということか」
零児「よし、博士。その近くに付けてくれ。 俺たちが突入したら、付近で待機だ」
裏嶋「了解よ。しばらくは上空で待機するから、 連絡をちょうだい。終わったら」
ルキナ「では、行きましょう。 エステリーゼ姫を助け出さないと!」

〔戦域:タルカロン内部〕

(ハンマーゴーレムが3体いる。東側の昇降魔導器で仁たちが上がって来る)

カズヤ「ここか? 何かしらの「力」があったという場所は」
KOS-MOS「観測地点に間違いはありません」
アクセル「しかし、エレベーターが生きていてよかったな。 階段で上がれと言われたら面倒だったぜ」
イングリッド「想像するだけでゾッとするのう。 年寄りに無理させるでないわ」
せがた「だらしないっ!  階段は足腰の鍛錬に最適だというのに……!」
リュウ「む……? たしかに。 俺たちはその機会を逃したんじゃないか?」
パイ「今やらなくてもいいでしょ。 ほんと、電源が生きてて助かったわ」
ゼロ「だが、この施設の動力は 死んでいるはずではなかったか?」
カイト「つまり、どこからか…… エネルギーが供給されている……?」

(反対側の昇降魔導器でユーリたちが上がって来る)

ユーリ「ここが復活したんじゃなけりゃそうなるだろうな。 けどエアルじゃないとしたら……なんだ?」
デミトリ「やはり、金の鎖かもしれんな。 あれ自体、エネルギーの塊みたいなものだろう」
 オーク巨樹
大神「オーク巨樹の復活にも、金の鎖が関係していた。 ……十分にあり得るだろうね」
桐生「気を付けろ。 情報が確かなら、ここにはシャドルーがいるはずだ」
フレン「それに……エステリーゼ様も」
ゼファー「でもさ、ここに来るまでには見かけなかったけど?」
ナナ「ねえ、あれ! あそこにいるのって……!」

(南端にエステルがいる)

エステル「………………」
小牟「あ、ほんとじゃ! エステルいたぁ!」
ユーリ「エステル! オレだ! 目を覚ませ!」
エステル「……う……うう……」
ジェミニ「敵の数は少ないし、一気に行くチャンスだよ!」
春麗「エステルはどう見ても、まだサイコパワーの 影響下にあるみたいよ。気を付けて」
エステル「どこ……に……いるの……?」
シエル「何を探しているのでしょうか?」

???「フフフ……ここだ。ここまで来るがいい」
影丸「ぬう、この声は……! 姿を現せ!」

(北端にベガが転移してくる)

ベガ「ほほう、ここを突きとめたか」
アキラ「ベガ! やはりおまえか!」
ベガ「貴様らが来ていることは報告を受けている。 ……どこまでも目障りな奴らよ」
ハセヲ「それはこっちの台詞だ!  節操なく、あちこちで悪さをしやがって!」
ベガ「魔導器(ブラスティア)……と言ったか。 なかなか面白いオモチャだ」
ベガ「使い方によっては…… サイコドライブの強化に使えるかもしれん」
ケン「また異世界の技術を待ち帰ろうって腹か!」
 鳳凰鏡と紋章
イングリッド「いい加減にせい! ワシのアレとか、 芭月のアレとかじゃ、まだ足らんというわけか!」
ユーリ「いかにもって面してやがる。 あいつがこの騒動の元凶か?」
「ああ、何かしらの力を持つ「物」や「技術」を 集めて回ってる」
ベガ「持ち帰るのは、技術だけではない。 ……その女にも興味がある」
アクセル「さすがシャドルーだな、 人さらいまでやろうってのか!」

エステル「………………」
ヴァシュロン「こういう若い娘がシュミとはな。 ま、人それぞれだが」
リュウ「ベガ、なぜこの世界の人間をさらおうとする!」
ベガ「その女からは、「気」やサイコパワーとも 異なる力を感じる」
ユーリ「エステルの力のことを知ってやがるのか、 あいつ……!」
ベガ「異世界の強い力……研究する価値がある。 デビル因子や、ウィルスともどもな!」
「どこまでもふざけたマネを……!  思い通りに行くと思うな!」
 デュラル
ベガ「それに、女ならば"素体"にも利用できる…… まったく無駄がない。クククク……」
影丸「ぬう……ッ!」
ベガ「……優秀な身体機能を持っているなら、 ベガ親衛隊に加えるのも面白かろう」
レオン「親衛隊だと?  シークレットサービスみたいなものか?」
小牟「そうじゃな。若い娘ばかりを集めた戦闘集団じゃ。 ……モリガンばりのハイレグがユニフォームの」
モリガン「ふふ、こんな感じよ」
フェリシア「え!? 女のコさらって、 こんな恥ずかしいカッコさせるの!?」
マヨイ「なにそれ! セクハラだよ!」
ナツ「マジヤバ!」
ベガ「ふん、くだらん話をいつまでしている」
ベガ「さあ、異世界の王族よ。 このベガの元まで来るがいい」

エステル「……ベガ……さま……」

ユーリ「うちのお姫様をおもちゃにさせるかよ。 止めるぞ、フレン!」
フレン「ああ、もちろんだ。 一気に前に出る!」
ワルキューレ「ユーリさんたちを援護しつつ、 エステルさんを助けましょう!」

ベガ「我がサイコパワーを恐れぬ、愚か者どもが。 ……ならば、姫を出迎えてやれ、貴様ら」

(ベガの前にコンゴウ堕天が4体出現する)

シエル「アラガミ……!?  どういうことですか? まさか、この世界にも……!」
ベガ「クックック……」
アリサ「ベガは、私たちの世界に来た時…… すでにアラガミを操っていた……!」
ナナ「エステルちゃんは操るわ、アラガミも操るわ、 感応種もビックリだね……」
ケン「気を抜くなよ、お嬢ちゃんたち。 ベガのサイコパワーに操られないようにな」
春麗「ゴッドイーターから、 ベガ親衛隊に転職させらせるわよ?」
アリサ「ハ、ハイレグなんて……ドン引きです!」
零児「今は突っ込んでいるヒマはない。 まずエステル姫をベガから奪還するぞ」

ナルホド「……ベガはどうして、あそこから動かないんだろう?」
さくら「成歩堂さん、どうしたんですか?  戦いが始まりますよ?」
ナルホド「いや、ちよっと気になって。 重要な人物なら、迎えに行くのが自然じゃないかな」
エリカ「でも、行くしかないです!  飛んで火にいる夏の虫です!」
桐生「あえて懐(ふところ)に飛び込むのもありか。 ……よし、いくぞ」

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

ENEMY TURN ROUND 3 END

KOS-MOS「空間の歪曲を確認。 この空間に……何かが転移して来ます」
ジェミニ「おーまいがっ! また何か起こるの!?  もう間にあってるよ!」

(ベガの横に『SHOP』が出現する)

ベガ「ぬう……? この施設は……」
真島「あれは……シルフィーっちゅう姉チャンの 店やないか!?」

(店の上にシルフィーが転移出現する)

シルフィー「毎度ありがとうございます!  皆様の幸せをお招きする、シルフィーでございます!」
フィオルン「シルフィーさん!?  今取り込み中なんだけど!」
ベガ「……遅い」
シルフィー「申し訳ございません、ベガ様。 この場所は空間が安定しておりませんので」
 VAVA Mk-II
ハセヲ「おい、姉ちゃん! 前回はVAVAの野郎に 情報を流してたこと、忘れてねえからな!」
秀真「そして、今回はシャドルーと、か」
小牟「あ~、これはアレじゃ。 スペシャル・コースのおしおきじゃな……」
シルフィー「私は仕事に対して、誠実なだけでございます。 今回も、戦闘には加担いたしません」
ダンテ「ベガは「遅い」と言ったぜ?  つまり、待ってたってことじゃないのか?」
シルフィー「私は、この方をお連れしただけです」
エリカ「この方……? どの方ですか?」

(中央の広場にメットールなどが出現する)

飛竜「……シグマの残党か」
キャプテン「犯罪超人がいた以上、 可能性はあると思っていたが……」
うらら「では、シルフィーさんが連れてきた 人物というのは……答えは、CMのあと!」

(シルフィーの左側にVAVA MK-IIが出現する)

VAVA MK-II「そんなものを待つまでもない。 ……答えは、オレよ」
VAVA MK-II「クックック……こんな所にいたのか。 ナイトの役も大変だなァ……エックス!」
エックス「VAVA……!  ベガが待っていたというのは……!」
VAVA MK-II「オレのことよ。 ……シルフィーには用があったんでな」
シルフィー「ライドアーマーの修理を承りまして。 この場所への送迎はサービスでございます」
シャオユウ「タクシーじゃないんだから!」
VAVA MK-II「フッ……。使えるものは使わせてもらう」
ジューン「犯罪超人だけじゃなく、シグマ残党のあなたまで ベガと組んで……何をする気なの!? VAVA!」
VAVA MK-II「オレの目的は変わっていない。 ……復讐。それ以外にはない」
平八「……ふん、まさに鬼よ。 ベガと組むことが、復讐になると?」
VAVA MK-II「……さあな。 その男とは、利害が一致しているだけにすぎん」
ゼファー「利害……? 何をしようとしてんだよ?」
VAVA MK-II「いずれわかる。……必ずな」

シルフィー「お話も盛り上がっているようですので、 私はこれにて失礼いたしましょう」
シルフィー「またのご来店をお待ちしております。 ではまた」
うらら「お待ちください、シルフィーさん!  一言! 何か一言お願いします!」
真島「こんだけ騒がせといて、トンズラかいな。 こっちにも言いたいことがあるで、姉チャン」
シルフィー「そう申されましても、私も忙しいのでございます。 先約もあることですし……」
小牟「こういう時だけまじめか!」
ルキナ「あの、行商の方なのですよね?  お買い物していきますので……」
シルフィー「そういうことであれば、かしこまりました!  このシルフィー、お客様の味方です!」
フェリシア「も~、調子いいなぁ。 ついでにシャドルーが何をしようとしてるか教えてよ」
シルフィー「そうですね。この建物の上空…… そこに次元の裂け目が存在しています」
ワルキューレ「次元の……裂け目?  異世界とつながっているのですか?」
 空中戦艦バルログ
シルフィー「左様でございます。 その先には空中戦艦バルログが待機しておりまして……」
飛竜「バルログ……だと?」
さくら「空中戦艦ということは…… まさか、ミカサのような大型艦が?」
ジューン「冥王グランドマスターが使っていた、 その名の通り……空飛ぶ戦艦よ」
「ベガはそいつらと組んで、ここに来たのか。 そして……あのお姫様を連れて行く気だな」

ベガ「シルフィー、貴様…… 余計なことをベラベラと……!」
シルフィー「お客様には平等でございます。 それが私のモットーでございまして」
クロム「少し融通(ゆうずう)をきかせるべきだとは思うが……。 異界の商人も侮れんな」
パイ「でも、これからすべきことはわかったわ。 これはお手柄ね」
マヨイ「おしおきを軽くしてもらえるかも!  初級者コースくらいに!」
シルフィー「え? おしおき……?」
零児「……こっちの話だ。 下がっていてくれ、シルフィー。ここを片付ける」
シルフィー「了解いたしました! では、後ほど」

(シルフィーが立ち去る)

ベガ「あの女め……。 確実にここで始末をつけておくべきか」
ベガ「……出ろ」

(北西端に追跡者とハンターαが3体出現する)

追跡者「オオ……オオオ……」
ジル「ネメシス……! 階上から来たの!?」
レオン「シャドルーが運用しているB.O.W.…… 上空の戦艦とやらから来てるのか?」
飛竜「……バルログには開発ドックがある。 バイオ兵器の培養もできたはずだ」
フィオルン「そこに、あの姫様を連れ去ろうとしてるの?  これは穏やかじゃないわね……」
クリス「ネメシスは勝手に追ってくる!  無理に迎撃しなくても、いずれやり合うことになる」
フレン「僕たちはエステリーゼ様を!」
ユーリ「ああ、待ってろよ、エステル!」

VAVA MK-II「追跡者……フッ、あいつか。 相変わらず元気そうじゃないか」
VAVA MK-II(しかし、この場所……気になることがある。 少し様子を見た方がよさそうだな)
エックス「……VAVA?  なんだ? どうして降りてこない?」

〈PLAYER TURN ROUND 4〉

〈ユーリ&フレンがエステルを撃破〉

(エステルを包んでいた幕のようなものが弾ける)

エステル「う……うう……ああっ!」
ユーリ「エステル! しっかりしろ! エステル!」
フレン「エステリーゼ様!」
エステル「う……あ……」
エステル「あれ……ユーリ? フレン……?」
エステル「あれ? わたし……何を? ここはどこです?」
エステル「それに……以前、異世界で出会った…… みなさんも一緒……なんですか?」
零児「完全に正気に戻ったようだな。 こいつは重畳だ」
エステル「え? ここは……タルカロン!?  ど、どうして? わたしは……」
アキラ「どこまでのことを覚えているんだ?」
エステル「ええと……わたし、ちょっとお買い物に…… あの、牛乳が切れてしまいまして」
 ベガ
エステル「帰って来たところで、 ちょっと怖い……赤い服を着た人に会ったんです」
せがた「それはサンタクロースではない!  そこにいる……人の道を外れた男だ!」

ベガ「……ほう、思っていたよりも覚醒が早いか。 やはり、特別な力の持ち主か、女」
エステル「あっ! そ、そうです! この人です!  目を見てたら……急にわけがわからなくなって……」
エステル「夢中で逃げたんですけど、 その後のことは……もう覚えてないんです……」
 バレッタ
モリガン「なるほど。逃げることはできたと。 だから、バレッタたちが探しに来てたのね」
ベガ「ふん、我がサイコパワーに ここまで抵抗できるとは……ますます面白い」
ベガ「気に入ったぞ。 やはり貴様は手中に収めておくことにしよう!」
エステル「ええっ!? こ、困ります!」
ダンテ「モテるな。さすがはプリンセスだ。 親衛隊入りも近いな」
エステル「し、親衛隊? あの、一体……」

ベガ「ふん、まあいい。余興は終わりだ。 ……VAVA」
VAVA MK-II「……出番か。いいだろう」
VAVA MK-II「……だが、ここに来たのは、 その姫さんだけじゃないらしい」
ベガ「なに?」

KOS-MOS「エネルギー反応です。 金の鎖、サイコパワーともに該当しません」
バージル「なに? たしかに、この気配は……」
小牟「そうじゃ! 下から来るぞ! 気をつけい!」

VAVA MK-II「やはり……何かいたか。 鬼が出るか、蛇が出るか……」

(下から紫の髪の男が飛行して上がって来る)

???(ザギ)「クク……はっ、ひゃはははッ!  うずく……うずくなぁ……」
???(ザギ)「オレの魔導器(ブラスティア)が…… エサをよこせと……()らせろと……!」
ユーリ「おまえは……!」
エステル「こ、この人……まさか、あの時の!?」
フレン「殺し屋のザギ……馬鹿な、死んだはずだ!」
ザギ「死んだ? オレが?  いつだ? どこでだぁっ!」
ユーリ「しつこいぜ、ザギ!  てめえと遊んでるヒマはねえんだよ!」
ザギ「つれない事言うなよ、ユーリィ……!  おまえの相手はオレ以外にいないだろ……?」
フレン「まさか本物なのか……?  いや、本物だろうと幻だろうと邪魔はさせない!」

VAVA MK-II「クククク……そうか、貴様も心に「鬼」を持つ者か」

ザギ「オニィ? 知らねえなぁ…… オレは、オレが殺したいからそうするだけだ!」
サギ「そうしねえと、オレが満足しねえ……」
ザギ「オレがのぼりつめられねえんだよぉ!  ひははっ! ひゃあははは!」

VAVA MK-II「そうだ、それこそが鬼よ。 その鬼に……喰わせたいか? ザギ」
VAVA MK-II「貴様の地獄を、貴様の復讐を。 貴様が真の鬼となるために……!」

ザギ「………………」
ザギ「面白え……面白えじゃねえかぁ!  鬼か……そうか、そうなんだなぁ!」
ユーリ「何勝手に納得してんのか知らねえが どうせ、ロクでもねえことだろ」
ザギ「何度でも、何度でも……鬼が……オレを高める!」
ザギ「そんなオレを……おまえはどうする?  どうしたいんだァ?」
ザギ「ユーリ……ユーリ・ローウェルゥ! ひゃあはぁっ!」
ユーリ「関わりたくねえってのが本音だが……」
フレン「何度でも倒すだけだよ。 ……負けるわけにはいかないんだ」

エックス「まわりを巻き込むな、VAVA!  復讐したいのは、俺にだろう!」
VAVA MK-II「ザギが今言ったろう。 ……それだけでは……満ちないと!」
VAVA MK-II「復讐とは、そういうことだ……エックス!」


第22話
心に巣喰う鬼

(南側の東西端にナイトブレーカー、アウトブレイカー、デイブレイカーが各2体ずつ出現する)

フレン「星喰みの眷属!?  どうしてここに……!」
エステル「ひょっとして…… サギの魔導器に反応したんです?」
ユーリ「どこまでもハタ迷惑な野郎だぜ。 ……あれを止めなきゃまずいぜ」

ベガ「魔導器(ブラスティア)…… なるほど、そのような使い方もあるか。フフフ……」
ベガ「VAVA、いい加減に降りて来い。 ……このベガの機嫌がいいうちにな」
VAVA MK-II「……オレも機嫌がいい。面白い男が現れたんでな」
VAVA MK-II「姫さんをめぐる茶番も終わったようだ。 そろそろ……いいだろう」

(VAVA MK-IIが中央の踊り場に下りてくる)

ゼロ「VAVA、どういうつもりだ?」
VAVA MK-II「まだ足りないんだよ、ゼロ。 ……貴様らを絶望に追い込むための力がな」
ケン「それが、そのザギって奴なのか?」

ザギ「……うずく……うずく……!」
リーンベル「迫力は十分あるけど…… 仲間にするのは無理じゃないかな……」

VAVA MK-II「仲間? 貴様らのような馴れ合いなど必要ない。 心に鬼を持つ者同士……それだけで十分だ」
ザギ「……逝くぜェ……。 どこまでも、オレの鬼とともに……! くははは!」
アティ「あ、ある意味心が通じ合った…… 友達なんでしょうか?」
ゼロ「なんでもかまわん。 一緒に斬り捨てればいいだけだ」
ユーリ「そういうこった。 ……ザギ、てめえの居るべき暗闇に帰りな!」
ザギ「オレのいるべき……? それはここだろ?  ユーリ、おまえのいる……この場所だろが!」

ベガ「……その男、御(ぎょ)し切れるのだろうな、VAVA」
VAVA MK-II「自分の存在を理解しない者など、 生きる意味がない」
VAVA MK-II「この男は、それを理解している。 ……本質的な部分でな」
ザギ「……クク……クハハハ……」
ベガ「まあいい。ならばこの者たち……片づけて見せろ。 バルログまで来られても面倒だ」
VAVA MK-II「言われるまでもない」

ヴァシュロン「役者はそろったみたいだな。 ……まったく、狭い舞台の上にわんさかと」
零児「仕方ないさ。やるぞ」
エステル「………………」
エステル「フレン、以前お願いした、わたしの服…… 今、持っていませんか?」
フレン「え? あ、はい、ここにありますが……」
ユーリ「おい、注文した服って……戦闘服なのか?」
エステル「ある意味そうとも言えるかもしれません。 わたしなりに、戦う姫の姿を考えたんです!」
カイト「戦うお姫様のバトルスーツ…… なんかかっこいいね」
シャオユウ「なんか、悪い予感がするなあ」
バージル「戦う気があるならそれでいい。 ……いくぞ」
大神「ああ、屋上へ行かなくてはね。 よし、戦いを始めるぞ!」

(勝利敗北条件表示。ユーリ&フレンのソロユニットがエステルに変更される)

〈VAVA MK-IIを撃破〉

VAVA MK-II「思わぬ収穫があった。 そして、オレの準備もほとんど整った」
VAVA MK-II「次に会う時が……本当の復讐だ、エックス」
エックス「いい加減にしろ、VAVA。 ……俺は覚悟を決めた。おまえを……倒す」
VAVA MK-II「言わなかったか?  ……今はまだ満ちていない」
VAVA MK-II「次が満ちる時、次が、な」

(VAVA MK-IIが立ち去る)

ゼロ「何か罠でも張っているのか?」
エックス「……そうだろうね。 決着を急ぐ必要がありそうだ」

〈ザギを撃破〉

ザギ「ハァァァ……なんだぁ?  まだ体がうまく動かねぇ……」
ユーリ「その動かねえうちに、決めさせてもらうぜ」
フレン「おまえがいるべき場所へ帰れ、ザギ!」
ザギ「なんだと……?  それじゃつまんねぇだろォがッ!」
ザギ「まだ楽しめねぇ…… これじゃ渇きが止まらねぇ……!」
ザギ「ひひ……ひゃあははっ!」

(ザギが立ち去る)

エステル「あ、相変わらず怖いです……」
ユーリ「ほんとに怖いのは、今の状況で、 あいつがウロつくことだ」
ユーリ「VAVAって野郎にも気に入られてたみたいだしな。 ……あんなのに仲間が加わったら厄介だぜ」

〈ベガを撃破〉

ベガ「女は手に入れ損ねたが…… まあいい、収穫はあった」
春麗「ベガ! あなた……いい加減になさい!  どこまで悪事を広げる気!?」
イングリッド「無駄じゃ、春麗。 問答無用でとっ捕まえるしかなかろう!」
アクセル「もろもろの容疑で現行犯逮捕だ!  観念しろ、ベガ!」
ベガ「ククク……貴様らが吠えたところで、 何ができるわけでもあるまいが」
 空中戦艦バルログ
ベガ「私はバルログに戻る。 ……追って来られるものなら、来るがいい」

(ベガが転移する)

零児「龍亀一號で追えるといいが……」

〈追跡者(ネメシス-T型)を撃破〉

追跡者「……グ……グオオオ……!」

(追跡者(ネメシス-T型)が爆発)

ジル「片付けたわね。 これなら再生も無理でしょう」
クリス「……だが、バイオ兵器の開発ドックが 存在しているとなると、油断はできん」
レオン「あんな奴が量産されたらまずい。 ……そこは潰さなければな」
 空中戦艦バルログ
ジューン「やっぱり、バルログに行かないといけないわね」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:タルカロン内部〕

(中央の踊り場にユーリたちが集まっている)

ジル「何はともあれ、無事でよかったわ、エステル」
エステル「ありがとうございます!  皆さんにはご心配おかけしました」
リーンベル「無事ならいいですよ! さあ、脱出しましょう!」
秀真「待て。その前に……シルフィー、いるな?」

(シルフィーが奥の通路に転移してくる)

シルフィー「はい、ここに。 皆様、お疲れ様でございました!」
ナツ「まったく……相変わらず、敵も味方も お構いなしだし」
シルフィー「私の敵は、商売の邪魔になるものと、 天帝バイオスくらいでございますので」
「だがシルフィー、あまり引っかき回すな。 俺たちにも、余裕がない」
カズヤ「ふざけたマネを、これ以上続けるなら……」
シルフィー「………………」
シルフィー「かしこまりました!  このシルフィー……ここは一肌脱ぎましょう!」
平八「なに? 新製品でもあるのか?」
シルフィー「はい、お店にいらしてくださいませ!」
キャプテン「ほう……早くも出るのかい?  シルフィーの店の名物が」
せがた「名物? もしや、限定版パワーメモリー……!」
シルフィー「先程、なにやりオシオキですとか、 不穏な言葉も聞こえておりましたし……」
シルフィー「ここはひとつ、感謝セールをいたしまして、 信用回復を図ろうかと思っております」
アティ「商売人さんは、本当にたくましいですね……。 でも、ちょっと興味あります」

デミトリ「浮かれている場合ではあるまい。 ここは敵の腹の中だ」
クリス「ああ、金の鎖のこともある。 行動はできるだけ早くするべきだ」
零児「どう動くにせよ、問題はそこまで行く手段か。 ……小牟」
 小牟のスマホ
小牟「うむ、裏嶋には連絡をしておいた。 屋上で着陸できるところを探すっちゅうことじゃ」
大神「よし、じゃあその間に、店の名物を見せてもらおう。 その後、屋上へ急ぐぞ」
ルキナ「異界のお店なんて、楽しみです!  お洋服などもあるのでしょうか?」
エステル「探してみましょう。 すごい服があるかもしれません!」
クロム「おかしな物は買うんじゃないぞ。二人とも」


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