back index next


セガサターン、シロ! ~ 第21話 ~

[龍亀一號 ラウンジ]

カズヤ「何が起きた? 状況がわからん」
キャプテン「……空間転移をしたかもしれないな。 そんな感覚があった」
フィオルン「うん、転送装置で移動した時の感じに そっくりだったよ」
ゼロ「オーク巨樹の崩壊の際に、 次元を歪めるほどの力が放出されたということか」
エックス「時空の門に金鎖…… あのあたりの空間は不安定になっていたんだと思う」
「じゃあここはどこなんだ?  降りられる場所なんだろうか?」
シエル「窓には防御用のシャッターが 降ろされていて、わかりませんね」

裏嶋「は~い、みなさん注目。 状況を説明するのね。さらりと」
アリサ「あ、博士。状況はどんな感じですか?」
裏嶋「大気成分などは問題なし。 見た感じは……こんな感じ。シャッターオープン!」

[ハルルの樹]

ナナ「草原に森に……それに樹が立ってるね。 私たちの時代じゃなさそうだけど……」
ゼファー「なんか、遠近感がおかしくないか?  ……あの樹……でかくね?」
影丸「ぬう……! すさまじき大きさなり。 根元にあるのは……街か?」
大神「美しくなったオーク巨樹、という感じだな…… 思わず、花見の準備をしたくなるよ」
真島「ほォ~、こら酒がいるのォ」
小牟「ふむ、なんとなく見たことあるような樹じゃが、 初めての場所のようじゃな」
クロム「降りてみよう。 街があるということは、情報が集められるはずだ」
アクセル「そうだな、とりあえず聞き込みだ」
零児「よし、もう少しあの樹に車両を寄せてくれ、博士。 そして、樹の近くで待機だ」
裏嶋「了解よ。整備しておくから、 何かあれば連絡をちょうだいな。いつでも」

〔戦域:ハルルの街〕

(街の入り口に皆がいる)

レオン「驚いたな、本当に街だ」
ナツ「コレ、桜? めっちゃいいとこじゃん!」
ケン「たしかに、大神じゃないが…… シートを広げて、酒でも飲みたくなるな」
(ナナがおでんパンを持っている)
ナナ「先生! おでんパンはおやつに入りますかー?」
アティ「それはおそらく、 主食に分類されるんじゃないかしら……?」
クリス「浮かれてる場合じゃない。 ここはどこなのかを調べるのが先だ」
「それに……街の雰囲気も何かおかしい」
シャオユウ「うん、みんな閉じこもってる感じ?」
ジル「とりあえず情報を集めるのが先決ね」
クロム「話を聞くとなると、宿屋か酒場……というのが定石だ。 この規模の街なら、あるはずだが」
小牟「ふむ、看板は出てないかの?  「この水は飲めます」とか、「バーへどうぞ!」とか」
マヨイ「看板っていうと……あの建物はどうかな?」

(街の入口にある建物の前まで移動する)

零児「たしかに、宿らしいな。 こいつは重畳だ。入ってみよう」
ルキナ「新しい仲間と出会えたりしたらいいですね」
カイト「酒場で仲間を雇う……というのは定番だけど、 やっぱりワクワクするなあ」

(飛竜を先頭に皆が宿屋に入っていく)

〔戦域:ハルルの街〕

(街の外からユーリとフレンが歩いて来て、入り口付近で止まる)

ユーリ「ふう、やっと戻ってこれたな」
フレン「ああ。まさかまた、知らない異世界へ 行くことになるとは思わなかった」
ユーリ「星喰みの眷属の残党、それに「金の鎖」か。 問題がちっとも減らねえな、ったく」
フレン「だからこそ、できることからしていかないと。 まずは……この届け物からかな」
ユーリ「あん? 届け物……?」
 エステル
フレン「エステリーゼ様がお召し物を仕立てられたとのことで、 それをお届けしなければならないんだ」
ユーリ「服ね。ったくエステルのやつ、 騎士団にそんな使い走りさせてんのか?」
ユーリ「お姫様のお守り、ご苦労さん」
フレン「別にそれだけのために来たわけじゃないよ。 この街の巡回も任務だしね」
ユーリ「ふーん。そういや最近、ここいらで 魔物が増えてるんだったか?」
フレン「そうなんだ。 街の人にも不要な外出を控えてもらっている」
フレン「それだけじゃない。この近くで正体不明の 赤い飛空艇を見たという情報もある」
ユーリ「それってまさか、どっからかこっちの世界に 入り込んでるやつがいるってことか?」
ユーリ「ったく次から次へと……エステルにも 釘刺しといた方がよさそうだ」
ユーリ「あいつ、時々一人でふらふらと牛乳だの なんだの買いに出たりしてるらしいしな」
フレン「ん? 待て、ユーリ。 あそこにいるのは……」
ユーリ「おいおい、噂をすればってか」

(街の奥にエステルが立っている)

エステル「………………」

フレン「あの後ろ姿、やはり……エステリーゼ様?」
ユーリ「ああ、間違いねえ。 ……おい、エステル!」

エステル「………………」

フレン「……なんだかご様子がいつもと違ったような……」
ユーリ「……イヤな予感がしてきやがった」

〔戦域:ハルルの街〕

(ユーリとフレンが街の奥まで移動してきて周りを見回すが、エステルがいない)

フレン「エステリーゼ様が……いない!?」
ユーリ「……イヤな予感がするな。 何かに巻き込まれたのかもしれねえ」
ユーリ「おいっ、どこだ! エステル!  隠れてないで出てこいよ!」
ユーリ「いるなら返事しろ!」


第21話
セガサターン、シロ!

フレン「えっ!? だ、誰だ!?」
???(せがた)「若者よ、真剣に取り組んでいるものがあるか!」
ユーリ「声のした方角……上かっ!」

(せがたが飛び降りてくる)

せがた「どうしたのだ?」
ユーリ「……自分から問いかけといて、どうしたもねえだろ。 っていうか、なにやってんだ、あんた」
フレン「あなたは……何者ですか?」
せがた「……せがた」
ユーリ「セガタ? あんたの名前か?」
せがた「……己を愛し、己を信じ、己に勝つ」
ユーリ「あん?」
せがた「遊びの道を極め、頂点に達した男」
フレン「遊び……?」
せがた「それが俺だ。 それが……せがた三四郎なのだ!」
ユーリ「……おい、フレン。わかったか? 今の」
フレン「己を愛し、己を信じ、己に勝つ。 遊びの道を極め、頂点に達した男」
フレン「それが、せがた三四郎さんだ……ということなら」
ユーリ「それ、何もわかってねえのと一緒だろ」
ユーリ「で、その己だか遊びだかの男が、 なんでハルルの樹から出てきたんだ?」
せがた「その答えは、君たち自身が見つけるのだ」
ユーリ「……ダメだ。フレン、任せた」
フレン「ゴホン。……せがたさん。 私は帝国騎士団のフレン・シーフォといいます」
フレン「こちらはギルドのユーリ・ローウェルです」
フレン「このハルルの街は今、外出禁止です」
フレン「……あなたがここで何をしていたのか、 それを聞かせてもらえますか?」
ユーリ「悪ぃが、返答次第で ちっとぱかし面倒なことになるぜ?」
せがた「いいだろう、若者よ!」
ユーリ「ったく、どうしてオレはこう、 おかしなおっさんと縁(えん)があんだろうな」

〔戦域:ハルルの街〕

ユーリ「で、山にこもって修行してたら…… いつの間にか、この木の上にいたって?」
せがた「いかにも! 木の幹にサターンをくくり付け、 打ち込みをしていたのだ」
フレン「ええと、話をまとめると…… せがたさんは異世界の「ニホン」から来たんですね?」
ユーリ「ニホン……どっかで聞いた名前だな。 前に行った異世界だったか?」
せがた「なるほど、ここは外国か!  世界を相手に、セガサターン!」
フレン「よく意味がわかりませんが…… とりあえず屋内に移動してください」
せがた「む……?」
ユーリ「最近、この辺りはちっとばかし物騒でね。 丸腰で外をうろつくのはお勧めできねえんだよ」
ユーリ「悪いが、こいつは遊びじゃないんでね、 せがたのおっさん」
せがた「………………ッ!」
フレン「ど、どうしたんです? せがた……さん?」
せがた「遊びではない……?  ユーリ君! もう一度言ってみろッ!」
ユーリ「あん?  だから、遊びじゃねえって……」
せがた「なげかわしいッ!  真面目に遊ばぬ若者たちよ……!」
せがた「体で覚えさせるしかないようだ!  許せ……ッ!」
フレン「え? ど、どういう意味ですか!?」
せがた「トリャーーーーッ!」
ユーリ「あー、フレン……。 これはアレだ。拳(こぶし)で語るってやつだ」
フレン「え? いや、意味がわからないんだが……」
ユーリ「……オレにもわからねえ。 わからねえが……大体そうなんだよ」
せがた「セガサターン、シロッ!」
ユーリ「やれやれ、ったく」
フレン「エステリーゼ様が気がかりなのに、 なんでこんなことに……」

(ユーリとフレンが少しせがたに近づいて、ユニットを組む。勝利敗北条件表示)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈せがたを撃破〉

〔戦域:ハルルの街〕

(せがたが街の奥にいて、ユーリたちがその前にいる)

せがた「見事だッ! ユーリ君ッ!」
ユーリ「いちいち声でっけえな。 満足したかよ、せがたのおっさん」
せがた「まだだっ! 俺の指が折れるまで!  君の剣が折れるまでッ!」
ユーリ「全然元気じゃねーか!  どうすりゃいいんだ、コレ?」
フレン「せがたさん! 今、この世界は混乱しています。 あなたがここに来たのも、その影響でしょう」
フレン「我々は、それを調査しに来たんです。 お願いですから邪魔をしないでください!」
せがた「………………」
せがた「その調査……真剣に取り組んでいるか?」
ユーリ「そりゃまあ、それなりに……」
フレン「ユーリ……!」
フレン「ゴホン。……ええ、市民の安全を預かる身として 命がけで取り組んでいるつもりです」
せがた「そうか、若者よ…… 命がけで打ちこんでいるものがあるか……」
せがた「感動したッ! フレン君ッ!」
せがた「君のような若者が育っていけば、 日本の未来は明るいものになるだろう……!」
ユーリ「だからニホンじゃねえっての」
ユーリ「けど、話通じたみたいでよかったな、フレン」
フレン「む、難しい人だね……」
ユーリ「おとなしくなってくれたのはいいけど、 これからどうすりゃ……」

(街の方からさくら、大神、零児、エリカが歩いてくる)

ジェミニ「騒がしいと思ったら……こんな所に人が?」
せがた「むっ……!」
ユーリ「おい、あんたら……」
小牟「ユーリに……フレンじゃと!?  ユリフレがおるっちゅうことは、この世界は……」
大神「キミたちの住む世界なのかい!?」
フレン「まさか、この近くで目撃された 赤い飛空艇というのは……」
零児「俺たちが移動に使っているやつだろう
ユーリ「このおっさんを連れてきたのは、 まさかあんたらか? ニホン……から来たんだよな?」

せがた「………………」
小牟「なんじゃ?  この男、セガサ・タンシロー……じゃなくて……」
エリカ「あら!? この人って……」
さくら「せがた……さん……?」
せがた「………………」
せがた「………………」

(さくらとせがたの間が桜色になる)

せがた「さ~くらさ~ん」
さくら「ふふっ!」

(せがたとさくらが追いかけっこを始める)

さくら「こっちこっち~! こっちよ~!」
さくら「こっち~!」
せがた「さくらさ~ん! さくらさ~ん!」

(さくらとせがたがワルツを踊るような感じで動く)

さくら「あっははは……うふふふ……」
せがた「はははははは!」

(さくらとせがたがワルツを踊るような感じで動き、少しして止まる)

せがた「……また、会えたね」
さくら「……はい」

ユーリ「……おい、なんなんだ、今のは」
大神「ふう、相変わらず、 さくらくんはせがたさんと仲がいいね」
エリカ「大神さん、わたしたちも仲よくしましょう!」
大神「いいっ、こ、困るよ、エリカくん!」

(エリカが大神を引っ張る)

エリカ「お・お・が・み・さ~~ん!」
大神「エ……エリカくん……」

(さくらが驚き、エリカと大神に近づく)

さくら「……そこまでよ」
大神「あ、は、はい……」
ジェミニ「何をしてるんだか……」

零児「もう突っ込む気も起きないが、 聞いておかねばならないことがあるな」
零児「どうして、俺たちの時代とは異なる過去から来た 華撃団が、彼のことを知っているんだ?」
小牟「そうじゃそうじゃ。せがたは、わしらの世界の、 知る人ぞ知る漢(おとこ)なんじゃぞ?」
大神「え? せがたさんは、時々大帝国劇場に来てくれるよ。 柔道の稽古をしてもらったこともある」
さくら「はい、久しぶりにお会いしました!」

(街の方からうらら、涼、アクセルが走ってきて、せがたを囲む)

せがた「むむ……!?」
アクセル「様子を見に来てみれば…… ん? あんたは、せがたか?」
「せがた三四郎……!?  この人がどうしてここに!?」
うらら「ごらんください! せがた三四郎です!  遊びの道に魂をこめた、一人のオトコです!」
せがた「おお、芭月武館の涼君に、刑事のアクセル君か!  うらら君も、がんばっているようだな!」
大神「さすが有名人だね、せがたさんは」
零児「ん……? どうして未来の放送局、 スペースチャンネル5のことを……」
せがた「………………」
せがた「せがた三四郎は、君たちの心にッ!」
小牟「言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信じゃ。 ちゅうか、理由になっとらんじゃろ!」

ユーリ「あー、盛り上がってるとこ悪いが、知り合いなら このおっさん、引き取ってくんねえか?」
零児「それはかまわないが…… 俺たちがここに来たのも偶然だ」
ジェミニ「元の世界に戻るためにも、話を聞かないと。 他のみんなは宿にいるから、呼んでくるよ!」
フレン「待ってくれ、ジェミニ。 僕たちも人を探しているんだ。その方は……」
「人を探してるって……なあ、あれは違うのか?」

(街の東側の坂の途中にエステルがいる)

???(エステル)「………………」
フレン「エステリーゼ様! いつの間にあんな所に!?」
ユーリ「おい、エステル、うろついてないで 帰ってこい。危ねえぞ!」
エステル「……ユー……リ……」
うらら「話題のエステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン姫ですが、 そこはかとなく、様子がオカシク感じられます!」
小牟「ふむ、確かに……心ここにあらずという感じじゃの。 恋する乙女とも違うようじゃ」
エステル「……行かなきゃ……」
エステル「行かなきゃ……ベガ……様の……所に……」
アクセル「ベガ……!? おい、今、ベガと言わなかったか!?  そいつはシャドルーの……」
エステル「わたし……は……」

(西側の街中の坂のふもとにバレッタが出現する)

バレッタ「あー! いたいた!  もう、いつまでたっても街から出てこないんだからぁ♪」
バレッタ「エステリーゼちゃんったら! めっ!」
エステル「………………」
フレン「誰だ? エステリーゼ様の……ご友人?」
「違う! あいつはシャドルーが雇った殺し屋だ!」
ユーリ「殺し屋だと!?」
バレッタ「せいかーい! エヘッ♪」

(バレッタの周りにキュービィが4体出現する)

エステル「………………」
バレッタ「オラッ! オメェら!  とっととそのボケナスを回収しに行きな!」

(エステルの傍にブレイクとミスターA-Zが2体出現し、ブレイクがエステルに近づく)

ブレイク「………………」
ユーリ「あの野郎、エステルに何を!」
ユーリ「……って、おい、あいつの顔!」
アクセル「あれはアンドロイド……機械人形だ!  だが、これではっきりしたな……!」
零児「奴らも、この世界に来ている……!  そしてどういうわけか、エステル姫を狙ってるのか!」
せがた「奴ら? 何者か知らんが、かよわい女子を!  許しはせん!」
うらら「盛り上がってまいりました!  ですが、我々はどうすればいいのでしょうか!」
小牟「大丈夫じゃろ。 この気配に気づかん連中でもあるまいて」

(宿から飛竜たちが出てくる)

飛竜「……敵か」
モリガン「あらやだ、バレッタじゃない」
バレッタ「あらやだ、ゆっくり休んでてくれてよかったのにぃ♥」
バレッタ「永遠に寝ててえのか! コラァッ!」
ナルホド「こ、この子が出てきたということは……」
平八「シャドルーか。……面倒な話じゃ」

ユーリ「またずいぶん大勢押し掛けてきたもんだな。 テルカ・リュミレースにようこそ、ってか?」
ワルキューレ「ユーリさん!?  では、この世界は……」
ルキナ「どうやら……以前とは、 逆の立場になってしまったようですね」
フレン「ワルキューレさんに、ルキナさんまで…… なんてことだ」

バレッタ「もぉう、面倒くさいことにな・り・そ・う♥」
バレッタ「しょうがないから、みんな入って来て~♪」

(街の中に敵が出現する)

カズヤ「ふん、ザコどもを次々と……」
フレン「この魔物は……街の外からの!?  どうやって入り込んだんだ!?」
ユーリ「ちっ、この街の結界魔導器(シルトブラスティア)は なにやってやがんだ!」

バレッタ「サイコパワーってすっごいのね~。 感心しちゃう♥」
バレッタ「なかなか使えるじゃねえか! クックック……」
 ベガ
春麗「サイコパワーで封印を破った……!?  シャドルーどころか、ベガ自ら来てるってことなの?」
零児「そのベガが、エステル姫をさらおうとしている……?」
ダンテ「おいおい、そっちにはお姫さんがいるのか?」

エステル「………………」

せがた「うろたえるなっ!  どんなことにも動じず闘えてこそ、真の格闘家である!」
リュウ「し、真の……格闘家?  あんたは、その答えを知っているのか……!?」
ハセヲ「柔道着のオッサン……? 誰なんだありゃ?」
せがた「………………」
影丸「ぬう、あの漢(おとこ)……「極めし者」か」
アキラ「ああ、せがた三四郎だ。 どうしてここに?」
パイ「修行でもしてたの? せがたさん」
せがた「格闘家の諸君、再びセガサターンに 戻るべき時が来たのではないか!」
真島「相変わらず、イキオイだけはあるのォ。 カタギにしとくんは惜しい男やで、せがた三四郎」
せがた「「道を極める」と書いて極道!  遊びも任侠(にんきょう)も、魂を込めろ!」
桐生「俺はもうカタギだが…… 言いたいことはわかるぜ、せがた」
ヴァシュロン「丁度いいぜ、せがたのダンナ。 手伝ってくれるか?」
せがた「む? チーム・ヴァシュロン!  まだ銃に頼っているのか! 頭を使え!」
ゼファー「それ、頭突きだろ? ダセーっての」
リーンベル「う~ん、思いっきりジャンプして、 真上から逆さまに落っこちれば……」
秀真「……せがた三四郎。 どのような経緯でここに来たのかは問わない」
秀真「力を貸してもらえるか?」
せがた「現代に生きるシノビ、秀真君!  まかせておけ!」
せがた「見せてやる、俺の人命救助!」
せがた「ユーリ君! フレン君!  姫を助けに行くのだッ! 今すぐ!」
ユーリ「そりゃ行きたいのは山々だけどよ」
フレン「せがたさん!? な、なにを……!」

(せがたがユーリ&フレンに近づく)

せがた『ユーリくん、フレンくん、君たちは行くのだ』
ユーリ『お、おい』
フレン『な、何を』
ユーリ&フレン『うわあーーー』
(せがたがユーリとフレンを投げ、ユーリとフレンはエステルの東側にある回復ポイントに着地する)

アリサ「な、何をしてるんですか! 味方ですよ!?」
バージル「待て、あの位置は……」

フレン「いきなりで驚いたけど、これが狙いだったのか!」
ユーリ「ああ、せがたのおっさん、ドンピシャだ!」
せがた「名、監、督……!」
エステル「……ユー……リ……フレ……ン……」
フレン「エステリーゼ様!  すぐにお助けします!」

イングリッド「じゃが、どうすればサイコパワーは解ける?  ベガを探し出さねばならんのでは、厄介じゃぞ?」
小牟「こういう時は、ショックを与えればいいんじゃ。 絶対にそうじゃから、心配せずに攻撃せい!」
フェリシア「いや、ホントなの? それ」
ユーリ「前にもこんなエステルと戦ったことがある。 ちっ、嫌なこと思い出させてくれるぜ、ったく」
ユーリ「すぐ元に戻してやるから、辛抱しろよ、エステル!」
クロム「敵を押し返しつつ、ユーリたちを援護する!  いくぞ、みんな!」

(フレンがユーリに近づきユニットを組む。勝利敗北条件表示、ステージ準備)

〈バレッタを撃破〉

バレッタ「あ~ん、失敗失敗! テヘッ♪」
バレッタ「そういうワケでぇ~、契約はここまで!」
平八「なんじゃと?」
バレッタ「ワリに合わねえ仕事はおしまいだって 言ってんだよ、オラッ!」
バレッタ「次の雇い主さんが待ってるか・ら。ウフフ♥」
ナルホド「じゃ、じゃあぼくは命を狙われなくて済むのか……」
バレッタ「そういうコト、弁護士さん」
バレッタ「ただ、気に食わねえから、 今度会った時は殺すケドなァ~!」
マヨイ「じょ、状況が変わってないよ!」
バレッタ「それじゃあね~♪」

(バレッタが立ち去る)

バージル「……なんにせよ、これで一つ片付いた」
モリガン「人気あるのねえ、あのコ。 次の雇い主っていうのが気になるけど」
ゼファー「絶対にろくでもない奴だろうな」

〈エステルを撃破〉

エステル「う……ああ……!」
ユーリ「エステルッ! しっかりしろ! おいっ!」
シエル「この様子だと、もう少しで正気に戻せそうですね」
KOS-MOS「注意してください。熱源、多数接近」

(街の入口付近にシュトゥルムを含む犯罪超人たちが転移出現する)

シュトゥルム.Jr「我々がこんな所まで来ることになろうとは……」
シュトゥルム「ぼやくな、ジュニア。 ……目的の娘はどこだ?」
ドラック「いたぞ、すぐそこだ」

ジューン「犯罪超人たち!? この世界に入り込んだのは、 シャドルーだけじゃないの!?」
キャプテン「狙いがあのプリンセスだということは…… つながりがある、ということだろうね」
シュトゥルム「キャプテンコマンドー!?  観測された転移反応は……キサマらか!」
エックス「犯罪超人がシャドルーと組んで、 何をしようというんだ!」
シュトゥルム.Jr「キサマに教える義務などない、 イレギュラーハンター!」
ドラック「我らは我らのやるべきことをするまで。 ……その娘を捕えろ」
デミトリ「なに……?」

(エステルの傍にウーキーが2体転移出現し、エステルと一緒に転移する)

フレン「エステリーゼ様!?」
フィオルン「あっ、どこかに転移したの!?」
シュトゥルム「始めからこうしておけばよいものを。 バレッタめ、遊びおって」
ドラック「これで第一の目的は果たした。 あとは……こいつらを片付けるだけだ」
ユーリ「てめえ! エステルをどこに連れて行った!」
シュトゥルム.Jr「ここで死ぬキサマらに言ったところで 意味はあるまい」
ゼロ「ならば、組み伏せて聞き出してやる。 ……覚悟しろ!」

キャプテン「ユーリ君、フレン君、プリンセスは必ず探し出す。 ……今は、いいね?」
フレン「……はい。街に侵入した奴らを このままにしておくわけにはいきません」
ユーリ「ならさっさと片付けていくぞ!」

(勝利敗北条件表示)

〈ドラックを撃破〉

ドラック「ここまでの戦力差があるとはな……!  撤退する!」

(ドラックが立ち去る)

飛竜「俺たちとの遭遇は、予想外だったようだな」
ハセヲ「奴らにとっては運が悪かったな。 あとは……」
 エステル
カイト「うん、さらわれたエステルさんを取り戻さないと」

〈シュトゥルムを撃破〉

シュトゥルム「目的は果たした! 長居は無用だ!」

(シュトゥルムが立ち去る)

キャプテン「ずいぶんあっさりと引き下がったな。 ……何か考えているのか?」

〈シュトゥルム.Jrを撃破〉

シュトゥルム.Jr「まだやるべきことがあるのでな。 ……次は倒すぞ、キャプテンコマンドー!」

(シュトゥルム.Jrが立ち去る)

ゼロ「犯罪超人たちの目的が見えんな」
キャプテン「ろくでもないことさ。それだけは確実だよ」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:ハルルの街〕

(街の入口に皆が集まっている)

アリサ「ふう、終わったみたいですね」
フレン「騎士団の方に連絡をしておいた。 この街の警護は引き継いでもらったよ」
桐生「事情聴取は面倒だ。 早めに立ち去るべきだな」
春麗「素直に賛同はできないけど、 それがよさそうね」
ユーリ「オレたちはこのままエステルを探す。 悪ぃが、またな」
クロム「水臭いぞ、ユーリ。 ……以前の借りを返させてもらう」
パイ「協力するのはかまわないけど…… どこに行ったか、見当がつかないわよ?」
零児「とりあえず、博士を呼んだ。 何か見ているといいんだかな」

(龍亀一號が走って来て止まる)

ユーリ「うおっと!  なんだ、この馬鹿でかい鉄の車は?」
せがた「むう! スチーム度、満点!」
フレン「もしかして、これが赤い飛空艇……?」
レオン「ああ、俺たちはこれに乗って来たのさ。 外で待機してもらっていた」

(龍亀一號から裏嶋が下りてくる)

裏嶋「毎度お待たせ。 ちなみにスチームではなくてよ。動力源は」
リーンベル「博士、街の外で、 何か変わったことはありませんでしたか?」
ジューン「こっちは色々と敵が入り込んで来たのよ。 そっちは大丈夫だった?」
裏嶋「こっちは特に。ただ……」
裏嶋「"娘を助けたければ、堕ちたタルカロンに向かえ" って、言われたんだけどね。さっき」
フェリシア「たるかろん? 街の名前かなんか?」
フレン「古代塔市タルカロン……!?  どこで、誰から言われたんですか!?」
ケン「おいおい、誰かに会ったのか? 博士」
裏嶋「ついさっきだけどね。 赤と黒と金色のハデな服で、銀髪のイケメン。ほんとに」
ユーリ「………………」
裏嶋「求婚したけど、断られたのよ。やんわりと」
小牟「異世界で急に婚活すな。 ちゅうか、そいつは誰じゃ? 名前は?」
裏嶋「さあ? タルカロンうんぬんの話のあと、 急にいなくなっちゃったけど」
アキラ「何者なんだ?  ユーリ、ここは地元だろ? 心当たりは?」
ユーリ「……さあ、な。 ただ、そいつの情報は間違いないと思うぜ」
ヴァシュロン「場所はわかるのか?」
フレン「案内はできます。 ただ、陸路ではかなりの距離が……」
ナナ「それなら大丈夫!  この車、飛べちゃうんだから!」
ユーリ「ああ、そうか。 赤い飛空艇、だったな」
ダンテ「そういうことだ。じゃあ博士、頼んだぜ」
裏嶋「了解よ。というわけで乗って。早く」
せがた「わかった! トリャアーーッ!」

(ユーリ以外の皆が龍亀一號に乗り込む)

ユーリ「………………」
ユーリ(ありがとよ、デューク。 あとは、てめえで何とかするぜ)

(ユーリが乗り込むと、龍亀一號が変形して飛び立つ)


back index next