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運命を変える力 ~ 第20話 ~

〔戦域:オーク巨樹内部〕

(西端に射出カプセルがある。中から大神たちが出てきて、大神が周りを見回す)

大神「みんな、無事か!」

(皆が大神の方を向く)

ジューン「このカプセル、ほんとに砲弾なのね。 ぶつかって止まったけど」
フェリシア「よくケガ人が出なかったね、これ」
小牟「まあ、肉のクッションが たくさん入っておったからの」
ダンテ「まったく役得だが、チーム分けが偏ってないか?  女ばっかりだぞ」
マヨイ「うーん、なるほどくんにはシゲキが強すぎたかも?」
ナルホド「満員電車に飛び乗ったら女性専用車だったみたいな、 イヤなキンチョー感しかなかったよ……」
アリサ「これは、ある人物への対策ですから。 後で、必ず活きてきます」
零児「よくわからんが……他のメンツは?  着弾点がズレたか?」
KOS-MOS「熱源と、エネルギー反応を感知。 あの壁の向こうです」

(東側にある壁を見る)

フィオルン「壁の向こうって……あの行き止まりの?」
大神「ここには、一度来たことがある。 あの壁は壊せるんだ」
ナナ「ねえ、KOS-MOSちゃん、 エネルギー反応っていうのは、金の鎖のこと?」
 神の胎児
KOS-MOS「いえ、この反応は……以前、「魔次元」にて 観測されたものと同様のものです」
 時空の門
ワルキューレ「ええ、これは魔力…… 私が通って来た、時空の門と同じものです」
バージル「……言われてみれば、覚えがある力だ」
 龍亀一號
零児「龍亀一號に干渉しているというのは、そいつか」
アティ「召喚門に近い存在…… 封印しなければいけませんね」
さくら「みんな、静かに! 何か来ます!」

(樹界門の前にアバランシュが5体出現する)

ジェミニ「オーノー! なんかヒトデみたいなのが出てきた!」
大神「オーク巨樹が造り出した兵隊だ!  やはり、この樹は今も生きているんだ……!」
エリカ「行きましょう、みなさん!  あの時のままなら……この先にみんながいます!」
小牟「うむ! 進めい、者ども!  邪魔な敵を蹴散らすんじゃ! 進め、奥の壁へ!」
シエル「了解です。 最奥部の壁を破壊しましょう」

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈樹界門を破壊〉

(奥の空間にアバランシュが3体出現する)

フィオルン「ホントだ! 奥にまだ続いてる!」
零児「そいつは重畳。 だが、時空の門や、他のカプセルは見当たらんか」

(奥にある樹界門を見る)

フェリシア「壁はまだ続いてるよ。 ツメを研ぐついでに、破っちゃおう!」
バージル「ワルキューレが来た時空の門…… その魔力はまだ感じる」
さくら「先を急ぎましょう。 邪悪な気配が強くなってきてます」
大神「さくらくんの言う通りだ。……何か来る!」

(オランジュIIが2体、トールが4体出現した後、シルクハットを被ったウサギが出現する)

???(シゾー)「ウサササ……ウーッサッサッサッサァ!」
ジューン「な、なに!? またウサギ!?」
???(シゾー)「ウッサァー! 会いたかったピョンよォ! 華撃団!」
大神「おまえはっ!」
???(シゾー)「驚いているようピョンねえ!  怯えているピョンねえ! そう、オイラこそが……!」
エリカ「ウサギさん、やっぱり現れましたね?」
さくら「そろそろかな、とは思っていました……」
シゾー「ウッサァー!? どうして驚きがないピョン!  このシゾー様が華麗なる復活をしたというのに!」
ジェミニ「まあ、簡単に言うと、 紐育の魔人、帝都の降魔……と見てきたからね」
ワルキューレ「そうやって埋めていくと…… 次は巴里の怪人ということになりますね」
シゾー「そういうコザカシい計算は大ッキライだピョン!」
ダンテ「紐育の魔人が蒸気獣を使っていた時点で、 大体はバレてたけどな」
 蘭丸
シゾー「蘭丸とかいう小僧ピョンね。 ラビッと話のわかるヤツだったピョンよ!」
アリサ「意気投合して、戦力を貸したってことですか?  ……迷惑な話ですね」
 シース
小牟「「逢魔」のあやつとは会わせない方がよさそうじゃの。 すこぶる面倒なことになりそうじゃ」

シゾー「さて、おしゃべりはここまでピョン!」
シゾー「まさか自分の目で見られるとは 思わなかったオーク巨樹……」
シゾー「こんなチャンスは、そうそうないピョンからねえ!  ウーサササササ!」
ナルホド「今の証言からすると、この樹…… 巴里の怪人が復活させたわけではない?」
アティ「金の鎖……そして、この先にある 時空の門が関係してると考えるべきでしょうね」
シゾー「ウッサー!  そっちはなにやら色々と知っているようピョン!」
シゾー「痛めつけて、 洗いざらい吐いてもらうピョンピョンピョ~ン!」
フェリシア「それはこっちのセリフだよ!  ウサギよりネコの方が強いんだから! 捕まえちゃうよ!」
ナナ「そしたら、シエルちゃんに しつけてもらうんだからね!」
シエル「お任せください」
シゾー「ウサァー!  ナマイキな小娘ども、思い知らせてやるピョン!」
シゾー「ウサササ! ウサギ型蒸気獣プレリュード!  来るピョーーン!」

(シゾーの後ろにプレリュードが現われ、シゾーが乗り込む)

マヨイ「ウサギ型って……ほんとにウサギの形してる!  そのまんまだよ!」
シゾー「このシゾー様にふさわしい蒸気獣ピョン!  オマエたちまとめて、ラビッと斬るピョン!」
エリカ「ウサギさん、何度来たとしても…… そのたびに、エリカたちが懲(こ)らしめます!」

〈プレリュードを撃破〉

シゾー「やられたピョーン!?  まったくいまいましい、華撃団の一味ピョン!」
大神「シゾー! どうして復活したのか…… 話してもらうぞ!」
シゾー「知らないピョン! このシゾー様はすごいから、 自然に復活できたピョン!」
エリカ「それじゃ、何にもわからないです……」
シゾー「しか~し!  復活したからには、大暴れしてやるピョンねえ~!」
シゾー「ウーーッサッサッサッサッサ!」

(プレリュードが立ち去る)

〈樹界門を破壊〉

(奥の空間にトールが3体出現する。東端に時空の門がある)

ジューン「なにあれ!? ワープホール?」
ワルキューレ「……間違いありません!  時空の門……! こんな所に!」
ナナ「あれが、車が動かなくなるパルスを出してるの?  じゃあ、なんとか封鎖すれば……」
ジェミニ「ちょっと待って! あっちを見て!  射出カプセルじゃない!?」

(南端に樹の根に絡まれた射出カプセルが見える)

大神「ああ、間違いない! みんな、無事か!?」
シエル「どちらのチームでしょうか?  クリスさん……それとも、キャプテンさんでしょうか?」

(射出カプセルに爆煙の後、クリスたちが出てくる)

クリス「よし、うまくハッチを爆破できたな」
シャオユウ「はぁ~、やっと出られた! 暑かった~。 あ、あれは……?」
KOS-MOS「クリスたちが率いるチーム、 自力での脱出に成功したようです」
アティ「みなさん、お怪我はありませんか!?」
春麗「こっちは大丈夫よ、先生。 でも、どうやら喜んでばかりはいられないようね」
カイト「敵がいるし、あっちに見える魔法陣はなんだろう?  見覚えがあるような……」
バージル「ワルキューレが来る時に使った、 異世界をつなぐ時空の門だ」
モリガン「すごい魔力を出してるわね。 もしかして、車が動かないって話、あれのせい?」
ダンテ「察しがいいな。多分そうだ。 あれを壊すなり、封印するなりしないとな」
フィオルン「その前に、最後……三つ目の射出カプセルは?」
ゼロ「ああ、まだ全員そろっていない。 ……どこだ?」

???(ヴァシュロン)「たすけてくれ~。……もうダメだ……」
???(真島)「あかん……。こいつは……限界や……」

(皆が周りを見回す)

リーンベル「今の声……ヴァシュロンと真島さん!?  苦しそうな声が!」
パイ「どこ!? どこなの!」
エックス「声のしたポイントは……あそこだ!」

(北東端に射出カプセルが樹の根に埋まっているのが見える)

秀真「樹に埋もれているが……最後の射出カプセルだ」
うらら「リボルバーカノン、きわめて正確です!  みんな、近い位置に撃ち込まれてます!」
ジル「でも、ちょっと威力が強すぎたようね。 あれじゃ出られない……!」
カイト「たしかに、樹の根が絡んでしまってる。 外から切り払ってあげないと……!」
春麗「ちょっと待って! 何か来るわ!」

(1つ目の樹界門があったあたりに毒馬頭、毒牛頭、亜片那が3体、百夜・改が2体出現する)

毒馬頭「ぬう!? すでに戦いが始まっている!?」
飛竜「こいつらは……!」
小牟「ウサギに続いて馬に牛か。 ……何をしに来たんじゃ、「逢魔」!」
毒牛頭「キツネはうるせェ!  テメェら、どうやってここに来た!」
毒牛頭「オレたちがヒーヒー言いながら ここまで登って来たっていうのによ!」
ナツ「アタシたちは、砲弾に乗って飛んできたワケよ」
毒牛頭「チィーッ! ラクしやがって!」
マヨイ「ラクじゃないよ! 死ぬかと思ったよ!」

亜片那「許されないのデース!  こっちは汗ダクだっていうのにネ~!」
亜片那「ワオ! オフロ入りたいのネ~!」
亜片那「待遇の改善を要求しマース!  ワーキングレディを侮ったら訴えるのデース!」
毒牛頭「ピーピーうるせえぞ、テメェら!  オラッ! さっさと次の仕事にかかれ!」

毒馬頭「こいつらを片付け、この先の門を確保するのだ」
飛竜「逢魔の目的も、この門か」
ナルホド「次の仕事ということは、金の鎖はもう……?」
亜片那「ビャクヤ・カスタムを使って回収済みデース!  チョット時間がかかってしまいましたケドネ~!」
イングリッド「先回りされておったか。 じゃが、この門は渡せんの。この場で封印せねば」
毒牛頭「やってみろやオラァッ! ヒャッハーッ!」
零児「こいつらは俺たちが抑える!  クリス、奥のカプセルの救助は頼んだ!」
クリス「了解した。 周囲の敵を排除しつつ、カプセルに向かうぞ」
デミトリ「この時空の門とやら……このままで問題ないのか?」
ゼロ「今は手の出しようがない。 だが、用心はしておくべきだな」

(ステージ準備)

〈クリスたちを発見して 2 TURN 後 or 敵を全て撃破〉

(時空の門から屍兵が9体出現する)

ハセヲ「何か出てくるんじゃないかとは思ってたぜ!  こいつら……なんだ!?」
ジル「この姿……ゾンビじゃないの!?」
ワルキューレ「これは……屍兵(しかばねへい)!」
イングリッド「知っておるのか? ワルキューレ」
ワルキューレ「マーベルランドとつながった異世界…… そこに現れたという異形の者たちです!」
エックス「じゃあここは…… さらに別の世界に通じているということか!」
モリガン「その世界から流れ込んでくる力が…… 悪さをしているみたいね」
秀真「やはり、厳重に封印すべきだ」
デミトリ「さらに魔力が大きくなっている。 まだなにか来るぞ……!」

(時空の門からカムーズが現われ、シーザス(緑)が2体、ダダッタが4体、カオックスが2体出現する)

カムーズ「ああ? ここはどこだ……?  こんな場所じゃなかったはずだが……」
パイ「な、なにこいつ! またモンスター!?」
ワルキューレ「魔人……カムーズ!」
カムーズ「乙女の騎士ワルキューレ!?  テメェ、またオレ様の前に現れやがったか!」
シャオユウ「勝手に現れたのはそっちでしょ!」
うらら「ハゲシクわかりやすい怪物ですが、 ワルキューレさんと、どのようなご関係でしょうか!?」
ワルキューレ「あれはカームズ。 かつて、マーベルランドで倒した魔人です」
イングリッド「巴里の怪人に逢魔の獣人…… それにマーベルランドの魔人か? 笑えんのう」
大神「カムーズと言ったな!  この巨樹にその門をつなげたのは……おまえか!」
カムーズ「誰にクチを利いてやがる、小僧が!  オレは"あるモノ"を探しているだけよ!」
クリス「ある物だと?」
カムーズ「どんな願いでもかなうという……アレをな……!」
ワルキューレ「………………!」
 黄金の種
ワルキューレ「まだ"黄金の種"(おうごんのたね)を 狙っているのですか、カムーズ!」
ハセヲ「なんだ? ゲームに出てくる レアアイテムっぽい名前だな」
モリガン「それって正解よ、ハセヲ。 ゲームじゃなくて、本物の秘宝だけどね」
カムーズ「種のある場所に直接行くつもりが…… まだ使い慣れねえぜ、この門はよォ……!」
ワルキューレ「あなたは、あの世界…… イーリス聖王国の人々に、また迷惑を!」
カムーズ「他人がどうなろうが知ったことかッ!  オレはオレの望むままに、力を手に入れるだけだ!」
カムーズ「だが、ワルキューレ……それにまわりの目障りな連中、 ここで片づけておいた方がよさそうだ」
ナツ「アタシたちも、その門を封じなきゃなんなくてさ。 ……あんたもついでに封じてやるよ!」
飛竜「奴は斬る。 ……いいな? ワルキューレ」
ワルキューレ「はい、討ち果たさねばならない相手です。 ……覚悟しなさい、カムーズ!」
カムーズ「調子に乗るんじゃねえ! ワルキュー……」

???(ヴァシュロン)「な、なにが……起きてるんだ……。 もう……意識が……たもてねえ……」
???(ヴァシュロン)「みんな……今まで、ありがとうな……。 ビクトー、会いに行ってやるぜ……」

(奥の射出カプセルを見る)

リーンベル「ヴァシュロン!? ちょっと! ヴァシュロンッ!」
カムーズ「なんだ? 仲間がいるのか?  ククク……その鉄のカンオケみてえな中か!」
カムーズ「こりゃいいぜ。 手始めに……軽く蒸し焼きにしてやるとするか!」
うらら「あっ、炎です!  手に持った盾から、炎がチロチロのぞいています!」
エックス「駄目だ! 間に合わないっ!」

(時空の門からクロムとルキナが出てきて、奥の射出カプセルの前に着地する)

クロム「待てっ! お前の悪事もここまでだ!」
ルキナ「魔人カムーズ! やっと追いつきました!」
カムーズ「テメェらはッ! こんな所まで追って来たのか!  うっとおしい!」

ジル「誰なの? 中世の……騎士?」
ワルキューレ「クロムさんに、ルキナさん!?」
デミトリ「ワルキューレが知っているということは、 こいつらはマーベルランドの住人か?」
ワルキューレ「いえ、マーベルランドに近い異世界の方々です」
ワルキューレ「イーリス聖王国の聖王……クロムさんに、 その娘さんのルキナさんです」
ハセヲ「異世界の王サマだと?  またややこしいのが出てきたな」
カイト「ぼくたちにとっては見慣れた格好だけど…… 信用できるのかな? 悪い人には見えないけど」
シャオユウ「それに……娘って?  ちょっと、それって大丈夫なの?」
ワルキューレ「大丈夫です!  不器用な、でもいい人とのことです」
クロム「いや、ワルキューレ、それはいい」
ルキナ「ずいぶん大勢の人たちが…… それも、変わった格好をした方ばかりです」
ルキナ「かなり素敵なお洋服の方もいらっしゃいますね、お父様」
クロム「誰のことを言っているのか、 今は聞かないことにするぞ、ルキナ」
クロム「今すべきは…… 魔人を討ち、時空の門を閉じることだ」
ルキナ「その前に、やることがあります!  ワルキューレさん、お仲間が危機なのですよね?」
ワルキューレ「そうです! あなた方の後ろにある、 鉄の入れ物に、私たちの仲間が!」
クロム「わかった、助けよう! ルキナ、頼む!」
ルキナ「はいっ、お父様!」

(ルキナが射出カプセルに近づき、絡まっていた根を斬る)

ルキナ「これで外に出られるはずですが……」
ゼロ「おいっ、無事か!  生存者はどれくらいいる!」
春麗「ヴァシュロンの声は聞こえてたけど、 苦しそうだったわ。ケガの状態は?」
秀真「まさか、間に合わなかったのか?」

(射出カプセルからキャプテンたちが出てくる)

ヴァシュロン「う、うう……」
リーンベル「あっ、ヴァシュロン! それに、他のみんなも!」
ヴァシュロン「大丈夫なわけがねえだろ!  俺がどういう状態だったか、わかってんのか!」
パイ「え? でも、みんなケガもなさそうだけど」

リュウ「何かおかしなことがあったか? ヴァシュロン」
「確かに、内側からは開けられなかったが」
平八「しいて言えば、退屈ではあったか。はっはっは」
アクセル「身動きできない状態だっただけだろ?」
ケン「助けを待つしかないっていうのは、 歯がゆかったけどな」
カズヤ「ふん、うろたえるようなことか」
アキラ「まあ、蒸し暑かったのはまいったぜ」

真島「きっつい状況やったのォ。 ……ギチギチやったしな」
ヴァシュロン「汗くせーんだよ! 豊かで柔らかい お肉たちに囲まれるならまだしも!」
ヴァシュロン「どさくさにまぎれて、 色々と計画してたというのにだ!」

アリサ「そんなことだろうと思ってました。 私の対策が、功を奏したようですね」
ナツ「ああ、男ばっか詰め込んだのって、そういう……」
小牟「なんちゅう地獄のおしくらまんじゅうじゃ……」
ゼファー「なんだよ! ヴァシュロンのせいで、 俺たちもここにぶち込まれたのかよ!」
「皮ジャンには厳しい暑さだった……」
レオン「なけたぜ……」

クロム「なんだ? 救助は成功したが…… なぜか、もめているな」
ルキナ「ワルキューレさんの仲間……なんですよね?」
キャプテン「ゴホン、騒がせたね。その通りだよ。 助けてくれたのは……君たちかな?」
ケン「ありがとよ! 声は聞こえていたが…… 異世界の王族だとかなんとか言ってたな」
クロム「ああ、俺はクロム。 イーリス聖王国から、この地に来た」
ルキナ「私はルキナです。 お父様……ええと、クロムの、未来の娘です」
桐生「どうやら、ワケありのようだな。 そしてこの騒動の火種が、そこのバケモノか」

カムーズ「チッ、ゾロゾロと出てきやがって!  面倒な奴らだ!」
ゼファー「今まで声しか聞こえなかったけど、 こいつ……腕とか4本あるじゃん」
キャプテン「奴の後ろにあるのは……ワープホールか。 確かに、すごいエネルギーを放っているな」
影丸「これにて、憂いなき戦(いくさ)ができるというもの」
カムーズ「ナメやがって……! しゃらくせえ!」
クロム「魔人カムーズ!  時空の門を悪用するおまえを、見過ごしはしない!」
ルキナ「ここで討ちます!」
カムーズ「黄金の種はねえ、余計な連中には会う、 どうなってんだ、こいつはよォ!」
ワルキューレ「あなたを倒し、時空の門は封印させてもらいます!  二度と悪用できないように!」
カムーズ「ぬかせ! こうなったら……ここで片づけてやるぜ!」

零児「クロム王と……ルキナ姫。 この場は協力して乗り切りたい。いいか?」
クロム「クロムとルキナでいい。 こちらこそ、力を貸してほしい、異界の友よ」
ルキナ「時空の門は、閉じなければなりません!  そして、魔人を討ちます!」
カムーズ「ほざくな! テメェらの運命はもう決まってるんだ!  地獄行きよ!」
クロム「運命は、俺たちが切り開く。 ……おまえに決められはしない、魔人カムーズ!」

(キャプテンたちがカムーズの方を向く)


第20話
運命を変える力

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

〈毒牛頭を撃破〉

毒牛頭「ぶもっ! 木登りで疲れてなけりゃあよォ!」
小牟「飛んで木にいる夏のウシ!  姫を助けにのぼらんか!」
毒牛頭「エラそうに言うんじゃねえ! 姫って誰だ!  ラクして来やがったくせに!」
フェリシア「しつこいなあ。モテないよ? そういうの」
毒牛頭「これからモテて、結婚までもっていくつもりだゼ!」
毒牛頭「だが、ヨメ探しをしようにも、オレサマのメガネに 叶うようなオンナ、ここにはいねえなァ!」
ジューン「牛男と結婚したいとは思わないけど、 なんか腹立つわね!」
毒牛頭「ヤメだヤメだ!  やることはやった! アバヨ!」

(毒牛頭が立ち去る)

〈毒馬頭を撃破〉

毒馬頭「ヒヒィン! あわよくば「森羅」を…… と思っていたが、うまくいかんか!」
零児「当たり前だ。そう簡単にはやらせん」
毒馬頭「だが、当初の目的は果たしている。 ……ここはそれでよしとするか」
 金色の鎖
さくら「金の鎖のことですね……?」
毒馬頭「回収は済ませてきた。 おまえたちの相手は、いわばついでだ!」
ジェミニ「ガッデム! こっちは一生懸命なのに!」
毒馬頭「だが、この樹で起きたこと…… 報告が必要だな。帰還する!」

(毒馬頭が立ち去る)

ダンテ「「逢魔」……相変わらずガッツはあるな」

〈カムーズを撃破〉

カムーズ「チッ! こいつら……強い……!」
アクセル「腕が何本あろうが、多勢に無勢だ。 運がなかったな、バケモン野郎!」
ワルキューレ「ここで倒します! カムーズ、覚悟!」
カムーズ「くっ!」
桐生「失せな。 ここはおまえの居場所じゃねえってことだ」
カムーズ「だったら……戻りゃいいってことだろォが!  ワルキューレ、この屈辱、忘れねえぞ!」
ワルキューレ「えっ!?」

(カムーズが時空の門に飛び込む)

真島「なんや、あのバケモン…… 元来た門に飛び込みおったで!」
「この感じ……門の力が乱れている!?」

(時空の門が一瞬輝いて消える)

クロム「馬鹿な……! 時空の門が消えた!?」
キャプテン「無理に起動させたな。 その影響で、存在を保てなくなったんだ」
影丸「図らずも、門を封じることはできた。 だが、窮地に二人」
ルキナ「はい……。戻れなくなってしまいました」
レオン「気を落とすな、お姫さん。 今は安全を確保し、相談はその後だ」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:オーク巨樹内部〕

(中央に零児たちが集まっている)

 時空の門
クロム「なるほど、時空の門は…… ここ以外にも現れていたのか」
 神の胎児
バージル「少なくとも、ワルキューレは魔次元で使っている」
ルキナ「あの門は、その名の通り…… 時間を越えるためのものなんです」
ルキナ「私が歴史を変えるため、 絶望の未来からやって来たように」
レオン「タイムスリップを可能にするゲート…… それが、異世界ともつながっているということか」
零児「クロム、俺たちと来てくれ。 必ず、元の国へ戻れるようにする」
イングリッド「魔次元に行けば、時空の門はまた使えるはずじゃ。 じゃが、まだそこに行くには早くての」
クロム「この戦い、見極める必要がある。 もはや、我々の世界だけの問題じゃない」
クロム「一緒に行かせてもらおう。 この剣が役に立つこともあるはずだ」
クロム「いいな? ルキナ」
ルキナ「はい、お父様。 これも、私たちの運命なのでしょう」

シャオユウ「なんだか、いい親子だね、仁」
「……ああ」
平八「まったくのう、フフフ」
カズヤ「………………」

アキラ「微笑ましいのと、そうじゃないのが出たところで、 これからどうする?」
リュウ「金の鎖は先回りされてしまったが、 最低限の目的は果たしたと言えるな」
 龍亀一號
ケン「ああ、門が消えて、車両が動けるようになったはずだ。 早いところ、ここを脱出して……」

(轟音と共に揺れ始める)

「な、なんだ!? 地震……!?」
KOS-MOS「周囲から、急速にエネルギー反応が 消失しつつあります」
エリカ「金の鎖、そしてなんとかの門…… この樹は、そこから元気をもらってたんですか?」
アキラ「それを失って、崩れ始めているってことか……!  こいつは、逃げるが勝ちだな」
リュウ「脱出といっても、どうする?  やはり、竜巻旋風脚で……」

桐生「婆さん、車両はもう動けるはずだ!  救助を頼んでくれ!」
小牟「カズちゃん、わしはまだまだ若いっちゅうの!  じゃが、がってんじゃ!」
 小牟のスマホ
小牟「小牟より緊急連絡!  助けに来んかい、裏嶋! どうぞ!」

裏嶋「こちら裏嶋。博士と呼びなさい、博士と。 もうそっちに向かってるけど」
裏嶋「射出カプセルが飛び込んだ穴につけるから、 そこで合流ね。早いところ」
平八「そうと決まれば、長居は無用じゃ。 走れ、若造ども!」
大神「俺たちが乗って来たカプセルの穴が 一番大きいはずだ。行こう!」

(皆が一つ目の射出カプセルの方へ向かう)

[龍亀一號 操縦室]

裏嶋「乗ったの? 全員」
アティ「点呼もしたので大丈夫です!  博士さん、お願いします!」
裏嶋「それがね、ちょっとまずそうよ。かなり」
ナルホド「どっちなんですか。 ……まずいって、何が?」
裏嶋「オーク巨樹の崩壊が進むたび、 周囲の空間が歪んできているの。急速に」
零児「まさか、この場で"ゆらぎ"が起きると?」
裏嶋「そういうこと。脱出するべきなんだけど……」
パイ「いや、それなら早く発進してよ!」
裏嶋「遅いみたい。すでに」
リーンベル「……え?」

(閃光)


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