カズヤ「ここは……?」
ハセヲ「グリーマ・レーヴ大聖堂。
……まともなマップに戻ってこれたか」
モリガン「ここも、毎回面倒な目に遭ってるし、
まともと言われるとどうかしらね」
AIDA<Anna>
(泡が立つような音がする)
ハセヲ「……うっ。これは……!
おいっ、KOS-MOS!」
KOS-MOS「エネルギー反応。
以前、同地点で検出されたものと同じです」
うらら「行った方がいいのでしょうか?
それとも、この場でログアウトするべきでしょうか!?」
ハセヲ「いや、この感じ……行ってみた方がいいぜ」
影丸「何か感じたのか?」
カイト「ハセヲ……まさか、またAIDAが?」
ハセヲ「ああ、多分な」
デミトリ「何かあるようだな。
……ふん、行ってみるしかないか」
飛竜「サイバースペース内で何が起きているか……
知っておくべきだろう」
裏嶋「また、どこかの教会に飛ばされたりするのは
カンベンしてほしいから。本当に」
零児「ああ、博士はここで待機だ。
……俺たちで見てこよう」
(祭壇に鎖がかかったアウラ像があり、柵の手前に葬炎のカイトがいる)
トライエッジ「………………」
トライエッジ「……………………」
トライエッジ「…………………………」
(入口から零児たちが入ってくる)
アクセル「へえ、雰囲気あるじゃねえか」
リーンベル「ここに、謎のエネルギー反応が?」
クリス「前にここに来た時は、教会まで飛ばされた。
油断はするな」
トールオークス教会
レオン「ここから、トールオークスに来たのか?」
アティ「はい。奥に台座みたいなのがあって、
そこにキズが入っているんですけど……」
フィオルン「ちょっと待って。
その台座……なんかおかしくないかな?」
(台座の上のアウラ像を見る)
うらら「ご覧ください!
キズがない……というか、像があります!」
涼「なんだ?
俺たちがいない間に、建てられたのか?」
マヨイ「人がいるけど……大工さん?」
ハセヲ「違う! あいつは……!」
(葬炎のカイトが振り向く)
トライエッジ「………………」
ワルキューレ「カイトさん!?」
ナツ「双子? つーか、なんか悪そうじゃない?
目つきとか、超アブないカンジ」
モリガン「バージル的なものかしらね?」
バージル「俺を何だと思っている」
涼「じゃあ……三島一八的な」
カズヤ「死にたいのか」
アキラ「こっちは親子だろ」
トライエッジ「………………」
ゼファー「あいつ、俺たちがあの街に出た時の?」
アクセル「あんたら、会ったことあるのか?」
ヴァシュロン「最初にマク・アヌって街に出た時にな。
その時は……カイトの時代だったが」
アキラ「なら、ここは……」
カイト「傷痕がなくて、アウラの像がある……
ここは『The World』……「R:1」」
カイト「つまり、ぼくたちの時代だ!」
零児「そいつは重畳だな。
7年後の未来から、戻ってこれたのか」
イングリッド「バグったエリアから、時間を越えたのか。
電脳空間はヤバいことになっておるのう」
ダンテ「やれやれ、戻ってこれた……
と喜んでる場合じゃなさそうだな」
(葬炎のカイトの周りに『The World』の敵が転移出現する)
トライエッジ「………………」
リーンベル「なんか、やる気満々な感じ……」
ハセヲ「あの野郎……まさかあれからずっと、
「R:1」をウロついてたってのか?」
ダンテ「あのダーク・カイトは何者だ?」
ハセヲ「奴は……三爪痕(トライエッジ)。
俺の時代、「R:2」に現れたバケモンだ」
ハセヲ「AIDA(アイダ)そのものかもしれねえ」
影丸「あいだ?」
カイト「前にハセヲが言ってた、
PCをバグモンスター化するプログラム……」
レオン「相手をモンスター化する……?
まさか……ウィルスのようなものか?」
秀真「ここは電脳空間だ。
コンピューターウィルスになるのだろう」
ハセヲ「近いかもな。
AIDA感染すると、仕様を越えた力が使える」
ハセヲ「人間でいえば……
人間を越えたものになるってことだ」
ハセヲ「感情が異常に増幅され……
マトモじゃなくなっちまうのがタチ悪い」
ジル「ウィルス兵器と同じね」
真島「そんな奴が、7年後にはウロつき始めるんかい」
仁「それを、あいつがバラまいているのか?」
ハセヲ「そこまではわからねえが……
無関係でないことは確かだ」
トライエッジ「………………」
桐生「だが、未来に現れたこいつが、過去……
7年前のカイトの姿をしているのはなぜだ?」
カイト「わかりませんけど……でも、「R:1」に来たことには、
何か意味があるような気がする……」
春麗「直接訊くのが一番よ。
取り押さえましょう!」
(勝利敗北条件表示、ステージ準備)
うらら「スペース探知機がハゲシク反応しています!
何か来るようです!」
バージル「……敵の援軍か?」
KOS-MOS「数は1。
ですが、かなり巨大なデータです」
(アウラ像の後ろにスケィスが転移してくる)
スケィス「………………」
カイト「スケィス!」
ハセヲ「会いたかったぜ、スケィス!
俺のスケィスとの関係、教えてもらうぜ!」
ナツ「ん? 「俺のスケィス」ってどゆこと?」
小牟「ば、馬鹿な……!
スケxハセ……じゃと……!?」
ハセヲ「こいつは7年後に、俺の憑神(アバター)……
簡単に言や、守護霊みたいになる奴なんだ」
ハセヲ「憑神(アバター)を呼び出せれば、
トライエッジだって蹴散らせるはずなんだが……」
ハセヲ「このスケィスのせいかは知らねえが、
その力が使えねえんだよ」
ゼロ「サイバースペースの状況は、
物理空間よりも混沌としているな」
秀真「いつ現実の世界に影響が出るかわからん。
ここで食い止めるべきだ」
シャオユウ「そのためにも、あいつはやっつけなきゃ!
ハセヲが力を取り戻せるかもしれないし」
平八「ふん!
細かく打ち砕いて、飲みやすくしてやろう!」
アティ「牛乳に混ぜた方がいい? ハセヲ君」
ハセヲ「ガキ扱いすんな。
それにデータなんだから、飲み込みゃしねえよ」
イングリッド「ともかく、前進じゃ!
トライエッジにスケィスとやら、一網打尽にしてくれる!」
(像の前の柵がなくなっていて、葬炎のカイトがスケィスの方を見る)
トライエッジ「………………」
(葬炎のカイトが転移する)
ハセヲ「なにっ!? おい、待てよ!」
零児「奴は……どうして退いたんだ?」
カイト「スケィスを……見たから?
……どういうことなんだろう」
エックス「サイバースペースのデータが乱れた……?
何か来る……!」
デミトリ「なぜ、ここに集まって来る?
何かあるのか? ここには」
(入口付近にベクターが2体と緑の髪の男が転移してくる)
???(ブラック・ハヤト)「………………」
シャオユウ「なんか、悪そうな奴が来たよ!
あれも『The World』の危険な奴?」
カイト「いや、ぼくは見たことがないよ」
???(ブラック・ハヤト)「フフフフフ……ハハハハハハ……」
マヨイ「笑ってるよ……。
悪い予感しかしないけど……」
ダンテ「あんた、何モンだ?
こっちは取り込み中なんだがな」
エックス「俺たちと無関係ではないらしい。
あいつが連れているロボットは……」
ゼロ「ベクター……か?
滅んだ第四帝国のメカじゃないのか?」
東風
飛竜「以前、グランドマスター残党の女が
連れているのを見た」
エックス「なんだって……!?」
うらら「では、この怪しげなシマシマの人も、
第四帝国の生き残りなのでしょうか!?」
???(ブラック・ハヤト)「……そこをどけ。
俺は……自由になる……!」
影丸「なに……? いかな意味か」
キャプテン「あれはもしや、神崎ハヤト……?
いや、だが……」
アキラ「キャプテン、もしかして、未来の知り合いか?」
飛竜「……スターグラディエイター隊、
プラズマソードのハヤト、か?」
ワルキューレ「スター……グラディエイター?」
ゼロ「少し前、俺たちの時代で……
プラズマパワーで地球征服を企んだ男がいた」
ゼロ「第四帝国の皇帝……エドワード・ビルシュタイン」
キャプテン「彼を斬り、第四帝国を滅ぼしたのが……
神崎ハヤトだ」
ゼファー「なんでそいつが、
滅ぼした敵の兵器を使ってんだよ?」
ブラック・ハヤト「神崎……ハヤト?
ククク……奴は……もういない……!」
(ブラック・ハヤトの前にピンクの服を着た女性が転移してくる)
???(ジューン)「そんなことないわ! ハヤトは……ハヤトよ!」
ナルホド「だ、誰か来た! な、なんだ?
中国の人?」
ブラック・ハヤト「女か……ここまで追ってくるとはな……!」
???(ジューン)「お願い、ハヤト! 本当のあなたに戻って!」
ブラック・ハヤト「あきらめろ、この体はすでに俺のものだ……。
これ以上つきまとうなら……死ぬことになる」
???(ジューン)「ハヤト……!」
ブラック・ハヤト「女、すぐ楽にしてやる……!」
???(ジューン)「どうすれば……どうすればいいの!?」
小牟「なんちゅうチャイナ服着とんじゃ!
ぬしは誰で、どうやってここに来たんじゃ!」
???(ジューン)「それはこっちの台詞よ!
下がって! 彼は今、危険な状態なの!」
春麗「もしかして、あの娘……
スターなんとかの関係者なの?」
KOS-MOS「データ照合……スターグラディエイター隊所属、
ジューン・リン・ミリアム」
ジューン「えっ!? あなた……ヴェクターのKOS-MOS!?」
飛竜「……これで奴が神崎ハヤトであることに
間違いはないか」
ジューン「ストライダーズに、コマンドーチーム!?
イレギュラーハンターもいるの!?」
キャプテン「何が起きているんだい? ジューン。
手短に頼むよ」
エックス「まさか、神崎ハヤトがイレギュラー化……!?」
ジューン「サイバースペースに現れた犯罪超人たちを
二人で追っていたの」
ジューン「そこに、「黒い泡」みたいなものが現われて……
ハヤトがそれを調べようとしたら……」
ハセヲ「黒い……泡みたいなものだと……!?」
ブラック・ハヤト「ぐ……う、うおおおっ!」
(南側に黒い泡が出現後、AIDA<Anna>が2体出現する)
零児「この敵は! それに……」
ゼファー「黒い……泡!? なんだ!?」
ハセヲ「AIDA……!
間違いない! そいつはAIDAに感染してる!」
リーンベル「今の黒いコポコポしたのが……AIDAなの!?」
ジューン「あなた、ハヤトがああなってしまった原因……
知っているの!?」
ハセヲ「詳しくは後で話してやるよ。
ああなっちまったら……」
ブラック・ハヤト「グッ、何だ!?
……あ、頭が……グアアアアッ!」
ジューン「ハヤト!?」
ブラック・ハヤト「ハヤトか!?
この体はもう俺のものだ……邪魔するな!」
フィオルン「な、なんだか、人格が二つあるみたい」
KOS-MOS「検出されたAIDA反応、増大。来ます」
ワルキューレ「仲間を……呼んでいる!?」
(黒い泡の後にバーゼルのモンスターが出現する)
ヴァシュロン「こいつら! バーゼルのモンスターじゃねえか!」
小牟「AIDA反応じゃったか?
確かに……またコポォ、としたぞ!」
カイト「遥か未来の世界に、感染拡大しているんだ……!」
クリス「まずは駆除が先だ!
俺たちも感染するわけにはいかん!」
ジューン「駆除すれば、ハヤトは元に戻るの!?」
ハセヲ「ああ、とりあえずぶちのめして、
動けなくする必要があるけどな」
ハセヲ(その上で憑神(アバター)が使えればいいんだが、
そうもいかねえか。クソッ)
ブラック・ハヤト「これ以上俺につきまとうと……殺す……!」
ジューン「あなたを元に戻してみせるわ、ハヤト。
それこそ、死ぬ気でね……!」
(ステージ準備)
INFORMATION
・敵ユニット「お宝カイコ」は、
出現後、3ターンで逃げ出してしまいます
ブラック・ハヤト「ウ……ウグアアアアアア!」
ジューン「ハヤト!」
ブラック・ハヤト「お、俺は……! 出ていけ……!
俺の……ウグウウッ!」
ジューン「しっかりして! ハヤト!」
ブラック・ハヤト「頭が……痛い……苦しい、
俺は……一体……!」
(ブラック・ハヤトが立ち去る)
ジューン「ハヤト! 戻って! ハヤトォッ!
待ってて、すぐに……!」
ヴァシュロン「待て待て、グレネードちゃん。
君まで感染したらどうするんだ?」
ジューン「うっ……そ、それは……」
キャプテン「我々を信じてくれ。
彼のことも……何とかする!」
ジューン「……わ、わかったわ」
スケィス「………………」
ハセヲ「……こいつ! この……感覚……!」
カイト「ハセヲ? どうしたの?」
ハセヲ「スケィスだ……」
カイト「え? それはそうだけど……」
ハセヲ「ちげぇよ、間違いねえ。
……こいつは、俺の憑神(アバター)だ……!」
スケィス「………………」
カイト「つまり、ぼくが戦ったスケィスとは……別物!?」
(スケィスが転移する)
ハセヲ「そりゃ呼べないはずだぜ。
……待ってろよ、必ず捕まえてやる……!」
(台座の前に零児たちが集まっている)
秀真「AIDAの反応はどうだ?」
KOS-MOS「検出されません。
少なくとも、この空間には存在していないようです」
ブラック・ハヤト
ゼファー「よかったぜ。
感染なんかしたら、あの男と同じになっちまう」
ナツ「ちょっと、ゼファー。空気読みなよ」
ジューン「………………」
キャプテン「本当に神崎ハヤトは、AIDAに感染してしまったのか?」
真島「二重人格みたいにも見えたがのォ」
ジューン「……少し前から、
頭が痛いとは言ってたんだけど……」
フィオルン「そもそも、スターグラディエイター……だっけ?
何をしていたの?」
ジューン「サイバースペースを中心に、犯罪超人たちが
何かをやってるって情報が入ったの」
ジューン「第四帝国で使われていたベクターが
稼働してるってことも確認されて……」
ジューン「私とハヤトが組んで、追っていたんだけど、
深追いしたハヤトとはぐれたのよ」
桐生「そして、再び会ったのが……さっきということか」
ジューン「ええ……」
ゼロ「サイバースペースの件は、俺たちも知っている。
奴らは……何かを探している」
クリス「ウィルス兵器としての……AIDA」
レオン「……可能性はある」
ヴァシュロン「バーゼルのモンスターたちも、
まんまと操られてたからな」
ジル「制御できるウィルス……。
テロリストたちにとってはお宝というわけね」
ハセヲ「クソッ、AIDA……どこまで広がりやがる!」
アクセル「ゲームの世界にはAIDA、現実世界には金の鎖……
どこも問題が山積みだな」
小牟「うむ、ひとつひとつ潰していくしかない!」
零児「それ好きだな、おまえ。
さて、どうするかだが……」
クリス「ここが俺たちの時代なら、やはり金の鎖からだろう。
渋谷に戻って、調べたいが」
平八「そのためには、ここから出んとな。
カイト、なんとかならんのか?」
カイト「ここが『The World』……「R:1」なら、
アウラがいるはずです」
バージル「アウラ? 何者だ?」
仁「この世界の管理プログラムにあたる、
究極のAI……だったか?」
ハセヲ「Aura……本当にいるのかよ?」
(アウラ像の前に半透明のアウラが転移してくる)
アウラ「……あたしは……ここにいる……」
ハセヲ「なに……!?」
マヨイ「なんか、小さい女の子が出てきた!」
イングリッド「こりゃワシほどではないが、めんこいのう!
この娘っ子が……アウラなのかいな?」
カイト「アウラ!」
ハセヲ「これが……Aura!?
キー・オブ・ザ・トワイライト……!」
ゼロ「『The World』の管理プログラム……
この世界にとっての"神"に近い存在か」
アウラ「カイト……? カイトなの?」
カイト「アウラ! よかった……やっと会えた!」
ワルキューレ「どうして、
今まで出て来てくれなかったのですか?」
アウラ「今、『The World』に、
イリーガルな何かが介入してきてる……」
アウラ「そのせいで、インターフェイスであるこの姿を、
出すことができなかった……」
リーンベル「今は大丈夫なの?」
アウラ「カイトが助けてくれた。
システム深部のバグを除去してくれたの」
アウラ「ありがとう、カイト」
カイト「え!? ちょっと待って、アウラ。
ぼくはここで戦っていただけなんだ」
カイト「システムへのアクセスなんて、していないよ?」
アウラ「じゃあ、あたしを解放してくれたのは……誰?」
ハセヲ(まさか……? いや、そんなはずはねえ……)
零児「どうあれ、アウラに会えたのは重畳の至りだ。
……頼みがあるんだが」
アウラ「わかってる……。
『The World』からのログアウトでしょう?」
ヴァシュロン「さすが我らがアウラちゃん。
美少女は話が早い!」
龍亀一號
アキラ「外に移動用のトレーラーがあるんだ。
それごと……俺たちを現実世界に出してほしい」
ナルホド「病み上がりのところ、申し訳ないんですが……」
アウラ「わかった。じゃあ、外へ」
(零児たちが外へ向かい、アウラもそれを追う)