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ワルキューレの再臨 ~ 第13話 ~

〔戦域:神体の間〕

(金色の鎖があり、神体の前にシースたちがいて、シースが周りを見回す)

シース「状況はどうデスカ~?  あまりノロノロしちゃいけまセーン!」
亜片那「ミス・シース! 作業進行中なのネ~!」
シース「サヤがマレット島の作業を終えるまでには、 コチラも終わらせて合流しますからネ~!」
亜片那「ラジャーなのデース!」

???(ザベル)「助けてくれよォ~~~~~!」
???(ザベル)「同化されちまうぜェ~~!」
シース「………………」
シース「オゥ、アカタナ! 何か言いましたカ~?」

亜片那「ノンノン! 言っておりませんのデース!」

???(ザベル)「ダレかいるんだろォがァーッ! ベイビィーー!」
シース「………………」
シース「オゥ、アカタナ! 何か言いましたカ~?」

亜片那「ノンノン! 言っておりませんのデース!」
シース「じゃあザッツ、気のせいデスネ~。 作業を急ぎまっしょい!」
亜片那「まっしょい!」
シース「ビャクヤ・カスタム! 金の鎖が指し示すポインツ!  サルベージ、スタート! ナーウ!」

(東にいる百夜・改の傍にある金色の鎖が砕けて消える)

シース「ポイントに間違いはアリマセーン!  パーツ回収、コンプリート!」
亜片那「ベリーオッケーデース!  ネクスト、いっちゃいましょかネ~?」
シース「オフコゥス!  ジャンジャンバリバリ、回収しちゃいまショー!」

???(ザベル)「テメェら、元気だなオイィ~!  助けろっつってんだろォがァーーーーッ!」

(南側に零児たちが転移してくる)

ダンテ「マレット島と同じ金鎖だと?」
零児「あそこにいるのは……やはり「逢魔」か!」
シース「オゥ、まさかの「森羅」!」
小牟「沙夜の時間稼ぎは、やっぱりぬしのためかい!」
シース「オーノー、サヤは何をしてたデスカ~?  こんなトコロまで来るとは、困った人たちデース!」
デミトリ「この魔次元は、かつての戦いで消滅したはずだ。 貴様こそ、何をしている」

(シースが金色の鎖の上に転移する)

シース「ショーメツ? ノンノン、つなぎ止められてマース!  このゴールドチェインによってネ~」
クリス「つなぎ止められている?  「逢魔」はその鎖を解いて回っているということか?」
シース「………………」
シース「そんなトコなのネ~!  そこに気付いたのは褒めてあげまショウ!」
零児(本当にそうか? それを解いて、奴らは何を得る?)

???(ザベル)「ソレだけどよォ! 多分違うと思うゼェーー!」
シース「ホワット!?」
バージル「なんだ? この声は。……"違う"だと?」

???(ザベル)「オレは見てたんだからなァ!  その鎖を消してる現場をよォ!」
シース「……………ッ!?」
レオン「目撃者がいるのか? この声……どこからだ?」
モリガン「……それにしても、どこかで聞いたような声ね」
桐生「どこにいる! 隠れてないで出て来い!」

(零児たちが周りを見回す)

???(ザベル)「行きてェーんだけどよォ!  このままじゃア、同化されちまうゼェェェ……」
ナツ「同化? ……まさか、この肉に?」
春麗「シース、まさかあなたの仕業なの!?  むごいことを!」
シース「オゥ、心外デース!  この声、気のせいじゃなかったんデスネ~」
シース「ワタシが来た時から、聞こえてましたヨ?  アンダスタン?」
真島「ほんなら、助けたれや」
フィオルン「ほんとよね。 ちょっと、声の人! どこ!?」

???(ザベル)「わからねェンだよォ~!  まわりも見えねェしなァ~!」
???(ザベル)「カンゼンに包まれちまってっからよォーーーッ!」
シャオユウ「包まれてるってことは…… 埋まってるわけじゃないってことかな?」
マヨイ「もしかして、この盛り上がった…… 肉のキノコみたいな中に?」
アクセル「なんでそんなことになってるんだ?」
ナルホド「ん? まわりが完全に見えないのに、 どうして"目撃する"ことができたんです?」

???(ザベル)「ウグ……ウ、ウルセエんだよッ!  あと何分も、もたなそォーなんだッ!」
シース「ソレはなにより、チョージョーデース!  余計なコトしゃべってもらっては困りますからネ~!」
ダンテ「何分ももたない……?  消化されちまうってことか?」
イングリッド「まあ、同化というくらいじゃからの。 どれくらいもちそうなんじゃ?」

???(ザベル)「あと8分くらいだァ! それ以上は待てねェ!」
「それしかないのか!?  もっと早く言えよ……! 助けるぞ!」
デミトリ「助ける、か。 どこかで聞いたような声だが……」
キャプテン「目撃したというのは怪しいが、貴重な情報ではあるね。 それに……これも人助けさ」
うらら「では、キノコ的な物からの救出ドキュメント、 いってみたいと思います!」
アキラ「よし、片っ端から壊してみるか」
小牟「やっぱり、狙い目は…… い、一番立派なやつかのう……」
影丸「声の響き方からして、そうとは限らぬ」
エックス「迷っている時間はない。あと8分……!  「逢魔」の動きにも気をつけてくれ!」

???(ザベル)「ワァオ! 頼んだぜ! お人好しどもオッ!」

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

INFORMATION

・障害物をYで破壊して、謎の声の主を探そう
 (一部には壊せない障害物もあります)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈キノコ状の物を破壊する〉

(中からキュービィが出てくる)

キュービィ「アタリナノ。オナカスイタノ」
モリガン「あら、こんな所に。他にもいそうねえ」
デミトリ「まったく、魔界の住人が簡単に取り込まれおって」

〈西側にある小さめのキノコのようなものを壊す〉

(ザベル・ザロックの首が出現する)

???「アタリだゼェーーーーーッ!」
フィオルン「わっ! な、生首!?」
桐生「これは……ゾンビの首か!?」
モリガン「もしかしてとは思ってたけど……ゾンビのザベル!  ザベル=ザロックじゃないの」
レオン「おい、まさか…… ウィルスに感染していない、別のゾンビなのか?」
シース「オウゥ、ミステイク!  そんなトコから見てたんデスカ!」

ザベル「そうよォッ! オレサマこそがァッ!」

(ザベルの身体が出現する)

ザベル「メタルの神と呼ばれた、地獄のメインイベンタァーッ!  ザベル=ザロォーーーック! 復活だゼェッ!」
うらら「ご覧ください! ムクムクと再生しました!」
ザベル「ギヒャヒャヒャ! そうだ、よく見ろぉ!  Q極ハイパーザベル……とはいかねェがよォ!」
ザベル「ちょォーーど、いいカンジで力を取り込んだ ザベル様だゼェ! ヒャーハハッ!」
秀真「この死霊は……敵なのか?」
平八「前の戦いで、冥王ジェダとやらに協力していた奴よ。 ……しぶとく生きていたとはのう」
ザベル「ザンネンだなァ!  今日も元気に死んでるゼェーーッ!!」
「ま、まあそうか。ゾンビだもんな」
春麗「ザベル、約束よ!  見たことを教えてもらうわ!」
ザベル「見えてねェモンを見てるワケねェーだろォがッ!  アタマどォーかしてンじゃねェのかァ!?」
マヨイ「あー! やっぱりウソついてたんだ!  あたしたちをダマしたのね!」
小牟「ぬしの方こそ頭脳がマヌケじゃ、ザベル!  このメンツ相手に、タダで済むと思っちょるんかい!」

真島「ヤクザは舐められたらアカンのや。 ……わかっとんのやろな?」
カズヤ「クズが。バラバラにしてやろう」
飛竜「もういい。……死ね」

ザベル「……ヤベッ」
シース「オゥ、安心しましたデース!  アホポンなゾンビのチープな作戦でしたネ~!」
シース「始末はそっちで付けてくだサーイ!  グッバイ、マイゾンビ!」
ザベル「………………」
ザベル「アホポンだァ!?  ……見てはいねェが……聞いてはいたんだゼェ!?」
シース「ど、どういうコトデスカ~?  ワタシ、余計なコトは言ってまセンのデース!」
ザベル「言ってたよなァ?  "金の鎖が指し示す場所をサルベージする"だっけかァ?」
シース「……オゥ、シット!」
クリス「鎖が指し示す場所……?  目的は、金の鎖そのものではないということか?」
ゼロ「……鎖は何かの位置を指していると 考えるべきだろうな」
シース「な、ナンノコトなんデスかネ~?  ワタシ、ナニモ、イッテナイアルヨ」
シャオユウ「キャラクターが崩壊してるんだけど」
ザベル「ザマァ見やがれェ!  このザベル様を見下してんじゃねェぞ、クソウサギ!」
ザベル(とはいえ、ここからどォするか…… 一人じゃ分が悪いゼェ……)

(西端にパイロンが転移してくる)

パイロン「……フフフ……。 ここが魔次元か……」
影丸「何奴……!? 人ならざる者のようだが」
デミトリ「パイロンか……!」
カイト「どう見ても敵だけど…… 知っている人がいる?」
「ああ、俺たちが異世界…… アティのいた世界に召喚された時、出てきた奴だ」
ジル「エイリアン……だったわよね?」
アクセル「こんどの相手は宇宙人かよ……。 もう何でも来いってんだ!」
ザベル「パイロン……?  昔、世界の支配者だとかフカしてた野郎か!」
パイロン「ダークストーカーの一人か。 あの時の私と、今の私は違う」
アティ「はぐれ者たちの島から、どうやってここに?」
パイロン「この次元は、かつて冥王ジェダ=ドーマが "あらゆる世界を救済するため"に作り出した場所だ」
パイロン「それ故に……あらゆる世界に近い場所にあるのだよ。 私の力を使えば、道をつなぐことなど造作もない」
パイロン「だいぶ、力も戻って来たのでな」
KOS-MOS「…………!  次元の歪曲を感知。何か来ます」

(パイロンの後ろに亡霊が出現する)

アティ「亡霊たちに……はぐれ召喚獣!?  じゃあ、こことはぐれ者たちの島は……!」
パイロン「一時的にだが、つながったということだ」
ナツ「アティ姉さん。これってさ、帰るチャンスじゃない?」
アティ「……今回の件が片付くまで、帰れません。 放っておいてはいけないことなんです!」
アキラ「さすがだな、先生。 じゃあ、やるとするか!」

ザベル(こりゃア、チャンスだゼ……)
ザベル「パイロン! テメェの世界支配…… 協力してやってもいいゼェ……?」
パイロン「なに……?」
ザベル「オレは前回、ジェダと一緒にいたのさァ。 この魔次元のことも……イロイロ知っててなァ」
パイロン「………………」
パイロン「……よかろう。私を利用するつもりらしいが、 私もおまえを利用させてもらう」
ザベル「ヒャハハ! いいゼェ、そういうカンケイ!」

モリガン「ザベルってば…… 相変わらず、ああいうの上手よねえ」
バージル「どうであれ、斬り伏せる。 それだけの話だ」
シース「ワタシたちは、金の鎖にてを出さなければ、 敵対はナッスィンネー! ミスター・パイロン」
パイロン「………………」
パイロン(それも、いずれ私の物なのだよ。いずれな)

零児「ザベルの話から、金鎖については わかったことがあるな」
秀真「重要な情報だ。 確かめるためにも、ここは負けられん」

(勝利敗北条件表示)

〈ザベル=ザロック or パイロンのHP50%以下 or 敵を7体撃破する or 敵が全滅していた状態でザベル=ザロックを見つけ出し、敵を1体撃破する〉

KOS-MOS「空間に歪曲反応。かなりの規模です」
キャプテン「どこからかはわかるかい? KOS-MOS」
エックス「パイロンの言った通り、この空間は 他の場所とつながっているらしいな」

(東側の壁のような所に時空の門が現われる)

平八「これは……なんじゃ?」
ゼロ「デミトリ、これも魔界の何かか?」
デミトリ「……見たことはない。 それに、感じる力も異質のものだ」
カイト「『The World」のフィールドにある 「魔法陣」に似てる……!?」
ハセヲ「敵が現われるアレか?  ……ってことは……」

(時空の門が少し輝き、ホノーリアンなどが複数出現する)

レオン「なるほど、モンスターらしいモンスターが出てきたな」
零児魔法陣のような物に見覚えはないが…… この妖物たちは以前の事件で見たことがある……!」
影丸「異世界の怪物か?」
モリガン「これは「マーベルランド」にいるモンスターね。 かつて魔王ゾウナが作り出した存在」
ナルホド「マーベル……ランド?  遊園地みたいだけど、異世界の名前ですか?」
モリガン「いい所よ? 緑が豊かで。 私には人間界の方が刺激的だけど」
デミトリ「この魔次元は、マーベルランドにも近いということか。 ならば……」
ダンテ「お出ましかもな。……彼女が」

(時空の門からワルキューレが出てくる)

ワルキューレ『すいませーん』


第13話
ワルキューレの再臨

(ワルキューレが時空の門の傍の梁に着地する)

ワルキューレ「ここはまさか……魔次元!?  こんな所に通じてしまうなんて……!」
バージル「……なるほど、この女か」
真島「ほお、こらまたベッピンやのォ!  紹介してんか?」
イングリッド「ほほう、これがウワサに聞くマーベルランドの 天の使い……ワルキューレか」
ハセヲ「天の使い……? デビルと逆みたいなもんか?」
小牟「まあ、簡単に言えばそうじゃな」
小牟「ワルキューレ、仕事熱心じゃのう!  相変わらず、栄光ある伝説の冒険をしちょるようじゃな」
ワルキューレ「小牟さん!? それに、見覚えのある方々が……」
アキラ「これも腐れ縁ってやつかもな」
「……天使とは縁が切れんらしい」
キャプテン「フッ、久しぶりな気がするね、ワルキューレ」
飛竜「……乙女の騎士か」
ワルキューレ「キャプテンさんに、飛竜さん!  そうですね、長いことお会いしていなかった気がします」
ダンテ「ワルキューレ、どうしてここに?  後ろの魔法陣はなんだ?」
ワルキューレ「異世界をつなぐ「時空の門」です。 この門が、様々な世界につながってしまっているのです」
カズヤ「それを防ぐためか? フッ、ご苦労なことだ」
ワルキューレ「そうです、そこには「金の鎖」が関係して……」
ワルキューレ「あっ……!」

シース「オゥ、エンジェル! ハデな登場デスネ~!  金の鎖がどうかしましたカ~?」
ワルキューレ「ここにも鎖が……!?  あなたは何者です!」

零児「「逢魔」のエージェントだ。 今回の金鎖の件……奴らが関係している」
ワルキューレ「零児さん、あなた方はそれを追っているのですね?」
ジル「成り行きでこうなってしまってる部分も多いけどね」
ワルキューレ「私も、他の世界を回るつもりでした。 お供してもよろしいですか?」
アクセル「強い美人は大歓迎だ。よろしく頼むぜ」

(シースが下りてくる。ステージ準備)

〈シースを撃破〉

シース「オゥ、これはたまらんデース!  戦術的エスケープネー! ジーザス!」
零児「よし、ここで金鎖を押さえるぞ!」
秀真「何かわかればいいが……」
シース「ノンノン! スウィートなんデスよネ~!」
小牟「なんじゃと!?  わしが甘いのは自分にだけじゃ!」
シース「こういうコトなんデース!」

(金色の鎖が砕ける)

うらら「ご覧ください、鎖が消えました!  シースさん、どういうことなんでしょうか!」
シース「時間をかけすぎなんデース!  ゾンビの首なんてほっとけばよかったのにネ~!」
シース「では、シーユー! アイルビーバック!」

(シースが立ち去る)

「結局、金の鎖は消されちまったか」
ゼロ「何かを回収していることはわかった。 それが何なのか、ということが問題だな」
飛竜「そもそも、鎖はどこから来ている?  その"何か"を指し示している存在がいるはずだ」
零児「ああ、焦点はそこだ。 やはり、どこかで先手を取らなければな」

〈ザベルを撃破〉

ザベル「まァ、こんなモンだろなァ!  やっぱ、カラダがあるのはイイコトだゼェ~!」
「余計な奴を復活させたようだな」
ザベル「情報を教えてやったんだ!  おあいこだゼェ~!」
ザベル「さて……次は力だァ!  前回みたいにはならないゼェ~! ヒャーッハ!」

(ザベルが立ち去る)

桐生「厄介なゾンビを野に放ってしまったか」
春麗「責任をもって片づけないといけないようね」

〈パイロンを撃破〉

パイロン「しくじったか……!  この魔次元を押さえたかったが……」
アティ「これ以上、世界を荒らすのは許しませんよ!」
ワルキューレ「この空間は封鎖させてもらいます!  悪用はさせません!」
パイロン「……まあいい。 他に興味深いものも見つけたのでな」
パイロン「フフフフフフ……」

(パイロンが光の玉になって消える)

デミトリ「なんのことだ?」
モリガン「金の鎖……でしょうね。 確かに面白そうだとは思うけど」
イングリッド「ヘンに絡んでこられると面倒じゃのう。 鎖だけに」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:神体の間〕

(神の胎児の前に裏嶋たちが集まっている)

アキラ「「逢魔」を追うべきだが、これからどうする?」
 渋谷601
零児「一度、渋谷に向かうべきだろう。 金の鎖の規模が最も大きかったのが、あの街だ」
モリガン「ということは、この魔次元から魔界へ抜けて……」
桐生「魔界から神室町……そして渋谷というルートか」
マヨイ「路線調べてるみたいだけど、 なんだか、スケール大きいよねー」
イングリッド「フム、そのルートに異論はないが、 この魔次元はこのまま放置プレイなのかの?」
ワルキューレ「この不安定な空間は、私が封印を施しておきます。 「時空の門」を悪用されるわけにもいきません」
ワルキューレ「それに、この場所は……事件が解決したら、 再び訪れることになるでしょうから」
カズヤ「再び? なぜだ?」
アティ「はぐれ者たちの島とつながっているのなら、 私は帰れますし、バージルさんも……ですよね?」
バージル「……ああ」
秀真「旅はいつかは終わる。 その時のことは考えておかなくてはな」
平八「ひとまずは魔界じゃな」
裏嶋「ちょっと待って」
 龍亀一號
裏嶋「まずは取り戻したいのよね。龍亀一號を。 人数も増えたことだし」
クリス「ああ、いつの間にか……すごい人数だ。 いつ行動に支障が出てもおかしくない」
零児「さすがにこれ以上は増えないだろうが、 ゾロゾロと動くわけにもな」
「あの巨大な車は…… そうか、今は『The World』の「R:2」にあるのか」
ゼロ「サイバースペースに行くとなると、 それなりの設備がいるな」
フィオルン「えっと、前に電脳空間に行った時は……」
 シルフィー
KOS-MOS「シルフィーに依頼をしました」
アクセル「シルフィー? 誰のことだ?」
春麗「移動ショップの個人経営者よ。 ……呼べないかしら?」
エックス「ここが様々な次元と通じているというなら、 シルフィーの店は来れるかもしれない」
デミトリ「連絡する手段はあるのか?」
キャプテン「………………」
キャプテン「よし、緊急用のビーコンは出しておいた。 彼女が気付いてくれればいいんだが」
ナツ「なんかエサとか用意した方がいいんじゃない?」
小牟「おーい、もし来たら、 わし秘蔵の映像データをやるぞ~! デュフフ……」
シャオユウ「うわー、なんか見たいような、 絶対見たくないような……」

(時空の門の下に『SHOP』が出現し、零児たちが『SHOP』の方を見る)

影丸「むっ!? 建築物が……出現した!?」
レオン「ショップと書いてあるが、もしかしてこれが!?」
ジル「そう、シルフィーの店よ、レオン」

(店の中からシルフィーが出てくる)

シルフィー「皆さま、しばらくぶりでございます!」
シルフィー「私はシルフィー。この店の主人です」
ダンテ「なるほど、こいつは…… なかなかの美人商店主じゃないか」
シルフィー「嫌でございます、お客様。本当のことを 申されましても、お値引きはいたしませんよ?」
ハセヲ「大丈夫かよ、この姉ちゃん」
飛竜「シルフィー、ビーコンに気付いたか」
シルフィー「それはもう! お客様のためならば、 このシルフィー……たとえ火の中、水の中!」
シルフィー「ええと、KOS-MOS様をこちらに引き渡して いただける……というお話だったでしょうか?」
ナルホド「してませんけど、そんな話」
真島「ともかく、来てくれて助かったで。 頼みたいことがあるんや」
シルフィー「………………」
「おい、聞いているのか? シルフィー」
シルフィー「………………」
うらら「何か、重要なヒトコトを待っているものと思われます!」
カイト「ええと、買い物……していきます」
シルフィー「はい! ご用はなんでございましょう!  団体さま、ご案内いたします!」


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