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死闘への鎮魂歌 ~ 第11話 ~

〔戦域:クイーン・ゼノビア 中央ホール〕

(中央ホールに向かった者たちが入ってくる)

クリス「ここがクイーン・ゼノビアの中央ホールだ」
アティ「わあ、キレイなホールですね。 まさに豪華客船って感じです」
「なごんでいる場合じゃない。 奥では、バイオ兵器が作られているんだからな」
裏嶋「きれいな薔薇にはトゲがあるっていうね」
ジル「ここから、操舵室を目指しましょう。 まずは……」
カズヤ「……待て、あれはなんだ?」

(ホールの周りの通路に装置が置いてある)

ゼロ「何かの……装置か?  まわりにもいくつかあるが」
シャオユウ「空気清浄機とかかな?」
カイト「あんな置き方しないんじゃないかなあ。 クリスさん、あれは何ですか?」
クリス「……いや、わからん。 以前はあんな物はなかった」
春麗「どこかで見たような気がするのよね。 ……事件ファイルで。なんだったかしら……」
カイト「事件ってことは、危ない物なんじゃ……」
平八「ふん、KOS-MOSあたりに分析させればよかろう」
エックス「裏嶋博士もいる。専門家だろう?」
裏嶋「ちょっと、何? 急に。 いやらしい……」
フィオルン「もしかして、頼りにされるの慣れてない人?」
うらら「では、KOS-MOSさんに頼りたいと思います!  KOS-MOSさん、いかがでしょうか!」
KOS-MOS「はい、敵襲です」
ハセヲ「なにっ!?」

(階段下にB.O.W.が複数出現し、裏嶋が飛び跳ねる)

クリス「うっ! B.O.W.がこんな所にまで!?」
ジル「謎の装置といい、この場所にB.O.W.が 現れたことといい、前とは違うわね」
フィオルン「あの装置と、何か関係が……って、あれ!?」

(2階の左側にある装置の前に金髪の男性がいる)

???(ブレイク)「…………………」
「む? 誰かいるぞ」
春麗「あれって……アクセル!?  どうして彼があんな所に!?」
シャオユウ「カレシ? ああいうのがシュミなの?  金髪でムキムキが好みなんて、意外……」
春麗「違うわよ! 同じ警察仲間!」
マヨイ「あれ、警察官なの!?  ずいぶん、ラフなカッコウだね」
春麗「彼はアクセル・ストーン。特殊捜査課の刑事よ。 チームは違うけど、シャドルーを追う仲間よ」
春麗「アクセルは兵器部門のS.I.Nを内偵していたはず。 その彼がここにいるってことは……」
カズヤ「奴はここを突き止めたというわけか」
うらら「そのあたり、 きめ細かく、インタビューしたいと思います!」
春麗「アクセル! 敵を片付けてそっちに行くわ!」

???(ブレイク)「………………」
フィオルン「アクセルさん、無口な人なのね」
春麗「え? ……おかしいわね。 そんな性格じゃなかったはずだけど……」

(右側から階段の踊り場にアクセルが歩いてくる)

アクセル「くっ! 間に合ったか!?」
シャオユウ「誰か来た……! って、同じ人!?  そっくりさん!?」
ハセヲ「ドッペルゲンガーじゃねえのか?」
アクセル「民間人……!? いや、なんだ?  ヘンな服の奴らがウヨウヨしてやがる!」
マヨイ「こっちのアクセルさんは口が悪いよ!?」
春麗「ちょっとアクセル!?  これはどうなっているの? 説明して!」
アクセル「春麗? インターポールの春麗かよ!」
アクセル「どこから入って来たんだ!?  他の連中はなんだ!」
春麗「それは複雑だから、あとで話すわ!  まわりの人たちは……え~と……」
春麗「……いい人たちよ!」
うらら「どうしたことでしょう。 なにやらモヤモヤしたコメントが飛び出しました!」
ジル「説明はしづらいわよね。 ミシマの一家もいたりするし」
カズヤ「どういう意味だ」
アクセル「ミシマ……? 春麗、とうとう逮捕したのか?」
カイト「あ~、また話がややこしい方向に……」
ナルホド「……えーと、アクセルさん。 先ほどの、"間に合った"というのは?」
アクセル「そうだ、この爆弾のことだ!  まだスイッチは入ってないようだな……!」
カイト「ば、爆弾!?」
アクセル「こいつは……「ラクシン」爆弾だっ!」
平八「ラクシン……?  少し前に見つかった原子か」
アクセル「その通りだ。 原子番号122……崩壊の際に、放射能を出す」
「なんだと? つまり、その爆弾は……」
アクセル「ああ、そういうことだ。 これが本物だとしたら……一個でも大変なことになる!」
アティ「そ、そんな物が、 なんで無造作に置かれてるんですか!?」

???(ブレイク)「……アクセル……」
シャオユウ「あいつが置いたの? ……っていうか、 どうしてアクセルさんとそっくりなの? 意味ふめー!」
アクセル「奴は人間じゃない。アンドロイドだ」
アクセル「……よう、久しぶりだな、ブレイク」
ブレイク「………………」
アティ「どうして、同じ姿なんでしょう?  よく見ると、ちょっと色が違うし……マネマネ師匠?」
アクセル「昔、シンジケートの奴らが、 俺に罪を着せるために造ったのさ」
アクセル「このラクシンも、そいつらが使った物だ。 俺と仲間で組織は壊滅させたんだが……」
ゼロ「その技術がシャドルーの手に落ちた、か」
ブレイク「………………」

(ブレイクの前の階段にミスターA-Zが4体出現する)

カイト「ガイコツみたいなロボットを呼んだ!?  それに……何かしようとしてる!」
ブレイク「………………」

(ブレイクが傍の爆弾に触ると、全ての爆弾が光った後、赤く点滅を始める)

アクセル「なに!? 爆弾のスイッチを!?」
カズヤ「どうやらシャドルーはこの船を爆破…… いや、完全に消し去るつもりのようだな」
アクセル「なんてこった……!  爆弾がすべて連動しているとしたら……あと10分!」
KOS-MOS「解除する方法はないのですか? アクセル」
アクセル「止めるのは難しくない。こうするんだ!」

(アクセルが踊り場にある爆弾に殴り掛かり解除する)

アティ「ちょ、ちょっと、そんな乱暴に!  大丈夫なんですか!?」
ハセヲ「多少荒っぽくても、吹っ飛ぶよりゃマシだ!  やろうぜ!」
エックス「ああ、手分けして解除しよう!  奥にあるやつを見逃さないようにしてくれ!」
クリス「専門家の博士に見てほしいところだが…… 仕方ない、下がっていてくれ!」
裏嶋「了解よ。 ……爆発はカンベンしてね。ほんとに」

(裏嶋が立ち去る。勝利敗北条件表示)

アクセル「いくぜ! あと10分だ!」

(ステージ準備)

INFORMATION

・◎でカーソル、十でカメラを動かして、残り
 6個のラクシン爆弾を探し、味方ユニットを
 隣接させて、Yで解除しよう

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈一つ目のラクシン爆弾を解除〉

エックス「まずは……ひとつ目!」
カズヤ「残りは5個ということか」

INFORMATION

・ラクシン爆弾は、残り5個です

〈二つ目のラクシン爆弾を解除〉

ゼロ「よし、2個目を押さえたぞ」
「あと……4個か。面倒な話だ」

INFORMATION

・ラクシン爆弾は、残り4個です

〈三つ目のラクシン爆弾を解除〉

うらら「3個目を完璧に停止しましたー!  物陰の爆弾に、ハゲシク注意です!」
エックス「これで半分か。 でもこの調子でいけば、時間内に処理できそうだ」
KOS-MOS「接近中の動体反応を感知」
平八「ふん、そう簡単には行かんか」

(中央ホールの南側に追跡者などが出現する)

???(追跡者)「オ、オオ……オ……」
???(追跡者)「ビイ……エス……エイエェェ……」
マヨイ「う、うわああ!  こ、怖い! 怖いよ、なるほどくん!」
ナルホド「も、もしかして、ゾンビなのか!?」
ハセヲ「いや、ゾンビってのは、もっとヒョロっちいだろ。 こんな肉体派の奴は見たことないぜ?」
ジル「ネメシス-T型……!?  それにタイラントタイプも!?」
アクセル「BSAAの姉さんが知ってるってことは…… こいつもバイオ兵器か!?」
クリス「「追跡者」とも呼ばれる、古いタイプの B.O.W.だが……強いぞ。前も苦しめられた」
春麗「新旧のバイオ兵器にシンジケートの遺産…… まるでベガのオモチャ箱ね、ここは」
ゼロ「爆弾はまだ3個残っている!  こんな連中に邪魔されるわけにはいかん!」

(追跡者の横にバレッタが出現する)

バレッタ「どんな連中に邪魔されるわけには いかないのかなあ?」
マヨイ「きゃわわあっ!」
ナルホド「で、出たあっ!」
エックス「な、なんだ? 小さい女の子が……?」
うらら「ナルホドさんたちは、どうして驚いているのでしょうか?  赤ずきんさん、ヒトコトどうぞ!」
バレッタ「わー、インタビューなんて初めてよ♥  えっとねえ、あたしはねぇ……」
バレッタ「そいつらをキチッと片づけるために来たのさ!」
フィオルン「な、なになに!? 急に!」
「その女はシャドルーに雇われた殺し屋だ。 三島平八と、その弁護士を狙っている」
平八「まったく、仕事熱心な小娘よ。 ワシらを爆弾で吹き飛ばすのではなかったのか?」
バレッタ「そんなの、いやん♪  直接、殺(や)らなきゃ安心できないか・ら♥」
アティ「そんなかわいく言われても、 逆に恐ろしいです……」
バレッタ「それに、あたしが脱出方法を 考えてないわけねーだろ! オラッ!」
シャオユウ「直接やられちゃってもダメ。 爆弾が爆発しちゃってもダメ……どうするの!? これ!」
アクセル「やるべきことは一つ。一直線に進むだけだ!  爆弾はあと3つ! 止めるぞ!」


第11話
死闘への鎮魂歌

INFORMATION

・ラクシン爆弾は、残り3個です

〈ブレイクを撃破〉

ブレイク「ギ……ギギ……ギ……」

(ブレイクが爆発)

アクセル「今の世の中、アンドロイドは珍しくないが…… 自分にそっくりっていうのは嫌な気分だぜ」
ハセヲ「ドッペルゲンガーを殺すと、 自分も死ぬらしいけどな」
アクセル「シンジケートの遺産が残ってることがわかったんだ。 簡単に死ぬわけにはいかねえよ」

〈全てのラクシン爆弾を解除〉

KOS-MOS「すべてのラクシン爆弾の停止を確認しました」
ナルホド「よかった……。 爆弾処理なんて、六法全書に載ってないないもんな……」
アクセル「気を抜くのは早いぜ、弁護士先生。 まだ終わっちゃいない」
クリス「 その通りだ。安全を確保できるまではな」

(勝利敗北条件表示)

〈バレッタを撃破〉

バレッタ「しばらく見ない間に、 なんか強い仲間が増えてるぅ~!」
バレッタ「もう、プンプンなんだから!」
ナルホド「じゃ、じゃあ…… もうあきらめてくれませんかね?」
マヨイ「そーそー! それで全部、平和に収まるし!」
バレッタ「………………ウフッ」
バレッタ「そんなワケねェーーーだろォッ!  このギザギザとイカレ頭がぁッ!」
ナルホド「や、ヤッパリぃー!」
マヨイ「まだまだ続くね、こりゃ……」
平八「早くせんと、 貴様の依頼主を叩きのめすぞ? はっはっは!」
バレッタ「チッ! そろそろ、次の手を考えるか」
バレッタ「……と、いうわけで! また会いましょうね♥」

(バレッタが立ち去る)

ナルホド「はあ、もう疲れたよ……」

〈追跡者(ネメシス-T型)を撃破〉

追跡者「ウオオ……オオオオオ!」

(追跡者が立ち去る)

ジル「ふう、いい加減に縁を切りたいものね」
クリス「……今回も、最後まで付き合うさ」
うらら「ライバルの出現で、興奮冷めやらぬ感じでしょうか!  むやみに盛り上がってきた感じがします!」
ジル「うらら、冗談じゃないわ。 若い頃のことを思い出すし、いいことないわよ」
ゼロ「バイオ兵器の量産を阻止するためにも、 この船は爆破するべきかもしれんな」
フィオルン「私たちごと吹き飛ばないなら、 それもアリな気もするけど……」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:クイーン・ゼノビア 中央ホール〕

(中央ホールの真ん中に裏嶋たちが集まっている)
裏嶋「もう安全よ。 爆弾は信管を抜いておいたから」
アティ「お疲れさまです、博士!」
ジル「ひとまずは安心ね。 このまま操舵室に行きたいところだけど……」
ゼロ「船の状況はどうなっているんだ?」
KOS-MOS「それについては、変化があったようです」
 金色の鎖
KOS-MOS「金の鎖の反応が消えています。 船も航行を開始したようです」
カイト「甲板に向かった「森羅」の人たちが 何かしたのかな?」
ハセヲ「かもな。 おっと、ウワサをすれば……」

(西側から甲板に向かった者たちが入ってくる)

零児「みんな、大丈夫だったか?」
フィオルン「あ、無事だったみたいね。 金の鎖が消えたって、KOS-MOSが言ってたけど?」
モリガン「ベガが何をしたのかは知らないけど、 キラキラと目の前で消えてしまったのよ」
カズヤ「……ベガがこの船にいたのか?」
レオン「残念ながら、取り逃がしちまったがな」
キャプテン「そのベガが、この船は用済みだなどと言っていたが、 こっちは大丈夫だったかい?」
エックス「ラクシン爆弾は、そういうことだったのか。 ……危なかったな」
真島「こっちはこっちで爆弾処理しとったんかいな。 なんや、ワシもやりたかったのォ!」
イングリッド「モノ好きなヤクザじゃ。 まとめてドカンじゃかなわんぞ?」
ナルホド「解除は無事に成功したので……って、 あなた、どなたです?」
春麗「イングリッド……?  あなた、イングリッドじゃないの?」
イングリッド「お、空を裂く華麗なる舞……春麗か。 まだまだがんばっておるようじゃのう」
シャオユウ「な、なんかどっかで聞いたような 怪しいしゃべりだけど……春麗さん、知ってるの?」
春麗「捜査中に時々見かけた程度だけどね。 あの頃と同じ姿だけど、あなた……いくつなの?」
イングリッド「オンナにトシを聞くとは、 女同士とはいえ、あまり感心せんな」
「ベガに何か盗まれたらしいんだ。 俺と同じさ」
マヨイ「えっ!? それを追いかけてきたの!?」
アキラ「ベガに色々と盗られた奴は多いってことだ」
「八極拳の結城晶か。 ……おまえもベガを追って来たのか?」
アキラ「俺はただの付き合いだ、仁。 ……デュラルにこだわる忍者のな」
影丸「………………」
平八「貴様、葉隠の影丸か?  ……こんな所までご苦労なことよ」
小牟「そっちも、最後の戦いを始めそうな若いのが 加わっておるのう。何者じゃ?」
アクセル「……俺は潜入捜査をしていた刑事だ。 春麗たちと一緒に、派手に暴れちまったけどな」
零児「どうしてこう、次々と増えるんだ?」
裏嶋「零児くん、これも運命よ。あなたの。 ……さて、どうするの? これから」
クリス「当初の予定通り、操舵室へ行こう。 船は動き出してる」

[クイーン・ゼノビア 操舵室]

飛竜「裏嶋、何かわかるか?」
裏嶋「操船はできないようね。まったく。 ……どこかに引っ張られているような感じよ?」
デミトリ「引っ張られている……?  どういうことだ?」
裏嶋「船の動力は停止したまま。ずっと。 でも、漂流しているわけではないのよね」
ナツ「それマジ幽霊船じゃない。 黙って乗ってるしかないってこと?」
秀真「通信は生きているのか?」
裏嶋「死んでるのね。通信機器は。 そもそも、電波も届いてないようだし」
桐生「確かに、携帯も圏外だな」
うらら「スペース通信機もまるっきり反応ナシです!  はたして、我々はどうなってしまうのでしょうか!」
うらら「正解は、CMの後!」


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