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鳳凰の鏡 ~ 第5話 ~

〔戦域:渋谷駅前〕

(中央に零児たちと裏嶋が向かい合っている)

裏嶋「じゃ、龍亀一號で合流します。迅速に」
零児「ああ、頼む。 こっちは帰せるメンツは帰しておく」
ナツ「じゃーね、博士!  そのリューキっての見てみたかったけど」
飛竜「………………」
アティ「さようなら、博士さん」

モリガン「私たちは付き合うわよ?  こっちにはよく来てるし」
 パイロン
デミトリ「……ふん、首など突っ込みたくはないが、 パイロンの動向は気にかかる」

小牟「ふむ、では行くとしようかの!」
裏嶋「……では」

(裏嶋は南に零児たちは北に歩き去る)

〔戦域:渋谷601〕

(空中に渦があり、渋谷601の屋上に赤い軍服を着た男性、沙夜、シース、牛男、馬男がいる)

???(ベガ)「ついに現れたか。 ……これが、貴様ら逢魔の切り札か?」
沙夜「あん、最終的には……という感じかしら、ね」
???(ベガ)「この空に広がる渦、そして金の鎖そのものは 目的ではない……ということか」
沙夜「あん、それ以上はナイショ。 お互い、詮索はナシってことにしましょ?」
沙夜「そのかわり、私たちも「サイコドライブ」については 訊かないことにしておくから」
沙夜「ね? 秘密結社シャドルーの総帥……ベガ様?」
ベガ「フッ、女狐が」
シース「ウサギに牛や馬もいマース、ミスター・ベガ。 ホントに行くのデスか~?」
ベガ「……貴様らも知りたいのではないか?」
ベガ「この"渦"の先……金の鎖がどこから来ているのか」
沙夜「………………」

???(毒牛頭)「いいんですかい? アネゴ。 ヨソモンをあそこに行かせたりして!」
???(毒馬頭)「沙夜様! 毒牛頭(どくごず)の言う通りです!  ご命令とあらば、我らが先陣を切ってでも!」
沙夜「あん、ダメよ? 毒馬頭(どくめず)ちゃん。 まだまだ、わからないことが多いのよ」
シース「その通りデース!  プロジェクトはまだ始まったばかりネ~」
シース「ミスター・ベガにはサイコパゥワーもありマスから~?  脳ミソまでマッスルなアナタたちと違うんデース!」
毒牛頭「アメリカのウサ公が…… 褒めたって何にも出やしねェぞ!」
毒馬頭「今のは悪口だ、毒牛頭よ」
沙夜「はいはい、そこまでにしなさい。 私たち逢魔は……ファミリーなんだから、ね?」
シース「オゥ、マザー・サヤ……」
毒牛頭「ア、アネゴォ……!」
毒馬頭「沙夜様……!」

ベガ「茶番は終わったか?」
沙夜「とどこおりなく」
沙夜「……で? ベガ様は何を待っているのかしら?  そちらのファミリーの誰か?」
ベガ「ファミリー? ふん、くだらんな」
ベガ「シャドルーには、このベガと、 それ以下の者しか存在せぬわ」

(南から紫の服を着た女性が歩いてきて、北の横断歩道辺りで止まる)

???(ジュリ)「だぁ~れが"それ以下"だってェ? ああ?」
ベガ「フッ、貴様のことだ、ジュリ。 ……目的は果たしたのだろうな?」
ジュリ「ケッ、なめやがって……」
 鳳凰鏡
ジュリ「……ああ、持って来たぜ。 こいつをなァ」
沙夜「あら、ジュリちゃん。それは……鏡?  ずいぶん古い時代の物のようだけど」
ジュリ「逢魔にはカンケーねェ。 沙夜、テメェはすっこんでな!」
シース「オゥ、コワイコワイデスネ~。 ところでソレはなんデースのネ?」
ベガ「……鳳凰鏡(ほうおうきょう)。 古代中国の王朝に伝わった宝よ」
沙夜「骨董品(こっとうひん)にご興味が?  それは「サイコドライブ」に関係ある物なのかしら、ね」
ベガ「……ジュリが言った通りだ。 逢魔には関係ない」
沙夜(サイコドライブ…… 私たちの計画と、そう無関係でもないのよね)

ジュリ「ベガ、とっととこの鏡を受け取りな。 ……面倒な奴が来るぜ」
ベガ「なに……?」

(南から青いチャイナ服を着た女性が歩いて来て、渋谷601の横で止まる)

???(春麗)「ジョリ、待ちなさい!」
ジュリ「チッ、相変わらずしつけえオバさんだぜ。 そんなに怒ると、フケんのが早くなンぜ?」
???(春麗)「お姉さんよ!  逮捕するだけじゃ済まさないわよ、ジュリ!」

ベガ「ICPO……インターポールの刑事、 春麗(チュンリー)か」
春麗「ベガ……!  やはり……やはり、そうだったのね」
春麗「以前の戦いで……死んだと思っていたわ」
春麗「でも、そう簡単に死ぬわけがないとも…… 思っていたのよ」
ベガ「その通りだ。 我がサイコパワーは不滅よ」
春麗「ジュリを追って来て正解だったわ。 ……後ろにいるのは逢魔のエージェントね?」
春麗「この空に、金の鎖…… 何を企んでいるのか、聞かせてもらうわよ!」

シース「オゥ、勇ましいポリスレディなのデスネ~」
毒牛頭「足が太すぎンだよ!」
毒馬頭「む? また誰か来るぞ?  ICPOの応援か?」

(南から渋谷601側の歩道をオレンジのチャイナ服の女の子が歩いてきて、渋谷601の傍にある自動販売機の横で止まる)

???(シャオユウ)「春麗さん! 春麗さん!」
ジュリ「ああ? このガキは……」

春麗「シャオユウ!?  あなた、どうしてこんな所に!?」
 
シャオユウ「仁を探してるんです!  「渋谷に行く」とか言って飛び出しちゃって……」
 カズヤ
シャオユウ「なんか……探してる奴が見つかったから、 殺しに行くなんて、すごいこと言って……」
シャオユウ「私、仁を止めなきゃと思って、 ずっと探してたんだけど、見つからなくて……」

沙夜「相変わらず、けなげねえ。シャオユウちゃんは」
ベガ「くだらん。ついでに始末しろ、ジュリ」
ジュリ「チッ、わかったよ」

シャオユウ「……え? あれ?」
シャオユウ「………………」
シャオユウ「春麗さん、まずい時に……来ちゃった?」
春麗「ええ、最悪のタイミングよ。 ……これで、シャドルーに狙われることになったわね」
シャオユウ「えええっ!? シャドルー!?  それって……悪の秘密結社の!?」
春麗「大丈夫、あなたは私が守るわ」

ベガ「付き合っていられんな。 私は行く。……ジュリ、その鏡を渡せ」
 鳳凰鏡
ジュリ「そんな所によじ登るほどヒマじゃねェ。 テメェの方から取りに来い!」
???(涼)「ああ、取り返しに来たぜ」

シャオユウ「えっ!? 誰!?」

(南から西端の歩道を皮ジャンを着た男の子が歩いてくる)

???(涼)「追いついたぞ。その鏡を……返せ!」
ジュリ「チッ、こいつか。しつこいガキだぜ……!」

シース「オゥ、スクールガールに続いて、 今度は元気なスクールボーイが来たデスネ~」
沙夜「あん、もうちょっと若かったら ストライクだったんだけど、何者なのかしら、ね」

春麗「高校生……?  何をしているの、ここは危険よ! 避難しなさい!」
 鳳凰鏡
???(涼)「そういうわけにはいかない!  ……あの鏡を、鳳凰鏡を取り返すまでは!」
シャオユウ「ほうおうきょう……?」
春麗「ジュリの……いえ、シャドルーの狙いは、 その鏡なの……?」
春麗「そこのあなた!  私は春麗。こう見えても刑事よ」
春麗「ここは危険なの!  あとは私に任せて下がって!」
???(涼)「刑事さん……?」
???(涼)「……いや、あの鏡は俺が取り戻します!  人任せになんかできない……!」
シャオユウ「わあ、熱血!」
シャオユウ「あ、私はリン・シャオユウ。 あなたは? 戦えるの?」
「俺は涼。……芭月涼(はづき・りょう)。 柔術なら、多少は心得てる」
春麗「芭月……? それに柔術……。 あなた、芭月武館(はづきぶかん)の?」
「え、知っているんですか? 刑事さん」
春麗「春麗でいいわ」
春麗「先日、芭月武館がチャイニーズ・マフィアの 襲撃に遭ったという情報は掴んでいるのよ」

春麗「ジュリ! あなたまさか、マフィアにまで……!」
ジュリ「知らねェよ。 あたしはその小僧から、鏡をいただいただけさ」
「俺には、それを持って…… 行かなければならない所があるんだ」
「絶対に返してもらう!」

ベガ「小僧、その鏡…… このベガ様が必要としているのだ。あきらめろ」
「……そうはいかないっ!」
ベガ「そうか。 子供だからと情けをかけてやったのだがな」
ベガ「ジュリ、そいつも始末しろ。 ……責任をもってな」

(ジュリの周りにB.O.Wなどが出現する)

「な、なんだ、このバケモノどもは!」
春麗「これはバイオ兵器……!  シャドルーは、またこんなものを!」
ジュリ「なんのつもりだ? ベガ。 あたし一人で十分だってンだよ」

ベガ「ウィルスを使った兵器だ。 使い勝手を確認しておけ」
ジュリ「……チッ、セスについてた方がラクだったぜ」

春麗「やるしかないようね……!  シャオユウ、協力して!」
シャオユウ「う、うん! わかった!」
春麗「涼、あなたは援護をお願い。 ……芭月流柔術、当てにしてるわよ?」
「……わかりました!  あの女を倒して……鏡は取り返す!」

(春麗の所にシャオユウと涼が集まりユニットを組む)


第5話
鳳凰の鏡

(勝利敗北条件表示)

〈PLAYER TURN ROUND 1〉

〈ENEMY TURN ROUND 1 END〉

(北西の道路から零児たちが歩いてくる)

零児「やはり……この場所は!  なんだ、この空に広がっている渦は……!」
デミトリ「金の鎖か。 魔界にあった鎖は、ここから……?」
飛竜「どういうことだ?  あの時と……状況が違いすぎる」
ナツ「ひくわー。 なにコレ? 何が起こってんの?」

(ジュリが零児たちの方を見る)

ジュリ「チッ! ゾロゾロと!」
ジル「S.I.Nのジュリ!  それにまわりにいるのは……」
クリス「B.O.W.か!」

(渋谷601の上にいるベガなどを見る)

平八「やはり、シャドルーか。 こんな所で何をしているのか聞きたいものじゃ」
秀真「秘密結社シャドルーの総数……ベガ。 死んだと聞いていたが」
ベガ「………………」
ナルホド「あれがベガ……!  ぼくたちを殺し屋に狙わせた……!」
マヨイ「アゴ割れてる!」
 バレッタ
ベガ「……バレッタめ、しくじりおったか」
桐生「601の上のあの男が、 神室町にウィルスをばらまいたのか」
ナツ「他にも、女に……牛に馬?  ……この気配、妖魔じゃないの?」

毒牛頭「ヒャッハー!」
毒馬頭「ぬうん!」
「ああ、奴らが逢魔だ。 女二人は、金の鎖を回収していた」
沙夜「あん、人の気配がした気がしたけど…… あなただったのね、風間仁」
シース「オンナの秘密をのぞき見なんて、 困ったハダカボーイデース!」
零児「逢魔とシャドルー……何を企んでいる!」
ベガ「森羅の小僧か。 貴様が知る必要などない」

春麗「いいえ、知る必要はあるわ。 ……ロクでもない悪事をやめさせるためにね!」
秀真「あそこにいるのはICPOの刑事……春麗か」
真島「アイシーピーオー言うたら、国際警察やろ?  子連れってのはアリなんかいな」
「俺は春麗さんには協力しているだけです。 ……ある物を取り返すために」
シャオユウ「私も、ただの高校生だからね!」
「シャオユウ、おまえもなぜここに?」
シャオユウ「あなたを探してたのよ、仁!  でもよかった! こんな状況だけど……見つかった!」
シャオユウ「探してる人がどんなに非道でロクデナシかは 知らないけど、人殺しなんてしちゃダメだからねっ!」
カズヤ「………………」
マヨイ「そういえば、三島の人たちのゴタゴタ、 ウヤムヤになってるよね?」
ナルホド「真宵ちゃん、余計な地雷は踏まない方がいいよ」

春麗「この子たちはリン・シャオユウと芭月涼君!  とにかく今は力を貸して!」
平八「芭月……?  もしや、芭月武館の跡取りか?」
「………………」
平八「芭月巌(はづき・いわお)の息子が、 なぜこんな所におる」
「親父は戦って……死んだ。 鳳凰鏡は、仇を見つけるための手掛かりなんだ」
「だから、シャドルーには渡せない!」
ベガ「ふん、小僧の感傷に付き合ってなどおれん」

(ベガがジュリの背後に転移し、ジュリが振り向く)

ベガ「ジュリ、鏡をよこせ」
 鳳凰鏡
ジュリ「チッ……。ホラよ」
「間違いない、鳳凰鏡……!  それを返せっ!」
ベガ「これは、このベガ様のものよ。 ……小僧、もう貴様の手には届かぬ」
ベガ「ジュリ、そして逢魔の者ども。 後始末をしておけ」
沙夜「はいはい。 気を付けてね? ベガ様」
ベガ「フフフ……」

(ベガが北東のビルの上に転移し、渦に入っていく)

カズヤ「サイコパワーか。 あの先には何がある?」
モリガン「別次元につながっている……と見るべきかもね」

毒馬頭「……沙夜様、我々はいかがしますか?」
沙夜「あん、森羅と関わるとロクなことないから…… さっさと次に向かいましょうか」
沙夜「シースちゃん、"回収"も含めて、 あとは任せてオーケイ?」
シース「オゥケイ! 任されマスのデース!」
毒牛頭「アネゴ、次の場所は?」
沙夜「……「教会」よ。急ぎましょ?」

(沙夜、毒牛頭、毒馬頭が立ち去る)

小牟「あ! 待たんかい!」
シース「オゥ、アナタたちのお相手はワタシがしマース!」

(シースがジュリの側に転移し、ブルー・ハッターとレッド・ハッターが3体ずつ出現する)

シース「では、ミス・ジュリ?  ナカヨクまいりましょうのデース!」
ジュリ「馴れ合いするつもりはねえンだよ。 勝手にやってな」
シース「ラジャー!」

アティ「な、なんか……疲れますね。 こっちの世界の人たちは……」
零児「あいつらを基準にしないでくれ」
飛竜「やるべきことは決まっている。 ……まずは片づけるぞ」

(勝利敗北条件表示、ステージ準備)

〈PLAYER TURN ROUND 2〉

〈ハン・ジュリを撃破〉

ジュリ「ケッ、やめだやめだ!  やってらンねェっての!」
ジュリ「ベガの野郎、もう少しマシな兵隊を よこしやがれってンだよ!」
春麗「ジュリ、待ちなさい!  シャドルーの企み……訊かせてもらうわ!」
「なんのために、鳳凰鏡を奪った!」
ジュリ「うるせえぞ、ガキ!  ベガを捕まえて訊くんだな! あばよ!」

(ジュリが立ち去る)

モリガン「あの鏡……妙な力を感じたわ。 何に使うつもりなのかしらね、ベガは」
デミトリ「そして、それを持って上空の渦に消えた……。 目的が見えんな」
「………………」
「龍と鳳凰が出会いし時、天と地の扉が開かれ、 蚩尤(しゆう)が大地に甦る……」
シャオユウ「え? 涼、今なんて言ったの?」
「……いや、なんでもない」
(鳳凰鏡には、何か力があるんだ。 ……必ず、取り返してやる……!)

〈シースを撃破〉

シース「アウチッ! オゥ、まったく乱暴なヒトビトデース!」
小牟「このアメリカンウサギめが、 シャドルーとの関係をとっとと吐かんかい!」
シース「ノーノー! それはまだ早いデース。 知りたければ、ワタシを捕まえてごらんアソバセ!」
シース「ウサギを捕まえることがアナタにできればデスけど?  ミスター・アリス」
零児「"回収"はしていかなくていいのか?」
シース「さて、なんのコトかアイドンノー。 ……いつでもできマスからネ~」
シース「では、シーユー!」

(シースが立ち去る)

アティ「あの人は……召喚獣なんでしょうか?  すごいテンションでしたけど」
春麗「逢魔の狙いはわからない。 ……ベガを捕まえて訊き出す方が早いようね」

〈STAGE CLEAR〉

〔戦域:渋谷601〕

(横断歩道の辺りに零児たちが集まっている)

春麗「BSAAやShinobi機関と 合同作戦っていうのはわかるけど……」
春麗「そこに同行してるのがヤクザに弁護士に忍者…… それから家庭教師に三島一家?」
春麗「森羅も人選を考えなさいよね」
小牟「そういうぬしも、高校生に挟まれて、 子連れみたいな状態になっちょるじゃろ」
春麗「そんなトシじゃないわよ!」
シャオユウ「ママ~♪」
「おい、やめとけよ、シャオユウ」
零児「こうなったのも成り行きだ。 仕方ないだろう」
小牟「徐々に奇妙な冒険になってきたとこじゃが、 とりあえずここでリセットはできるのう」
ジル「それって、解散するってこと?」
零児「ああ、俺たちはすぐにベガを追う。 ここが分岐点だ」
小牟「飛竜やナツ、アティは、 ここから元の世界に戻れるじゃろ?」
モリガン「私たちは、いつでも魔界に戻れるし…… 今ならみんな元通りにできるってわけね」
クリス「そうだな、これで任務に民間人を 連れ回さずに済む」
飛竜「む……?  気をつけろ、何か来る」

(皆が南を向くと、南から龍亀一號が走ってくる)

アティ「な、なんですかこれ!? 乗り物!?」
ナツ「マジでかいんだけど!」
零児「心配しなくていい。俺たちの組織の移動車両だ。 装備課の仲間が乗っている」
春麗「へえ、森羅って、他にも人がいたのね」
小牟「ICOPも似たようなもんじゃろが。 ぬし以外だと、もう一人超有名な奴しか知らんぞ」

(龍亀一號から裏嶋が降りてくる)

裏嶋「金の鎖に……上空の渦は「ゆらぎ」……?  また面倒なことになってるようね。激しく」
裏嶋「それはそうと、お待たせ。 車両は回収できたのよね。無事に」
零児「そいつは重畳。 こっちの状況は……ご覧の通りだ」
裏嶋「逢魔は渋谷で企んでるってことね。何かを。 ……まったく、いやらしい」
秀真「逢魔だけではない。 復活したベガ……シャドルーも絡んでいる」
 神室町
ジル「ベガと言えば……奴がB.O.W.をばらまいた 神室町は、今どうなっているの?」
裏嶋「ゾンビは制圧し終わった感じよ。あらかたね」
真島「ふう、安心したで。 これでベガを追っかけられるっちゅうことやな」
小牟「ちょい待て。 ここで解散じゃっちゅうたじゃろが」
桐生「……いや、ベガを野放しにすれば、 また今回のようなことが起こるかもしれない」
桐生「落とし前は……つけさせる」
平八「ワシも直接殴ってやらんと気が済まん。 罪を着せようなどと、小細工をしおって」
「……俺も行く。 平八がベガに殺されても面白くない」
「貴様は俺が倒す!」
平八「ふん、一八の方は後回しで良いのか? 仁よ」
カズヤ「貴様らのお遊びに、 いつまで付き合わせるつもりだ」
シャオユウ「あっ、一八さんも行けばいいんだよ!  それで解決じゃない?」
マヨイ「もしかしてさ…… シャオユウちゃん、天才じゃない?」
ナルホド(そうかなあ……)

クリス「だが、ベガを追うといっても、 どうやって上空の渦に入るんだ?」
裏嶋「飛べばいいんでしょ? みんなで」
アティ「それはそうですけど……」
裏嶋「この裏嶋千鶴の科学力、 甘く見たらケガするのよ? 頻繁に!」

裏嶋「龍亀一號!  チェンジ・ドラグーーン!」

(皆が龍亀一號を見ると、龍亀一號が飛行形態に変形する)

小牟「な、なんじゃ、変形した……!?  ワンタッチ! 完全変化!」
カズヤ「……こいつは飛べるのか?」
裏嶋「当たり前です」
裏嶋「これで「でも飛べないけどね!」とか言ったら、 かっこ悪すぎるでしょ? さすがに」
零児「確かにな。 ……よし、すぐにベガを追撃するぞ」
春麗「ええ、行きましょう。 今度こそ、捕まえてやるわ」
「俺も連れて行ってくれ。 鳳凰鏡を取り返すんだ」
秀真「俺も行こう。 ……異世界に式神が現れた件もある」
 パイロン
アティ「私もついて行っていいですか?  喚起の門に現れた魔人のこともありますから」
デミトリ「パイロンか。 ……奴の行き先も、確かに気にかかるな」
ナツ「異世界を渡り歩くっていうなら、アタシも!  先生と同じ道を行かないとね!」
ナツ「飛竜も行くよね?」
飛竜「……かまわん」

マヨイ「なるほどくんも行くよね?」
ナルホド「いやいやいや!  ぼくたちはいいんじゃないか!?」
マヨイ「何言ってるの、なるほどくん!  この後の仕事のこと、忘れてない?」
マヨイ「平八さんの無実を証明する証拠品、 今のところ何一つないんだからね!」
ナルホド「あ……」
マヨイ「あのベガって悪人が真犯人なのは 間違いないと思うけどさー」
ナルホド「……それを証明する証拠、か」
真島「こりゃセンセ、行かなアカンのォ。 ヒットマンにも狙われとるし」
 バレッタ
ナルホド「うう、あの赤ずきんか……」

裏嶋「で? 結局、誰が一緒に来て、誰が残るの?」
裏嶋「ちなみに龍亀一號は客室も完備。 ユニットバスに卓球台などもあるのよ。かなり」
「旅館か!」
モリガン「ここにいる全員、ってことでいいんじゃない?」
デミトリ「私はまだ行くとは言っていない」
モリガン「はいはい。 あなたは寂しんぼだから、どうせ来るんでしょ?」
デミトリ「……おい」

小牟「やれやれじゃぜ。結構な人数じゃのう。 ……ま、でもこれ以上は増えんじゃろ」
零児「ああ、ないだろうな。 ……博士、では頼む」
裏嶋「じゃ、みんな乗って乗って。 ……突入するから。さっそく!」

(零児たちが全員、龍亀一號に乗り込み、龍亀一號が飛び立つ)


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