(南側にクリスとジルがいる)
クリス「ふう、なんとか入り込めたな。
ここで森羅と落ち合うことになっているが……」
ジル「気になる物が見えるわね。
……関わりたくはないけど、そうもいかないわよね」
(中央に金色の鎖があり、クリスとジルが鎖の傍まで移動する)
クリス「この巨大な鎖は一体……。
どこから生えているんだ?」
ジル「ここは閉鎖都市・渋谷よ。
……少なくとも、まともな物じゃなさそうね」
ジェネシス
クリス「ジェネシスを使ってみるか。
バイオスキャンをかければ、何かわかるかもしれん」
ジル「そうね、やってみましょう」
(クリスとジルを囲むようにブルー・ハッターが4体出現する)
???「………………」
クリス「な、なんだ、こいつらは……!」
ジル「友好的な相手ではなさそうね。
……ゾンビでもないようだけど」
クリス「ジル、例の……"タナトス"じゃないだろうな?」
ジル「それは違うと思うわ。
でも、こちらに敵意があるのは間違いないようね」
ジェネシス
ジル「ジェネシスでも解析不能……。
この世のものではないのかもね」
クリス「日本の渋谷……異世界とつながっているがゆえに
閉鎖された街か。ウワサ通りだ」
ジル「ここがホームグラウンドというんだから、
特務機関・森羅も大変ね」
零児と小牟
クリス「時間的にはそろそろだ。
いつもの二人が迎えに来てくれるはずだ」
ジル「まったく……
他に人はいないのかしらね、あの組織は」
クリス「そう言うな、ジル。
……合流の前に露払いをしておこう」
ジル「了解よ、クリス」
(ジルがクリスに近寄ってユニットを組む。勝利敗北条件表示)
(バス停前にカマイタチ・紅が3体出現する)
???「………………」
ジル「まだ来るの……!?」
クリス「あの両手にカマを付けたモンスター……
見たことがないか? ジル」
ジェネシス
ジル「ジェネシスにもデータが残っているわ。
これは……『逢魔』のモンスター……!」
クリス「森羅と敵対する……
モンスターたちの組織か!」
クリス「もしや、最初に現れたモンスターは、
こいつらの仲間なのか?」
(カマイタチの北側にバニーガールが出現する)
???(シース)「オゥ、大正解デース!
さすがBSAA! 確かな分析でありマスネー!」
???(シース)「デスが、そのゴールドチェインには
お触りはナッスィンでアンダスタ~ン?」
クリス「な、なんだ……? このテンションは……」
ジル「あなた……何者なの?
正解ってことは……『逢魔』のメンバーなのね?」
???(シース)「オゥ、ミステイク!
ヒミツだったのデスが、言っちゃいましたネ~!」
???(シース)「……ま、アナタ方には、ここで消えてもらいマスので、
まったくノープロブレム! ですけどネ~」
クリス「ふう……生かして帰すつもりはない、か。
来日早々、ひどい話だが……」
クリス「ともかく、この金の鎖は、逢魔の仕業らしいな」
ジル「タナトス……日本に持ち込まれた新種のウィルスに
たどり着く前に、余計なことに首を突っ込んだようね」
???(シース)「ウィルス……?
ユーたちBSAAがニッポンに来たワケ、ソレデスか~?」
クリス「その口ぶりでは、逢魔はウィルスの件には
関わっていないようだな」
???(シース)「ザッツライト!
でも、チョット面白いハナシ、聞きマーシタ!」
ジル「まさか、ウィルスを横取りでもするつもり?」
???(シース)「……そのトーリ! というワケで、ソーリー。
死んでもらいまショーカネ~!」
???(零児)「待て……!」
クリス「この声は……!?」
???(シース)「オゥ! ナニゴト!? ワッチャネイム!」
(駅の南の道路の東側から龍亀一號が走って止まり、零児と小牟が降りてくる)
零児「逢魔に名乗るまでもない。
……知っているはずだ」
???(シース)「オゥ……アリス・レイジ。
ウワサ通り、なかなかイイ男ネ~!」
小牟「なんじゃなんじゃ! そんなしゃべりで
個性的とか思っとるんじゃないじゃろな!」
???(シース)「ノンノン! そんなつもりありませんのデ~ス!
アホポンなチビギツネは引っ込んでてくだサ~イ!」
小牟「このウサギンジャー、誰がアホポンじゃ!」
クリス「間に合ったようだな、
森羅のエージェント、有栖に小牟」
ジル「これは……トレーラー?
なんて大きさなの?」
小牟「むふふ……
森羅の誇る、超惑星戦車に驚いたようじゃの!」
裏嶋「……局地用特務車両。
名前を付けないで。勝手に」
???(シース)「オゥ、森羅のビッグトレーラー……
モノモノしい物を持ち出してきたものデース」
零児「それはこっちの台詞だ。
この金の鎖……逢魔は何を企んでいる?」
小牟「まったくじゃ。
……つーか、ぬしは誰じゃ! ワッチャネイム!」
シース「シース言います。グッモーニン!
逢魔北米支部のエージェントデース!」
クリス「北米支部だと?
アメリカでの逢魔の活動など、聞いたことがない」
シース「そりゃアタリマエなのネ~。
表で動くの、極東本部のワーキング。OK?」
ジル「極東本部……日本ってことなの?」
零児「つまり、日本で何か大きなことをしようとしている。
……だからこそ、北米の連中も動き出した」
零児「……そうだな? 沙夜(さや)」
(シースの右に沙夜が出現する)
沙夜「あん、お見通しってわけね。ぼうや」
零児「ぼうやと呼ぶな。
……ここで何をしている。この鎖は何だ?」
沙夜「簡単に答えると、お仕事の最中なの。
鎖はヒミツ。……これでいい?」
沙夜「世界を混沌に導くのが、私たち逢魔……。
本部のエージェントは忙しいのよね」
小牟「逢魔の極東本部じゃと?
いつからそんな大層な名前になったんじゃ!」
沙夜「活動の中心は、私たち日本の逢魔だもの。
当然、そういうことになるわけ」
沙夜「あん、言っておくけど……
決して後付けじゃないのよ?」
零児「どうでもいい。
そっちのふざけた奴と、何をしようとしている?」
シース「オゥ、ノー! ワタシのどこがふざけてマスか!
メチャ許さんのデ~ス! ガッデ~ム!」
小牟「くっ、なんちゅうアメリカンテイストじゃ。
さすが北米支部というだけはあるのう……!」
ジル「……そんなことないと思うけど」
クリス「……あんなアメリカ人いないぞ」
シース「照れなくてもOKデスネー!
ワタシのアメリカンドリーム、見せてあげマース!」
沙夜「はいはい、楽しい時間はおしまい。
……と、いうわけで……」
沙夜「ちょっと急だけど、ここでまとめて
始末をつけさせてもらいましょうか」
沙夜「あん、その無駄に大きいトレーラーも、
ここで壊すか、逢魔でもらうかしちゃおうかしら、ね」
裏嶋「あん、そうはいかないかしら、ね。簡単には」
裏嶋「さあ、零児くん、小牟さん!
やっておしまいなさい! 徹底的に!」
裏嶋「BSAAもがんばりなさいね。ベテランなんだから」
ジル「ベテランは余計よ」
小牟「なんでぬしが指揮官的なことになっとんじゃ、裏嶋!」
クリス「車両に乗っているのは、森羅の作戦指揮官なのか?」
零児「ただの課長だ。紹介は後でする」
零児「いくぞ、ここは共同戦線で逢魔を退ける……!」
(零児と小牟がユニットを組む)
(勝利敗北条件表示)
沙夜「あん、ちょっと予定が狂っちゃったけど……
しょうがないみたいね」
シース「オゥ、サヤ。いいのデスか~?」
沙夜「元々、今回は"確認"に来ただけだし、
あの鎖は彼らにはどうこうできないし、ね」
零児「何をこそこそ話している?」
シース「オンナのナイショ話を知りたがるとは、
とんだハレンチボーイネー!」
沙夜「そういうお年頃なのよ。
……さ、次の場所へ行きましょ」
シース「グッバイ! シーユー!」
(沙夜とシースが立ち去る)
小牟「なんちゅうハイテンションじゃ。
ビリビリ来ておったのう……」
零児「シースという奴がどうあれ、
逢魔が何かやろうとしているのは確かだ」
零児(沙夜は「次」と言った。
他にも……この金鎖があるというのか?)
(金色の鎖の側に龍亀一號が移動していて、零児たちが金色の鎖を囲んでいる。裏嶋が金色の鎖を調べている)
裏嶋「ふむふむ……む~ふむ……」
ジル「裏嶋課長、何かわかる?
ジェネシスでは、解析不能だったけど……」
裏嶋「博士、とお呼びなさいね。次から」
裏嶋「……調べるには、装備が足りないのよ。全然。
ただ、一つだけ言えることは……」
クリス「何かあるのか? 博士」
裏嶋「この鎖は、次元の歪曲点……
「ゆらぎ」から来ているらしいってこと」
裏嶋「この世界をつないでいる……
と考えられるのね。どこか別の場所と」
(通信)
裏嶋「……これは、アラーム? 緊急通信の。
ちょっと待ってね」
(裏嶋が龍亀一號に乗り込む)
零児「異世界同士を……接続している……?
逢魔の目的は、そういうことか?」
クリス「だが、そんなことをして、
一体なんになるというんだ?」
小牟「それ自体が目的ということも考えられるが、
何とも言えんのう」
裏嶋「みんな、ちょっといい?
緊急連絡よ。本部から」
零児「なに? 何か起きたのか?」
神室町
裏嶋「……B.O.W.が現れているということよ。
新宿、神室町(かむろちょう)に」
ジル「な、なんですって!?」
小牟「ビーオーダブリューって何の略じゃっけ?」
クリス「バイオ・オーガニック・ウェポン……
特殊なウィルスを利用した生物兵器だ」
クリス「もしや、タナトスは……そこに!?」
零児「タナトス……?
ウィルスの名前なのか?」
クリス「詳しい話は、移動しながらする。
頼む、新宿まで運んでくれ……!」
裏嶋「それじゃ、乗って乗って。
ぶっとばすからね。最高速で」
小牟「この鎖は?
ほっぽっといていいんかい?」
裏嶋「引き継ぎの連絡はしたから大丈夫よ。調査部に」
零児「仕方ないか。
……よし、神室町へ行こう」
ジル「すごいわね……これは何人乗りなの?」
裏嶋「50人、60人はラックラクじゃないかしら。
そして局地での活動を視野に入れた、様々な……」
零児「説明はいい、博士。
神室町まではどれくらいだ?」
裏嶋「オート操縦で安全運転中。
そんなにはかからないと思うけど、多分」
クリス「わかってはいるが……
じっと待つだけというのはつらいものだな」
小牟「気持ちはわかるが、胃をわるくするぞ? クリス」
裏嶋「じゃあ、買い物でもしていく? 時間潰しに」
小牟「買い物? なんじゃ、売店でもあるんかい」
裏嶋「あたくしが発明した装備、余った備品、拾ったパーツ、
必要な物資を売ってあげましょう。特別に!」
零児「備品はダメだろ」
裏嶋「黄龍寺財閥のバックアップを受けているとはいえ、
この龍亀一號の改良には、まだまだ予算がかかるのね」
小牟「ちゃっかりしとるのう……」