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悪を断つ剣たち ~ プロローグ 3 ~

〔戦域:シュラーフェン・セレスト 転送ルーム〕

(奥の扉からハーケンと神夜が入ってくる)
???(ハーケン)「やれやれ。見てみろよ、カグヤ。 また色々と流れ着いてきてるぜ?」
???(ハーケン)「次元転移装置…… 毎度のことながら、 安定してないな」
神夜「……なんかおかしいです、 ハーケンさん」
神夜「この装置から…… 霊力に近い、不思議な 力を感じます」
ハーケン「不思議なパワー……?  俺は何も感じないが…… どういうことだ?」
神夜「まったく異質な力が 流れ込んできてるんです。 もしかしたら、この装置は……」
ハーケン「今まさに、異邦の地…… 別の世界とつながっている?」
神夜「その可能性が 高いと思います」
ハーケン「極めて近く、限りなく遠い世界 と接する場所……」
ハーケン「俺たちの エンドレス・フロンティアは そういう世界さ」
神夜「何が起きてもおかしくない、 ということは……」
神夜「また、大冒険の予感が すること極まりないですね♪」
ハーケン「ふう……。 OK、冒険プリンセス。 無邪気なもんだ」
ハーケン「とりあえず、調べてみようぜ?  邪魔なガレキは掃除がてら、 壊しちまおう」
神夜「はい!  お掃除とか苦手ですけど、 がんばりますね」
(転移装置から防衛システムαが2体出現、目的表示)

〈敵全滅〉

(一番奥の転移装置に転移反応)
ハーケン「なんだ!?  転移装置が……動いている!」
神夜「また、よその世界から 何か送られて くるんでしょうか?」

(一番奥の転移装置にゼンガーが転移してくる)
???(ゼンガー)「ぐ……うう……」
???(ゼンガー)「む……ここは? 戦艦……?  俺はいったい……」
(ゼンガーがハーケンの方を向く)

ハーケン「よう、エトランゼ。 この世界の住人じゃ なさそうだが、どこの誰だい?」
???(ゼンガー)「『この世界』……?  おまえたちこそ何者だ?」
神夜「え~と、あの、はじめまして!  私、楠舞神夜といいます」
神夜「お名前を聞いても いいですか?」
ハーケン「おっと、さすがプリンセス。 そうだな、こっちから 名乗るのが礼儀か」
ハーケン「俺はハーケン・ブロウニング。 エンドレス・フロンティアへ ようこそ、ってな」
???(ゼンガー)(ナンブ、 そしてブロウニング……。 何かの偶然か?)
???(ゼンガー)(そしてエンドレス・ フロンティアだと……?)
???(ゼンガー)「…………」
ゼンガー「……俺はゼンガー。 ゼンガー・ゾンボルト」
ゼンガー「万能戦闘母艦クロガネのクルー。 そして、ダイゼンガーの 専属パイロットだ」
神夜「だいぜんがー……?  なんだかすごく 強そうですけど」
ハーケン「OK、ミスターサムライ。 ……詳しく話を聞いた方が よさそうだ」
ハーケン「前例もあるんでな、これが」

ゼンガー「そうか、おまえたちが……」
ハーケン「「新西暦」って世界と、 このエンドレス・フロンティアは 近い世界らしいな」
ハーケン「どうする? ミスター。 戻るのは簡単だぜ?」
ハーケン「転移装置には、新西暦世界の 座標が残ってるはずさ」
神夜「お時間あるようでしたら、 城下町の方で、お茶でも いかがですか?」
ゼンガー「すまんな、カグヤ・ナンブ。 俺はすぐに戻らねばならん」
ハーケン「OK、ミスターオヤブン。 来る者は拒まず、去る者は 追わずってことにしようか」
ハーケン「すぐに次元転移装置で……」

(入り口側の転移装置からキュービィが2体出現)
???(キュービィ)「………………」
???(キュービィ)「スグ、オナカスイチャウノ。 タベテモタベテモ、タリナイノ」

神夜「ゼンガーさんのお友達ですか!?  すごく物騒なこと極まりない ですけど……」
ゼンガー「仲間ではない。 どうやら、敵のようだな」
ハーケン「ご退場願うとするか。 ……ボス、下がってなよ」
ゼンガー「降りかかる火の粉は、 払わねばならん。 ……己(おのれ)の手でな」
 日本刀
ハーケン「サムライソードか。 バトルは問題なさそうだな」
神夜「え?  これは……霊力?」
神夜「親分さん、その刀…… 見せてもらっていいですか?」
ゼンガー「なに? ……かまわんが、 敵は目の前だぞ、カグヤ」
神夜「すぐに済むと思います」
 日本刀
神夜「……一刀に宿りし霊力よ、 主(あるじ)のために、その姿を ここに顕(あらわ)したまえ……」
(閃光)
ゼンガー「ぬう……!  こ、これは……!」
 霊式斬艦刀
ハーケン「ヒュウ。こいつはとんだ コロッサル・ソードだぜ」
ハーケン「OK、マジックプリンセス、 どんな魔法を使ったんだい?」
神夜「この刀……大事に使われて いたんだと思います」
神夜「親分さんの霊力が 宿っていたんです」
神夜「私は、それを解放した だけですよ」
ゼンガー「うむ……!」
ハーケン「うむ! ……って、 わかってんのかよ、ボス?」
ハーケン「俺にはさっぱりだぜ。 それに、こんなソード、 急に使えるのか?」
ゼンガー「なんの問題もない。 これこそ…… 我が魂の剣(つるぎ)なり!」
ゼンガー「名付けよう、その魂の姿に!」
 霊式斬艦刀
ゼンガー「これぞ…… 霊式(れいしき)斬艦刀……!」
神夜「斬冠刀?  おそろいですね!」
ハーケン「OK、ご機嫌ボス。 お気に召したようで なによりだ」
ハーケン「それじゃ、 始めると……ん?」

(入り口側の中央の転移装置に転移反応)
ゼンガー「まだ来るのか? ……うっ!」
神夜「この霊力……!  強いこと極まりないです!」

(ジェダ=ドーマが出現)
???(ジェダ)「お初にお目にかかる。 異世界の住人たちよ」
ジェダ「私はジェダ=ドーマ。 ドーマ家の当主を 務めている者だ」
ジェダ「ふむ、ここは何という 世界か……訊かせてもらって かまわないかね?」
ジェダ「見目麗(みめうるわ)しくも、 知性なき肉体を持て余す淑女よ」
神夜「な、なんか丁寧に、 すごくひどいことを 言われてるんですけど……」
ハーケン「OK、失言ジェントルマン。 だが、こいつは……」
ゼンガー「うむ、この気…… 人非(あら)ざる者か」
ゼンガー「ハーケン、カグヤ、油断するな。 ……危険な相手だ」
ジェダ「感性のリビドーが、 質的崩壊によりパライソに 達する……わかるね?」
ジェダ「私が望むのは、 『価値ある魂』なのだよ」
ゼンガー「…………」
ゼンガー「もはや問答無用!」
ジェダ「…………!」
ゼンガー「我はゼンガー・ゾンボルト。 悪を断つ剣なり!」
神夜「いつだって、斬冠刀は 悪を断つために輝くんです!」


プロローグ 3
悪を断つ剣たち

ハーケン「………………」
ハーケン「ま、なるようになるか。 成り行きにまかせるさ」
(目的表示)

〈ジェダ=ドーマを撃破〉

(入り口側の一番奥の転移装置の上にジェダ=ドーマがいて、北側にハーケン、カグヤ、ゼンガーがいる)
ジェダ「興味深い。 ここまで強い力を持つ者たちが 異世界にいたとはね」
ハーケン「そりゃどうも。 何を企んでるか知らないが、 好きにはさせないぜ?」
ジェダ「慌てることはないよ。 "救済"は…… まだ始まっていない」
ジェダ「これからなのだからね……」
ジェダ「ではまた会おう。 ……いずれ、一つに なった時にね」
(ジェダ=ドーマが転移する)
ゼンガー「むっ、待てっ!」
神夜「あっ! ハーケンさん!  次元転移装置が!」
(転移装置が爆発し、光が消える)
ハーケン「なんてこった。 あのデビルガイ…… 無茶しやがったな」
ゼンガー「ハーケン、もしや……」
(ハーケンと神夜がゼンガーの方を見る)
ハーケン「そのもしや、さ。 ……装置に負荷がかかりすぎた みたいだな」
ゼンガー「くっ……。 元の世界には戻れぬと いうことか」
ハーケン「ドント・ウォーリーだ。 ウチのマッドサイエンティスト に頼めば解決さ」
神夜「じゃ、修理が終わるまで、 お茶でもしましょう!」
神夜「あ、親分さんは お酒の方がいいですか?」
ゼンガー「……いや、茶でかまわん」


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