(南東にソーマたちが転移してくる)
ソーマ「くっ、またどこかに
飛ばされたのか!?」
レディ「客船……?
どうやら異世界という
わけではないようね」
パイ「私たちだけ?
だいぶ足りないけど……」
(南西側にブルーノたちが転移してくる)
ジェミニ「あっ、
残りの人たちも来たよ!」
ブルーノ「ここは……
バミューダじゃねえか!」
シャオユウ「バミューダ?
警部、この船の名前なの?」
ブルーノ「ああ、捜査のために
乗り込んでたんだよ」
ブルーノ「春麗の姉ちゃん、
フランクやクリスたち……
毒島も一緒だったなあ」
モリガン「若い平八おじいちゃんに、
レイレイちゃんもね」
エステル「あれ? その人たちは……
どこに行ったんです?」
エリカ「全員がここに来たわけじゃ
ないみたいですね……」
パイ「でも、なんでこんな所に?」
春麗「次元がつながっているからよ」
黄龍寺屋敷
春麗「私とモリガンは、
ここから黄龍寺家の屋敷に
飛ばされたんだもの」
仁「俺たちやバツが、
六本木から魔界へたどり着いた
ようなものか」
トロン「本来交わらないはずの次元が、
相互に安定している……?
まずいですわね……」
春麗「とにかく、屋敷に戻りましょう。
確か、そこの噴水から……」
???(リームシアン)「フフフ……」
(北端にリームシアンが出現)
トウマ「…………!」
リームシアン「トウマ。
私に恥をかかせたこと……
忘れてはおらんぞ」
シリル「トウマ、
前にやられてるんだから、
気をつけてよ?」
トウマ「………………」
トウマ「……はい、わかりました」
シリル「え? ちょっと、
トウマ……?」
トウマ「はい、わかりました。
リームシアン様、
どうぞご命令を」
リームシアン「フフフ……そうだ、トウマ。
私が望むもの……
わかっているな?」
トウマ「はい、ボクは
リームシアン様に従います」
シリル「トウマ! またなの!?
もう! トウマ、しっかりして!」
リームシアン「私の口づけで
操れぬ者などいない。
フフフ……」
トウマ「………………」
小牟「なんじゃこれ?
……そういうプレイ?」
ブラックローズ「……マニアックねえ」
ねねこ「いや~んなのだ」
シリル「違うわよ!
トウマは以前、リームシアンに
操られたことがあるの」
アリサ(アミエーラ)「その時の効果が……まだ!?
まさか、刷り込みの
ようなものですか……?」
リームシアン「今の私には……
魔力があふれている」
リームシアン「そのせいかも知れぬな。
ククク……かわいい奴よ」
沙夜「あん、トウマちゃんが
かわいいのは認めるけど、
どうしたものかしら、ね」
バン「ハッ、ケツでもひっぱたい
たればええんや」
うらら「なるほど、画期的な方法です。
では零児さん、どうぞ!」
零児「断る。
それに、そんな単純な
ものでもないだろ」
モリガン「じゃあ……ほぉら」
(モリガンが術を使う)
トウマ「あ、あれ!?
俺……何やってたんだ?」
シリル「トウマ、よかった……」
シリル「モリガン、ありがとう。
……でも、どうやったの?」
モリガン「私も男を誘惑するのは
得意なのよ? その逆もね」
リームシアン「……そうか、
おまえはサキュバスだったな」
リームシアン「フッ、サキュバスには
優秀な者が多いようだ」
アキラ「一時はどうなるかと思ったが、
やっと始められるな」
リームシアン「余興としては
それなりに楽しめたぞ、
トウマ」
トウマ「くっそ~!
馬鹿にしやがって!」
ワルキューレ「リームシアン・ラ・ヴァース。
確かに以前よりも、魔力が
高まっているようですね」
ユーリ「何かいいことでも
あったんじゃねえの?」
リエラ「気持ち的な問題なんだ……」
リームシアン「フフフフ……」
アーサー「魔界で何かを得た?
……放ってはおけんな」
ブルーノ「危ない姉ちゃんだ。
とっ捕まえて事情聴取だな」
リームシアン「ほう、ならば
こ奴らも一緒にか?」
(敵が大量に出現)
フレン「部下を潜ませていたのか!」
ワルキューレ「マーベルランドの
モンスターに、魔界の者たち。
それに……」
ブルーノ「バミューダ族までいんのか。
そいつらは悪魔じゃ
ねーってんだよ」
カイト「リームシアンの所まで……
苦労しそうだね」
クルト「ああ、戦線を押し上げて
行くしかないな」
(目的表示)
(プール内にモロ星人が大量に出現)
トロン「モロ星人!?
モロ星人がどうして
こんな所に!?」
リームシアン「……フフフ、以前も顔を
合わせたはずだぞ?」
うらら「そう言えば、魔界で
モロ星人たちを操っていたのも、
リームシアンでした!」
トウマ「こいつらも、そ、その……
キス……で操ってるのかよ!」
リームシアン「ククク……当然だ。
少し変わった味がしたがな」
アリサ(アミエーラ)「そんな報告しなくていいです。
どん引きなんですけど」
リエラ「一人一人していったんだ……」
零児「もっと効率の
いいやり方はないのか」
リームシアン「なんとでも言うがいい。
まだ、こういうのもいるぞ?」
(プールの北端にココ★タピオカが出現)
エリカ「わっ!
ナタデ★ココさんまで!?」
うらら「すっごくおしい!
正解はココ★タピオカです!」
うらら「リームシアンのセクシー攻撃
の前に、モロ星人たちは
すっかりメロメロのようです!」
クルト「侵略舞踏メカ……。
彼女の力は機械にまで
及ぶというのか!?」
小牟「まったく、
とんだ誘惑光線の
使い手じゃな」
シャオユウ「そんなのデタラメだよ!」
シリル「リームシアン!
どうやって力を手に入れたのか、
教えてもらうわ!」
リームシアン「焦らずとも、わかる。
……この船が着く先にな」
ブルーノ「かーっ、なんだってんだぁ?
イヤな予感がするぜ」
(プールの中心にリームシアンがいて、トウマたちがその前に並んでいる)
トウマ「さあ、話してもらうぜ、
リームシアン!」
シリル「一体何を企んでいるの?
ここは私たちの世界じゃ
ないのよ!?」
リームシアン「フフフフ……。
いずれは、同じになる」
レディ「……どういう意味?
思わせぶりはやめなさい!」
リームシアン「その前に……
私はフィアランドへ戻るがな」
アーサー「魔族領フィアランドの長、
リームシアン・ラ・ヴァース。
貴公にお訊ねする」
ジェダとアスタロト
アーサー「魔王アスタロト、そして
冥王ジェダ=ドーマ。
……一体、何を話した?」
リームシアン「言う必要などあるまい?
それに言ったはずだ。
……じきにわかるとな」
(リームシアンが立ち去る)
バン「ナメくさりおって、
あのチョウチョ女……!
次会うたらムシったるわ!」
ソーマ「"同じになる"……?
何のことなんだ?」
カイト「"リアル"と"ネット"の
境界線がなくなってきている
ような……」
カイト「今の状況を
言っているのかもしれない」
ブルーノ「悩んでたって、
しょうがあんめえ」
ブルーノ「とっとと戻って、
他の連中にも話さなきゃな」
黄龍寺屋敷
ブルーノ「そこの噴水から、
あの嬢ちゃんの屋敷に
戻れるんだったな?」
モリガン「そのはずだけど……
先を越されたかもね」
コブン「も、もしかして~……」
モリガン「そういうこと。
噴水の方から……来るわよ」
(クルトたちが噴水の方を見ると、噴水から光の柱が現れる。閃光後、小吾郎たちが現れる)
美依「よかった!
無事に到着! ってね♪」
ワルキューレ「美依さん。
ちょうどよかったです」
春麗「よくないわよ。
あなたたちがこっちに来て
どうするの!」
ゼファー「ひでえ言われようだな。
助けに来たってのによ」
アキラ「俺たちは、これからそっちに
戻るつもりだったんだ」
ケン「どうやってだ?
こっちだって、美依がいた
おかげで……って、ん?」
大神「そうだ、美依くん。
どうやって、この場所に
俺たちを導いたんだい?」
小吾郎「まったく……そんな大技を
教えた覚えはないぜ? お嬢」
美依「えっと……
それなんだけど……」
ウィラメッテ・ショッピングモール
トロン「なるほど……またあの
ショッピングモールに
行ってたのね?」
レイレイ「なんていうか、
もうアイヤーってカンジ。
ゾンビだらけだったし」
パイ「それで、美依ちゃんの
不思議な力でここに?
……"力"ってなに?」
美依「少し前から……転移のたびに、
体が熱くなるというか……」
美依「不思議な感じが
するようになったの」
リュウ「"気"の力のようなものか?」
神夜「それなんですけど、
霊力……だと思います」
神夜「噴水から次元を移動した時、
美依さんから……」
神夜「華撃団のみなさんや、私、
エステルさんの霊力とも違う、
異質な力を感じたんです」
バツ「霊力……?
根性みたいなもんか?」
エステル「そんな力が……あるんです?」
美依「自覚はないけど……ってね。
あと、根性関係ないから」
ドゥーエ
小吾郎「それが、ドゥーエたちが
思わせぶりに言っていた……
『鍵』ってやつなのかな?」
美依「それはわかんないけど……
無関係……ってわけは
ないよね……」
さくら「異世界を旅する力……
ってことなんでしょうか?」
小吾郎(ドゥーエたちの目的が
お嬢だとして……
何をさせるつもりだ?)
沙夜「………………」
百夜・改
沙夜「百夜・改に近い能力……
って感じじゃないかしら、ね」
黄龍寺屋敷の噴水
ジル「そういえば、
屋敷の噴水を囲んでいたのは、
そいつらだったわね」
美依「怖いね……なんか。
自分じゃよくわからない力」
仁「……美依、
自分の中にある力を……
恐れるな」
仁「その正体がわからんのなら、
なおさらだ」
ゼロ「恐れるのは……
その意味を知ってからでいい」
リエラ「恐ろしい力じゃないよ。
だって、その力で私たちを
助けに来てくれたじゃない」
ブラックローズ「調べればいいのよ。
アタシやカイトなんか、
自分の体でもないのよ?」
ハーケン「OK、ヴァーチャルガール。
説得力があるな」
平八「医療チームを編成して、
調査に協力してやろう。
フフフ……」
デビロット「次元移動怪人として、
強化改造を……」
零児「却下だ。そういうことなら、
森羅が預かる」
美依「みんな……」
小吾郎「よしなに、お嬢。
お人好しがたくさんいるんだ。
一人で抱え込むなよ」
美依「うん……。
ありがと、みんな」
美依「よぉし、ウジウジしてたって
しょうがないし!
とにかく帰りましょ、ってね!」
黄龍寺屋敷
美依「精神統一して……
お屋敷を思い浮かべつつ……」
エリカ「お祈りの時は、
呼吸も整えた方がいいですよ」
小牟「短く二回吐いて、三回目に
長く吐くんじゃ。
それを繰り返すんじゃぞ?」
美依「……ひっ、ひっ、ふ~。
ひっ、ひっ、ふ~」
シャオユウ「産まれる!
それだと何か産まれるから!」
シリル「産むのも、転移するのも
ちょっと待って!」
リームシアン
シリル「さっきリームシアンが
言ってたこと……
気になるのよ」
クリス「"この船が行きつく先"……
と言っていたな」
ジェダ
デミトリ「リームシアンは
冥王ジェダ=ドーマとも
関わりがあった」
ゼンガー「……奴か。
情報は掴んでおくべきだろう」
トウマ「じゃあ、目的地に着くまでは、
こいつに乗ってなきゃ
いけねえってことか?」
エックス「船の速度を俺たちが
自由にできない以上、
そうなるな」
ジュリ「マジかよ。
退屈なのはカンベンだぜ?」
ブルーノ「それじゃ、
しばらく船旅を楽しむか。
バーで時間を潰すかな」
リンドウ「お、そいつはいいな、警部。
ひとつ、お付き合いしますか」
ユーリ「よう、俺も混ぜてくれよ。
フレン、久しぶりに
一杯やるか?」
フレン「かまわないよ、ユーリ。
こういう機会はなかなか
ないからね」
エステル「じゃあ私は……
牛乳でお付き合いします」
リーンベル「あ、私も! 私も!」
ダンテ「ストロベリーサンデーは
あるんだろうな?
ピザでもいいんだが……」
ジェミニ「じゃあボクは
ステキなステーキ!
なんちてなんちて!」
アリサ(ボスコノビッチ)「そうだ!
プールに水を入れませんか?
KOS-MOSさん、どうでしょう?」
KOS-MOS「現在の躯体は、
水中用のものではありません」
T-elos「情けないぞ、KOS-MOS。
耐水処理も満足にできて
いないのか」
毒島「……おまえたち、
アンドロイドだろう。
率先して水に入りたがるな」
クルト「水泳か。
よし、この機会に記録を
更新するか」
イムカ「記録……?
勝負だというなら、
黙ってはいられない」
ブラックローズ「「1Cのマーメイド」の異名を持つ
アタシも黙っちゃいないわよ!」
ねねこ「ねねこは悩殺水着で
勝負に出るのだ!」
うらら「では、私も着替えまして、
ハゲシク、実況をしてみたいと
思います!」
神夜「あ、私も泳ぎたいこと
極まりないです!」
リエラ「神夜さん、
勝負は放っておいて、
一緒に泳ぎましょ?」
沙夜「あん、夜のプールって……
なんかインモラルよ、ね」
ヴァシュロン「おお! おお……っ!
グレネードたち……!
そうじゃないのもいるが」
小牟「ここでまさかの水着回とはの。
ほれほれ、フランク。
わかっちょるな?」
(フランクはファインダーを覗いている)
フランク「………………」
アリサ(アミエーラ)「ちなみに、
ありませんからね」