イムカ「……すまない」
クルト「イムカ、大丈夫か！？」
イムカ「……そんなに
心配することはない」
リエラ「作戦中だから、
詳しい話はあとでね！」
イムカ「了解。
戦線に復帰する」
（イムカが立ち去る。目的表示。ユニット設定）
アリサ(ボスコノビッチ)「プログラムエラー発生……
緊急メンテナンスの
必要性を認めました」
アリサ(ボスコノビッチ)「自律モードに移行、
余剰パーツを切り離し、
緊急離脱するずら」
（頭を取ってから、アリサ・ボスコノビッチが立ち去る）
ザベル「おっと、粘りすぎた！
これ以上はヤバいぜェ！」
ザベル「レイレイちゅわんだけは
助けたかったが……チィッ！」
（ザベル＝ザロックが立ち去る）
ネクロン「そろそろ逃げようかねえ、
オミコン」
（ネクロンが立ち去る）
オミコン「切り上げるかねえ、
ネクロン」
（オミコンが立ち去る）
アスタロト「ここまでか……。
直々に手を下したかったが」
アスタロト「さらばだ、アーサー。
もう会うこともあるまい！」
（魔王アスタロトが立ち去る）
アーサー「待て、アスタロト！」
アーサー（こちらは像をすべて
破壊すれば問題ない……）
アーサー（なのに、
あの余裕はなんだ……？）
（奥の双頭の魔人像の色が紫になり、動き出す）
（アーサーたちが双頭の魔人像の前に集まっている）
ソーマ「残すは、こいつだけか」
美依「なんか、すんごい活発に
なってない？ これ」
ダンテ「魔人像が破壊され、
行き場を失った魔力が
集中してるのさ」
バツ「おい、じゃあこいつを
ぶっ壊したらどうなるんだ？」
デミトリ「媒体を失えば、
魔力は霧散するはずだ」
平八「そうと決まれば、
やることは一つじゃ」
クルト「だが、他の像と同じように
いきそうにないな。
爆薬を増やすべきか」
アーサー「ん？ なんだ？
魔人像の足もとに……」
（アーサーが双頭の魔人像の足もとへ移動）
アリサ・ボスコノビッチの首
アリサ(ボスコノビッチ)「こんにちは！」
シャオユウ「わあっ！ アリサ！？」
アリサ(ボスコノビッチ)「シャオさん！
マスターもお元気だった
でしょうか？」
仁「アリサ、
俺がわかるのか？」
アリサ(ボスコノビッチ)「私の本体はボディの方です。
今は更新前のデータを
使っています」
小吾郎「助けた方がいいかな？
アーサー、その首……
よしなに」
アーサー「わかった。
これからこの像を爆破する。
拾って離れるぞ？ お嬢さん」
アリサ・ボスコノビッチの首
アリサ(ボスコノビッチ)「お手数をおかけします」
（轟音と共に揺れ始める）
リュウ「な、なんだ！？」
モリガン「魔力が……急激に！？
アーサー！」
（双頭の魔人像がスパークを発し始め、全員が行動不能になる）
レディ「これって、私たちが
捕まった時と同じ……！？」
ユーリ「トラップだってのか！？
ここまで来て……！」
ゼファー「油断しちまってた……！
このままじゃ時間が……！」
アリサ・ボスコノビッチの首
アリサ(ボスコノビッチ)「この石像を爆破できれば
よいのけ？」
アリサ(ボスコノビッチ)「私の頭部は爆弾ですから、
このまま爆発させれば……」
アーサー「時間がない、
やってもらえるか？」
レイレイ「アーサーさん！？
ダメ！ 近すぎるよ！」
アーサー「とはいえ、
動けないのではな」
バン「なにか手はないんかい！」
イムカ「何をするにしても……
時間が……ない……！」
アーサー「頭だけのお嬢さん、
やってもらえるか？」
アリサ・ボスコノビッチの首
アリサ(ボスコノビッチ)「……よろしいのですか？」
エステル「そんな！
アーサーさん、ダメです！
そんなの……ダメです！」
リエラ「あきらめないで！」
アーサー「あきらめちゃいない。
……これでいいんだ」
アーサー「魔界との戦いはまだ続く。
……おまえさんたちなら、
大丈夫さ」
アーサー「ワルキューレ、
あとのこと……頼む」
ワルキューレ「………………」
ワルキューレ「……わかりました」
アリサ・ボスコノビッチの首
アリサ(ボスコノビッチ)「スパムボム、出力最大……！」
（アリサ・ボスコノビッチの首が爆発し、双頭の魔人像が壊れる）