ジュリ「チッ、油断したか……！
覚えてな……！」
（ハン・ジュリが立ち去る）
アリサ(ボスコノビッチ)「損傷大。
これより任務遂行のため、
独自に行動するずら」
（アリサ・ボスコノビッチが立ち去る）
ファントム「………………」
（クロスゲートが安定し、輝きだす）
ハーケン「クロスゲートが……
開いた！？」
（ファントムとハーケンたちがクロスゲートの周りに集まっている）
ファントム「………………」
リンドウ「やっと止まったか。
まったく、タフな奴だ」
ハーケン「OK、いい子だ、
ミスターファントム」
ハーケン「バグった回路は
外してやるから、
おとなしくしなよ」
ジェミニ「半分バグって、ハンバーグ。
……なんちてなんちてー！」
ファントム「………………」
（ファントムがクロスゲートの中央に移動し転移する）
神夜「あっ！
飛び込んじゃいましたよ！？」
バン「おいコラ、ジェミニ！」
ジェミニ「オーマイガー！
ボクのせいなの！？」
（クロスゲートが不安定になる）
ソーマ「待て、ゲートの様子が
おかしいぞ」
デミトリ「魔力の流れが……
途絶えたか」
ハーケン「なんてこった、
戻れなくなっちまった」
神夜「ど、どうしましょう、
ハーケンさん」
ねねこ「また異世界のお客さんが
取り残されたのだ。
どうなっているのだ？」
（美依が少し前に進む）
美依「ちょっと、
動きなさいってね！」
ゼファー「やめとけよ、美依。
危ねえっての」
（クロスゲートが安定し、輝きだす）
さくら「……動いた！？」
さくら（今……美依さんから
霊力が……？）
小吾郎「お嬢！
今、何をしたっ！」
美依「え？ え？
知らないって！」
美依「……あっ！」
（美依以外の者がクロスゲートに吸い込まれ、
最後に美依がクロスゲートに吸い込まれると、クロスゲートが不安定になる）
（上のモニターの下に沙夜、毒牛頭、毒馬頭、
アイン・ベラノス、ドライ・ベラノス、ドゥーエ・フラベルムが出現する）
ドゥーエ「見た？ 今の力」
沙夜「興味深いけど……
どうするの？
私は渋谷へ向かうけど」
ドゥーエ「あの娘を追うわ。
見ておかないと……
っていうか？」
沙夜「じゃ、ゴズィにメズィ。
百夜・改の制御について、
よく学んでおいてね」
沙夜「ベラノス兄弟ちゃんたちと
ケンカなんかしちゃダメよ？」
毒馬頭「了解しました」
毒牛頭「ケンカにもならねェ
相手でさぁ！」
ドライ「なんだと、てめェ……。
オレ様たち兄弟を
なめてんのか」
アイン「やめとけよ、ドライ。
疲れるだけだわな」
ドゥーエ「……うまくいくと思う？」
沙夜「あん、それなりに、ね」