(中央に鎖をかけられたアウラの像がある。
閃光の後、中央の像の前に、ゼファー、リーンベル、リンドウが出現)
???(ゼファー)「ぐ……うう……。
いてて……」
???(ゼファー)「何が起きたんだ!?
おい、ヴァシュロン、
ここどこだよ!?」
リンドウ「ん~?
俺にもさっぱりわからん」
リンドウ「ただ、この像やイスを
見る限り……教会っつーか、
礼拝堂って感じだな」
???(リーンベル)「そうだね。
でも、私たちは神学校に
行ったはずなのに……」
???(リーンベル)「……って、ゼファー!
この人ヴァシュロンじゃ
ないよ!?」
ゼファー「なんだって……!?
リーンベル、そいつから
離れろっ!」
リンドウ「落ち着け、落ち着け。
こちらに敵意はない」
リンドウ「あ~、俺はリンドウ。
雨宮リンドウってもんだ」
リンドウ「フェンリル極東支部所属、
階級は……
少尉、だったか?」
ゼファー「軍人かよ。
でもフェンリルとか
聞いたことねえぜ?」
リーンベル「それに……その腕、
どうなってるんですか?」
リンドウ「まあ……いろいろとな。
おまえたちも、その銃……
民間人じゃないな?」
ゼファー「『日本』に『アラガミ』。
……聞いたことないな」
リンドウ「歯車みたいな階層都市、
『バーゼル』?」
リンドウ「それに報酬で仕事をする
『PMF』? ……う~ん」
リーンベル「リンドウさんは、
どうやってここに?」
教会跡地
リンドウ「それがなあ。任務で教会の
跡地に向かっていたんだが……
突然目の前が光ってだな」
ゼファー「気付いたらここにってこと?
俺たちと同じじゃん」
リーンベル「私たちも仕事で神学校に
行ったら、急にここに……」
(入り口方向に敵が見える)
リンドウ「おっとぉ、なんだぁ?
こいつらは」
ゼファー「いや、俺たちには
なじみの連中だ。
……うぜーな、まったく」
リーンベル「バーゼルをうろついてる
モンスターだね」
リンドウ「……ってことは、少なくとも
ここは、おまえたちの来た場所
とはつながってる、ってことか」
ゼファー「そういうことみたいだね。
とりあえず、ぶっ飛ばすか」
リーンベル「ちょ、ちょっと待って!
メイク直させて」
リンドウ「おいおい……
オシャレはわかるが、
あとにしてくれ」
リーンベル「メイクをしていると
気持ちが強くなるんです」
リーンベル「泣いたらグチャグチャに
なるから……泣くな、私!
みたいな」
リンドウ「なるほど、
女は化粧でバケる、か。
ウチの女性陣にも勧めてみるか」
ゼファー「ウゼーだけだって。
戦いのたんびにペタペタ
やられてさ」
リンドウ「まあ、今回はひとまず
大目に見てやりますか」
リンドウ「さ~て、そんじゃ、
おっぱじめるか!」
ソーマとアリサ
リンドウ(ソーマ、アリサ。
どこにいるか知らないが……
無事でいろよ)
(目的表示)
(東端に小牟たちが出現)
フランク「なんだ? またどこかに
移動したみたいだな」
エリカ「女神様の像がありますよ!
やっぱり、神様はいつも
見護ってくれてるんですね!」
美依「はぁ、ホントに見てるなら、
こんな目に遭わない
んじゃない? ……ってね」
小吾郎「ここは礼拝堂……かな?」
ジェミニ「え? 本当?
モンスターが普通にいるけど!」
バン「ん……?
バケモンども以外に、
人がおるで」
ゼファー「なんだ、こいつら?
どこから現れやがった!」
リーンベル「あっ!
ヴァシュロン!?」
ヴァシュロン「よぉう、おまえら!
……無事だったようだな」
リンドウ「よう、ソーマ、アリサ。
救助はありがたいが、
ずいぶんと大所帯だな」
ソーマ「てめえの救助隊じゃねえ。
……とりあえず、
生存は確認できたか」
パイ「捜してた人たちは
一度に見つかったようね」
アリサ「リンドウさん、よかった!」
春麗「次の問題は、
ここがどこかってことね」
トロン「この感じ……なにかしら。
違和感があるというか、
覚えがあるというか……」
コブン「トロン様ぁ、
分析してみますかぁ?」
小牟「むむ? なんじゃ?
この場所……
見覚えがあるような?」
零児「任務でか?
俺は覚えがないが」
ゼファー「ヴァシュロン、
そいつらは?」
ヴァシュロン「とりあえず味方だ。
なかなかの逸材
ぞろいだぜ?」
小吾郎「どういう意味の
逸材なんだかね」
リンドウ「なんだかわからんが……
腕は信用できるのか?
ソーマ」
ソーマ「……まずまずだ。
アラガミとも戦(や)れる」
リンドウ「ほぉう、そりゃすごい。
アリサ、いい人材がいたら、
スカウトしていいぞ?」
アリサ「もう、リンドウさん。
自分でやってくださいよ」
モリガン「うふふ、そういうご本人の
実力はどうなのかしら?」
レイレイ「右腕がカッコイイのは
わかるケドね!」
リンドウ「あ~、俺か?
まあ、そこそこじゃないか?」
リンドウ「んじゃま、ここはひとつ、
お互いの腕前を
見せるとしようや」
アキラ「ああ、いいぜ。
話はその後だ」
(目的表示、ユニット設定)
(南側から敵が出現)
ソーマ「チッ、まだ増えるか」
モリガン「始めて見る敵ね。
……少し魔界の
住人に似てるけど」
ジェミニ「もしかして、
またバーゼルって
とこのモンスター?」
ゼファー「いや、見たことねえ
奴らだぜ」
エリカ「巴里の怪人さんたち
とも違いますね」
小牟「んん~!?
わしは戦った覚えが
あるような? 任務中に」
零児「さっきから何を言ってるんだ。
俺は覚えがないぞ」
小牟「わしの単独任務の時かも
しれんのう……」
コブン「エネルギー反応!
また何か転移してきますぅ!」
(南端にカイトとブラックローズが出現)
???(ブラックローズ)「いたいた!
やっと他のPCが見つかった!」
???(カイト)「待って。何かおかしいよ。
……どうみても、みんな
仕様外のデザインをしてる」
小吾郎「なんだ? えらくファンタジー
風味なカッコだけど、
この世界の住人かな?」
???(ブラックローズ)「もしかして……違法PC?
アタシたちがログアウトでき
ないのって、こいつらが……」
???(カイト)「可能性はあるね。
とりあえず、話をしてみよう」
???(カイト)「あの、あなたたちは誰ですか?
そのPCは一体?」
美依「PC?
何のこと言ってるの?」
小牟「………………」
小牟「あれは……
そうじゃ! カイトじゃ!」
小牟「ドットハッカーズの
カイトに、ブラックロー……
なんとかじゃ!」
ブラックローズ「ブラックローズよ!
あと一文字くらい
がんばんなさいよ!」
カイト「ぼくたちを知ってる……?」
小牟「どこかで見たことあると
思っとったが……
ここは『ザ・ワールド』!」
小牟「ネットゲームの中……
いわゆる電脳空間っちゅう
やつじゃぞ!」
トロン「電脳空間……サイバースペース?
なるほど! この感じ、
そういうことでしたのね!」
小牟「つ、ついに誰もが夢見た、
モニターの中に入る方法が!?
小牟、感激!」
ブラックローズ「やっぱハッカーかなんかね。
……異常に盛り上がってるけど」
カイト(モニターの中に……入る?
このPC……いや、
この人たちは、まさか!?)
美依「ネットゲーム?
小牟、詳しいじゃない」
美依「あらあらぁ?
仕事中に遊んでるの?
ってね」
小牟「ネットの平和を守るべく、
日々巡回をしておる!」
ブラックローズ「それって、サボリじゃ……」
小吾郎「おばあちゃん、上機嫌で問題
発言してるけど、いいのかな?
エージェントさんよ」
零児「小牟への仕置き……
何か別の手を考えるか」
美依「おしおきはあとで、ってね。
とりあえず、カイトってコ
たちは味方ってことよね?」
ブラックローズ「なんか勝手に話が
進んでるけど……いいの?
カイト」
カイト「うん、ここは協力して戦おう。
ブラックローズ」
カイト「この人たちを助けて……
事情を訊かなくちゃ」
ブラックローズ「わかったわ。
じゃ、始めましょ!」
アウラ
カイト(アウラ……)
カイト(この『ザ・ワールド』で……
また、何か起ころうとして
いるのかい……?)
(目的表示)
(鎖をかけられた像の奥にスケィスが出現)
???(スケィス)「………………」
カイト「スケィス!?
そんな! 八相は……
あの時すべて……!」
スケィス「………………」
アキラ「こいつはなかなか、
骨がありそうだぜ」
カイト「気を付けて……!
あいつは、スケィスは!」
ヴァシュロン「ヤバい奴なのか?」
カイト「かつて、この『ザ・ワールド』を
襲った『波(なみ)』……
その中の一体なんだ」
パイ「『波』……?」
小牟「前に大規模な
サーバーエラーが出た時と
関係あるのかの?」
カイト「あいつが……
すべての始まりだった」
ブラックローズ「こ……こんだけヘンなことに
なってるんだから、
いまさらスケィスが何よ!」
ブラックローズ「話はあと!
あいつをぶっ飛ばすわよ!」
スケィス「………………」
(スケィスが転移する)
カイト「スケィス……!」
ブラックローズ「なんなのよ、アイツ!」
カイト「……ブラックローズ、
気づいたかい?」
ブラックローズ「え? なに?」
カイト「アウラの像に……
"鎖"がかかってる」
ブラックローズ「それがどうし……あっ!」
アウラ
カイト「……アウラの身に、
何かが起こっているんだ」
カイト「"あの時"と同じように。
スケィスは、おそらくは
それと関係してる……!」
リンドウ「片付いたな、やれやれ」
カイト「みんなが戦える
人たちでよかった」
ブラックローズ「意外と強いじゃない」
レイレイ「トーゼン!
ダークハンターを
甘く見ちゃダメだよ」
アリサ「さあ、
静かになったところで
本題に入りましょう」
トロン「カイト、
ここがサイバースペース
というのは信じるわ」
リーンベル「納得できる
理由があるの?」
サイバースペース
トロン「私たちの世界にも、
"電脳空間"にダイブする
方法があるからですわ」
フランク「俺たちは知らないうちに、
ダイブってやつを
やっちまったわけか?」
バン「なんや、ようわからんのう。
ゲームっちゅうと、
あのピコピコのやつやろ?」
春麗「詳しく話をしてもらえる?
よくわかってない人にも、
できればわかるように」
カイト「わかりました」
(アウラの像の前にカイトたちが集まっている)
小吾郎「『ザ・ワールド』ね。
CC社が作った、
ネットゲームの世界か」
レイレイ「うう~ん、
ナニがなんだか……」
ジェミニ「ボクもさっぱりだけど……
とりあえず出る方法は?」
カイト「ぼくたちもログアウト……
え~と、この世界から
抜け出せなくなってるんです」
ブラックローズ「このままじゃ"未帰還者"に
なっちゃうわよ……」
エリカ「みきかんしゃ?」
カイト「『ザ・ワールド』に
ログインしたまま、リアルで
意識不明になることです……」
フランク「そうか、俺たちはともかく、
君たちは"本人"では
ないんだったな」
アキラ「カイトが中学生で……
ブラックローズが
高校生だったか?」
モリガン「あら、若いのね。
……会ってみたいかも」
小牟「じゃが、その事件は、
ぬしらが解決したはずじゃろ?」
スケィス
カイト「さっき戦ったスケィス……。
あの敵は、その時の事件で
倒したはずなんです」
春麗「同じことが
また起こっていると?」
カイト「……もしかしたら、
それ以上のことが」
ブラックローズ「大体、生身の人たちが
入ってきてること自体、
大事件なんだし」
バン「そうや、ワシらは
どないなっとんのや」
カイト「それを確かめるためにも……
"彼女"に会わなきゃ」
美依「彼女ぉ!?
ちょっと、デートは
後にしてってね!」
美依「まったく……
最近の中学生はなんなの?」
アウラ
カイト「ち、違うよ!
彼女というのは……」
マク・アヌ
ブラックローズ「何やってんだか。
ほら、まずはマク・アヌに
戻るわよ!」
(カイトたちが転移する)
(中央の台座の側にシゾーが出現)
シゾー「ここはどこピョン?」
教会跡地
シゾー「そのボロい教会から……
どうしてこんな所へ来た
ピョンか?」
(シゾーの後ろにドゥーエが出現し、振り向いたシゾーが少し後ずさる)
ドゥーエ「あら、どうも。
……少しお話しない?」
ドゥーエ「アタシ、あなたに興味が
あるっていうか?」
シゾー「このシゾー様に?
オマエは何者ピョン……?」